天皇賞秋 2017 の狙い
「あの時の、あの名馬」
ディープインパクトの回避により一気に大混戦となった2006年。
勝ったのは、ダイワメジャー!
14番枠から気合いをつけて先行普段通り先行。鞍上・安藤勝騎手が「淡々とした、いい流れ。これなら瞬発力勝負にならなくてすむと感じた」と語ったように、スピードを持続させて粘り切るこの馬にとっては好都合のペース。
直線では、まさにその持ち味通りの走り。残り400mまで手綱を引かれたまま。そこからスパートを開始して坂を登りながら一気に先頭に立つと、追いすがるダンスインザムードをねじ伏せ内から脚を伸ばしたスウィフトカレント、外から追い込んできたアドマイヤムーン、コスモバルク、スイープトウショウも振り切って、そのままゴールまで堂々と押し切った。
皐月賞を制したものの、以後は気性難やノド鳴りに悩まされ、GIでは連敗中だったダイワメジャー。2年半ぶりに味わうGIの美酒となった。その後、マイルCS、安田記念など幾度となくキングSを勝利へと導いてくれ、我々にとって忘れることのできない伝説馬だ!
さあ、天皇賞秋 2017の狙いだ!キングスポーツ本紙予想
天皇賞秋 /G1(2017)
究極の「三つ巴戦」!貴方の選択は?
さあ待ちに待った古馬中距離路線の最高峰!天皇賞秋 2017 が行われる。
今年の出走メンバーを見て「わくわく」としてくるのは、私だけではないはず。まさに「枚挙に暇がない」と言えるほどで、どんなレースになるのかと想像するだけでゾクゾクとしてくる。
それほど私、安藤にとってみれば、本当に楽しみにしていた、待ちに待った大一番だ。
ましてや、同じ路線の春のG1【宝塚記念 2017】において、あのキタサンブラックの評価をキッチリと下げた上で、馬連5250円&3連単7万0420円という高配当のダブル的中するなど、この路線を完全に手の内に入れていることもあり、尚更である。
そんな私の、今回の【天皇賞秋 2017】の考え方、それは、、、
究極の「三つ巴戦」
勝利へ向けての選択肢は大きく分けて3つある。下記のどの方向性で考え、どの馬を不動の軸馬として選択するか?これが勝負の分かれ道となるのではないだろうか。
具体的にその「大きな選択肢」を記していこうと思う。
▼編集長の大局観 (1) 日本競馬界を代表するスターホース! キタサンブラックとソウルスターリング、そしてダービー馬 マカヒキ らを高く評価する考え方。 それぞれ前走の 宝塚記念 2017 、毎日王冠 2017 では人気を大きく裏切る敗戦。 これを力を落とした(足りない)と考えるか、単に条件がハマらなかっただけで、「逆襲がある」と考えるか?
キタサンブラック(武豊・清水厩舎)
ご存知、今や日本競馬界のエース!
絶対だと思われた前走 宝塚記念で惨敗も、阪神芝2200Mコースは同馬に合わなかった。今年一杯での引退も決まり、百戦錬磨の鞍上武豊もこの馬に対する思いは並々ならぬモノがあるだろう。それらの魅力も含めて、改めての注目が必要だろう。
ソウルスターリング(ルメール・藤澤厩舎)
今年5月のオークスでの走りからもわかる通り、嵌った時の爆発力は牡馬一線級を凌ぐレベル。だがややムラがある。どちらに転ぶか?注目。
前走で底を見せてしまったのか?
それとも華々しく勝つための布石だったのか?
▼編集長の大局観 (2) 次に前哨戦の 毎日王冠 2017 で好走したリアルスティールら上位3頭を高く評価する考え方。 状態面ということだけなら、間違いなく彼ら。後は、状態と能力のバランスをどう考えるか。 タフな東京が舞台だけに、1ハロンの延長も微妙にカギになるだろう。
リアルスティール(シュミノー・矢作厩舎)
7ヶ月半振りの前走でいきなり快勝し、地力の高さを大いに示した。キタサンブラック世代の強豪。過去に東京で3連対と、東京コースとの相性も抜群だし、昨年2着のリベンジへ燃えている!
サトノアラジン(川田・池江寿厩舎)
春の安田記念優勝に続き、前走も2着に激走!更に1ハロン延びるが、乗り慣れた鞍上がどう導くか?
キタサンブラックやソウルスターリングの速いペースになればなるほど、垂涎の流れとなるだけにチャンス!?
