きさらぎ賞 2018【予想】最新有力馬情報など
きさらぎ賞といえば「出世レース」という言葉が本当に相応しい。
その筆頭格は２年前の勝ち馬サトノダイヤモンドで、ここを制した後の大活躍（菊花賞や有馬記念を制した）に関しては、改めて語るまでもないだろう。他にも、トーセンラーやアサクサキングスはＧ１馬になっているし、牝馬のルージュバックも、古馬になってから牡馬相手の重賞を３勝した。
では、何故、ここを勝った馬は活躍できるのだろうか？？？とその前に確定した出走馬をご覧いただきたい。
【関連】きさらぎ賞 2018【データ】出走馬確定⇒穴馬を探し出す！
2018年 2月 4日(日) 2回京都4日目
第58回 きさらぎ賞 2018
３歳・オープン・Ｇ３ 芝1800m・外 (B)
出馬表・京都11R きさらぎG3
| 番 | 馬名 | 性齢 | 替 騎手 | 斤量 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | スラッシュメタル | 牡3 | *中谷雄太 | 56 |
| 2 | スーサンドン | 牡3 | 川島信二 | 56 |
| 3 | サトノフェイバー | 牡3 | 古川吉洋 | 56 |
| 4 | ラセット | 牡3 | 藤岡佑介 | 56 |
| 5 | レッドレオン | 牡3 | *岩田康誠 | 56 |
| 6 | ニホンピロタイド | 牡3 | 幸英明 | 56 |
| 7 | オーデットエール | 牡3 | *北村友一 | 56 |
| 8 | グローリーヴェイズ | 牡3 | *Ｍ．デム | 56 |
| 9 | ダノンマジェスティ | 牡3 | *松若風馬 | 56 |
| 10 | カツジ | 牡3 | 松山弘平 | 56 |
2018年2月2日(金)現在
京都芝1800Ｍは真の底力が求められる
では、何故きさらぎ賞を勝った馬が活躍できるのか、という話に戻ろう。
ご存じの通り、京都外回りコースは直線こそ平坦だが、３コーナー過ぎに下り坂があるため、各馬の疲労がピークへと近づいてきたところでの、急激なスピードアップを余儀なくされる。そのまま直線に入るのだから、厳しい。（ましてや外回りは直線が長い）
それ故に、本当にスタミナ、底力のある馬でなければ、脚を残せないのだ！
それほど厳しいコースを３歳の段階で、それも重賞で勝てる馬ともなれば、その素質は計り知れないし、自然と将来の活躍が約束される。
さて、今年はどうか、最有力候補としてあがるのは、もちろん新馬戦を完勝したダノンマジェスティ。皐月賞を制したアルアインの半弟という血統背景も、競馬ファンの期待を高まらせる材料だ。
では、ダノンについて私達がどう考えているのか？ダノンを含めた主な出走馬を解説したあとご紹介したい。
きさらぎ賞 2018 上位人気候補 2018/1/29 現在
| オッズ | 出走予定馬 | 鞍上 |
| 1.8 | ⑨ダノンマジェスティ | 松若風馬 |
| 5.5 | ⑩カツジ | 松山弘平 |
| 8.5 | ⑧グローリーヴェイズ | Ｍデムーロ |
| 9.2 | ③サトノフェイバー | 古川吉洋 |
| 11.3 | ⑤レッドレオン | 岩田康誠 |
きさらぎ賞 2018 有力馬情報
?⑨ダノンマジェスティ（松若風馬・音無厩舎）
▼昨年の主な戦績
新馬勝ち（17/12/24）
?昨年の皐月賞勝ち馬・アルアインの全弟ということもあり、デビュー前から期待を集めていた良血馬。満を持して【有馬記念】同日となる12/24、阪神の新馬戦でデビューしたが、1.4倍の人気に応えて快勝！直線では、軽く追われただけで２着馬に３馬身半もの大差をつけたのだから「大器」と呼ぶに相応しいのではないか。
経験を積めば、かなりのところまでいく筈の素材。但し、今回はデビュー２戦目。ましてや新馬戦は９頭立てだっただけに「強い相手に揉まれた時にどうか」という不安は残る。
▼参考レース 12/24 新馬戦
?⑩カツジ（松山弘平・池添厩舎）
▼最近の主な戦績
デイリー杯２歳Ｓ（２着）
?良血という意味では、コチラも負けてはいない。母親は2010年の重賞【北九州記念】を制し、【セントウルＳ】でも３着に好走したメリッサだ！
その母親は、どちらかと言えば後方待機からの差し脚を持ち味としていたイメージだが、カツジは、今のところ好位抜け出しの安定したスタイル。安定した成績を残せそうなタイプではないだろうか。
新馬勝ちのみのダノンに対し、コチラは既に重賞での好走歴もある。経験の違いを見せたい！
▼参考レース デイリー杯２歳
?⑧グローリーヴェイズ（Ｍデムーロ・尾関厩舎）
▼昨年の主な好走
こうやまき賞（２着）
