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ホーム勝負の明暗スプリングステークス 2021【回顧】勝ち馬は皐月賞でも!次走への一言メモも

スプリングステークス 2021【回顧】勝ち馬は皐月賞でも!次走への一言メモも

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】スプリングS 2021 における勝負の明暗

2021年 3月21日(日) 2回中山8日 天候 : 雨  馬場状態 : 重
【11R】 第70回フジテレビ賞スプリングS
3歳・オープン・G2(馬齢) (牡・牝)(国際)(指定) 芝 1800m 15頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
8 14 ヴィクティファルス 牡3 56 池添謙一 1.52.0 08-08-09-09 36.1 3 7.1 480 +2 (栗)池添学
4 6 アサマノイタズラ 牡3 56 嶋田純次 1.52.0 06-06-06-02 36.2 7 21.2 500 +10 (美)手塚貴久
6 10 ボーデン 牡3 56 川田将雅 1.52.3 1 3/4 04-03-04-05 36.8 1 2.4 480 -2 (美)木村哲也
6 11 イルーシヴパンサー 牡3 56 横山典弘 1.52.5 1 1/4 06-03-04-06 36.9 8 22.4 470 -8 (美)久保田貴
3 4 ヴェイルネビュラ 牡3 56 戸崎圭太 1.52.6  3/4 10-09-06-06 36.8 5 16.2 492 -2 (美)大竹正博
2 2 ワールドリバイバル 牡3 56 菱田裕二 1.52.7 クビ 01-01-02-01 37.6 10 36.4 506 -2 (栗)牧田和弥
1 1 ランドオブリバティ 牡3 56 三浦皇成 1.52.7 クビ 04-06-03-02 37.4 2 3.9 464 -4 (美)鹿戸雄一
5 9 ロードトゥフェイム 牡3 56 木幡巧也 1.52.8 クビ 08-09-09-06 36.9 4 8.3 470 -12 (美)尾形和幸
8 15 セルジュ 牡3 56 菅原明良 1.52.9 1 11-09-11-10 36.7 15 257.7 482 -8 (美)中川公成
10 7 13 アールバロン 牡3 56 北村宏司 1.53.2 1 3/4 02-02-01-02 38.2 11 64.7 488 -4 (美)伊藤大士
11 7 12 ビゾンテノブファロ 牡3 56 原優介 1.53.7 2 1/2 14-13-11-12 37.5 14 179.2 476 0 (美)小桧山悟
12 5 8 オンザライン 牡3 56 横山武史 1.53.8  3/4 12-12-14-14 37.0 13 114.5 444 -10 (美)大和田成
13 3 5 レインフロムヘヴン 牡3 56 石橋脩 1.53.8 クビ 15-15-15-14 36.8 6 16.8 456 +2 (美)堀宣行
14 4 7 ニシノオイカゼ 牡3 56 勝浦正樹 1.54.1 1 3/4 03-03-06-12 38.3 12 108.4 482 -6 (美)武市康男
15 2 3 ヴィゴーレ 牡3 56 丸山元気 1.54.2  1/2 13-13-13-11 37.7 9 24.6 460 -8 (栗)松永幹夫

 

【スプリングS】終了の時点で【皐月賞】出走馬の大体の顔ぶれは見えてきた。

恐らく、最も注目を集めそうなのは【共同通信杯】を完勝したエフフォーリア。単に勝利したという事実以上に余裕タップリの内容からも人気を集めそう。

その他なら【弥生賞】組から。G1馬ダノンザキッド陣営あたりも逆襲に燃えるはず。

【ホープフルS】から直行のオーソクレース、大器と噂のディープモンスターも出走なら面白い存在になりそうだ。

参考⇒弥生賞 2021 回顧

 

例年以上に混戦の世代だけに、名前を挙げればキリがない。

これがまた、楽しみなところでもある。

では!今回の【スプリングS】組、特に勝ち馬ヴィクティファルスをどう評価すべきか?

本番でも通用するのか?そうでもないのか?

 

ヴィクティファルスの評価は?

では、早速私たちの結論をお伝えしよう。

本番でも確実に通用!勝ち負けの可能性まである!

これが、率直な思いだ。

そもそも、前走【共同通信杯】の時点から大物ぶりを出している。

優勝したエフフォーリアには0.4秒差をつけられての2着だったが、優勝馬がデビュー3戦目だったのに対し、こちらは新馬勝ち直後の参戦。

この時期の若駒は経験が少ないだけに、実戦を走ったことで大きなアドバンテージを得る。

それを思えば、よくぞ0.4秒差にまとめたと見てよい。

 

本当は中山向きなのだ

エフフォーリアと接戦経験

それほどの馬にもかかわらず、ここは3番人気にとどまった。

恐らくその理由は単純で

浅いキャリアの中での【共同通信杯】の好走=東京向き

と考えた方が多かったからなのだろう。

だがこの馬、実は中山向きなのだ!

今回、軸馬の1頭としてヴィクティファルスを指名したキングスポーツ。コース適性の話については、ご利用中の有料会員様への解説の中で記した。

実際の文章を転載してみよう。

━━━━━━━━━━
むしろ中山で
14番ヴィクティファルス
━━━━━━━━━━
前走は重賞【共同通信杯】で2着に好走。そのため「実績は認めるが、広い東京から狭い中山にかわってどうなんだ?」という声も出てくるだろう。
だが、心配はいらない。私たちの結論は「むしろ中山は合う」

そう考える根拠は「フォーム」にある。管理する池添学調教師が「ピッチ走法でコーナリングは上手」と語っているが、全くの同感だ!仮に道悪になれば、より一層ピッチ走法は力を発揮するに違いない。
重賞2着に好走するほどの実績の持ち主が、より条件の合う舞台で戦うとなれば!上位争いへ!

