こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。
もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!
勝負の明暗 はここだった!
【 アルテミスS 2017 】における勝負の明暗( キングS 予想含む )
今年のアルテミスSは上手く乗った順に決まったって印象。とりわけラッキーライラックは操作性が良さそうで、オルフェーヴル産駒は父似の見た目とは裏腹にレース振りは優等生が多い。トロワゼトワルはあの運びからでも抜け出してくるかと思ったけどな。ここ数年ほどの大物は潜んでなかった気がする。
— アンカツ(安藤勝己) (@andokatsumi) 2017年10月28日
上記、安藤勝己氏の見解通り・・・レッツゴードンキ、メジャーエンブレム、そして昨年の覇者リスグラシューに続く存在はいなかった【アルテミスS 2017】
1着ラッキーライラック⇒レベルは疑問も勝ったことを評価。
タイトルこそ厳しい言い方とはなったものの、勝ったラッキーライラックは、雨でぬかるんだ馬場をモノともせずに走りきったのだから立派。こういう馬場で上位に来た馬は、心のどこかに留めておきたい。
鞍上の石橋脩騎手も同馬を高く評価しているだけに、案外、クラシックまで活躍できる可能性もあるだろう。
2着サヤカチャン⇒ クロコスミアのように。
まさに道悪巧者というタイプだけに、天候が味方した上での好走と判断したい。クロコスミアのように先行力があるので力の要る馬場では要注意だろう。
【アルテミスS 2017】次走への指針がここにある。
4着・・・トロワゼトワル
軸にした同馬だが、道中はかかりにかかるなど、能力を出し切っていないのは事実、、、だとしても馬券圏内には入るほどの実力があると踏んでいただけに残念な結果だった。
とはいえ、まだまだ2歳牝馬の若駒だけに、長い目で見たいところだ。名馬というのは簡単には生まれないモノだいうことを改めて思う。
【アルテミスS 2017】を見逃した方は下記からご覧下さい。
【アルテミスS 2017】のレース後の関係者のコメント
レース後のコメント
1着 ラッキーライラック(石橋脩騎手)
「前走も好位からの競馬でしたが、周りに左右されないような位置で、折り合ってレースをしたかったです。途中、下がぬかるんでいて力んで走っていましたが、直線の反応は良かったので、先頭のサヤカチャンはとらえられると思っていました。新馬戦の時からすごい馬だと思っていたので、このまま順調にいってくれればと思います」
(松永幹夫調教師)
「新馬戦と同じように強い勝ち方だったと思います。敏感な馬なので、今後はうまく調整していきたいです。一度リフレッシュさせて、今後のレースはその後に決めることになります」
2着 サヤカチャン(松岡正海騎手)
「いいレースができました。ハナにこだわっていたわけではないですし、マイペースで行くことができました。まだ成長の余地がありますね。距離はマイルがベストでしょう」
3着 ラテュロス(秋山真一郎騎手)
「マックスのスピードになるまでに時間がかかってしまいました。ストライドの大きな馬なので瞬発力が求められるレースになると厳しいです。もっと距離のあるレースが合うと思います」
5着 スカーレットカラー(太宰啓介騎手)
「勝ち馬の後ろにつけられて、上手に走れました。コーナーもうまくこなしてくれました。テンションが上がりすぎなければ良いと思います」
6着 トーセンブレス(C・ルメール騎手)
「まだやわらかい馬です。良い形で進められたのですが、直線では他の馬についていけませんでした。距離はこのぐらいが合っているでしょう」
8着 ダノングレース(蛯名正義騎手)
「今日はテンションが高かったです。馬体重が減っていたこともよくなかったです」
12着 シスターフラッグ(北村宏司騎手)
「ついていくのに苦労しました。余裕がなかったので最後もジリ脚でした。もう少し距離があってもいいかもしれません」
(via ラジオNIKKEI )