こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、私たちなりの視点で、レース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。
もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!
札幌記念 2026 の回顧
2026年 8月16日(日) 1回札幌8日 天候 : 晴 馬場状態 : 良
【11R】 第62回札幌記念
3歳以上・オープン・G2(定量) (国際)(特指) 芝 2000m 16頭立
| 着 | 枠 | 馬 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 | 調教師 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 8 | 15 | シェイクユアハート | 牡6 | 58 | 古川吉洋 | 1.58.2 | 12-10-08-08 | 34.6 | 3 | (栗)宮徹 | |
| 2 | 4 | 8 | サクラファレル | 牡4 | 58 | 佐々木大 | 1.58.6 | 2 1/2 | 06-05-04-02 | 35.2 | 5 | (美)堀宣行 |
| 3 | 7 | 14 | レディネス | 牡4 | 58 | 横山典弘 | 1.58.8 | 1 1/4 | 03-03-04-05 | 35.4 | 10 | (栗)昆貢 |
| 4 | 3 | 6 | ローシャムパーク | 牡7 | 58 | 池添謙一 | 1.58.8 | クビ | 10-10-10-08 | 35.1 | 9 | (美)田中博康 |
| 5 | 7 | 13 | グランディア | セ7 | 58 | 西村淳也 | 1.58.9 | 頭 | 10-08-06-05 | 35.4 | 6 | (栗)中内田充 |
| 6 | 2 | 4 | マジックサンズ | 牡4 | 58 | 横山和生 | 1.59.0 | 1/2 | 15-13-10-05 | 35.3 | 4 | (栗)須貝尚介 |
| 7 | 4 | 7 | ショウヘイ | 牡4 | 58 | 川田将雅 | 1.59.2 | 1 1/4 | 04-03-02-02 | 35.9 | 1 | *(栗)友道康夫 |
| 8 | B5 | 9 | マイネルモーント | 牡6 | 58 | 斎藤新 | 1.59.3 | 1 | 13-13-15-10 | 35.2 | 12 | (美)高木登 |
| 9 | 5 | 10 | アドマイヤテラ | 牡5 | 58 | 坂井瑠星 | 1.59.4 | 3/4 | 08-06-02-02 | 36.1 | 2 | *(栗)友道康夫 |
| 10 | 8 | 16 | ホウオウビスケッツ | 牡6 | 58 | 岩田康誠 | 1.59.5 | クビ | 01-01-01-01 | 36.4 | 8 | (美)奥村武 |
| 11 | 6 | 12 | ゼンダンハヤブサ | 牡4 | 58 | 酒井学 | 1.59.5 | クビ | 13-13-12-10 | 35.6 | 13 | (栗)橋田宜長 |
| 12 | 6 | 11 | アラタ | 牡9 | 58 | 大野拓弥 | 1.59.7 | 1 1/4 | 16-16-16-15 | 35.4 | 15 | (美)和田勇介 |
| 13 | 2 | 3 | ピンクジン | 牝6 | 56 | 黛弘人 | 2.00.0 | 1 1/2 | 09-10-12-15 | 36.1 | 16 | (美)室井潔 |
| 14 | 1 | 2 | イガッチ | 牡4 | 58 | 吉田隼人 | 2.00.7 | 4 | 05-06-08-14 | 37.1 | 11 | (栗)笹田和秀 |
| 15 | 1 | 1 | オニャンコポン | セ7 | 58 | 横山琉人 | 2.00.7 | クビ | 02-02-06-12 | 37.2 | 14 | (美)小島茂之 |
| 16 | 3 | 5 | エコロヴァルツ | 牡5 | 58 | 横山武史 | 2.00.8 | 1/2 | 07-08-12-12 | 36.9 | 7 | (栗)牧浦充徳 |
まずは心からの感謝を
言うまでもないが、このコラムの目的は
「目の前の重賞を客観的な目で回顧することで、明日の夢馬券に繋げる」
ことにある。つまり、本来は馬券の的中や不的中とは別の部分にあるコラムだが、、、
何と言っても【札幌記念】は夏競馬の最高峰!
