こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。
もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!
勝負の明暗 はここだった!
【 菊花賞 2017 】における勝負の明暗( キングS 予想含む )
会員様のお伝えしたコメント抜粋は下記の通り。
▼キングスポーツ編集長の大局観 ミッキースワロー キセキ アルアイン サトノアーサー サトノクロニクル ダンビュライト 上記6頭でレースをした場合、「どの馬が勝ち、どの馬が消えるのか?」 少なくとも3頭以上は苦戦するという「覚悟」を打ち出すことが、競馬ファンが知りたいと思う「プロの決断」ではないでしょうか。 ≪馬連勝負≫ 12番-13番(11倍)5千円 2番-13番(37倍)3千円 10番-13番(56倍)2千円 そこから逃げずに馬連3点の厚目勝負という形で結論を出しました。
上記の予想における感想などは【天声馬語】速さではなく、強さが見たいんだ!( 菊花賞 週 2017 )においてキングスポーツ編集長自らが語っております。
キセキ ⇒ 強い馬が勝つそれが【菊花賞 】
まずは、父親のルーラーシップが成し得なかった国内G1勝利(香港勝ちはあり)を3歳の段階で成し得た事に対して、心からの祝福を申し上げたい。父親も管理した角居調教師は、本当に感慨深かっただろう。
さて、今回の菊花賞 2017は皆様もご存知の通り「不良馬場」での開催。馬場が悪くなると、予想をする人間の頭を悩ますのは、出走各馬の「道悪の巧拙」。
だが私は、40年近い予想家人生において無数のレースに触れる中で、道悪に対する確固たる考え方、結論を得ている。
それは「重馬場」までなら道悪の巧拙がレースに及ぼす影響は大きいが、今回のように常識外れの劣悪な条件になると、勝てるのは「本当に強い馬だけ」!ということだ。
ディープインパクトの【宝塚記念 2006】やオルフェーヴルの【日本ダービー 2011】などが最たる例だろう。
前走【神戸新聞杯 2017】の内容から真の強さを確信し、今回軸馬に指名した私達だが、フォームを見る限り道悪はどちらかと言えば不得手だと見ていたので、むしろ劣悪な条件は歓迎だったのだ。
そして、その強さを誰よりも理解していたのは、鞍上のデムーロだったように思う。
だからこそ、スタートが悪くても焦ることなく、馬のペースに合わせたレース運びができたのだ。(それにより馬は余力を持って直線に入れた)
「長距離戦はジョッキーの腕が大事」だと昔から言われるが、腕のあるジョッキーが愛馬を心から信頼していたのだから、当然の勝利だったのかもしれない。
この強さがあれば、古馬相手でも通用する筈だ。この馬、そして【ジャパンカップ 2017】に回ったレイデオロ。3歳馬2頭が、日本競馬界の中心になる日は近そうだ!
【菊花賞 2017】次走への指針がここにある。
2着クリンチャー・・・
私は今年のレイデオロが勝った【日本ダービー】の時、このコーナーで以下のように記しました。
日本競馬に不安を感じずにはいられなかったのが、名指しはしませんが若手騎手たちの消極的な騎乗です。
というのも18着だったジョーストリクトリまで上がり3ハロンが34秒9でした。これが何を意味しているか?1人として積極的にいこうとする騎手がいなかった事実を重く受け止めなければならないでしょう。私も長くダービーを見てきましたが、これほどまで鎬を削る戦いが少なかったダービーはありません。
ダービーが終わった今、「やれることはやった」と胸を張れる若手騎手は残念ながらいないように思います。彼らにも重圧や立場があり、できることが限られていたかもしれません。
しかし舞台はダービーなのです。
「ダービーは経験がないと厳しいよ」という声もあるでしょう。でも、先日引退を表明した同じゴルフの宮里藍選手だって、18歳でプロツアーを制しました。それを足がかりに世界に通用するプロゴルファーとして一気にスターダムへの道を自らの手で引き寄せたのです。
だからこそ、横山典弘騎手が見せたような爪痕を残す攻める騎乗を若手ジョッキーたちにして欲しいと願います。私は若者だけが成し得る「勢い」や「ミラクル」はどこの世界にもあると思っています。
クリンチャー自身の実力もさることながら、行かなければならない【ダービー】で大きな恥をかいた藤岡佑介騎手の成長があってこその”2着”ではないだろうか。