?前走の【こうやまき賞】は勝ち馬と同タイム（アタマ差）の２着に終わっているが、上がり３ハロンでは最速タイムをマークしているように、位置取りの差だけ。能力では勝ち馬と互角と見て差し支えあるまい。ちなみに、その勝ち馬カフジバンガードが、重賞でも２度の掲示板がある実力派だという点も、見逃すことはできないぞ。
どの位置からでもレースが可能なセンスもありそうで、このレースのみならず、将来的にも楽しみな存在だ。
▼参考レース こうやまき賞
ダノンマジェスティは、上位争いの可能性は十分！だが・・・
ダノンマジェスティに関して、率直な思いをお伝えするならば「上位争いの可能性は十分」ということになるだろう。この時期の３歳馬（ましてや１戦しかこなしていない馬）なので、迂闊なことは言いたくないが、新馬戦で繰り出した末脚には、確かに大物感があった。
もちろん、ダノンが凡走するケースも含め、最後の最後までレースを吟味するが、敢えてここでは皆様にわかりやすいように「ダノンが好走する」という結論に至った場合の考え方をお伝えしたい。
ハッキリと申し上げておきたいには、
１頭に人気が集中する時ほど、競馬は荒れる！
ということ。
もしもダノンの能力が物凄いものだったとして、それをマークしてレースを運ばなくてはいけない、上位人気のライバル（２～５番人気あたり）の消耗度は極めて大きくなり、苦戦必至だろう。
そんな時に浮上するのが「無欲の人気薄」。自分の力を発揮することだけに集中するからこそ、想像以上の好走を見せ、高配当の主役になる伏兵というのは必ず存在する！（その最たる例は、08年有馬記念。優勝馬で１番人気だったダイワスカーレットに続き、２着に突っ込んだ最下位人気のアドマイヤモナーク）
穴のキングスポーツだからこそ発掘できる超穴馬！
例えば、馬連4260円を射止めた東海ステークスにおける予告の穴馬で、13番人気だった☆コスモカナディアンのような存在を必ず見つけ出し、２月の寒さを吹き飛ばすような高配当馬券で皆様と共に歓喜したいと思うので、どうぞご期待頂きたい。
【おまけ】きさらぎ賞 使えるデータなど
京都1800Ｍで買える騎手とは？
【きさらぎ賞】の舞台である「京都芝1800Ｍ」で勝てる騎手を調べてみた。対象は2013年１月～先週末までの５年と少々。以下から勝利数の上位10名だ。
数字から一目瞭然だが、圧倒的な数字を残しているは、川田将雅騎手。騎乗馬の質が良いのも事実だろうが、ほぼ似た質の馬を集めていると思われる福永騎手との比較で大きく上回っているだけに、川田騎手とこのコースとの相性の良さ（というより騎手としての実力か）を実感せずにはいられない。
Ｇ１などの大一番において、差し馬での大外ぶん回し＆届かずの場面が目立つため、ファンの信頼がいまいち上がらないとも言われる川田騎手だが、数字は正直。やはり頼れる男だ。
直近５年 京都芝1800Ｍ 勝利数ベスト10
| 騎手 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 川田将雅 | 28- 19- 8- 64/119 | 23.5% | 39.5% | 46.2% |
| 武豊 | 20- 13- 14- 63/110 | 18.2% | 30.0% | 42.7% |
| 岩田康誠 | 16- 10- 11- 76/113 | 14.2% | 23.0% | 32.7% |
| 和田竜二 | 14- 17- 17-104/152 | 9.2% | 20.4% | 31.6% |
| 福永祐一 | 13- 22- 15- 60/110 | 11.8% | 31.8% | 45.5% |
| 浜中俊 | 10- 15- 14- 74/113 | 8.8% | 22.1% | 34.5% |
| 四位洋文 | 10- 8- 11- 49/ 78 | 12.8% | 23.1% | 37.2% |
| Ｍ．デム | 9- 12- 4- 28/ 53 | 17.0% | 39.6% | 47.2% |
| 松山弘平 | 9- 5- 3- 96/113 | 8.0% | 12.4% | 15.0% |
| ルメール | 8- 10- 4- 33/ 55 | 14.5% | 32.7% | 40.0% |
集計期間：2013. 1.12 ～ 2018. 1.21
ソート：着別度数順
京都1800Ｍで買える種牡馬とは？
上でもご案内したが【きさらぎ賞】の舞台である「京都芝1800Ｍ」で買える種牡馬を調べてみた。対象は2013年１月～昨年末までの５年間。以下から勝利数の上位10頭だ。
