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シルクロードステークス 2022【回顧】先週に続いて思うこと「馬は変わる!先入観にとらわれるな」

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】シルクロードステークス 2022 における勝負の明暗

2022年 1月30日(日) 1回中京10日 天候 : 曇  馬場状態 : 良
【11R】 第27回シルクロードS
4歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝 1200m 18頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
2 3 メイケイエール 牝4 55 池添謙一 1.08.1      04-03 34.2 2 4.0 472 +2 (栗)武英智
8 16 シャインガーネット 牝5 54 田辺裕信 1.08.2 1    07-07 33.8 7 11.5 480 0 (美)栗田徹
5 10 ナランフレグ 牡6 56 丸田恭介 1.08.3 クビ    15-15 33.3 3 7.0 494 +12 (美)宗像義忠
B3 6 ホープフルサイン 牡6 54 太宰啓介 1.08.3 クビ    13-14 33.5 13 104.7 506 +2 (美)本間忍
B3 5 タイセイアベニール 牡7 56 幸英明 1.08.4  1/2    13-13 33.7 8 21.3 508 +8 *(栗)西村真幸
7 13 エーポス 牝5 55 亀田温心 1.08.4 クビ    09-11 33.8 4 7.9 466 -4 (栗)北出成人
5 9 カレンモエ 牝6 55 松山弘平 1.08.5 クビ    05-05 34.4 1 3.7 478 +8 *(栗)安田隆行
B2 4 ルッジェーロ セ7 55 団野大成 1.08.6  1/2    15-15 33.7 9 33.7 520 -2 (美)鹿戸雄一
7 15 ビアンフェ セ5 57.5 藤岡佑介 1.08.7  3/4    01-01 35.1 6 10.4 562 -2 (栗)中竹和也
10 B1 2 マイスタイル 牡8 57 横山典弘 1.08.7 ハナ    07-06 34.5 10 38.2 474 +4 (栗)昆貢
11 B1 1 レッドアンシェル 牡8 57.5 和田竜二 1.08.7 ハナ    09-09 34.2 11 63.6 476 +4 (栗)庄野靖志
12 6 11 レインボーフラッグ 牡9 53 藤井勘一 1.08.9 1 1/4    18-17 33.7 14 113.2 470 +2 (栗)小崎憲
13 B8 17 ジャンダルム 牡7 57.5 荻野極 1.09.1 1 1/4    02-02 35.3 5 8.9 514 +8 (栗)池江泰寿
14 4 8 ミッキーワイルド 牡7 56 柴山雄一 1.09.2  3/4    15-17 34.0 16 155.3 510 -6 *(栗)安田隆行
15 8 18 サヴォワールエメ 牝6 53 酒井学 1.09.4 1 1/4    02-03 35.5 12 67.9 466 0 (栗)辻野泰之
16 6 12 レジェーロ 牝5 54 小崎綾也 1.09.7 2    06-07 35.3 17 192.9 420 -6 *(栗)西村真幸
17 7 14 マイネルアルケミー 牡6 54 国分優作 1.10.1 2 1/2    09-09 35.6 18 310.7 476 -8 (美)中野栄治
18 B4 7 ショウナンバビアナ 牝6 51 川島信二 1.10.3 1 1/4    09-11 35.7 15 131.7 474 -2 (美)加藤士津

 

東海ステークスを覚えていますか?

突然だが、皆様は、先々週の重賞【東海ステークス】の回顧に目を通して下さっただろうか?_

私たちにとっての3連複勝負の軸馬であり、YouTubeでも「好調教馬」として公開したスワーヴアラミス(7人気)が優勝したレースだ。

参考⇒東海ステークス 2022 回顧

 

スワーヴアラミスという馬は、多くの競馬ファンの中では

「重賞勝ちの実績をもつほどの実力は認めるが、ズブさがあるため展開次第の面がある」

というイメージだったと思う(だから7番人気にとどまったのだろう)。
実は、少し前までは私たちもそうだった。

だが、前走【チャンピオンズC】において、これまでには見られなかった「鋭さ」を見せたことから、馬が変わったと判断!

