こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。
もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!
チャンピオンズカップ 2022 のレース回顧
2022年12月 4日(日) 6回中京2日 天候 : 晴 馬場状態 : 良
【11R】 第23回チャンピオンズカップ
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) ダート 1800m 16頭立
着 | 馬 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 | 調教師 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 5 | ジュンライトボルト | 牡5 | 57 | 石川裕紀 | 1.51.9 | 09-09-08-10 | 36.2 | 3 | (栗)友道康夫 | |
2 | 10 | クラウンプライド | 牡3 | 56 | 福永祐一 | 1.51.9 | クビ | 02-02-02-02 | 36.7 | 4 | *(栗)新谷功一 |
3 | 3 | ハピ | 牡3 | 56 | 横山典弘 | 1.52.1 | 1 1/4 | 03-03-04-04 | 36.7 | 6 | *(栗)大久保龍 |
4 | 12 | テーオーケインズ | 牡5 | 57 | 松山弘平 | 1.52.2 | クビ | 06-06-04-04 | 36.8 | 1 | (栗)高柳大輔 |
5 | 13 | シャマル | 牡4 | 57 | 川田将雅 | 1.52.5 | 1 1/2 | 03-03-03-02 | 37.2 | 7 | (栗)松下武士 |
6 | 2 | サンライズホープ | 牡5 | 57 | 幸英明 | 1.52.6 | 3/4 | 16-15-12-10 | 36.7 | 11 | (栗)羽月友彦 |
7 | 4 | スマッシングハーツ | 牡6 | 57 | 鮫島克駿 | 1.52.6 | クビ | 06-06-08-08 | 37.0 | 10 | *(栗)新谷功一 |
8 | 9 | ノットゥルノ | 牡3 | 56 | 武豊 | 1.52.6 | 頭 | 06-06-07-07 | 37.1 | 5 | *(栗)音無秀孝 |
9 | 7 | オーヴェルニュ | 牡6 | 57 | ルメール | 1.52.6 | ハナ | 05-05-04-04 | 37.2 | 9 | (栗)西村真幸 |
10 | 14 | タガノビューティー | 牡5 | 57 | 石橋脩 | 1.52.7 | クビ | 14-14-12-13 | 36.8 | 12 | (栗)西園正都 |
11 | 6 | レッドガラン | 牡7 | 57 | 斎藤新 | 1.52.9 | 1 1/2 | 11-10-12-13 | 36.9 | 13 | (栗)安田隆行 |
12 | 1 | グロリアムンディ | 牡4 | 57 | ムーア | 1.53.0 | 1/2 | 11-10-12-13 | 37.1 | 2 | *(栗)大久保龍 |
13 | 15 | サクラアリュール | 牡7 | 57 | 酒井学 | 1.53.2 | 1 | 14-15-08-08 | 37.5 | 16 | (栗)村山明 |
14 | 11 | バーデンヴァイラー | 牡4 | 57 | レーン | 1.53.3 | 1/2 | 10-10-08-10 | 37.7 | 8 | (栗)斉藤崇史 |
15 | 8 | サンライズノヴァ | 牡8 | 57 | 松若風馬 | 1.53.4 | 1/2 | 13-13-16-16 | 37.2 | 14 | *(栗)音無秀孝 |
16 | 16 | レッドソルダード | セ4 | 57 | 丸山元気 | 1.54.6 | 7 | 01-01-01-01 | 39.6 | 15 | (栗)奥村豊 |
まさか、テーオーケインズが圏外とは、、、
人馬共にG1初制覇となったジュンライトボルト&石川騎手は本当に素晴らしいのだが、、、
ご紹介するまでに、少しだけ時間をいただきたい。
やはり今回のレース、まずは単勝1.5倍という圧倒的な人気を裏切る形となってしまった、テーオーケインズのお話から始めなくてはいけないだろう。
まず、私たちの率直な感想だが
「まさか馬券圏外に沈むとは、、、」
これに尽きる。
確かに、状態的には、悪くはないがパーフェクトとは思えなかった。休み明けだった前走【JBCクラシック】(優勝)を叩かれた割には、強調できるほどではなかった。
とはいえ!!「競走馬としての格」が、調教で僅かに足りない部分をカバーできると思えた。
何と言っても、昨年のこのレースで、2着に6馬身もの大きな差をつけているほどの馬なのだから。
レースぶりにも問題がなかった
そして、今回のレースぶりにも大きな問題はないように思えた。
強いて言えば、ほんの気持ち程度だがスタートでやや出負けしたことで、位置をとりにいった分の消耗はあったか!?