これほどのビッグレースで馬連30倍を射止めたのだから、今回だけは的中報告をお許しいただきたい。笑
速報→札幌記念など先週の勝負レースで4戦2勝🎉
そんなレースにおける私たちの予告の☆穴馬(軸馬)が5番人気ながら2着に頑張ってくれたサクラファレル。
早速、サクラについて、振り返っていこう。
鞍上にびっくり
元々、週の頭の段階(サクラを指名した段階)では
「レースの流れはそれほど速くはならない(途中からは速くなるかもしれないが)」
と想定していた。というのも、どうしても前に行きたいタイプがホウオウビスケッツくらい。
サクラも、これまでは主に前にいく競馬をしてきたが、2番手でも競馬ができる馬。無理につつくこともないだろうから、そうなると、落ち着いた序盤になるかなと。

ただ、状況が一変したのが、枠順確定後。ホウオウビスケッツが大外の16番に入ってしまった。
大外から前をとりにいくには、スタート直後から出していかないといけない。そうなると、意外にペースは速くなるのかなと。
案の定、前半3ハロンはかなり速めの34秒2。だから、もしこの流れにサクラがついていったら、今回の結果はなかったと思う。そういった意味では、佐々木大輔騎手の騎乗は「相当にレベルが高い」
流れが速いとみるや(恐らくレース前から読んでいた?)、なんと1角を6番手で通過する待機策に出た。
中身では勝ち馬に匹敵
不慣れな待機策がどうかと思えたが、馬のリズムに合わせて、無理なく少しずつ前に進出。
4角2番手通過となったが、最後までこの馬なりにしっかりと脚を伸ばしていた。(上がり3ハロンも勝ち馬に続く2番目)
レース後半の流れがタイトになったこともあり、結果的には勝ち馬のような溜めていた馬に台頭するチャンスが出てきた。
そんなこともあり、差をつけられての2着にはなったが、レースの中身、あるいは年齢(4歳)を考慮しての将来性などを考えれば、勝ち馬に匹敵すると評価。
鞍上の佐々木大輔騎手の素晴らしさも含めて、未来の主役はこの馬で決まり。

もちろん、勝ち馬シェイクユアハートのここにきての充実ぶりも凄まじい。
流れが向いたにしても、ハイレベルな重賞での2馬身半差は、並大抵のことではない。
中京での実績から、広いコースでの追い比べにも対応できる馬だけに、秋のG1戦線での活躍があっても決して驚けない。
2着馬とともに、引き続き注目が必要だろう。
ただ「アドマイヤの動きは必ずしも間違ってはいない」
一方、結果としてタイトな流れを演出することになったのが、2番人気のアドマイヤテラ。
有力視される馬が速い段階で一気に位置をあげ、結果として失速。馬券を勝っているファンとしては納得できないだろう。「何やっているんだ坂井」という声をSNSなどでもたくさん目にした。
じゃあ、私たちはどう考える?