仕上がりの良さも含めて、迷わず軸に指名したら、案の定のキレキレの末脚だった。

そこで私たちは

「馬は変わる!先入観にとらわれるな!」

という旨の話を記したのだ。

 

メイケイエールも変わった!

話を【シルクロードステークス】に移そう。

昨年10月のG1【スプリンターズS】4着など、メンバー中で断然の実績を誇るメイケイエールが2番人気にとどまった。

この馬の場合も、スワーヴアラミス同様に

「能力は誰もが認めるが、不安要素(メイケイエールの場合は気性)があるため信じきれない」

という人が多いのだろう。

実はメイケイエールは、調教の段階から矯正馬具を装着するなど、陣営が気性面の改善につとめていた。そのせいか、調教では随分とおとなしくなったように見えたが、一方で「実戦ではどうだろう?」という思いは私の中にはあった。

結果、序盤で多少行きたがる部分はあったが、すぐに落ち着きを見せるなど、これまでとは比較にならないレースぶり。

落ち着いて力を出せば、やはりここではレベルが違う。勝利なのだろう。

改めて

「馬は変わる!先入観にとらわれるな!」

ということを思い知らされたし、ここまでメイケイエールを成長させた武英厩舎の実力にも感心させられた。この先、メイケイエールに限らず、武英厩舎の所属馬には注意が必要だと感じる

 

決してハマっただけではない

一方で、次のような思いを抱かれる方も当然いると思う。

「今回素晴らしかったことは認めるが、たまたまハマった部分もあるのでは?」

これまでがこれまでだけに(笑)その気持もよくわかる。

また、一度叩かれて心身共にさらに前向きになる次走は、難しくなりそうな場面なのかとも思う。

やはり強かった!メイケイエール

ただ、私の感覚では「本物」の可能性が高いとみる。

ポイントは序盤、行きたがる素振りを見せつつも、外からきたビアンフェに先頭を譲った後に、すぐに落ち着いた場面だ。

長年、様々な競馬を見てきた中で感じるのは

「気性の荒い馬にとって、かかり掛けている時に外から来られるのが最もキツい」

つまり、最もきつい状況にもかかわらず、爆発するどころか落ち着くことができた。
これは「本物」でなければ、ありえない場面だと思うのだ。

 

スプリント路線の主役に!

さて、3着〜5着の3頭が、4角を13番手〜15番手で追加した馬たち。

その点からも、前にいった馬にとっては楽ではない流れだったが、その中を好位追走から2着に1馬身差だから

見た目の完勝以上の完勝

という見方で間違いない。

「今日と同じ落ち着きが求められる」ことは大前提だが、中京芝1200Mの舞台を難なくこなした点も含めて

G1【高松宮記念】での上位争いの可能性はかなり高まった

と思う。

まだまだ疑う人もいるだろうが、上でも記した通り、私たちの感覚は「本物」

さあ、結果はどうなるか?
レース回顧の実力が問われる部分でもあるので(笑)楽しみにしている!

 

シャインガーネットに感謝!

メイケイエールの強さが目立ったレースではあるが、私たちキングスポーツとしては

3連複勝負の軸馬で、YouTubeでも好調教馬として公開した「シャインガーネット(7人気ながら2着)の激走に感謝!

おかげさまで勝利を掴むことができた。

東海ステークスのスワーヴアラミスに続いて、立て続けに私たちの好調教馬が激走したことで、私たちの目の確かさもご理解いただけたのではないだろうか。

参考⇒シャインガーネットを公開していたYouTube

 

勝ち馬は別格だったにせよ、後ろ有利の流れの中、4角7番手から鋭く伸びているだけに、

「文句なしの2着」

という見方をさせてほしい。だから、当然本番も視野に入る。

レース後、鞍上の田辺騎手は次のように語っている。

「左回りの成績が良く、折り合い面から1200mは楽しみにしていました。今回は賞金を加算出来ましたし、私自身が使いたいと思っていた。高松宮記念が次の目標になると思います。良い形で挑めればと思います

非常に前向きにコメントだが、これは本音だと思う。

仕上がりの良さが実戦に直結しやすいタイプでもあるだけに、再び好調教馬に指名できるような仕上がりなら、迷うことなく上位で指名したい!

