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ホーム勝負の明暗フローラステークス 2021【回顧】大一番はどうなる?勝ち馬など上位3頭をチェック!

フローラステークス 2021【回顧】大一番はどうなる?勝ち馬など上位3頭をチェック!

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】フローラステークス 2021 における勝負の明暗

2021年 4月25日(日) 2回東京2日 天候 : 曇  馬場状態 : 良
【11R】 第56回サンケイスポーツ賞フローラS
3歳・オープン・G2(馬齢) (牝)(国際)(指定) 芝 2000m 17頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
8 15 クールキャット 牝3 54 ルメール 1.59.4  04-04-04 33.4 5 11.8 506 -2 *(美)奥村武
6 12 スライリー 牝3 54 石川裕紀 1.59.6 1  03-02-02 33.8 14 88.3 422 -8 (美)相沢郁
2 3 ユーバーレーベン 牝3 54 M.デム 1.59.6 ハナ  09-08-10 33.2 2 3.5 454 -10 (美)手塚貴久
4 7 メイサウザンアワー 牝3 54 石橋脩 1.59.6 クビ  04-04-04 33.6 6 13.6 496 +14 (美)尾関知人
1 1 ウインアグライア 牝3 54 和田竜二 2.00.0 2 1/2  06-06-06 33.9 7 15.1 458 -4 (美)和田雄二
5 9 パープルレディー 牝3 54 田辺裕信 2.00.1  3/4  12-11-13 33.5 3 7.2 414 -4 *(美)奥村武
2 4 レッジャードロ 牝3 54 柴田善臣 2.00.2  1/2  09-08-08 33.9 17 163.3 430 -4 (美)戸田博文
4 8 オヌール 牝3 54 川田将雅 2.00.2  08-08-08 33.9 1 3.3 404 -8 (栗)友道康夫
5 10 ララサンスフル 牝3 54 大野拓弥 2.00.3  3/4  02-02-02 34.5 12 49.2 492 +8 *(美)大竹正博
10 8 17 エトワールマタン 牝3 54 内田博幸 2.00.3 ハナ  09-11-11 33.8 16 147.5 424 0 (美)高柳瑞樹
11 1 2 グローリアスサルム 牝3 54 吉田豊 2.00.3 クビ  17-14-14 33.6 13 76.6 434 -10 (美)小島茂之
12 3 6 ルース 牝3 54 横山典弘 2.00.4  1/2  16-16-17 33.3 11 42.9 488 0 (栗)池添兼雄
13 8 16 アンフィニドール 牝3 54 川島信二 2.00.4 ハナ  01-01-01 34.8 4 11.6 478 +2 (栗)矢作芳人
14 7 14 オメガロマンス 牝3 54 横山武史 2.00.4 ハナ  14-14-16 33.4 10 28.8 436 -10 (美)斎藤誠
15 6 11 スノーハレーション 牝3 54 丸山元気 2.00.6 1 1/4  15-16-14 33.8 15 95.3 410 0 (美)金成貴史
16 7 13 ジェニーアムレット 牝3 54 三浦皇成 2.00.6 ハナ  06-06-06 34.4 8 20.1 462 0 (美)加藤征弘
17 3 5 スノークォーツ 牝3 54 戸崎圭太 2.00.8 1 1/4  12-11-11 34.3 9 22.0 460 +6 *(美)大竹正博

 

昨年の優勝馬ウインマリリンが、その後【オークス】で2着に激走!

そんなこともあり、例年以上に注目を集めた今年の【フローラステークス】。

注目度の高さの理由はもうひとつある。

サトノレイナスのダービー参戦により

「オークスはソダシ1強」

というムードも出つつあるが、それを打破するような新星に現れてほしいという思いも、多くの競馬ファンにはあるのではないだろうか。

 

優先出走権獲得、おめでとう!

そういった中で、本番【オークス】への優先出走権を確保した上位2頭に対しては、まず

「おめでとう」

という言葉を申し上げたい。

生涯一度きりの晴れの舞台の切符を掴んだのだ。関係者の方々の思いはどれほどだろう。

 

一方で【オークス】に出走する以上、やはり上位を目指して戦ってほしい。

そこで今回のレース回顧では!

上位2頭、そして賞金的に本番出走が叶いそうな3着ユーバーレーベン、計3頭の

「オークス(あるいは今後)の可能性」

という部分について、私見を述べていこうと思う。

 

1着⇒クールキャット(ルメール)

まずは優勝したクールキャットからいこう。

前半から好位4番手を確保すると、上がり3ハロンでもメンバー中2番目のタイムを叩き出して2着には1馬身差の完勝。

今日のレースぶりについては、文句のつけようがなかった。

そんなクールキャットに対して、鞍上・調教師が共に同じようなことを語っている。

 

まずはルメール騎手。

この馬は跳びが大きく、あまり切れるタイプではありませんが、長く良い脚を使ってくれます。

続いて奥村武調教師。

この馬はビュッという脚はありませんが、スタミナがあるので、距離が延びても良いと思います

 

スタミナ比べなら

本番でも

タイプ的に、近年の【オークス】でありがちな、スローからの瞬発力勝負では恐らく厳しそうだ。

だが、クールキャットには調教師も認めるスタミナがある。

唯一ソダシを上回れる可能性があるとしたらこの部分だろう。

今回同様、まずは好位を確保。

その後は、前を走る馬を煽るようにスピードを上げさせ、スタミナ勝負に持ち込む。

これができれば(というよりやるだろう)チャンスは十分ではないだろうか。

馬体も500キロ少々と、この時期の牝馬としてはかなり大きい。

他馬と競り合っても引かなければ勝てるだろう。

勝ち馬だが、未来の主役はこの馬で決まり!

