このコラムでは【皐月賞 2024】における「穴党必見！必ず知っておきたい攻略ポイント」についての話や、主な出走馬の解説をご紹介。
皐月賞 2024 枠順確定
【１１Ｒ】 第84回皐月賞
３歳・オープン・Ｇ１(馬齢)(牡・牝)(国際)(指定) 芝2000m (B)
| 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 替 騎手 | 斤量 | 調教師 | 馬主 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | サンライズジパング | 牡3 | *菅原明良 | 57 | (栗)音無秀孝 | ライフハウス |
| 1 | 2 | メイショウタバル | 牡3 | *浜中俊 | 57 | (栗)石橋守 | 松本好雄 |
| 2 | 3 | エコロヴァルツ | 牡3 | 武豊 | 57 | (栗)牧浦充徳 | 原村正紀 |
| 2 | 4 | シリウスコルト | 牡3 | 三浦皇成 | 57 | (美)宗像義忠 | 飯田正剛 |
| B3 | 5 | xミスタージーティー | 牡3 | 藤岡佑介 | 57 | (栗)矢作芳人 | 田畑利彦 |
| 3 | 6 | アレグロブリランテ | 牡3 | 横山和生 | 57 | (美)上原佑紀 | サンデーレーシング |
| 4 | 7 | ルカランフィースト | 牡3 | *松山弘平 | 57 | (美)鹿戸雄一 | 社台レースホース |
| 4 | 8 | *ジャンタルマンタル | 牡3 | 川田将雅 | 57 | (栗)高野友和 | 社台レースホース |
| 5 | 9 | アーバンシック | 牡3 | 横山武史 | 57 | (美)武井亮 | シルクレーシング |
| 5 | 10 | レガレイラ | 牝3 | *北村宏司 | 55 | (美)木村哲也 | サンデーレーシング |
| 6 | 11 | ホウオウプロサンゲ | 牡3 | 菱田裕二 | 57 | (栗)矢作芳人 | 小笹芳央 |
| 6 | 12 | コスモキュランダ | 牡3 | *モレイラ | 57 | (美)加藤士津 | ビッグレッドファーム |
| 7 | 13 | xジャスティンミラノ | 牡3 | 戸崎圭太 | 57 | (栗)友道康夫 | 三木正浩 |
| 7 | 14 | $シンエンペラー | 牡3 | *坂井瑠星 | 57 | (栗)矢作芳人 | 藤田晋 |
| 7 | 15 | サンライズアース | 牡3 | Ｍ．デム | 57 | (栗)石坂公一 | ライフハウス |
| 8 | 16 | ダノンデサイル | 牡3 | 横山典弘 | 57 | (栗)安田翔伍 | ダノックス |
| 8 | 17 | xビザンチンドリーム | 牡3 | *ムルザバ | 57 | (栗)坂口智康 | 吉田和美 |
| 8 | 18 | xウォーターリヒト | 牡3 | 幸英明 | 57 | (栗)河内洋 | 山岡正人 |
今年も何かが起こる？G１皐月賞！
さあ、今年も牡馬クラシック３冠がいよいよ幕を開ける！
もちろん、開幕を飾るのは【皐月賞】
「ガチンコ勝負」であってほしい３冠戦には、ある意味では相応しくない「トリッキーな舞台（中山芝2000M）」
しかし、そのトリッキーさが、数多くの波乱を生んできたと言えるのかもしれないし、ダービーなどとは違った趣がある。
比較的最近でいえば、2018年だろうか。
後のダービー馬ワグネリアンが差し届かずで７着に敗れた一方、立ち回りの上手い伏兵３頭が上位を独占し、３連単37万馬券が飛び出したシーンは、今でも忘れられない。
さあ、今年も「皐月賞らしい」立ち回りが求められるレースになるのか？
それとも、底力のある馬が後方からぶち抜くのか？
あるいは、全く別の流れが待っているのか？
いずれにせよ、ワクワクしながら、レースを待とうじゃないか！
早速だが、主な出走予定馬の解説からいってみよう！
皐月賞 2024
レガレイラなど上位人気候補の５頭を解説
【短評】レガレイラ（未定・木村）
▼最近の主な戦績
ホープフルＳ １着
⇒新馬勝ちを収めた２走前は、後の重賞ウイナー・セットアップを完封！さらに強烈だったのは前走【アイビーＳ】で、スローペース故に前をとらえきれなかったが、上がり３ハロンは最速となる、驚異の32秒７！
