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【回顧】小倉大賞典 2018 勝負の明暗「トリオンフの今後は?」

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】小倉大賞典 2018 における勝負の明暗

2018年 2月18日(日) 1回小倉4日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第52回小倉大賞典
4歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際) 芝 1800m 16頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 上3F 単勝
7 13 トリオンフ   セ4 54 川田将雅 1.46.1   34.2 1 2.3
8 16 クインズミラーグロ   牝6 53 丸田恭介 1.46.5 2 1/2 34.1 15 121.4
1 1 スズカデヴィアス   牡7 56.5 吉田隼人 1.46.7 1 1/4 34.3 4 9.0
3 6 ダッシングブレイズ   牡6 57 浜中俊 1.46.7 クビ 34.6 3 7.2
4 8 マサハヤドリーム   牡6 54 和田竜二 1.46.8  1/2 34.2 7 18.7
2 3 サトノスティング   牡7 53 松若風馬 1.46.9  3/4 34.3 13 73.1
8 15 ハッピーユニバンス   牝6 51 藤懸貴志 1.47.0 クビ 34.2 12 54.5
3 5 サトノアリシア   牝4 51 川須栄彦 1.47.1  1/2 35.2 8 24.3
5 9 ケイティープライド   牡8 52 鮫島克駿 1.47.1 クビ 35.2 16 130.2
5 10 タイセイサミット   牡5 56 中谷雄太 1.47.1 35.3 10 28.8
2 4 ストレンジクォーク   牡6 54 柴山雄一 1.47.1 ハナ 34.7 5 9.1
B6 12 クラリティスカイ   牡6 57 木幡巧也 1.47.2 クビ 35.2 14 83.4
4 7 ヒットザターゲット   牡10 56 小牧太 1.47.2 クビ 34.6 11 34.6
7 14 ウインガナドル   牡4 54 津村明秀 1.47.5 1 3/4 35.9 6 16.1
6 11 ヤマカツライデン   牡6 55 菱田裕二 1.47.7 1 1/4 36.1 9 26.6
1 2 ダノンメジャー   牡6 56.5 北村友一       2 6.4

 

レース回顧に入る前に、軸馬に指名していた2番ダノンメジャーが、故障による競走中止、そして予後不良となったしまったことに触れなくてはいけない。

こういった犠牲の上で競馬は成り立っていることは、頭では十分に理解しているつもりだし、こういった場面には何度も触れてきたが、それでもやはり辛いものだ。
馬も人も命をかけて走っている。だからこそ、予想する側の私たちも、命がけで競馬に向き合わなければならないと、改めて思う。

お疲れ様!ダノンメジャー

ダノンメジャーに対するはなむけではないが、会員様に公開した解説文を、ここに掲載しておきたい。

本当にお疲れ様。そして、数々の好走をありがとう!

 

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能力も適性も十分! 
2番☆ダノンメジャー
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最近のレース内容は、非常に高いレベルで安定している。例えば2走前のG1【マイルCS】は、さすがに相手が強かったが、それでも勝ち馬から0.9秒差にまとめた。また前走の【京都金杯】では、得意の好位抜け出しの競馬で、勝ち馬から0.2秒差の4着でゴールしている。
さらに言えば、いずれのレースも同馬にとって距離の短いマイルまでの戦いで好勝負した内容を高く評価しているのだ。すなわち今回の距離延長は、この馬にとって最高の条件変更であること強調したい!

確実に好位を確保できるスピードと、直線でも粘れるスタミナを兼備していることが、安定した成績に繋がっているだけに好枠を引いたことも追い風だ!
また、このスタイルは直線の短いここ小倉コースにピタリと嵌まる!(実際に小倉芝で2勝を挙げている)仕上がりも良好だけに、期待は非常に大きい!

 

さて、先週のキングスポーツは、G1【フェブラリーステークス】での4万馬券的中を含め、勝負レースで4戦3勝の大噴火!(重賞3勝)
お蔭さまで、多くの会員様からお褒めの言葉を頂いたが、唯一、悔しさを噛みしめているのだ、小倉大賞典の勝ち馬・トリオンフの評価を下げていたことだ。

 

 

?1着トリオンフ・・・今後はどこまで良くなるか?

私たちは、当たった時は当たったと自慢させて頂くかわりに、外れたことも包み隠さず公開する覚悟がある。正々堂々こそが信頼につながると考えているからだ。

トリオンフに関しては、率直に言って「好走しても3着まで」だと考えていた。

最大の理由は、いずれも連対を果たしている直近5走が、少頭数の競馬だったから。しかも楽な流れの競馬ばかりであり、16頭立て、ましてや準オープンからの昇級で相手が強くなるため、慣れが必要だと判断したのだ。

だが、終わってみれば・・・。2着に2馬身半差!斤量がさほど重くなかった点を考慮しても圧勝と言ってよいだろう。強さを読み切れなかった点に関しては、猛省している。

今後も楽しみなトリオンフ

問題は今後だろう。

ここは相手のレベルがそれほどでもなかった、という見方もあるかもしれないが、中山金杯3着のストレンジクォークが11着に敗れているのだから(ややスムーズさを欠いたとはいえ)それなりに評価して良いと思う。

即G1と言われたら何とも言えないが、G2あたりなら狙い目だ!

 

?3着スズカデヴィアス・・・まだまだやれるかも

 

その他の馬の中で強さを感じたのは、やはり3着のスズカデヴィアスだ。

鞍上の吉田隼人騎手が語っている通り、故障したダノンメジャーの影響を受けたことでロスがあったものの、最後はしっかりと伸びて3着を確保!ゴール前での素晴らしいキレを見る限り、タラレバは禁物とはいえ、スムーズにレースを運べていたら、もう少し際どい勝負になっていたに違いない。

衰え知らずのベテラン

今年初戦の【京都金杯】で11着に敗れた際には、7歳という年齢による衰えなのかとも思ったが、その後【白富士S】で2着、そして今回の結果と、まだまだ年齢云々を語る必要は全くなさそうだ。

振り返れば、昨年も3月の【金鯱賞】で3着に激走するなど、この時期が合うという面もあるのかもしれない。次走、もしも【金鯱賞】を含めた3月のレースに出走なら、特に注目してみたい。

 

 


 

【フェブラリーS 2018】を見逃した方は下記からご覧下さい。

【フェブラリーS2018】のレース後の関係者のコメント

~レース後のコメント~

1着 トリオンフ(川田将雅騎手)
「期待通りのレースでした。向正面から自分のリズムで走らせることが出来ました。レース前から自分の競馬に徹してレースをするつもりでした。結果としてとてもうまくいきました。前回のレースで成長を感じていて期待していました。今後も楽しみです」

2着 クインズミラーグロ(丸田恭介騎手)
「このところ先行するレースで噛み合っていない感じでしたから、和田調教師から今日はスタートで出た位置でレースをしてみようという話がありました。馬が上手に走ってくれました。溜めればひと脚を使う馬です。惜しかったです」

3着 スズカデヴィアス(吉田隼人騎手)
「アンラッキーでした。故障した馬の真後ろで影響を受けてしまいました。最後はよく伸びたのですが……」

5着 マサハヤドリーム(和田竜二騎手)
「スタートのタイミングが合わず、後ろの位置になりました。しかし、この馬に小倉競馬場は合っていますね。流れに乗って最後によく差を詰めています」

(via ラジオNIKKEI 

 

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