注目すべきは、勝ち星トップのディープインパクトを勝率において僅かに上回った、２位のマンハッタンカフェだろう。マンハッタン自身、菊花賞＆天皇賞春を制するなど、京都との相性が抜群だったが、その傾向は産駒にも受け継がれているようだ。
また、上にも書いたとおり「本当にスタミナ、底力がなければ脚を残せない」舞台だけに、ステイヤーの血も活かせるのだろう。
京都芝1800Ｍ 勝利数 種牡馬ベスト10
| 種牡馬 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 |
|---|---|---|---|
| ディープインパクト | 57- 45- 32-217/351 | 16.2% | 29.1% |
| マンハッタンカフェ | 21- 9- 14- 85/129 | 16.3% | 23.3% |
| キングカメハメハ | 18- 23- 15-111/167 | 10.8% | 24.6% |
| ハーツクライ | 13- 17- 16-115/161 | 8.1% | 18.6% |
| ステイゴールド | 13- 8- 8- 99/128 | 10.2% | 16.4% |
| ハービンジャー | 10- 9- 13- 80/112 | 8.9% | 17.0% |
| ゼンノロブロイ | 7- 10- 6- 84/107 | 6.5% | 15.9% |
| エンパイアメーカー | 7- 6- 3- 19/ 35 | 20.0% | 37.1% |
| ネオユニヴァース | 6- 12- 6- 78/102 | 5.9% | 17.6% |
| ダイワメジャー | 6- 9- 6- 55/ 76 | 7.9% | 19.7% |
集計期間：2013. 1.12 ～ 2018. 1.21
ソート：着別度数順
2月4日（土）13時 まで 「東京新聞杯」特別企画
【東京新聞杯】の☆穴馬で稼いで【キングスポーツの会員になって下さい】キャンペーン
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先週の京都最終レースで10万馬券、先々週の【東海ステークス】で、13番人気ながら２着に激走！キングスポーツの馬連42倍的中の立役者になった☆コスモカナディアンを１週前より予告した「見えている男」の穴馬を知らずに、レースに臨めますか！？
キングスポーツ指名の☆穴馬たちの好走例
| 1/6 中山金杯 | ☆ストレンジクォーク | 10番人気 | 3連単 1万8,170円 |
| 1/7 万葉S | ☆リッジマン | 3番人気 | 3連単 5万1,230円 |
| 1/14 初春S | ☆コパノマイケル | 3番人気 | 3連単 13万1,740円 |
| 1/14 日経新春杯 | ☆ガンコ | 7番人気 | 3連単 3万7,240円 |
| 1/21 東海S | ☆コスモカナディアン | 13番人気 | 馬連4,260円 |
※下記のようなデータを郵送できますので、ご希望の方はお早めにお申し込みください。
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☆穴馬＆ランク表 郵送 ＆ メール送信 のお申し込みは コチラ
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「キングスポーツの1981年からの長い歴史は、競馬ファン皆様の信頼の積み重ねで今があります」
※ご入力いただいた個人情報につきましては、ご回答のために利用させていただきます。また、ご本人のご同意なく、個人情報を第三者に提供することはありません。
おまけ
【競馬予想ガイド】大差勝ちした馬の次走を調べてみた！！
さて、本日は「圧勝した馬の次走について」。
競馬ファンは、馬柱の前走１着やレコード勝ちに目を奪われる。私たちだってそうだ。どんなレースであろうとも「前走１着の勢い」は無視できないというのは大いに賛同できる「買いの材料」だ。
ましてや３馬身以上の「大勝」を収めた実力馬となれば尚更ではないだろうか。
ということで、２着馬に大差を付けた馬の次走はどうなのか？？その真相を探るべく直近５年間において、３馬身以上の圧勝を収めた馬の次走の成績を調べてみた！まずは以下、その成績をご覧頂きたい！！！
３馬身以上の圧勝した馬の次走成績（直近５年間）
| クラス | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 500万下 | 107- 70- 69-446/692 | 15.5% | 25.6% | 35.5% |
