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ホームスタッフコラム武英智厩舎【競馬 データ/2022年】蛯名正義氏など新規開業調教師らと共に期待したい「武英智厩舎」に注目!得意の競馬場、距離など傾向をチェック

武英智厩舎【競馬 データ/2022年】蛯名正義氏など新規開業調教師らと共に期待したい「武英智厩舎」に注目!得意の競馬場、距離など傾向をチェック

 

✔️チェックポイント
このコラムでは【武英智厩舎】の「傾向&特徴/2022年版」をご紹介します

名調教師たちよ、お疲れ様!

先週をもって、数多くの名馬を輩出してきた7名の調教師が引退した。

特に藤沢和雄調教師の引退には、寂しさを感じる方も多いだろう。

引退間近まで、グランアレグリアで私たち競馬ファンを盛り上げてくれた。

藤沢和厩舎の最後の大物・グランアレグリア

今後どうされるのかまだわからないが、恐らく、間接的にせよ競馬にかかわり続けるに違いない。

あの鋭く、それでいてウィットに富んだ発言を、再びどこかで聞けるだろうか!?

そんな日を楽しみにしている。

まずは藤沢和雄調教師をはじめとした皆様、長い間お疲れさまでした!

【長い間お疲れ様でした】

▼美浦引退&主な管理馬
古賀史生調教師(2016年【マーチS】優勝馬・ショウナンアポロン)
高橋祥泰調教師(1996年【NHKマイルカップ】優勝馬・タイキフォーチュン)
田中清隆調教師(2001年【オークス】優勝馬レディパステル)
柄崎 孝調教師(1989年【皐月賞】優勝馬ドクタースパート)
藤沢和雄調教師(2017年【ダービー】優勝馬レイデオロ)
堀井雅広調教師(2004年【朝日杯FS】優勝馬・マイネルレコルト)

▼栗東引退予定
浅見秀一調教師(2018年【天皇賞晴】優勝馬・レインボーライン)

 

新規開業調教師も確認しておこう

去るものがあれば、来るものもある。

ということで、この3月より5名の新規調教師が開業予定!

名前を確認しておこう。

▼美浦所属
蛯名 正義調教師(言わずとしれた元名ジョッキー)
嘉藤 貴行調教師(通算157勝の元ジョッキー)
西田雄一郎調教師(通算224勝の元ジョッキー)
堀内 岳志調教師(元調教助手・小桧山厩舎に所属していた)

▼栗東所属
中村 直也調教師(元調教助手・小崎厩舎に所属していた)

やはり注目したくなるのは、蛯名調教師だ。

世界のエルコンドルパサー、あるいは牝馬3冠・アパパネなど、数多くの名馬を栄光の瞬間へと導いてきた名ジョッキーであることは、皆様もご存知の通り。

 

藤沢和雄氏の元で

そんな蛯名調教師は、調教師試験の合格前後、引退した藤沢和雄氏の元で修行を重ねてきたそうだ。

次のようなコメントをしている。

「とても有意義な時間でした。やはり先生は本当のホースマンです。人間は楽をしたいと思うけど、それをしないでここまで来るというモチベーションの維持がすごい」
本当に強かった!エルコンドルパサー

蛯名調教師は現役時代、競馬に対して非常にストイックなジョッキーだと言われていた。

だからこそ、同様の雰囲気をもつ藤沢和雄氏に惹かれ、刺激を受けたのだろう。

だとすれば、調教師として似たような道を歩んでいくことになるのかもしれない。

近い将来「大調教師・蛯名正義」誕生の瞬間もあるかも?

 

さあ、新しい時代の始まりだ

そんな新規調教師の前に

「俺が新しい時代の先頭を走るんだ」

と燃えている調教師は非常に多いのではないだろうか。

特に近年、若い世代の調教師の台頭が目立つ。

例えば2021年の、調教師リーディングにおいて「最高勝率調教師」に輝いた中内田調教師も、初出走が2014年だから、比較的若い調教師だ。

だが、それよりももっと経験の浅い調教師の中にも「明日の名調教師」は潜んでいるのではないだろうか?

