こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。
もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください！
勝負の明暗 はここだった！
【回顧】愛知杯 2020 における勝負の明暗
| 着 | 枠 | 馬 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 | 単勝 | 体重 | ± | 調教師 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| １ | 3 | 5 | デンコウアンジュ | 牝7 | 56 | 柴田善臣 | 2.01.1 | 11-11-11-07 | 36.1 | 9 | 24.6 | 466 | -2 | (栗)荒川義之 | |
| ２ | 3 | 6 | アルメリアブルーム | 牝6 | 53 | 武豊 | 2.01.1 | クビ | 09-09-06-06 | 36.4 | 5 | 11.9 | 438 | -4 | (栗)高橋康之 |
| ３ | 2 | 3 | レイホーロマンス | 牝7 | 52 | 酒井学 | 2.01.2 | クビ | 07-07-06-05 | 36.5 | 11 | 40.4 | 424 | -4 | (栗)橋田満 |
| ４ | 7 | 14 | フェアリーポルカ | 牝4 | 53 | 和田竜二 | 2.01.3 | 3/4 | 09-09-09-07 | 36.4 | 6 | 16.3 | 490 | +2 | (栗)西村真幸 |
| ５ | 1 | 2 | センテリュオ | 牝5 | 55 | ルメール | 2.02.0 | 4 | 15-15-12-12 | 36.7 | 1 | 2.9 | 464 | 0 | *(栗)高野友和 |
| ６ | 6 | 11 | ウインシャトレーヌ | 牝6 | 53 | 横山武史 | 2.02.2 | 1 1/4 | 11-13-12-12 | 37.0 | 16 | 154.7 | 496 | +4 | (栗)大久保龍 |
| ７ | 4 | 8 | パッシングスルー | 牝4 | 54 | 池添謙一 | 2.02.3 | クビ | 07-08-09-09 | 37.4 | 2 | 4.4 | 484 | +14 | (美)黒岩陽一 |
| ８ | 5 | 9 | リリックドラマ | 牝6 | 53 | 菱田裕二 | 2.02.4 | 3/4 | 02-02-02-01 | 38.2 | 13 | 51.7 | 464 | 0 | (栗)岡田稲男 |
| ９ | 8 | 16 | サラキア | 牝5 | 55 | 川田将雅 | 2.02.4 | ハナ | 06-06-06-09 | 37.7 | 3 | 5.6 | 448 | 0 | (栗)池添学 |
| 10 | 1 | 1 | サヴォワールエメ | 牝4 | 51 | 荻野琢真 | 2.02.5 | 3/4 | 04-04-03-03 | 38.0 | 7 | 20.8 | 452 | -2 | (栗)友道康夫 |
| 11 | 4 | 7 | アロハリリー | 牝5 | 55 | 北村友一 | 2.02.8 | 1 3/4 | 04-04-03-03 | 38.3 | 4 | 11.5 | 456 | -4 | *(栗)高野友和 |
| 12 | 8 | 15 | ポンデザール | 牝5 | 54 | 藤岡康太 | 2.03.0 | 1 1/4 | 11-14-15-15 | 37.6 | 10 | 26.4 | 500 | +16 | (美)堀宣行 |
| 13 | 6 | 12 | カレンシリエージョ | 牝5 | 49 | 藤田菜七 | 2.03.7 | 4 | 15-15-16-16 | 38.1 | 15 | 73.4 | 488 | -4 | (栗)鈴木孝志 |
| 14 | 2 | 4 | モルフェオルフェ | 牝5 | 53 | 丹内祐次 | 2.04.1 | 2 | 01-01-01-02 | 40.0 | 14 | 54.6 | 446 | -4 | (美)大江原哲 |
| 15 | 7 | 13 | レッドランディーニ | 牝5 | 52 | 西村淳也 | 2.04.1 | ハナ | 11-11-12-14 | 38.9 | 8 | 23.8 | 444 | -6 | (栗)石坂正 |
| 16 | 5 | 10 | ランドネ | 牝5 | 53 | 吉田隼人 | 2.04.8 | 4 | 03-02-03-09 | 40.4 | 12 | 41.6 | 518 | +4 | (栗)角居勝彦 |
今年のＪＲＡ競馬は、夏の東京オリンピック開催に伴い、一部が変則開催となっている。
【愛知杯】も、広い中京コースとは対照的な小回り小倉での実施となった。
いかにも「何かが起きそうな雰囲気」が漂っていたが、案の定、９番人気の伏兵デンコウアンジュが優勝、２着にも５番人気アルメリアブルームが突っ込むという波乱の決着に！
そうなれば「穴のキングスポーツ」の出番。
おかげさまで、馬連１万2500円という高配当のゲットに成功だ！
ご会員様が喜んで下さっているであろうことを想像すると嬉しさがこみあげてくる。
だが、このコラムはあくまでも「レース回顧」だ。
結果云々とは別に、冷静にレースを振り返り、何か皆様の予想ライフの「ヒント」になるようなお話を届けられたらと考えている。
アルメリアブルームを軸馬に指名できた理由とは？
ここからは、具体的にレースの話にいこう。