とはいえ、レース後、松山騎手は
「思ったようなポジションを取れました」
と語っているし、敗因にするほどではなかったと思う。
では、どうして4着に敗れたのか?だが、結果的には、やはり仕上がりの部分だったのだろう。
松山騎手は、こんなことも語っている。
「良いところまで来たかな」
という言い方は、何かしっくり来ていなかったことの裏返しだろう。
改めて痛感させられたこと
この点から、改めて痛感させられたことがある。それは
「格で勝負できる時代ではなくなった」
ということだ。
上でも記した通り、今回のテーオーケインズは「悪くはないが、パーフェクトではない」という仕上がりだった。
要するに「それなり」のデキにはあったということ。
だが、昨年6馬身もの差をつけたほどの大物でさえ「それなり」では勝てないのだ。それくらい、今の日本競馬界は、路線を問わずに能力が拮抗しているのだ。
実際、今年のG1ではほぼ全てのレースで1番人気が敗れているが、それも「格で勝負できる時代ではなくなった」ことを証明する一例だろう。
攻めるチャンスは転がっている
馬券を買う側にとっては、極めて厄介な時代に突入したという見方もできると思う。
だが、角度を変えてみれば
とも言えるのではないだろうか!?
私たち穴のキングスポーツは、創業以来の42年、無数の高配当馬券を射止めてきた実績があるが、そのチャンスがさらに拡大するということ!少しでも上位人気に不安があるなら、迷うことなく「穴で攻めるべし」
恐らく、このコラムをご覧くださっている方の大半は、私たちと同じ」「穴党」だと思う。
皆様「私たちの時代」がやってきましたよ(笑)
例えば、年末の【有馬記念】。普通に考えれば、この秋の2つの王道G1の優勝馬であるイクイノックス、ヴェラアズール、さらには【凱旋門賞】に挑んだタイトルホルダーに人気が集中するでしょう。
でも、本当にそれでいいの!?
年末に向けて、各馬の仕上がりをじっくり吟味していくつもりだから【有馬記念】週の私たちの情報発信、くれぐれもお見逃しなく!
ジュンライトボルトは真の大物
最後になってしまったが、人馬共にG1初制覇となったジュンライトボルト&石川騎手、本当におめでとう!
ジュンライトボルトは、これでダート転向後「4戦3勝&2着1回」!そして今回「3連勝」でのG1初制覇になった。
では、ジュンライトボルトという馬は、どこが素晴らしいのか?
レースを振り返ると、4角10番手から、上がり3ハロン最速の脚で差し切りを決めている。上がり2番めの馬に0.5秒もの大きな差をつけている。
その点から「末脚の破壊力」にばかり目がいくと思うが、私たちが考える最大のポイントはそこではない。
実は【シリウスS】の際のレース回顧でも記しているので、ひょっとしたら「頭に入っているよ」という方もいらっしゃるかもしれないが、最大のポイントは「4コーナー」にあるのだ。
参考⇒シリウスSのレース回顧
時代を作るはず!
上の回顧にもあるが、前走後のインタビューで、石川騎手は
と語っている。
まさに同感で、ダート界ではなかなかお目にかかれない軽快な加速力でコーナーを回り、そのまま直線に入る。だから、他馬とは伸びが全く違ってくるのだ。
芝時代(オープン特別までいっている)に培ったスピードと、元来備えているダート適性が、理想的mな形で融合しているのだろう。
そんなこともあって、今回のレースでも、有料会員様には
とご紹介させてもらったが、そのテーオーケインズを超えていったね(笑)
今回も、2着馬以下とは着差以上の力の差を感じたし、テーオーケインズの立ち直りがなければ、時代を築く可能性が高いと思う。
鞍上の石川騎手も、G1初勝利とはいえ、若い頃から技術を高く評価されてきた男。
特に今年は師匠の相沢厩舎の馬を中心に質の高い馬が回るケースが増えており、ますます心身ともに磨きがかかっている印象。
今日のレースでも終始落ち着いて乗れていたが、石川騎手のこれまでの軌跡を知っている人なら「これくらいはやるよね」という思いだったのではないだろうか。
まさしく必然の勝利!この先、人馬共に大きく羽ばたくことに期待して「勝ち馬でも未来の主役」に指名したい!
では、この後は、先週の2重賞より、それぞれの「未来の主役」のご紹介だ!