しかも、そのタイム以上の推進力に度肝を抜かれたし、明らかに２歳馬のレベルを超えている。それほどの素材だからこそ！敢えて牝馬の身でありながら、前走は牡馬相手のＧ１【ホープフルＳ】に参戦してきたのだろう。
正直言って、中山が合うか合わないかというだけだったが、レースを見る限り、全く問題がなかった。考えてみれば、お父さんのスワーヴリチャードは、阪神内回りの【大阪杯】も勝ち、広い東京の【ジャパンカップ】も勝ったオールマイティーな馬だった。その持ち味が、上手くレガレイラに受け継がれているのかもしれない。
【Check Point】⇒牝馬による皐月賞制覇となれば1948年のヒデヒカリ以来の大偉業となる。歴史を動かす事ができるか。最愛のパートナーのルメール騎手が落馬骨折して騎乗できないのが残念だが、果たして？？？
▼参考レース ホープフルＳ
【短評】ジャンタルマンタル（川田・高野友）
▼最近の主な戦績
朝日杯ＦＳ １着
⇒【デイリー杯２歳Ｓ】に続き、【朝日杯ＦＳ】でも他馬に付け入る隙を与えず完勝！道中は中団から進め、4角手前から早めに促されて先団へ。馬群でもリズムを崩さず、鞍上の意のままに駆け抜けた。
前走が初騎乗だった川田騎手からは「性格がとてもいい。課題らしい課題は特にないです」と評価。「これからもっと成長を伴える馬」と期待をふくらませた。さすがは最優秀2歳牡馬に選出されただけの実力馬。クラシック戦線に向けてどんな走りをするのか楽しみでならない。
【Check Point】⇒前走の【共同通信杯】は力負けではなく、位置取りの差で敗退。【皐月賞】への叩き台だった事で状態も完璧ではなかったが、万全の状態で本番へ！マイルの壁を打ち破れるか！？
▼参考レース 朝日杯ＦＳ
【短評】ジャスティンミラノ（戸崎・友道）
▼最近の主な戦績
共同通信杯 １着
⇒キズナ産駒の牡馬が左回りの重賞を初勝利！前走はスタートこそは微妙でしたが、ペースが遅いと見た戸崎騎手は促して位置を上げる競馬を選択。最後の直線では新馬戦で見せた時と同様に素晴らしい伸び脚を見せて、32秒6の末脚を使ってキレ味勝負で勝利したのはインパクトがあった。
２着に敗退した川田騎手も「きょうのところは向こうの方が強かったというところです」と淡々と話していたが、強さをしっかりと認めていた。名門・友道厩舎から今年も怖い一頭が参戦してきた！
【Check Point】⇒気になるのはスローからの末脚勝負の経験しかない点。速い流れでも対応できる馬なのかは未知数。速いペース＆直線の短い中山でも対応できたら、間違いなく本物！
▼参考レース 共同通信杯
【短評】コスモキュランダ（モレイラ・加藤士）
▼最近の主な戦績
弥生賞 １着
⇒前走の【弥生賞】は６番人気ながらも鮮やかな勝利。1000mの通過タイムが60秒4とスローだったが、3角手前から一気に加速して2番手まで位置を上げ、直線でも粘り通しての勝利。
初角は9番手という位置での競馬となったが、今回の展開で後方のまま競馬を進めていたら厳しかっただろう。デムーロ騎手のマクリの競馬が見事に嵌った！前走と同じ舞台＆距離で重賞勝利。本番の皐月賞は！？
【Check Point】⇒父は皐月賞を制したアルアイン！同産駒にとって初の重賞勝利となった。鞍上がモレイラ騎手とのコンビということもあり、期待値は相当高い。
▼参考レース 弥生賞
【短評】ビサンチンドリーム（ムルザバエフ・坂口）
▼最近の主な戦績
きさらぎ賞 １着
⇒前走の【きさらぎ賞】はハナ差の辛勝だったが、内容は着差以上！時計を要していたことを踏まえると、勝ち時計の１分４６秒８は優秀。前につけていた馬たちが内を空けて直線を迎えるので、普通以上に外を回る競馬となり、並みの追込馬では絶対に届かなかったはず。それでも末脚を伸ばしてくるのだから大物かもしれない。
【Check Point】⇒１週前の追い切りは６ハロン80秒4―12秒1とタイムも優秀。ムルザバエフは「動きは良かったです。燃えやすい面があるので、そこが課題になります。リラックスすれば、すごい脚を使える馬ですから」と久々のコンタクトで手応えを深め、満足そうに振り返っていた。「中山は他の競馬場よりペースが流れるし、いいと思う」とムルザバエフは分析。再び豪脚を解き放ち、混戦を断つ。
▼参考レース きさらぎ賞
常識が覆された昨年
さて、上でご紹介した、主な出走予定馬からもおわかりの通り、例えばコントレイルのような、３冠獲得も狙えそうな、抜けた素材はいない。
ハッキリ言って、昨年に続いての
「稀に見る大混戦」