結果が全ての世界だけに、そういった声が出ることも十分理解した上で、動き、そのタイミング自体は、必ずしも間違ってはいない。
実は、上述の通り、レースの前半3ハロンこそ速かったが、その後の2ハロンが「連続12秒台」とペースが緩んだ。アドマイヤが動いたのはここなのだ。
このまま緩んだ流れが続けば、確実に前の馬たちに脚が残る。前の馬たちも良い脚を使えてしまう。
切れる脚がないアドマイヤにとっては、それは「負け」を意味する。
ならば、一か八か、自らが動いてペースをタイトなものに戻す。同時にペースが遅い時間なら、無理せずに良い位置を確保できるという面もある。
つまり、ジョッキーは惨敗も覚悟の上で「勝利」を狙いにいったということ。むしろ、勝負師としては「見直した」
もし、今回の結果だけで「坂井はダメだ」と考える方がいるとすれば、それは非常にもったいないことである。そのことを最後にお伝えしておこう。
中京記念 2026 の回顧
2026年 8月16日(日) 2回中京8日 天候 : 晴 馬場状態 : 良
【7R】 第74回中京記念
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(特指) 芝 1600m 16頭立
| 着 | 枠 | 馬 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 | 調教師 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | ラヴァンダ | 牝5 | 56 | 岩田望来 | 1.31.1 | 04-06-06 | 33.6 | 2 | (栗)中村直也 | |
| 2 | 3 | 5 | ミニトランザット | 牡4 | 57 | 松山弘平 | 1.31.2 | 3/4 | 13-12-12 | 33.1 | 5 | (栗)杉山佳明 |
| 3 | 6 | 12 | サトノシャイニング | 牡4 | 57 | コレット | 1.31.3 | 1/2 | 08-07-06 | 33.7 | 1 | (栗)杉山晴紀 |
| 4 | 2 | 4 | カズミクラーシュ | 牡5 | 57 | M.デム | 1.31.3 | クビ | 10-10-11 | 33.3 | 8 | (栗)吉岡辰弥 |
| 5 | 7 | 14 | ミナデオロ | 牡5 | 57 | 西塚洸二 | 1.31.3 | クビ | 02-02-02 | 34.2 | 11 | (栗)藤原英昭 |
| 6 | 4 | 8 | スイープアワーズ | 牡6 | 57 | 国分優作 | 1.31.4 | 1/2 | 12-12-13 | 33.2 | 10 | (栗)宮地貴稔 |
| 7 | B6 | 11 | チェルビアット | 牝4 | 55 | 吉村誠之 | 1.31.6 | 1 | 04-05-05 | 34.2 | 6 | *(栗)高野友和 |
| 8 | 4 | 7 | カネラフィーナ | 牝4 | 55 | 石川裕紀 | 1.31.6 | クビ | 04-07-08 | 33.8 | 9 | (美)手塚貴久 |
| 9 | 3 | 6 | キープカルム | 牡5 | 57 | 柴田裕一 | 1.31.8 | 1 1/4 | 13-16-15 | 33.4 | 7 | (栗)中竹和也 |
| 10 | 8 | 16 | カンシン | 牡4 | 57 | 団野大成 | 1.31.9 | 1/2 | 08-07-08 | 34.1 | 15 | (栗)西園翔太 |
| 11 | 1 | 1 | ブエナオンダ | 牡5 | 58 | 菱田裕二 | 1.32.0 | 1/2 | 10-10-08 | 34.1 | 12 | (栗)須貝尚介 |
| 12 | 7 | 13 | ケイズレーヴ | 牡4 | 57 | 渡辺竜也 | 1.32.0 | クビ | 13-15-15 | 33.5 | 16 | [地]榎屋充 |
| 13 | B8 | 15 | ショウナンアデイブ | 牡7 | 57 | 田山旺佑 | 1.32.1 | 1/2 | 04-03-03 | 34.9 | 14 | *(栗)高野友和 |
| 14 | 5 | 9 | リリージョワ | 牝3 | 52 | 浜中俊 | 1.32.2 | クビ | 01-01-01 | 35.3 | 4 | (栗)武幸四郎 |
| 15 | 5 | 10 | ナムラコスモス | 牝3 | 52 | 田口貫太 | 1.32.7 | 3 | 02-03-04 | 35.4 | 3 | (栗)大橋勇樹 |
| 16 | 1 | 2 | ファントムシーフ | 牡6 | 57 | 幸英明 | 1.32.9 | 1 1/4 | 13-12-13 | 34.7 | 13 | (栗)西村真幸 |
3歳馬をどう評価するべきなのか?
