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ホーム勝負の明暗ダービー卿チャレンジトロフィー 2021【回顧】勝ち馬についての評価を断言!次走への一言メモも

ダービー卿チャレンジトロフィー 2021【回顧】勝ち馬についての評価を断言!次走への一言メモも

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】ダービー卿チャレンジトロフィー 2021 における勝負の明暗

2021年 4月 3日(土) 3回中山3日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第53回ダービー卿チャレンジT
4歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝 1600m 16頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
5 9 テルツェット 牝4 53 M.デム 1.32.6  11-10-08 34.7 3 6.3 418 -6 (美)和田正一
6 11 カテドラル 牡5 56 田辺裕信 1.32.8 1  13-13-11 34.2 4 7.8 484 -4 *(栗)池添学
1 2 ボンセルヴィーソ 牡7 55 木幡巧也 1.32.8 クビ  02-05-05 35.3 5 8.4 484 0 *(栗)池添学
5 10 マイスタイル 牡7 57 横山和生 1.33.0  3/4  01-01-01 35.9 12 101.4 458 0 (栗)昆貢
7 14 アトミックフォース 牡5 55 武藤雅 1.33.2 1 1/4  08-08-05 35.4 11 54.3 480 -2 (美)武藤善則
7 13 トーラスジェミニ 牡5 57 原優介 1.33.3  1/2  02-02-02 36.0 7 15.9 476 -4 (美)小桧山悟
3 5 ブラックムーン 牡9 55 吉田豊 1.33.3  1/2  12-12-11 35.0 13 122.3 498 -4 (栗)辻野泰之
6 12 メイショウチタン 牡4 54 津村明秀 1.33.4  1/2  05-03-03 36.0 8 16.9 468 -2 (栗)本田優
4 8 ショウナンライズ 牡8 54 内田博幸 1.33.6 1 1/4  09-08-08 35.8 15 259.3 470 -8 (美)上原博之
10 4 7 ベステンダンク 牡9 56 北村宏司 1.33.7  1/2  05-06-11 36.0 14 180.5 518 +6 (栗)安達昭夫
11 B8 15 エメラルファイト 牡5 55 丹内祐次 1.33.7 ハナ  14-14-14 34.5 10 46.2 474 +2 (美)相沢郁
12 2 3 ソーグリッタリング 牡7 57 川田将雅 1.33.8  1/2  05-06-05 36.1 6 12.9 486 +4 (栗)池江泰寿
13 2 4 ルフトシュトローム 牡4 56 ルメール 1.33.9  1/2  09-10-10 36.0 2 4.5 506 0 (美)堀宣行
14 1 1 スマイルカナ 牝4 55 柴田大知 1.34.2 1 3/4  02-03-03 36.8 1 3.0 426 -10 (美)高橋祥泰
15 3 6 レイエンダ 牡6 57 丸山元気 1.54.9 大差  14-15-15 50.1 9 30.7 494 0 (美)藤沢和雄
8 16 ウインカーネリアン 牡4 55 三浦皇成 (美)鹿戸雄一

 

現在の日本競馬界におけるマイル路線を一言で表すなら

大混戦

ではないだろうか。

その象徴こそが、1月【京都金杯】2月【東京新聞杯】ではないだろうか。

◆【京都金杯】では1着馬&3着馬が単勝二桁人気
◆【東京新聞杯】でも2着馬が12番人気が突っ込んだ

特に【京都金杯】の3連単122万馬券は競馬ファンの度肝を抜いた。

 

そんな中で迎えたのが今回の【ダービー卿CT】。

このレース自体も、ハンデ戦らしく、過去5年の3連単平均配当が13万馬券超え。

混戦&波乱の重賞ともなれば、一筋縄ではいかないだろうと見ていたが、案の定だった。

 

まさか!?1&2番人気馬が、、、

何と、1&2番人気の2頭がいずれも二桁着順に沈んだのだ!

特に1番人気ノスマイルカナは、これまでに中山の芝マイルで4戦して3勝!2着1回の「パーフェクト連対」を達成していたのだ。

それほどの馬が大凡走したのだ。

改めてマイル路線の混戦ぶりを感じずにはいられない。

 

幸い、私たちキングスポーツは馬券を射止めることができた。

波乱のレースをきっちりと射止められたのは、穴のキングスポーツならではかもしれない。

激走してくれた各馬への感謝を抱きつつ、レースを振り返ってみよう。

 

勝ち馬をどう評価する?

そんなレースを制したのは、ここが重賞初挑戦!3連勝の勢いに乗って参戦した4歳馬のテルツェットだった。

まずは重賞初勝利、おめでとう!

ちなみに、鞍上のデムーロ騎手もここが通算1100勝という区切りの勝利。

あらゆる意味で、関係者にとっては忘れられない勝利になったはずだ。

 

牡馬相手のマイル重賞を制したことで、今後はG1も視野に入るはず。

レース後、管理する和田調教師は

状態次第になりますが、ヴィクトリアマイルも視野に入ってくると思います

と断言していた。

 

では、G1でも通用する可能性はあるのか?

という点が気になるところだが、、、私の結論としては

上位争いに絡める可能性は十分にある!