今回の【愛知杯】におけるキングスポーツの予告の穴馬（軸馬）は２着馬の６番☆アルメリアブルームだった。
どうして私たちはアルメリアブルームを指名できたか？
ここで、実際に会員様にご提供した解説文をご紹介したい。
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ベテランが重賞制覇
６番☆アルメリアブルーム
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結果的には８着に終わった前走Ｇ１【エリザベス女王杯】。この数字だけを見てしまうと、とても評価はしづらいかもしれないが、内容は悪くないどころか、とても見応えのあった走りだったのだ。というのも、上がり３ハロンではメンバー中３番目となる33秒３のタイムをマークし、非常に鋭く直線で伸びていたのだ。競馬にタラレバは禁物だが、勝利したラッキーライラックに跨っていたスミヨン騎手を徹底マークしていれば、勝ち負けもあったほど。
そのぐらい位置取りの差の敗戦という部分もあったのではないかと感じている。事実、レース後に当時の鞍上・武豊騎手は、「最後もよく伸びていますし、Ｇ３くらいなら通用すると思います」と非常に前向きなコメントを「武豊ＴＶ」であげていた。
まさにそのＧ３となる今回！５歳になるまで、キャリア27戦を積み上げてきたベテランの馬がＧ１を経験を糧に、名手・武豊と共に感動の重賞制覇の瞬間をご覧あれ！！
上で記した通り、Ｇ１でも通用するであろう素質を備えた、間違いなく力のある馬。
それを大前提として！
鋭い方なら既に気づかれているかもしれないが、解説の後半では、敢えて意識的に「武豊」の名前を多様したのだ。
最大のポイントは「変則小倉開催」だった
キングスポーツの予想におけるスタンスは「あくまでも馬の能力を最優先」
昨今、外国人騎手の大活躍によりジョッキーにスポットライトがあたることが多いが、それでもキングスポーツは「馬ありき」を貫いてきたし、古くからの会員様なら、こうした姿勢をご存知ではないかと思う。
そんな私達が、敢えて武豊を強調、つまり通常よりも騎手を大事にした理由は
これに尽きる。
小倉開催ということは、これまでの【愛知杯】のデータは通用しない。
つまりジョッキーたちも手探りの中でのレースだったのだ。どういった展開が訪れても驚けない。皆、ドキドキしていたと思う。
こうした時に頼りになるものは？
踏んできた場数、くぐり抜けてきた修羅場、即ち「経験」ではないだろうか。
50代２人のワンツーは必然だった
となれば、武豊しかいないだろう。
通算騎乗回数２万２千回超えの経験は伊達ではない。馬の能力＆騎手の経験で、迷うことなく軸馬に指名したのだ。
そういった考え方からすると、アルメリアブルームに先着して優勝したのが、武豊の２学年先輩の柴田善臣騎手（こちらも通算騎乗回数は２万回超え）＆デンコウアンジュだったのも必然かもしれない。
もちろん、デンコウアンジュ自身もトップハンデを背負わされていたように、ここでは実績上位の馬ではあったが、私達自身、相手として指名できた理由のひとつは、間違いなく柴田善臣の存在だった。
そして実際に、経験豊富な鞍上の迷いなきイン突きは、馬の背中を押したと思う。
変則開催が続くだけに
今回の【愛知杯】だけではなく、今年は例年とは違った条件で行われるレースが少なくない。
恐らく、皆様も何度も迷う場面が出てくると思う。
そんな時は、ぜひ、今回のように鞍上に注目してほしい。
間違っていただきたくないのは、昨今の勝ち星の数や勢いが大事なのではない。
勝負を分けるのは圧倒的な経験
ベテランジョッキーから目を離さないように！！
９着・サラキア
前走Ｇ１【エリザベス女王杯】６着などの実績が評価され３番人気に推されるも、まさかの９着に敗戦。
馬券を買われた方はがっかりされただろうが、実は私達キングスポーツにはこの結果は読めていた。実際に、ご利用中の会員様には
消える人気馬
として、以下の通り解説した
本当に、私達の読み通りの走りだったのではないだろうか。
とはいえ、得意のスローペースならば十分に買える馬。
今回の凡走により人気が落ちるようなら、次走以降、狙ってみたい。
【愛知杯 2020】のレース後の関係者のコメント
～レース後のコメント～
１着 デンコウアンジュ（柴田善臣騎手）
「一言で嬉しいです。返し馬が終わった後に歩きが若々しくて、今日は動けるかなという感じで乗っていました。４コーナーの手応えがよく、捌き次第かなと思っていました。今日は馬が若々しく動いていきました。馬の力を借りてできる限りのところを見せていきたいと思います」
２着 アルメリアブルーム（武豊騎手）
「思った通りのレースはできました。道中いい感じで行けました。あと一歩のところでしたが、今日は勝ち馬の決め手が上でした」
３着 レイホーロマンス（酒井学騎手）
「長い距離のレースを使ってきて、今日は内枠でもあったのでスタートして出していきました。道中はスムーズで開いたスペースにうまく反応してしっかり伸びてくれました。ハンデも良かったと思います」
５着 センテリュオ（Ｃ．ルメール騎手）
「この馬場でスタートから進んでいきませんでした。能力はあるので直線は伸びていましたが、ラスト１００ｍで馬が疲れてしまいました」
１２着 ポンデザール（藤岡康太騎手）
「今日は向正面では余裕がありませんでした。ジリジリと伸びましたが、この馬本来の脚が見られませんでした。今日はこの馬には馬場が緩すぎました」
（via ラジオNIKKEI ）
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