 

メイケイエールを輩出!武英智厩舎

ということで、今回のコラムでは、2018年の3月の初出走以来、丸5年になろうとする武英智厩舎に注目。

皆様もご存知の通り、現役屈指のやんちゃぶりのお馴染みの(笑)
メイケイエールを管理している。

そんなメイケイエールは、先日の重賞【シルクロードS】を快勝!

今月末のG1【高松宮記念】には上位人気で臨むことになるだろう。

非常に楽しみじゃないか!

参考⇒シルクロードS 2022 回顧

 

では、武英智調教師ってどんな調教師なのか?

私の感覚で申し上げるならば「キメ細かい仕事をする調教師」ということになる。

メイケイエールと共に、大きく羽ばたく予感がする厩舎

武一族という華やかな経歴、見た目の男前の雰囲気からすると意外に思われるかもしれない。

だが、例えばメイケイエールが、まだ完全ではないにせよ随分と気性がマトモになったのも、調教の方法、あるいは馬具など、細かい部分を大事にしたからだと言われる。

もちろん、メイケイエールに限らず、他の管理馬に対しても同様の印象だ。

それだけに、今後の武英智厩舎は、かなり数字を伸ばしてくるのではないだろうか。

間違いなく大きく羽ばたく厩舎だと思うので、一緒に勉強しよう。

得意の競馬場など、3つのデータをご用意。ぜひ、参考にしてほしい。

 

武英智厩舎の傾向・特徴は?

競馬場別成績

場所 着別度数 勝率 連対率 複勝率
札幌 13- 8- 6- 55/ 82 15.9% 25.6% 32.9%
函館 2- 1- 7- 34/ 44 4.5% 6.8% 22.7%
福島 0- 3- 2- 21/ 26 0.0% 11.5% 19.2%
新潟 2- 4- 3- 58/ 67 3.0% 9.0% 13.4%
東京 1- 2- 3- 21/ 27 3.7% 11.1% 22.2%
中山 0- 2- 1- 15/ 18 0.0% 11.1% 16.7%
中京 21- 21- 10-171/223 9.4% 18.8% 23.3%
京都 7- 17- 9-143/176 4.0% 13.6% 18.8%
阪神 20- 23- 28-253/324 6.2% 13.3% 21.9%
小倉 12- 7- 7-117/143 8.4% 13.3% 18.2%

 

活躍騎手(10回以上騎乗している騎手の勝率ランク)

騎手 着別度数 勝率 連対率 複勝率
武豊 13- 6- 4- 30/ 53 24.5% 35.8% 43.4%
福永祐一 3- 0- 0- 10/ 13 23.1% 23.1% 23.1%
横山典弘 2- 3- 2- 6/ 13 15.4% 38.5% 53.8%
池添謙一 3- 0- 2- 15/ 20 15.0% 15.0% 25.0%
浜中俊 2- 2- 1- 9/ 14 14.3% 28.6% 35.7%
松山弘平 3- 4- 1- 15/ 23 13.0% 30.4% 34.8%
ルメール 2- 4- 2- 8/ 16 12.5% 37.5% 50.0%
松田大作 15- 15- 9-111/150 10.0% 20.0% 26.0%
菱田裕二 1- 1- 0- 10/ 12 8.3% 16.7% 16.7%
藤懸貴志 1- 0- 0- 11/ 12 8.3% 8.3% 8.3%
城戸義政 1- 0- 1- 12/ 14 7.1% 7.1% 14.3%
富田暁 15- 12- 11-186/224 6.7% 12.1% 17.0%
田中健 1- 2- 0- 13/ 16 6.3% 18.8% 18.8%
藤岡佑介 4- 8- 10- 49/ 71 5.6% 16.9% 31.0%
酒井学 2- 0- 3- 34/ 39 5.1% 5.1% 12.8%
高田潤 1- 1- 2- 19/ 23 4.3% 8.7% 17.4%
四位洋文 2- 11- 7- 44/ 64 3.1% 20.3% 31.3%
古川吉洋 1- 3- 3- 58/ 65 1.5% 6.2% 10.8%

