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ホーム勝負の明暗【回顧】シルクロードS 2018 勝負の明暗「勝ち馬は本番の主役候補に!」

【回顧】シルクロードS 2018 勝負の明暗「勝ち馬は本番の主役候補に!」

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】シルクロードS 2018 における勝負の明暗

2018年 1月28日(日) 2回京都2日 天候 : 曇  馬場状態 : 良

第23回シルクロードS

4歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)[指定] 芝・内 1200m 18頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 上3F 単勝
1 ファインニードル 牡5 57 川田将雅 1.08.3   33.9 4 7.7
7 セイウンコウセイ 牡5 58 松田大作 1.08.6 2 34.6 5 9.9
4 フミノムーン 牡6 55 国分優作 1.08.7 クビ 33.4 15 92.6
13 カラクレナイ 牝4 54 池添謙一 1.08.7 ハナ 33.7 3 7.5
15 ナックビーナス 牝5 54 勝浦正樹 1.08.7 クビ 34.3 6 10.4
3 グレイトチャーター 牡6 54 和田竜二 1.08.8  1/2 34.2 12 30.4
6 セカンドテーブル 牡6 56 水口優也 1.09.0  3/4 34.2 7 16.5
9 キングハート 牡5 56 中谷雄太 1.09.0 ハナ 34.5 11 26.0
12 タマモブリリアン 牝5 52 古川吉洋 1.09.0 ハナ 34.3 17 213.2
17 ロードクエスト 牡5 57 三浦皇成 1.09.1  1/2 33.9 10 20.4
2 アレスバローズ 牡6 54 M.デム 1.09.1 ハナ 34.2 2 4.9
11 ユキノアイオロス セ10 53 川島信二 1.09.1 ハナ 33.7 18 328.1
14 ミッキーラブソング 牡7 56 松山弘平 1.09.3 1 1/4 34.5 13 50.8
5 アットザシーサイド 牝5 53 四位洋文 1.09.6 1 3/4 34.4 9 19.4
10 ニシケンモノノフ 牡7 57.5 横山典弘 1.09.7  3/4 34.3 8 19.4
8 ダイアナヘイロー 牝5 55 武豊 1.09.7 クビ 35.4 1 3.9
18 ナリタスターワン 牡6 55 幸英明 1.09.8  1/2 35.3 16 193.8
16 ラインミーティア 牡8 57 西田雄一 1.09.8 クビ 34.6 14 91.6

 

シルクロードSというのは、非常に位置づけが難しいレース。というのも、舞台となる京都芝1200Mが、地力というよりは「適性」が求められる舞台だからだ。

ご存じの方も多いとは思うが、京都コースは、3角過ぎから下り坂があるので自然とスピードアップ。加速した状態のまま、4角に突入しなくてはいけないため、器用さのない馬は外に振られることになる。当然、距離ロスだ。

ということで、加速した状態の中でも上手くコーナーを回れる器用さが必須条件となる。

 

だが今後、つまり「G1高松宮記念」で好走するために必要なのは、適性よりも地力!

だからこそ、今回のレースを通して、着順は関係なく、レース振りに地力を感じた馬をピックアップしてご紹介していきたい。

 

?1着ファインニードル・・・本番の主役候補に!

上で「着順は関係なく、レースぶりに地力を感じた馬を・・・」という旨を記したが、今回に関しては、結局は上位2頭から「地力」を感じた。

最後までよく脚が伸びていた

まずファインニードルに関しては、基本的には全てがこの馬に向いたとは思う。

枠順も良かったし、後位で運んだ馬にとっては流れも向いた。だが、そういった面を差し引いたとしても、直線で「もうひと伸び」した末脚からは、レベルの違いを感じずにはいられない。

 

元々、阪神コースの坂をものともせずに重賞勝ち(セントウルS)を経験しているパワー型だが、それだけに、【高松宮記念】の舞台である、中京のタフなコースも向くだろう。

 

ちなみに、2012年の優勝馬ロードカナロア、2014年の優勝馬ストレイトガールは、共にここで2着に2馬身半もの差をつけ、勢いに乗って【高松宮記念】に臨んだが、共に3着に敗れている。

 

今回のファインニードルも、2着に2馬身差をつけた。本番では彼らを超えられるか?それとも・・・。非常に楽しみだ。

 

 

?2着セイウンコウセイ・・・目標にされながらも粘った点を評価

昨年の高松宮記念勝ち馬が復活の好走!