 

2着⇒スライリー(石川裕)

実は、今回のレースで有料会員様にご紹介した好調教馬の1頭だった。

14番人気ながら彼女が頑張ってくれたことで、3連複4万馬券的中に成功。

まずは、この点について感謝している。

 

そして、以前から様々なところで申し上げている通り、伸び盛りの3歳馬の場合

好調教馬=能力が強化された(進化した)馬

だから、実績がやや乏しいこと、あるいは鞍上の不人気(?)もあって14番人気にとどまったが、能力的にはそもそも低人気であることが不思議な馬。

 

ちなみに、有料会員様には以下のように解説した。

前走の重賞【クイーンC】は前が詰まる場面があり10着に終わる不完全燃焼。その悔しさを晴らしたい!そんな思いが伝わってくるかのような、この中間の調教。
特に最終追いとなった美浦のウッドでは66秒4という好時計で走破したが、それを非常に軽いフットワークでマーク!能力と状態の良さ!両面共に魅力十分であり、一発に期待!

 

気になるのは馬体重だけ

力をつけているし、元々芝1800Mでデビューしているように、長いところを意識されていた馬。

今回のようにスムーズに好位が確保できれば本番でも面白そうだが、、、

唯一、やはり馬体重が気になる。

422キロ(8キロ減)は、充実した調教の結果とはいえ、これ以上減るとどうか。

上でご紹介したクールキャットとは対照的。

420キロ台はこの時期の牝馬としても小柄であり、大一番でごちゃつく形になった時どうか!?

最低限、今回の馬体重をキープしてほしい!

 

3着⇒ユーバーレーベン(デムーロ)

【阪神JF】ではソダシとも接戦経験のあるユーバーレーベンだったが、3着に敗戦。

とはいえ、悲観することはない。上がり3ハロンでは最速タイムをマーク。

レース後、管理する手塚調教師が

開幕週ですから、上位2頭とは位置取りの差が出た感じです。

と語っている通りだと思う。

一方で、今後のことを考えると、少々気になる部分もある。

それは「位置取り以外は、ほぼレース内容に問題がなかった」こと。

 

爆走するイメージまでは

よくいえば、無難に走れている

厳しい言い方をすると、オークスでソダシを退けるような爆走まではイメージができなかった。

後ろからソダシをとらえるのは容易ではないだろう。

ゴールドシップ産駒ということで潜在的なスタミナはありそうだし、思い切って前々で攻めるのはどうだろうか。

ユーバーレーベン陣営が、どのあたりの着順を目指しているかにもよるが、、、

勝利を狙うなら攻めてほしい。

 

レースを見逃した方はコチラから

 

【フローラステークス 2021】のレース後の関係者のコメント

レース後のコメント
1着 クールキャット(C.ルメール騎手)
「今日は前目につけたいと思っていたので、スタートから出していきました。すぐに良いポジションにつけられて、馬の後ろに入れると冷静に走ってくれました。この馬は跳びが大きく、あまり切れるタイプではありませんが、長く良い脚を使ってくれます。直線では大外に出すと、段々と加速しました。新馬戦で乗った時から能力を感じていましたが、今日は馬体がパワーアップしていて、筋肉もついていました。重賞を勝つことができて良かったです」

(奥村武調教師)
「思っていた通り、東京コース、2000mという距離がこの馬には合いました。ルメール騎手がパワーアップしていると言ってくれた通り、2歳の頃より力強さも出ていました。次走についてはおそらくオークスを目指すことになると思います。この馬はビュッという脚はありませんが、スタミナがあるので、距離が延びても良いと思います」

2着 スライリー(相沢郁調教師)
「前回のレースでは折り合いがつかず失敗した形でした。今日は折り合いがついて上手くレースができました。本番(オークス)ではもっと抑えていって、思い切ったレースをさせたいと思っています。楽しみです」

3着 ユーバーレーベン(手塚貴久調教師)
「開幕週ですから、上位2頭とは位置取りの差が出た感じです。今日はスタートも良く出ましたし、距離も問題はありませんでした。体が減ったのも、ジョッキーは問題ないと言っていました。オークスに出走できれば、巻き返したいと思っています」

4着 メイサウザンアワー(石橋脩騎手)
「調教で乗って、良い馬だと感じていました。イメージ通りスタートも良く、無理なく良いポジションで進めることができました。直線で前が塞がらなければ、2着はあったレースでした」

5着 ウインアグライア(和田竜二騎手)
「良いリズムでレースができました。休み明けでしたし、今日は良化途上という状態でしたから、オークスで期待できるという感じのレースはできたと思います」

6着 パープルレディー(田辺裕信騎手)
「1コーナーで外に振られたのが痛かったですね。開幕週の馬場で、力任せのレースをすることになりました。中々脚が溜まりませんでした。馬は、精神面の成長は見られます。体の成長を期待したいですね」

7着 レッジャードロ(柴田善臣騎手)
「レースが近づくと、馬に気が入ってしまうようです。ゲート入りの時も気が入りすぎていました。それでも道中は我慢してくれました。良いフットワークで能力を感じました」

8着 オヌール(川田将雅騎手)
「今日は道中の追走に余裕がありませんでした。体の中身が伴ってくれば変わってくると思います」

(via ラジオNIKKEI 

 

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