そう考える「2つの理由」をご紹介したい。

 

理由1⇒抜群の「切り替え」

実は、管理する和田調教師は以下のコメントを残している。

競馬の前のテンションがどうかなと思いましたが、ジョッキーがうまくなだめてくれて、落ち着いて競馬に臨めたのが良かったです。

確かに、テンションは上がっていた。

そのままレースに臨んでいたら、恐らく難しかったように思う。

しかし!いざレースに入ると、しっかり落ち着いて力を出し切った。

この切り替え!対応力こそがG1でも通じると考える大きな理由!

 

昨年ヴィクトリアMはアーモンドアイが制した

G1という大舞台では、何が起こってもおかしくない。

関係者を含めた周囲の熱量は大きく、精神的には非常に難しい状況に陥りやすい。

そうなった時に切り替えられるか?そうでないか?

勝負を分ける大きなポイントだと考える。

テルツェットの切り替えの早さは「大一番向き」だ!

 

理由2⇒今回のレースに恵まれた部分はなかった

もうひとつの理由は、今回の勝利が、単なる重賞勝ち以上に価値があると考えられる点だ。

今回の2着馬カテドラルは前走の【東京新聞杯】に続いて「重賞連続2着」

間違いなくマイル路線ではトップクラスの馬。

そんな馬に1馬身差をつけていること自体は素晴らしいが、強調すべきは

展開がハマったなどの恩恵はなかった

という点だ。

 

というのも、1&2着馬こそ中団~後方から外を回してきたが、3&4着馬は好位より前で内を回して粘っている。

要するに、内だろうが外だろうが、前だろうが後ろだろうが、皆が平等に力を出せるレースだったのだ!

ガチンコ勝負でカテドラルに1馬身差!

だから価値があるのだ。

 

とにかく体調だけ!

力は通用する!体調だけには気をつけてほしい。

4歳馬ながら、今回がようやく7戦目だった点からもわかるように、決して体質が強いというタイプではない。

とにかく彼女が無事に本番を迎えることができたら!

きっと、熱い走りを見せてくれるだろう。

もちろん、未来の主役に指名しておきたい!

 

キングスポーツ流「次走へ向けての一言メモ」

ここからは「私の独り言」だととらえていただきたい。

今後へ向けて、気がついたことをメモ帳に走り書きしているようなイメージ。

せっかくなので、それを皆様と共有してみようかと考えた。

今回のレースでは、やはり2着に触れない訳にはいかない。

 

2着カテドラル

勝ち馬には1馬身差の2着。

とはいえ、上がり3ハロンでは最速タイムをマークしていたように、内容では着差ほどの開きはないと考えるべきだろう。

3歳時にはG1で好走!不調に苦しんだ時期もあったが前走【東京新聞杯】で2着に!

力のある馬が復調した。今回のレースを迎えるにあたり、唯一の懸念材料は、狭い中山コースだったはず。

鞍上いわく「器用な馬ではない」からだ。

しかし、終わってみれば堂々の2着!

器用云々を超えた底力をつけていることの証明ではないだろうか。

今の雰囲気なら、例え【安田記念】でも!!

馬券圏内候補の1頭として考える必要がありそうだ!

 

【ダービー卿チャレンジトロフィー 2021】のレース後の関係者のコメント

レース後のコメント
1着 テルツェット(M.デムーロ騎手)
「気持ちいいですね。(レースでの馬の雰囲気も)すごく良かったです。この馬の以前のレースを見て勉強していましたし、レースでは初めて乗りましたが、馬を信じていました。最後の直線での動きも、すごく良かったです。思った通り、良い瞬発力を見せてくれました。能力がすごくありますから、この先が楽しみです。区切りの1100勝を重賞で決められて、とても嬉しいです。
(中山競馬場に久々にファンが来場していて)やはりパドックから雰囲気が違いました。皆さんが応援してくれて、戻ってくる時にもファンの皆さんがとても暖かかったですし、嬉しかったです」

(和田正一郎調教師)
「しっかり伸びてくれましたね。競馬の前のテンションがどうかなと思いましたが、ジョッキーがうまくなだめてくれて、落ち着いて競馬に臨めたのが良かったです。しっかりハミを取っていましたし、ゴーサインにしっかり反応して、ジョッキーもスムーズに外を回していってくれました。
本質的にはこのくらいの距離が一番良いのかなと思います。このあとは馬の様子を見てから、状態次第になりますが、ヴィクトリアマイルも視野に入ってくると思います」

2着 カテドラル(田辺裕信騎手)
「器用な馬ではないので、中山は展開に左右されると思っていました。ただ前も引っ張ってくれて、今日は理想的な形になってくれました。勝ち馬は斤量も軽かったですし、仕方ないです」

3着 ボンセルヴィーソ(木幡巧也騎手)
「内枠を生かして、うまく運ぶことができました。馬場も気にせず、よく走ってくれました」

6着 トーラスジェミニ(原優介騎手)
「マイスタイルが速くて、自分の馬が外枠だったので、今後のことも考えて番手でレースをしました。この形を今後に生かしていってくれたらと思います」

7着 ブラックムーン(吉田豊騎手)
「良い形で競馬ができました。差し馬有利の展開で、この馬に流れが向いてくれました」

13着 ルフトシュトローム(C.ルメール騎手)
「休み明けで途中までハミを取ってくれませんでした。馬混みを嫌がって反応してくれませんでした」

14着 スマイルカナ(柴田大知騎手)
「これだけ休んだことがなかったので、休み明けが敗因です。スムーズに走っていましたが、4コーナーで手応えがなくなってしまいました」

(via ラジオNIKKEI 

 

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