という評価が正解だろうか。群雄割拠だ！
そして、こういった状況の時は、想像を超えるような事態が起こるもの。
昨年でいえば、【皐月賞】史上初めて、１月の【京成杯】勝ち馬が優勝！
そのソールオリエンスのキャリア３戦目での勝利も、２歳戦（当時は３歳戦）が始まった1946年以降では最少のキャリアだったそうだ。
完全に、競馬界の常識は覆されたということになる。
では「今年覆される常識は？」
そして、昨年に続いて「大混戦＝常識が覆される」とみた！
そういった部分で、まず考えられるのは
「牝馬のレガレイラの優勝」
だろうか。
これまで、牝馬による【皐月賞】制覇は、1947年＆1948年の２例のみ。
ただ、ともに戦後の混乱期だった点を考慮すれば、今回レガレイラが勝てば
「実質的な、史上初の牝馬の皐月賞馬」
という見方で良いと思う。
そんな瞬間を見てみたいという思いはある。だが、当然、彼女にマークは集中する。鞍上がルメール騎手の休養により交代になる点からも、そう簡単にいくだろうか？
キングのキーワード
→厳しさの先に栄冠がある！
それよりも、個人的には、昨年に続いて
「ローテーション」
にポイントがあるのではないかと睨んでいる。
まずは、昨年のソールオリエンスの間を開けたローテ（余裕をもったローテ）とは違い
「最もタイトなローテでここに臨む馬」
あるいは、ソールオリエンスと同様に
「キャリア３戦目での皐月賞制覇に挑む馬」
このあたりをまとめると、大体４〜５頭にまで絞られてしまうと思うのだが（笑）
少なくとも、レース１週前の段階では、このあたりを焦点に、各馬を絞り抜いていくつもりだ。
東京に向けて
改めて申し上げるまでもないが、今週を以って、春の中山競馬は終了。
来週から、東京へと会場はうつり、来月からは、さらに楽しみなG１も、毎週のように行われる。
競馬が最も盛り上がる季節で厚め勝負に挑むためにも、今週の勝利は必須だと考えている。
今年開幕以来、絶好調のキングスポーツがどういった攻め方をするのか？
最終的な指定買い目は？
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ハッキリ言って、手応えあり。さあ、勝つぞ！！
さあ、次はあなたが勝つ番だ！
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後半では、レース攻略へ向けての「参考データ」もご紹介。
ぜひ、チェックしていただき、予想にお役立ていただきたい。
皐月賞 2024【予想】のCheck Point
| 人気馬の信頼度（5段階） | ★★★ 牝馬に続いて混戦 |
| 3連単 予想配当 | ５万馬券以上 |
| 3連単 平均配当（直近５年） | ３万4,128円 |
| 展開 | ミドル～ハイ→好位～中団組 |
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皐月賞 2024 攻略データ集
では、ここからはデータの話題へ。
中山で行われた近15回の【皐月賞】を対象としてデータを収集した。
（2011年は東京なので2007年から）
まずは、４角位置別の成績からご紹介！
１）４角位置別の成績をチェック！
早速、直近15回の４角位置別の成績からご紹介していこう。
皐月賞 ４角位置別の成績（近15回）
| ４角位置 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| ４角1番手 | 2- 1- 1- 11/ 15 | 13.3% | 20.0% | 26.7% |
| 2番手以内 | 2- 2- 3- 25/ 32 | 6.3% | 12.5% | 21.9% |
| 3番手以内 | 3- 5- 4- 41/ 53 | 5.7% | 15.1% | 22.6% |
| 4番手以内 | 6- 7- 5- 50/ 68 | 8.8% | 19.1% | 26.5% |
| 5番手以内 | 8- 9- 8- 70/ 95 | 8.4% | 17.9% | 26.3% |
| 7番手以内 | 12- 9- 9- 88/118 | 10.2% | 17.8% | 25.4% |
| 10番手以内 | 15- 11- 13-125/164 | 9.1% | 15.9% | 23.8% |
ご注目いただきたいのは４角10番手以内の馬たち。
何と対象15回の勝ち馬すべてがこの中に入っている！