グレーターロンドン(田辺・大竹厩舎)
今年1月に準オープンを勝ったばかりの馬が、秋には天皇賞秋で主役級の1頭に成り上がった!成長力ならこの馬だろう。
実績こそ乏しいが、間違いなく上位を争える能力を秘めている。
▼編集長の大局観 (3) 最後に、春のG1で大活躍しながら、ここを久々で迎えるサトノクラウンら2頭を高く評価する考え方。 単なる休み明けの馬なら怪しく思えるが、何と言っても共に仕上げの上手さに定評のある堀厩舎。 いきなり全開の可能性も十分にあるだろう!
サトノクラウン(デムーロ・堀厩舎)
4角大外を回されながら差し切った前走の宝塚記念からは結果以上の強さを感じた。鞍上デムーロの存在も頼もしく、G1・2連勝の可能性は十分にある。
ネオリアリズム(シュタルケ・堀厩舎)
2走前の中山記念ではリアルスティール以下を倒し、前走は香港G1勝ち。間違いなく強い。後はデキ!
天皇賞秋 2017 参考レース
▼ 宝塚記念 2017
▼天皇賞秋 2017 出走予定馬【宝塚記念2017】
1着 | 11番 | サトノクラウン | |
4着 | 6番 | シャケトラ | |
5着 | 7番 | レインボーライン | |
6着 | 1番 | ミッキーロケット | |
9着 | 10番 | キタサンブラック |
▼毎日王冠 2017
▼天皇賞秋 2017 出走予定馬【毎日王冠 2017】
1着 | 8番 | リアルスティール | |
2着 | 12番 | サトノアラジン | |
3着 | 7番 | グレーターロンドン | |
6着 | 2番 | マカヒキ | |
7着 | 10番 | ワンアンドオンリー | |
8着 | 1番 | ソウルスターリング |
(↓↓下へ続く)
参考リンク:
創業1981年より長きにわたる歴史は信頼の積み重ね。穴予想を得意とする「キングスポーツ本紙予想」に関する参考ページへは下記よりどうぞ。私たちキングスポーツが、どんな風に勝負しているか興味がある方は、たまに読みに来てくれると嬉しいです。
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【天声馬語】 編集長が語る競馬の哲学。キングスポーツ予想における最新速報など。
【勝負の明暗】 富士S 2017 における勝負の明暗 菊花賞 2017 における勝負の明暗
三つ巴の中から更に踏み込む!これはキングスポーツにしかできない勝負だと断言!
ここまで「究極の三つ巴戦」と記してきたが、厳密に言えば、更に踏み込まなければ勝利は得られない!
例えば「前哨戦組を評価」という決断を下せたとしても、じゃあ勝つのは「リアルスティールなのか?サトノアラジンなのか?グレーターロンドンなのか?」という作業が残っているからだ。
ハッキリ言って、勝利への道は果てしない。だからこそ、数々の伝説をこの【天皇賞秋】で残してきた私たちキングスポーツに任せて頂きたいのだ。
冒頭でも記した通り「古馬の中距離路線を手の内に入れている」キングスポーツなら、皆様が気になる疑問を全て解決した上で、勝利馬券を掴み取ってみせると断言する!
強調しておきたいのは、東京の芝2000Mという舞台は、スピード&スタミナの総合力が問われる、非常に難解な条件だということ。例えば顕彰馬に選ばれた歴史的な名牝・ジェンティルドンナでさえ【天皇賞秋】では2年連続2着と、遂に勝つことができなかった。
その条件を制することができるのは「あの馬」しかいない!今年の豪華メンバーの中で王者になるような馬は、この秋の日本競馬界の主役が約束されたようなもの。つまりは「新たな歴史の始まり」となる大一番!是非、共に高配当を掴もうじゃないか!
最後に土曜日の【スワンS2017】についても少々触れておこう。
2017年10月28日(土)京都11R スワンS(G2) 15時35分発走
※主な出走予定馬
『レッツゴードンキ(岩田・梅田厩舎)』
⇒前走のG1【スプリンターズS】では堂々2着に激走!かつて【桜花賞】を勝っているように、もちろん1ハロン延長の1400Mでも対応可能!但し久々の前走でいきなり激走しているだけに、反動には注意が必要だろう。
『ジューヌエコール(北村友・安田隆厩舎)』
⇒初めての古馬との対戦にもかかわらず完勝した、前走の重賞【函館SS】には度肝を抜かれた方が多いと思う。だが今回は大幅に相手のレベルが上がる。真価が問われることになるだろう。
恐らく上記2頭はかなりの評価を集めることになりそうだが、実績馬であればあるほど「先へ向けて」の位置づけになるだろう。むしろ伏兵と見られる面々の中に、万全の仕上がりの馬が多いだけに、最高の☆超穴馬を発掘し、翌日の天皇賞秋 2017 へ向けて夢馬券を狙い撃ちしたい。どうぞお楽しみに。
【関連】 直近のキングスポーツ本紙予想の成績速報は コチラ
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