| 1000万下 | 55- 41- 26-219/341 | 16.1% | 28.2% | 35.8% |
| 1600万下 | 16- 13- 3- 49/ 81 | 19.8% | 35.8% | 39.5% |
| OPEN特別 | 17- 15- 9- 66/107 | 15.9% | 29.9% | 38.3% |
| Ｇ３ | 12- 14- 4- 59/ 89 | 13.5% | 29.2% | 33.7% |
| Ｇ２ | 1- 2- 1- 13/ 17 | 5.9% | 17.6% | 23.5% |
| Ｇ１ | 1- 0- 1- 2/ 4 | 25.0% | 25.0% | 50.0% |
集計期間：2013. 1.26 ～ 2018. 1.21
さて、上表を見て、どのように感じただろうか？？
↓↓↓
想像したイメージとは違かったのでは？
「案外、鉄板じゃないんだな・・・」と思われたのではないだろうか。ということで、私たちキングスポーツの結論から伝えると
「圧勝した馬は、まず疑え、そして調べよ！」
である。競馬予想において「先入観は悪、思い込みは罪」なのだ。
例えば、【未勝利戦】で３馬身の圧勝、その勝ち馬が次走500万クラスへの昇級戦となれば、誰もが疑わないで相手探しとなりやすい。そこに穴の盲点が生まれる。今回のデータを見ても分かる通り、前走圧勝の経緯があり、その断然人気に支持される人気馬が、統計上65％の確率で４着以下に消えた時のことを考えた方が、俄然面白いと思うのは私だけではないはず。
高配当は、穴馬を見つけるだけでは決してない。「人気馬の取り捨て」もまた穴馬券を射止めるために必要な要素なのだ！
穴のキングスポーツの格言
圧勝した馬の次走は、まず疑うべし！
参考になりましたら ツイッターのフォローやリツイート、「♥」して頂けたら「あなたの運気がグングン上がりますよ?
【因みに】芝・ダートでの違いは？？
（芝）３馬身以上の圧勝した馬の次走成績（直近５年間）
| クラス | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 500万下 | 23- 15- 20-102/160 | 14.4% | 23.8% | 36.3% |
| 1000万下 | 16- 5- 7- 41/ 69 | 23.2% | 30.4% | 40.6% |
| 1600万下 | 5- 5- 0- 17/ 27 | 18.5% | 37.0% | 37.0% |
| OPEN特別 | 9- 8- 5- 45/ 67 | 13.4% | 25.4% | 32.8% |
| Ｇ３ | 12- 13- 4- 49/ 78 | 15.4% | 32.1% | 37.2% |
集計期間：2013. 1.26 ～ 2018. 1.21
限定条件：芝のみ
レース一覧・次走成績一覧
（ダ）３馬身以上の圧勝した馬の次走成績（直近５年間）
| クラス | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 500万下 | 84- 55- 49-344/532 | 15.8% | 26.1% | 35.3% |
| 1000万下 | 39- 36- 19-178/272 | 14.3% | 27.6% | 34.6% |
| 1600万下 | 11- 8- 3- 32/ 54 | 20.4% | 35.2% | 40.7% |
| OPEN特別 | 8- 7- 4- 21/ 40 | 20.0% | 37.5% | 47.5% |
| Ｇ３ | 0- 1- 0- 10/ 11 | 0.0% | 9.1% | 9.1% |
集計期間：2013. 1.26 ～ 2018. 1.21
限定条件：ダートのみ
ダートの方が、猛者が多いので昇級の壁は分厚い！！
圧勝した馬の次走について、芝とダートでの違いを見てみると、ダートの方がクラスの壁が厚いことがわかる。意気揚々と重賞G３へ挑戦した馬は、ことごとく跳ね除けられているのが顕著な例だろう。
また、下記の昇級戦だった場合、
（A）500万 ⇒ 1000万
（B）1000万 ⇒ 1600万
一般的には（A）の方が、即通用しやすいと思われがちだが、意外にも（B）の方が好成績であることも知識として知っておくと良いかもしれない！！
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まずは、”☆穴馬”だけでいいから、キングスポーツが本物かどうか、確認したいですよね？
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