【皐月賞】は基本的にはフルゲート！
つまり、ほぼ半分より後ろにいる馬は勝利圏内からは外れているということ。
各馬の脚質は要注意だ！
２）前走の距離別成績をチェック！
次は、前走の距離別の成績をチェック！
皐月賞 前走の距離別成績（近15年）
| 前走平地距離 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 1200m | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 1300m | 0- 0- 0- 0/ 0 | |||
| 1400m | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 1500m | 0- 0- 0- 0/ 0 | |||
| 1600m | 0- 2- 0- 10/ 12 | 0.0% | 16.7% | 16.7% |
| 1700m | 0- 0- 0- 0/ 0 | |||
| 1800m | 10- 3- 7-100/120 | 8.3% | 10.8% | 16.7% |
| 1900m | 0- 0- 0- 0/ 0 | |||
| 2000m | 5- 10- 8- 87/110 | 4.5% | 13.6% | 20.9% |
| 2100m | 0- 0- 0- 0/ 0 | |||
| 2200m | 0- 0- 0- 17/ 17 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 2300m | 0- 0- 0- 0/ 0 | |||
| 2400m | 0- 0- 0- 2/ 2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
ご覧いただければおわかりの通り
ほとんど
ということになる。
結論は
単勝派・１着馬固定派の方 ⇒ 1800Ｍ組
複勝派・連軸を探したい方 ⇒ 2000Ｍ組
皆様それぞれの予想のスタイルに合わせてお使いいただきたいデータだ。
３）馬体重の増減別成績
最後に、レース当日の「馬体重の増減別成績」を確認しておこう。
皐月賞 馬体重の増減別成績（近15年）
| 馬体重 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| -19～-10kg | 2- 2- 2- 13/ 19 | 10.5% | 21.1% | 31.6% |
| -9～ -4kg | 4- 8- 5- 80/ 97 | 4.1% | 12.4% | 17.5% |
| -3～ +3kg | 9- 5- 6- 95/115 | 7.8% | 12.2% | 17.4% |
| +4～ +19kg | 0- 1- 2- 31/ 34 | 0.0% | 2.9% | 8.8% |
非常に興味深いのは
・レース当日に、馬体重が４キロ以上増えていた馬が１勝もできていない点！
・大幅馬体減となるマイナス10キロ～19キロの馬があらゆる点で優秀トップ
「直前に馬券を買われる方」に対しての限定データにはなるが、かなり活かせそうな内容だと思う。
頭に入れておいてほしい。
最後に、データをまとめてみよう
【皐月賞に関するまとめ】
1➡４角で真ん中より後ろにいる馬の差し切りはかなり難しい！
2➡単勝派は前走1800Ｍ組、複勝派は前走2000Ｍ組
３➡意外にも「当日、４キロ以上の馬体増」の馬は勝てていない！
【最終決断はコチラから】
↓↓↓
上記データを踏まえた上で！
まだ迷いがあるという方は、ぜひキングスポーツに勝利のお手伝いをさせてほしい。
歓喜と絶叫のゴールは、もう目の前にまで迫っている！
キングスポーツ本紙予想のご利用料金
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| 今週限定 | 今週分 |
| ご新規様限定 | 4,400円 |
▼ 初めての方でも下記の会員料金でご利用OK ▼
| 4週分 | 8週分 | 16週分 |
| 12,000円 | 20,000円 | 35,000円 |
| 1日当たり@1,500円 | 1日当たり@1,250円 | 1日当たり@ 1,094円 |
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