人間は誰しもが失敗するもの。大事なのは、失敗を失敗で終わらせず、糧にして成長するということだろう。その過程をこの目で見られて、私自身も非常に励みになった。藤岡騎手も、若手の頃は同期の川田騎手と並び称されたほど。最近は目立たずにいたが、今回の経験、成長を経て、再びスターダムへのし上がるかも!?是非、注目していきたい。
6着ミッキースワロー・・・
セントライト記念やこれまでのレース振りから、かかる馬とは想定外。1周目の道中でかかってしまったことが、最後の直線で伸びを欠いたと思われる。名手中の名手、横山典といえども、こんなことがあるのが競馬なのだろう。とはいえ、上記した藤岡騎手の話ではないが、横山典も、このまま終わる男ではない。人間の成長に年齢は関係ない!人馬の次走に期待しようじゃないか。
7着アルアイン・・・
この馬の凡走に関しては、ある意味では予想通り。500キロを軽く超える大型の馬体や走法などからも、長距離は不向きだと思う。とはいえ、今振り返っても【皐月賞 2017】は本当に強かった。同じく皐月賞の勝ち馬であり、後にマイル~中距離路線における日本のエースへのし上がったダイワメジャーのように、正しい活躍の場さえ与えてあげれば、最高峰になる資質は大いに秘めているのではないだろうか。
16着ウインガナドル・・・
最近の津村騎手の先行&逃げ馬に騎乗した際の手綱捌きには目を見張っていたこともあり、☆穴馬としてウインガナドルを抜擢していた。しかし今回の乗り方については疑問を呈したい。
というのも1周目でマイスタイルが絡んできた際に、自己主張をしなかったことでより厳しい展開に陥ってしまったように感じた。長距離戦における経験の浅さが出てしまっていた。先輩の四位が怖かったのだろうか・・・。とはいえ過ぎてしまった事は仕方ない。藤岡佑騎手同様に、ここでの経験を糧に大きな成長を期待したい。
【菊花賞 2017】を見逃した方は下記からご覧下さい。
【みんなのKEIBA 次回10月29日(日) 午後3時】
混戦となった3冠最終戦「菊花賞・GⅠ」は夏の上がり馬⑬キセキがGⅠ初制覇を成し遂げました!鞍上のM.デムーロ騎手は今年重賞4勝目&3冠制覇達成!2着は10番人気④クリンチャー。3着は13番人気⑭ポポカテペトル。#菊花賞 pic.twitter.com/rvBHM3iziw— フジテレビ競馬 (@fujitvkeiba) 2017年10月22日
【菊花賞 2017】のレース後の関係者のコメント
レース後のコメント
1着 キセキ(M.デムーロ騎手)
「大変なコンディションでのレースでしたが、レース前から自信を持っていました。テンションの高い馬なので折り合いを心配していましたが、賢い馬なのでスタートからいい走りでした。思った通りの強さでした。レース後はとても疲れていました」
2着 クリンチャー(藤岡佑介騎手)
「タフな条件の中、外から自分で動いて行くタフなレースをしましたが、馬がよく応えてくれました。4コーナーで手綱を持ったまま抜け出してのレースでしたが、あそこまで行くなら勝ちたかったですね。しかし賞金も加算出来ましたし、来年につながるレースが出来たと思います」
3着 ポポカテペトル(和田竜二騎手)
「道悪が上手なんでしょうね。周りの馬が押している中で行きっぷりが良すぎて引っ掛かっていました。こういう条件なら強い馬なのだと思います」
5着 ダンビュライト(武豊騎手)
「しようと思っていたレースは出来ました。いい感じでレースを出来たと思います。ラストは力尽きた感じでした。1周目に少し力んだ分があるかもしれません」
6着 ミッキースワロー(横山典弘騎手)
「今日はひどい馬場になってしまいました。馬は頑張って走ってくれました」
7着 アルアイン(C.ルメール騎手)
「ダンビュライトの後ろのいいポジションでレースが出来ました。最後は疲れてしまいました。直線でレースをやめる感じでした」
10着 サトノクロニクル(福永祐一騎手)
「こういう馬場でも期待していたのですが、1コーナーで大きくのめってしまい、そこから(行きっぷりが)怪しくなりました」
11着 サトノアーサー(川田将雅騎手)
「かわいそうな条件の中、目一杯走ってくれました。頑張ってくれたのですが、厳しい条件でしたから、レース後何もなければいいと思います」
16着 ウインガナドル(津村明秀騎手)
「1周目でリズムを崩す形になってきついレースになってしまいました」
(via ラジオNIKKEI )