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2017 凱旋門賞 特集② 〜コースでわかる!この調教馬に注意せよ〜

 

シャンティイ競馬場では、この馬に注意!!

 

キングスポーツ公式ウェブサイトへようこそ!!
「ジョッキーオタク」こと、キングS編集部の真田 幸太郎と申します。本日も私の競馬コラム「真田のジョッキー戦記 ~私は、貴方を追いかける~」へお越し下さりありがとうございます。

 

さてさて、今週はここまで2回に渡り今週の日曜日(日本時間22時頃)に行われる、【世界No.1ホース決定戦】凱旋門特集を行なって参りました!!本日がその3回目!!

今回のテーマは、ズバリ↓

見た目からは想像もつかない、パワーコースなシャンティイ競馬場

 

昨年の2016以降、ロンシャン競馬場から、シャンティ競馬場へ移して行われている凱旋門賞。

まだ1年の開催データしかないので、それだけで判断するのは禁物なのだが・・・

 

実は、コースが変わった事が、優位に働いている馬がいる!!
そう。アイルランド調教馬の台頭だ!!



ロンシャンで行われていた、過去10年の凱旋門賞では、馬券に入った30頭中、アイルランド調教国はたったの4頭のみ(うち3頭は優勝)。地元フランス調教国の15/30には程遠い。



しかし、コースが変わった昨年の凱旋門賞は、アイルランドの名門・AJオブライエン厩舎が1-2-3フィニッシュで、上位を独占!!コースが変わっただけで、データを根底からひっくり返して見せたのだ!!

 

 

 

Q.では、ロンシャン競馬場とシャンティ競馬場では、どこが違うのか?

実は、コース全体の高低差は、どちらも同じ10m。しかし、最大の違いとしては、その坂路の違いからくる、「リズムの差」が挙げられます。まず最初の難関は、前半の下り坂。リズムを失うと途端に脚を使ってしまう下り坂は、できる限りゆっくり走ることが鉄則。下手に動くと馬が反応してしまい、走行フォームが崩れてしまうのです。また4コーナーの角度もきついため、外に振られやすく、直線を向くときに膨れずにぴったりと回ってくることも勝敗を分ける大事な要素になりそうです。実際に、昨年優勝を飾ったファウンドと、R・ムーア騎手のコンビは、道中でしっかりと最内をキープ。4角では上記のヴィクトリーロードをしっかりと通って、直線突き抜けました。

 

ちなみに、最後の直線に入ってしばらくした所に、メールマリーというチャペルがあり、仏ジョッキー達の間ではこのポイントまで仕掛けるのはご法度らしい。どういう意味か?ズバリそれは、坂がありパワーの必要な直線まで、無駄な動きは禁物ということで、”谷”とも形容される3~4コーナーの下り・上りでペースを守り、スタミナを温存することが勝利への重要なポイントなのです。

 

馬場の特徴をイメージしやすい様に例えるならば、冬場の中山競馬場に似ているでしょうか?パワーコースという点でも合っているので、中山の直線をそのまま更にグゥーーーーーーッと300mほど伸ばした感じですね。

兎にも角にも、スタミナとパワーが絶対条件です!!

こうした起伏の激しいコースレイアウトは、大自然の中にラチだけを設置したアイルランドや、イギリス競馬のコースによく似ています。
大自然の地形をそのまま生かされた競馬場は、競走馬の真の力が試される。
これは、コースレイアウトに限った話ではありません。広大な敷地を用意された牧場での、「自然な運動」も、日々の積み重ねで大きなアドバンテージを与えている。日本競馬のように、朝一だけで調教をし、あとは全て厩舎で過ごすような、「管理された空間」の中では決して得られない物が、欧州では道端に転がっている様に思えます。
水を得た魚ではないが、そうした、「地の利」から来るアドバンテージが、アイルランド調教馬には味方しているのかもしれない。

 

 

 

Q.では、サトノダイヤモンドに活路はあるのか?

最大の友、マカヒキのリベンジを果たす事ができるだろうか?(左:ダイヤモンド 右マカヒキ’16年ダービー)

あくまで、私の個人的な見解ですが、非常に厳しいといえます。その根本的な理由が、上記の「コース」にあると私は思います。

事実、先日行われた【G2・フォワ賞】においても終始、足元をキョロキョロと気にしながら走っていた様に見えます。地力に違いがあるにせよ、帯同馬として行ったサトノノブレスの方が、コースを苦にしていない様な印象を受けました。♪るんるん♪というか、ついダイヤモンドのことは忘れて、楽しく走っていたように感じました。

 

レース本番は更にペースも上がり、更には今年の凱旋門は「雨による重馬場」が濃厚となっているので、前哨戦よりも遥かに力のいる馬場が想定されます。そうなると、根本的に日本馬には合わないコースなのかも知れません。

 

サトノダイヤモンドの特徴としては、ストライドを大きく伸ばす時に、クビも一緒に前へ沈める傾向があります。いわゆる、胴長特有の体を大きく使ったスタイルです。しかし、この走法が仇となっている感じがします。大きく動かせばその分、軸がブレてしまい無駄に踏ん張る力を必要とし、スタミナも消費します。それが、ゴール前での消耗に繋がったのではないでしょうか?

 

今年の予想に関しても、過去の成績は気にせず、絶対的なスタミナがある馬や、胴が詰まった馬は、どんなに人気薄でも注意する必要があるかも知れません。

 

 

★データまとめ★

1)5歳馬は買うな

2)前走3着以下は割引

3)デットーリ・ムーア・スミヨンに注意

4)(愛)調教馬が不気味

5)スタミナ、パワーコース

 

ではでは、上記を頭に叩き込んでところで、実際にどんなゴール前となるのかを、YouTubeで確かめよう!!

↓以下をクリックで無料視聴↓

 

 

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