今年の【中京記念】の最大のテーマのひとつは
「3歳牝馬の2頭がどんな走りをするのか?」
という部分だったように思う。
3番人気だったナムラコスモス、4番人気だったリリージョワ。
彼女たちは、世代の超トップとは言えないものの、例えばナムラなら、桜花賞の最重要トライアル【チューリップ賞】でタイム差なしの2着がある。
また、リリージョワに関しては【桜花賞】で3番人気に推された逸材(気性の若さを出してしまい、小不慣れな後方からのレースで結果は出なかったが)
「世代上位」とは言えるだけの馬たちだし、そんな馬たちが、古馬相手とはいえ52キロで戦える。
そんなこともあり上位の評価を受けたが、結果はご勝利の通り。14着、15着に終わった。
この結果をどう考えれば良いのか?
ここでは「◆レースの質 ◆世代のレベル」という2つの点に分けて考えたい。
確かに、経験の浅い馬には厳しいレースだった
まず、レースの質だが、、、厳しいものだった。
勝ち馬の走破時計の1分31秒1は堂々のレコードだが、それ以上にラップがきつい。
勝ち時計1分31秒1はコースレコード。これだけを見ても、今年の中京記念が決して生ぬるい一戦ではなかったことが分かる。

12秒6で入ったあとは、11秒0-11秒2-11秒1-11秒0-11秒1-11秒3-11秒8。
前半3F34秒8、1000m通過56秒9。それでいて最後まで大きくラップが落ちない。
つまり今年の中京記念は、かなり早い段階から速い脚を使い続ける「高速持続力」が求められた一戦だった。
こうなると、前でレースをする馬たちにとっては楽ではないが、その厳しさをまともに受けたのが、期待された3歳牝馬2頭だった。
52キロのリリージョワはハナを切ったものの14着。ナムラコスモスも好位3~4番手から15着。
軽量を生かして前々で流れに乗ったまでは良かったが、、、経験が浅いにもかかわらず、ガチンコでタイトな流れに挑んでしまった。
したがって、仕方のない面もある。着順ほど評価を下げる必要はないだろう。
ただし、気になるデータも
一方で世代のレベルはどうなのか?
こんなデータがある。今年の3歳牝馬勢が、古馬と戦うようになってから、今回のナムラとリリージョワが「4頭目&5頭目」
では、彼女たちの結果はどうだった?
現3歳牝馬 中京記念週までの古馬重賞での成績
| レース | 馬 | 人気 | 着順 |
|---|---|---|---|
| 北九州記念 | デアヴェローチェ | 2人気 | 10着 |
| クイーンS | フェスティバルヒル | 7人気 | 14着 |
| CBC賞 | サンアントワーヌ | 7人気 | 7着 |
| 中京記念 | リリージョワ | 4人気 | 14着 |
| 中京記念 | ナムラコスモス | 3人気 | 15着 |
いずれも掲示板圏外であり、サンアントワーヌ以外は、すべて「人気以下の着順」に終わっている。
参考までに、昨年はどうだったか?中京記念ウィーク終了時(つまり今年と同条件)までを条件に調べると、奇しくも同じ「5頭」が出走していた。
結果は以下の通り。
2025年3歳牝馬 中京記念週までの古馬重賞での成績
| レース | 3歳牝馬 | 人気 | 着順 |
|---|---|---|---|
| 函館スプリントS | ミリアッドラヴ | 6人気 | 中止 |
| しらさぎS | ダンツエラン | 9人気 | 8着 |
| 北九州記念 | アブキールベイ | 7人気 | 3着 |
| クイーンS | レーゼドラマ | 3人気 | 10着 |
| 中京記念 | マピュース | 5人気 | 1着 |
全く違う結果になっていることがおわかりいただけるだろう。
つまり、今回の結果だけで、ナムラとリリージョワの評価を下げる必要はない。
ただし!今年の3歳牝馬自体のレベルが、少なくとも現時点では「高くはない」
そう言えるだけの結果が事実として出ていることは、皆さまもしっかりと頭に入れておいてほしい。
この先、3歳牝馬が出てきたレースを予想する際の参考に!