 

最後にもう1頭、6着エーポス

上位2頭を除けば、最も印章に残ったのは6着のエーポスだ。

レース後、鞍上の亀田騎手が

「スタートも良く、行く馬を行かせて、その後ろに控えて脚を溜めていけたらと思いましたが、外から被せられて、直線ゴチャつく感じになりました。最後も脚は使っているのですが...。もう少し馬場が綺麗な方が走りやすいと思います。もう一列前の方が良かったと思います」

とコメントしているが、同感だ。

理想通りにいかないのが競馬だが、それでももう少しスムーズにレースができていたら3着まではあっただろう。

だが、このところレースの度に力を伸ばしているように思えるし、今回のレースからもそういった面が感じられた。5歳馬ながら、今が伸び盛りなのだろう。

また、鞍上の亀田騎手も4年目の若手ながら、冷静に敗因を分析できているあたり、実にクレバーだし、次にこの経験を活かしてくるだろう。

ぜひ、このコンビでのこれからに注目したい。
近い将来の重賞勝ちの可能性は十分!未来の主役に指名しておこう。

 

レースを見逃した方はコチラ

【シルクロードステークス 2021】のレース後の関係者のコメント

1着 メイケイエール(池添謙一騎手)
「枠入りを少し嫌がっていましたが、落ち着きはありました。正直、内枠が当たってどうしようと思っていました。良い並びではなかったので、考えていましたが、腹を括ってレースをしました。レース前は馬具を外す予定でしたが、厩務員と相談して外さずに行きました。行きたがっていましたが、我慢してくれました。バシュファイヤーの効果もあったようです。レースで上手に走って、抜けてからも踏ん張ってくれました。しっかりレースをすれば、力のあるところを見せてくれました。厩舎の人たちが、この馬を何とか立て直そうとしていたのを見たり聞いたりしていました。前哨戦とは言え、勝てて(その厩舎の人たちの苦労が)報われたので良かったです」

2着 シャインガーネット(田辺裕信騎手)
「左回りの成績が良く、折り合い面から1200mは楽しみにしていました。今回は賞金を加算出来ましたし、私自身が使いたいと思っていた、高松宮記念が次の目標になると思います。良い形で挑めればと思います」

3着 ナランフレグ(丸田恭介騎手)
「スタートが良く、道中の雰囲気も良く、中京のコースは合うなと思いました。多少重たさが...という感じもありましたので、まだ上がり目がありそうです。最後の最後で脚色が鈍りました」

4着 ホープフルサイン(太宰啓介騎手)
「内々をロスなく運べましたし、直線もロスなくこれました。乗りやすい馬ですし、こういう馬場も良かったと思います」

5着 タイセイアベニール(幸英明騎手)
「展開待ちのようなところがありますが、しっかり脚は使ってくれるので、展開一つで十分チャンスはあります」

6着 エーポス(亀田温心騎手)
「スタートも良く、行く馬を行かせて、その後ろに控えて脚を溜めていけたらと思いましたが、外から被せられて、直線ゴチャつく感じになりました。最後も脚は使っているのですが...。もう少し馬場が綺麗な方が走りやすいと思います。もう一列前の方が良かったと思います」

11着 レッドアンシェル(和田竜二騎手)
「良いリズムで来ていますが、前が開いた時に反応しきれず、最後詰まるようになってしまいました。良い頃なら(反応して)伸びてくるのだと思います。でもやめている感じはありませんでした」

(via ラジオNIKKEI

 

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