 

距離別成績(芝)

距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1000m 0- 0- 0- 7/ 7 0.0% 0.0% 0.0%
1150m 0- 0- 0- 0/ 0      
1200m 11- 8- 6-122/147 7.5% 12.9% 17.0%
1300m 0- 0- 0- 0/ 0      
1400m 4- 4- 3- 53/ 64 6.3% 12.5% 17.2%
1500m 0- 1- 1- 6/ 8 0.0% 12.5% 25.0%
1600m 5- 8- 3- 79/ 95 5.3% 13.7% 16.8%
1700m 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
1800m 2- 4- 2- 53/ 61 3.3% 9.8% 13.1%
1900m 0- 0- 0- 0/ 0      
2000m 6- 10- 16-104/136 4.4% 11.8% 23.5%
2100m 0- 0- 0- 0/ 0      
2200m 4- 4- 0- 21/ 29 13.8% 27.6% 27.6%
2300m 0- 0- 0- 0/ 0      
2400m 1- 1- 1- 10/ 13 7.7% 15.4% 23.1%
2500m 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
2600m 1- 1- 0- 10/ 12 8.3% 16.7% 16.7%

 

距離別成績(ダート)

距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1000m 5- 2- 5- 23/ 35 14.3% 20.0% 34.3%
1150m 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0% 0.0%
1200m 8- 10- 5-108/131 6.1% 13.7% 17.6%
1300m 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0%
1400m 7- 10- 7- 89/113 6.2% 15.0% 21.2%
1500m 0- 0- 0- 0/ 0      
1600m 1- 0- 2- 5/ 8 12.5% 12.5% 37.5%
1700m 8- 9- 4- 40/ 61 13.1% 27.9% 34.4%
1800m 8- 11- 17-106/142 5.6% 13.4% 25.4%
1900m 6- 2- 1- 11/ 20 30.0% 40.0% 45.0%
2000m 0- 1- 0- 3/ 4 0.0% 25.0% 25.0%
2100m 0- 0- 0- 0/ 0      
2200m 0- 0- 0- 0/ 0      
2300m 0- 0- 0- 0/ 0      
2400m 0- 0- 1- 1/ 2 0.0% 0.0% 50.0%
2500m 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%

 

◆注目ポイント◆

競馬場➡ズバ抜けているのは札幌だが、見逃せないのは阪神競馬場だろう。ハイレベルな馬が集まりやすい舞台ながら、複勝率は20%超え。やはり、JRAのメーンとなる4大競馬場での数字は、重要な指標になるから意識しておきたい。

騎手➡やはり勝率のトップは武豊騎手!また2位は福永祐一騎手。元騎手だからこそ、やはり素直に技量の高い騎手に頼みたいという思いはあるのかもしれない。武英智厩舎の馬に両者がまたがっていたら「勝負の一戦」と考えて良さそうだ!

距離➡芝、ダートに共通しているのは、サンプル数の違いこそあれど、短い距離でも、長い距離でも、それなりの結果を残しているという点。経験の浅い厩舎ほど「短距離向き」とか「長距離向き」といった傾向が出てきやすいが、武英智厩舎は比較的オールマイティー。良い意味で傾向がなく、やはり実力を感じる。

 

以上。特に「競馬場」のデータから

「今後が楽しみだな!」

と感じていただけたのではないだろうか。

今回の数字を元に、これから武英智厩舎がどういった成長を遂げるのかという点も含めて、楽しみにしたい。

という訳で、ぜひとも予想の参考に!

 

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