こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。
もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!
勝負の明暗 はここだった!
【回顧】京都牝馬S 2018 における勝負の明暗
2018年 2月17日(土) 2回京都7日 天候 : 晴 馬場状態 : 良
【11R】 第53回京都牝馬S
4歳以上・オープン・G3(別定) (牝)(国際)[指定] 芝・外 1400m 12頭立
着 | 枠 | 馬 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 人 | 単勝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 6 | 8 | ミスパンテール | 牝4 | 55 | 横山典弘 | 1.23.0 | 1 | 3.1 | |
2 | 7 | 10 | デアレガーロ | 牝4 | 54 | 池添謙一 | 1.23.1 | 1/2 | 4 | 5.2 |
3 | 8 | 12 | エスティタート | 牝5 | 53 | 武豊 | 1.23.1 | クビ | 5 | 10.7 |
4 | 8 | 11 | エンジェルフェイス | 牝5 | 54 | 岩田康誠 | 1.23.2 | クビ | 9 | 22.7 |
5 | 2 | 2 | ワンスインナムーン | 牝5 | 55 | 石橋脩 | 1.23.4 | 1 1/2 | 3 | 5.1 |
6 | 5 | 5 | ヴゼットジョリー | 牝4 | 54 | 和田竜二 | 1.23.6 | 1 1/4 | 8 | 20.6 |
7 | 4 | 4 | ミスエルテ | 牝4 | 54 | 川田将雅 | 1.23.6 | 頭 | 6 | 12.1 |
8 | 1 | 1 | オーヴィレール | 牝5 | 53 | 四位洋文 | 1.23.8 | 1 1/4 | 7 | 20.3 |
9 | 7 | 9 | タマモブリリアン | 牝5 | 54 | 古川吉洋 | 1.23.9 | 1/2 | 12 | 160.5 |
10 | 6 | 7 | サザナミ | 牝6 | 54 | 浜中俊 | 1.24.3 | 2 1/2 | 10 | 58.8 |
11 | 3 | 3 | ソルヴェイグ | 牝5 | 55 | M.デム | 1.24.5 | 1 1/4 | 2 | 5.0 |
12 | B5 | 6 | アリンナ | 牝4 | 54 | 松若風馬 | 1.25.1 | 3 1/2 | 11 | 152.9 |
競馬ファンの皆様もご存知だろうが、66年振りの連覇を飾ったフィギュアの羽生結弦選手には感動した!本当におめでとう!!
さて馬連厚め1点目で860円に3千円勝負!そして3連単1万0,260円円のダブル的中を射止めた【京都牝馬ステークス】だが、ここで激走した牝馬たちにも日本を興奮させるようなスーパーホースが現れてほしいものだ。前置きはここまでにして、早速回顧にいこう。
?1着ミスパンテール・・・不利があっての勝利!
1400mで多少忙しそうにしていたが、その分折り合いに苦労はしておらず、距離はベストがここだと確信を持っていた。勝負所でエスティタート武豊騎手に上手くフタをされてしまい追い遅れたシーンがあったが、300mから追い出すと一気の脚を繰り出してまとめて差し切っての1着!追い遅れてこれだけの競馬ができれば上出来!末脚もG1を試せるだけのものは持っていると思うし、ヴィクトリアマイルでも堂々と戦えそうだ!
?2着デアレガーロ・・・予告☆穴馬が見事激走!
▼実際に公開したコメント 2走前の【秋風ステークス】ではG1【ヴィクトリアM】で3着したジュールポレールを相手に0.4秒差の競馬!そして前走の【市川ステークス】では力のある牡馬もいた中で大外に持ち出すと、直線だけであっという間に抜け出して快勝した。これまで、同馬は先行からの競馬でレースを進めていたが、全く違う追い込みの競馬で結果を残した点からも『脚質の幅』が広がっている。 芝1400mは展開に左右されやすい事からも、自在性ある脚質を持っている部分は最大の魅力の一つでもある。3歳の頃から陣営の中で期待されていたが、体質が弱かったので順調にレースを使う事が出来なかった。4歳馬になり、一気に体調も強化されており、今年は重賞でタイトルを獲って大きな舞台に立ってほしい!
鞍上の池添騎手がロス無く回って、イン突きに賭けたがスンナリ開かない中でも2着!もう少し追えるスペースがあれば、もう一伸び違ったかも知れない。この馬が重賞を勝つのはそう遠い日の話でもなさそうだ!
?3着エスティタート・・・武豊騎手の神騎乗で激走!
待機から終いだけを活かす競馬。仕掛けるタイミングは完璧で、ミスパンテールに蓋を喰らわしている所も上手かった。その点はさすが武豊騎手の一言だ!エンジェルフェイスと併せて優勢に立ち回って、ムダ脚も使わずラストまで行けたが、追い遅れた上位2頭の強襲を跳ね返せず3着に敗退。100点満点の競馬をしながらも、踏ん張りきれないとなると、率直に馬の力が足りないという感じだろう。重賞3着という理由で、次走人気が上がるようであれば、軽視した方が懸命かもしれない。
その他の馬達の評価は?
?9着ソルヴェイグ・・・狙いは暖かくなってから!
率直にこの馬は寒い時期は走りません。これまで1月&2月競馬は昨年の【シルクロードS】では1番人気を裏切っての9着。そして今回も2番人気を裏切る11着に敗退した。直線ではソラを使っていたシーンからも、走る事に嫌気をさしていたイメージだ!しかし、春や夏競馬と暖かいシーズンになると途端に激走するので、まだまだ終わったと先入観を持つのは危険かもしれない。
【京都牝馬S 2018】を見逃した方は下記からご覧下さい。
【京都牝馬S2018】のレース後の関係者のコメント
~レース後のコメント~
1着 ミスパンテール(横山典騎手)
「返し馬からテンションが高かったことが今日は気になりましたが、上手に走ってくれて良かったです。馬場の影響もあり、前回ほどの切れ味はありませんでしたが、よく頑張ってくれました」
2着 デアレガーロ(大竹正博調教師)
「スローペースで、前半折り合いを欠いていました。もう少し流れてくれていたらスムースだったかもしれません。それでもよく頑張りましたし、先々が楽しみです」
3着 エスティタート(武豊騎手)
「早め先頭の競馬を狙って、いいレースが出来ました」
4着 エンジェルフェイス(岩田騎手)
「1400mでも対応出来ました。直線ではもう一度脚を使ってくれました」
5着 ワンスインナムーン(石橋脩騎手)
「内枠でしたし、自分の競馬をしました。直線にすごくいい形で向けましたが、最後は内と外の差が出た感じがします」
7着 ミスエルテ(川田騎手)
「ゲートで最後の最後に突進してしまいました。一時期よりは雰囲気も変わってきましたので、このままいい方向に向かってほしいです」
8着 オーヴィレール(四位騎手)
「デキはいいと聞いていましたが、1200mばかり使われていましたので、1400mでは折り合いが難しかったです」
(via ラジオNIKKEI )
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