ステイヤーズSの未来の主役
2022年12月 3日(土) 5回中山1日 天候 : 曇 馬場状態 : 良
【11R】 第56回スポーツニッポン賞ステイヤーズS
3歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(特指) 芝 3600m 14頭立
着 | 馬 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 | 調教師 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 7 | シルヴァーソニック | 牡6 | 56 | レーン | 3.46.3 | 07-07-08-06 | 35.5 | 3 | (栗)池江泰寿 | |
2 | 12 | プリュムドール | 牝4 | 54 | 横山武史 | 3.46.4 | 3/4 | 09-10-11-10 | 35.3 | 5 | (栗)奥村豊 |
3 | 9 | ディバインフォース | 牡6 | 57 | 戸崎圭太 | 3.46.6 | 1 1/4 | 12-10-08-05 | 35.8 | 4 | (栗)寺島良 |
4 | 13 | アイアンバローズ | 牡5 | 56 | 岩田望来 | 3.46.8 | 1 1/4 | 02-02-02-02 | 36.6 | 2 | (栗)上村洋行 |
5 | 4 | メロディーレーン | 牝6 | 54 | 菅原明良 | 3.46.8 | クビ | 04-04-05-03 | 36.2 | 11 | (栗)森田直行 |
6 | 14 | エドノフェリーチェ | 牝5 | 54 | M.デム | 3.46.8 | ハナ | 14-14-14-14 | 35.2 | 8 | (美)相沢郁 |
7 | 10 | ベスビアナイト | セ5 | 56 | マーカン | 3.47.0 | 1 1/4 | 07-07-08-10 | 36.2 | 7 | (美)国枝栄 |
8 | 2 | ユーキャンスマイル | 牡7 | 56 | 石橋脩 | 3.47.2 | 1 1/4 | 10-07-05-06 | 36.6 | 6 | (栗)友道康夫 |
9 | 1 | ディアスティマ | 牡5 | 56 | 北村友一 | 3.47.2 | 頭 | 01-01-01-01 | 37.0 | 1 | (栗)高野友和 |
10 | 5 | シークレットラン | 牡6 | 56 | 内田博幸 | 3.47.8 | 3 1/2 | 03-03-02-03 | 37.5 | 13 | (美)田村康仁 |
11 | 6 | ナムラカミカゼ | 牡5 | 56 | 酒井学 | 3.47.9 | クビ | 12-13-13-12 | 36.5 | 9 | (栗)村山明 |
12 | 11 | カウディーリョ | 牡6 | 56 | 田辺裕信 | 3.48.1 | 1 1/2 | 05-04-05-06 | 37.5 | 10 | (美)堀宣行 |
13 | 3 | マンオブスピリット | セ5 | 56 | ドイル | 3.48.1 | ハナ | 10-10-11-12 | 36.9 | 12 | (栗)斉藤崇史 |
14 | 8 | アドマイヤアルバ | セ7 | 56 | 松岡正海 | 3.48.5 | 2 1/2 | 05-04-04-06 | 38.1 | 14 | (美)堀内岳志 |
早速興味深いニュースが入ってきた
おかげさまで、私たちの予告の☆穴馬だったプリュムドールが5番人気ながら2着に激走!
馬連27倍の配当を「1点目」で射止めることができた。本当に感謝している。
とはいえ、ここは回顧のコラム。的中実績に関しては、以下の記事に任せよう。
参考⇒先週の的中結果
それより、早速面白そうなニュースが入ってきたね!
何と【ステイヤーズステークス】を制したシルヴァーソニックが、暮れの【有馬記念】に参戦を視野に入れたことを、所有するる社台サラブレッドクラブが発表したのだ!
今年の【有馬記念】といえば、連覇を狙うエフフォーリアは国内最強のタイトルホルダー、【天皇賞秋】、【ジャパンカップ】といった秋G1を制したイクイノックス、ヴェラアズールが出走を予定しているが、超ハイレベルな面々の中にシルヴァーソニックが加わるかもしれないのだ!
果たして、良いレースができるのだろうか?
「3着」ならあるかも
あくまでも個人的なイメージにはなるが
「勝利ということになるとなんとも言えないが、3着なら可能性はあるかも」
ということになる。(もちろん、万全の状態で出走できたらという前提で)
というのも、この馬の場合、底力があるから長い距離もこなすが、これまでのパフォーマンスを見る限り、最も印象に残っているのが3勝クラス勝ちの【ジューンS】。
楽な手応えでの好位追走から、4角では早くも先頭に立ち、長い東京の直線を押し切ったレース。終始余裕が感じられたこの時の距離が「2400M」
それゆえ、今でも「ベストは2400M前後かも!?」という思いがどこかにあるのだ。
距離適性に加えて、【有馬記念】連覇の父オルフェーヴルの血統背景からも、年末の荒れ馬場もこなすだろう。
何より、そのオルフェーヴルでの2勝を含む「有馬記念4勝」の実績を持つ池江寿師が管理している点も大きい。馬主側と連携して、理想的な調整を施してくれるだろう。
ということで、繰り返しにはなるが、万全ならという前提にはなるが【有馬記念】を楽しみしたい。もちろん、未来の主役に!