昨年の【高松宮記念】優勝馬。その際、私たちはこの馬を軸に勝負しており、お蔭さまで勝利馬券をプレゼントしてもらった。

つまり「功労馬」それだけに、変な情が入らぬよう、他の馬以上にこの馬のことは常に厳しくチェックしてきたつもりだが、そんな私たちから見ても、今回の好走は価値があるものだと思う。

 

終わってみれば前が有利な流れではあったが、実績のあるファインニードルやダイアナヘイローを従えるなど、後続からのプレッシャーを受けながらの逃げは、決して楽ではない。そんな中、よくぞ直線でも踏ん張り、2着に粘った。【高松宮記念】以来、勝利から遠ざかっているが、久々の勝利の美酒を味わう日も、決して遠くはないだろう。

 

但し(高松宮記念はそうならないかもしれないが)、以前からそうだが、時計勝負、高速決着に対応できるタイプではない。今回は、京都にしては1分8秒台と、時計がかかったこともよかった。時計が速い開催では、安易に狙わないように。

 

 


 

【シルクロードS 2018】を見逃した方は下記からご覧下さい。

【シルクロードS 2018】のレース後の関係者のコメント

~レース後のコメント~
1着 ファインニードル(川田将雅騎手)
「強くなったと思いました。重賞を勝った時のイメージで乗りました。内でリズムが良かったですし、理想的な流れで進められました。4コーナーの手応えも良かったです。いい形で進路を作れました。終いも動いてくれましたし、まだもうひとつ動けそうに思います。これを使ってさらに強くなりそうです。以前よりコントロールが良くなりました。今日を勝つことが出来ましたから、この先もいいレースが出来ればと思っています。(川田騎手自身は)1月に重賞を勝ててうれしいです。ファンの皆さんの期待に応えられるように頑張ります」

1着 ファインニードル(高橋義忠調教師)
「成長分がありました。ここから先を目標に体を作ってもらっていました。太い感じがしていましたが乗り手は重たさを感じないそうです。スプリンターに近づいているかもしれません。1週前追いで川田騎手に『重たさが残っている』と言われて、残る1週は重たさが残らないように仕上げました。思った以上に強くなっていました。今後が楽しみです。今後はGIへ向かう予定で調整していきますが、一旦は放牧に出して整え直すことになると思います」

2着 セイウンコウセイ(松田大作騎手)
「復調してスタートも速くなっています。馬も良くなっています。これからも順調にいってくれればいいと思います」

3着 フミノムーン(国分優作騎手)
「スタッフがしっかり仕上げてくれて、馬ができていた分伸びてくれました。調子が良かっただけに2着に入って賞金を加算したかったです。でも久々にいいレースでした」

4着 カラクレナイ(池添謙一騎手)
「初めての1200mでしたが、ペースにも対応してくれました。4コーナー手前から動いて行って、いい脚を使っています。外枠ということを考えたら頑張っています。このクラスで十分やれます」

5着 ナックビーナス(勝浦正樹騎手)
「ゲートは速かったのですが、枠順もあって我慢する形でした。思ったレースは出来ました。悪くはないのですが…」

7着 セカンドテーブル(水口優也騎手)
「ゲートが決まらなかったのですが、環境が変わったことが原因でしょう。状態が悪かったわけではないので、次走はこんなことはないと思います」

8着 キングハート(中谷雄太騎手)
「休み明けでしたがいい位置が取れました。ただ、反応がイマイチでした。ここを使って次ですかね」

9着 タマモブリリアン(古川吉洋騎手)
「いい感じで流れに乗ってレースできましたが最後は決め手の差です」

10着 ロードクエスト(三浦皇成騎手)
「流れに乗れましたが、小出しに脚を使わされる形になりました。今までで一番ゲートは早く出られました。思った以上に外枠からの下り坂で厳しくなってしまいました。(前走で好走した時のように)怒らせられずに終わってしまいました」

14着 アットザシーサイド(四位洋文騎手)
「まわりの馬が速く、思っていたよりも後ろからのレースになってしまいました」

18着 ラインミーティア(西田雄一郎騎手)
「イレ込んで気負ってしまいました。それがすべてです」

(via ラジオNIKKEI 

 

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