【天皇賞春 2022 予想/穴馬/枠順確定】全てはこの日のために！念願の夢舞台に挑む「★あの伏兵」に注目！

ご存知の方も多いと思うが、一昨年末のG２【ステイヤーズＳ】の２着馬。その時点では、当然「翌春の【天皇賞春】へ」と考えたはずだが、屈腱炎を発症し、昨年１月から、今年１月まで、約１年の休養を強いられることになった。
陣営としては、無念だっただろう。だが、屈することなく、復帰後の２戦では【中山金杯】４着＆前走【京都記念】２着と連続で好走！そしていよいよ、１年越しの夢舞台出走となった。苦しんだ分だけ、
ここに懸ける意気込みは他陣営よりも大きいだろう。ぜひ、熱い思いを激走に結びつけてほしい。

さて、タガノディアマンテだが、そもそも競走馬としてのポテンシャルがここでは明らかに上位。
３歳時には３冠Ｇ１全てに出走をはたし、いずれも一桁着順でまとめているのだ。
そんな馬が、上でも記した【ステイヤーズＳ】など長い距離でも結果を出しているのだが、中でも「強さ」そして「長距離適性」を最も感じたのは、2020年１月の【万葉ステークス】。

前半は15番手追走だったが、自ら位置をあげて３角９番手、４角４番手で通過、そして直線ではまとめて差し切った。もちろん、上がり３ハロンでは最速タイムをマーク。
長距離戦は、どうしてもスタミナ切れ＆失速のリスクがあるから、本来はあまり自分から動きたくはない。それにもかかわらず、積極的に仕掛けていったのは、当時の鞍上だった川田騎手が「圧倒的なスタミナ」を感じた証だろうし、何よりそれに応えたタガノが素晴らしい。

ちなみに、レース後の川田騎手は
「良い内容で勝ち切ることができました。今日に関しては、問題なく無事に終えられました」
率直な物言いで知られる川田騎手に「問題なく」と言わせていることも、評価すべきだろう。

だから、実は今回、タガノには万葉ステークスの時のような競馬を期待しているのだ！
【ステイヤーズＳ】２着の際には、前にいく競馬をしていたが、２強を含めたライバルを一気に飲み込む可能性があるとしたら、自ら動いてペースを上げて、消耗戦に持ち込み、自慢のスタミナを炸裂させるケースだと思う。
ましてや、今回の鞍上・幸騎手は、昨年【エリ女】のアカイイトがそうであるように「仕掛けられる騎手」でもある。今のタガノにとっては、最高のパートナーと言えるのではないだろうか。

さて、前走後、約２ヶ月半ぶりの実戦にはなるが、栗東坂路でタップリと乗り込まれてきたことで、いきなり動ける態勢にあると確信する。
また、週末は天気が微妙で、道悪のケースも想定されるが【ステイヤーズＳ】２着＆前走【京都記念】２着の時が稍重だったことからも、他馬が苦しむならプラスと言えるだろう。

さあ、舞台と条件は完全に整った。１年越しの出走の夢に「好走」を付け加えるまで、後わずか！レースを楽しみにしようじゃないか！