チャレンジCの未来の主役
2022年12月 3日(土) 6回阪神1日 天候 : 晴 馬場状態 : 良
【11R】 第73回チャレンジカップ
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(特指) 芝・内 2000m 14頭立
着 | 馬 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 | 調教師 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 10 | ソーヴァリアント | 牡4 | 56 | ルメール | 1.57.5 | 03-04-04-03 | 35.1 | 1 | (美)大竹正博 | |
2 | 2 | ルビーカサブランカ | 牝5 | 54 | 川田将雅 | 1.57.8 | 1 3/4 | 09-07-07-05 | 35.2 | 4 | (栗)須貝尚介 |
3 | 3 | エヒト | 牡5 | 56 | 田中勝春 | 1.57.8 | クビ | 06-06-06-05 | 35.3 | 8 | (栗)森秀行 |
4 | 4 | サンレイポケット | 牡7 | 56 | 和田竜二 | 1.57.9 | 1 | 09-10-10-08 | 35.0 | 7 | (栗)高橋義忠 |
5 | 6 | エアファンディタ | 牡5 | 56 | 川須栄彦 | 1.58.0 | 1/2 | 06-07-07-08 | 35.3 | 9 | (栗)池添学 |
6 | 12 | ヒンドゥタイムズ | セ6 | 56 | 武豊 | 1.58.0 | ハナ | 13-13-13-11 | 34.5 | 2 | (栗)斉藤崇史 |
7 | 9 | ブラヴァス | 牡6 | 56 | ムーア | 1.58.5 | 3 | 12-11-11-11 | 35.2 | 5 | (栗)友道康夫 |
8 | 5 | ビーアストニッシド | 牡3 | 56 | 岩田康誠 | 1.58.6 | クビ | 03-03-03-03 | 36.3 | 6 | (栗)飯田雄三 |
9 | 1 | レッドベルオーブ | 牡4 | 56 | 福永祐一 | 1.58.6 | ハナ | 01-01-01-01 | 37.1 | 3 | (栗)藤原英昭 |
10 | 8 | タイセイモンストル | 牡5 | 56 | 坂井瑠星 | 1.58.9 | 2 | 02-02-02-02 | 37.1 | 13 | (栗)矢作芳人 |
11 | 14 | ニホンピロスクーロ | セ5 | 56 | 吉田隼人 | 1.59.4 | 3 | 05-05-05-05 | 36.9 | 10 | (栗)服部利之 |
12 | 13 | ディアマンミノル | 牡5 | 56 | 荻野極 | 1.59.6 | 1 1/2 | 14-14-14-13 | 35.7 | 11 | (栗)本田優 |
13 | 11 | パトリック | 牡6 | 56 | 藤岡佑介 | 1.59.9 | 1 3/4 | 08-07-07-08 | 37.2 | 14 | (栗)岡田稲男 |
14 | 7 | メイショウテンゲン | 牡6 | 56 | 松山弘平 | 2.00.0 | 1/2 | 09-11-12-13 | 36.4 | 12 | (栗)池添兼雄 |
勝ち馬は別格だが
レースをご覧の方なら、皆同じご意見かとは思うが
そもそも、昨年のこのレースを3馬身半差で勝っているのだから、別格で当たり前なのだが、ただその後の日々が決して楽ではなかった。長期休養&復帰戦の前走で心房細動。
それでも、立て直されたら、やはりモノが違う。前半から中盤、直線まで、どこを切り取っても全くスキがない。
とにかく無事に過ごすことさえできれば、G1でも通用(やはり2000M前後がベストだろうから、大阪杯か宝塚記念あたりで見たい)することは確実。
体質的に決して強い馬ではないだけに、とにかく祈っている。
そんなソーヴァリアント以外から未来の主役を探すなら
3着エヒト
昨年12月、阪神2000Mで3勝クラス(サンタクロースS)を勝ち上がった馬が、一年後、同じ舞台の重賞【チャレンジカップ】で3着に好走!(その間には重賞【七夕賞】も制覇)
関係者の方々、あるいは以前からエヒトを応援されていた皆様にとっては感慨もひとしおだろう。
ただ、私のような第3者的な視点でいえば
「結果以上に、競馬の中身が良くなっている」
という部分を強調させてほしい。
阪神2000Mが向いているという面もあるのかもしれないが、レース前半から、5歳馬(つまり6歳目前)とは思えぬほどの軽快な動きで道中を追走したかと思えば、コーナーを回る際の動きも実にスムーズ。
これまでのエヒトと比べると、大幅に「レースの完成度が高くなった」印象を受けた。いよいよ完成期が目前なのかもしれない。
レース後、田中勝春騎手は
と語っている。好走とはいえ、結果3着だけに「ワンパンチ」という言葉になったのだろうが、それでも、最後には「これから良くなると思います」とも。
歴戦の名手だけに素直に受け止めたいし、狭いコースの2000M前後限定にはなるが、上手くいけば、近い将来G2好走まであると思う。ぜひ、頭に入れておいてほしい!
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