 

道悪も向いたとは思うが

上の解説分の中でもあるが、ピッチ走法だけに重馬場が向いた部分もあっただろう。(広いストライド走法だと上滑りしやすい)

だが、仮に良馬場だったとしても、キッチリと差していたと推測する。

着差こそ2着馬とは頭差だが、折り合いを大事にして敢えて後方で乗っていたようだから、動く気ならいつでも動ける余裕があったということだろう。

 

中山が向く

さて【共同通信杯】2着&【スプリングステークス】で優勝!

この実績だけでも、文句なしで本番の主役候補と言えるだろう。それに加えて中山適性の高さだ。

繰り返すようだが、例年以上に混戦の世代。

それだけに、単純な能力比較だけではなく、プラスアルファが勝負を分けるとみる。

ヴィクティファルスにとっての中山適性はまさにそれ!だからこそ

本番でも確実に通用!勝ち負けの可能性まである!

と上で記したのだ。

 

あとは体調だけ

強いて気になる点を挙げるとすれば体調だろうか。

いくら快勝したとはいえ、さすがにタフな重馬場の中で重賞を走ったダメージは小さくないだろう。

状態面がハッキリと表れるのは、やはり調教だ。

幸い、キングスポーツには優秀な調教班がいる!

彼らと共にじっくりとチェックしていこうと思うし、結果として私たちが本番でもヴィクティファルスを高く評価するようなら!

状態に問題はなかったんだ

と思っていただいて結構だ!

 

キングスポーツ流「次走へ向けての一言メモ」

ここからは「私の独り言」だととらえていただきたい。

今後へ向けて、気がついたことをメモ帳に走り書きしているようなイメージ。

せっかくなので、それを皆様と共有してみようかと考えた。

今回は、勝ち馬以外で最も印象的だった3着ボーデンだ。

 

3着ボーデン

前走の未勝利戦で6馬身差の完勝!

圧倒的な潜在能力を評価されて1番人気に推されたが、3着に敗戦。

だが、ボーデンにとっては少々かわいそうな条件だった。

レース後の鞍上・川田騎手のコメントをご覧いただきたい。

「この馬に向かない馬場でもここまで頑張ってくれて、能力の高さを示してくれました。今日はこの馬場が得意な馬に有利に働きました。良い走りをしてくれました」

確かにキレイな走りをする馬。

私も、レース前までの雨、そして道悪を思えば「圏外に沈むこともあるかも」とさえ考えた。

だが、そういった中でも3着でしのぐあたりが大器の証。

今回の敗戦により【皐月賞】出走でも多少人気を落とすだろう。

だが、良馬場なら!台風の目になるかも!もちろん未来の主役に指名だ。

 

 

レースを見逃した方はコチラから

 

【スプリングS 2021】のレース後の関係者のコメント

1着 ヴィクティファルス(池添謙一騎手)
「返し馬の感じから、折り合いを大事に行きたいと思いました。上手く馬の後ろに入れて、悪い馬場でもリズム良く走れました。追い出してからも良い反応でしたし、重い馬場を踏ん張って伸びてくれました。成長してほしい部分はありますが、ポテンシャルの高い馬ですから、もっと頑張って強くなっていくと思います」

(池添学調教師)
「最後のコーナーで外へ振られましたが、返って馬場の良いところを走れました。最後も勝負強いところを見せて差し切ってくれました。まだまだ奥があり、先々が楽しみだと思っていた中、3戦ともに結果を出してくれました。競馬に真面目で、操作性もよく、折り合い面でも我慢がききます。今日はタフな馬場での競馬でしたし、馬の状態を見て相談して次走を決めたいと思いますし、トライアルが良い勝ち方でしたから良い状態で使えるようにしたいですね」

2着 アサマノイタズラ(嶋田純次騎手)
「もう一度オーナーと先生が乗せてくださって、厩舎スタッフの方々もしっかりと仕上げてくれて、前回よりも状態は良かったです。馬場はこなせると思っていましたし、終いまでしっかり走ってくれました。先生からは強気に乗って、と言われていましたが、結果的にもう少し待ってても良かったかもしれません。乗せていただいたチャンスを生かしたかっただけに悔しいです」

3着 ボーデン(川田将雅騎手)
「この馬に向かない馬場でもここまで頑張ってくれて、能力の高さを示してくれました。今日はこの馬場が得意な馬に有利に働きました。良い走りをしてくれました」

4着 イルーシヴパンサー(久保田貴士調教師)
「最後にもう一回来ましたし、良いところは見せてくれました。上手に競馬をしてくれましたし、先々が楽しみです」

5着 ヴェイルネビュラ(戸崎圭太騎手)
「前走乗った時には少し若さを感じましたが、徐々に精神的にも良くなっていましたし、雰囲気はすごく良かったです。追い出すと馬場を探りつつという走りになっていたので、良い馬場の方が良さそうです」

7着 ランドオブリバティ(三浦皇成騎手)
「ポジションは良かったのですが、1コーナーから2コーナーで結構コントロールが効かない感じになってしまいました。向正面では落ち着いてきましたし、4コーナーは外に壁があって良い形だったのですが、それまでにリズム良く走れませんでした。申し訳ないです」

(via ラジオNIKKEI 

 

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