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府中牝馬ステークス 2020【回顧】経験しなければわからないことがある!次走への一言メモも

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】府中牝馬S 2020 における勝負の明暗

2020年10月17日(土) 4回東京3日 天候 : 雨  馬場状態 : 重
3歳以上・オープン・G2(別定) (牝)(国際)(指定) 芝 1800m 8頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
4 4 サラキア 牝5 54 北村友一 1.48.5    04-05-03 35.7 7 20.2 454 -2 (栗)池添学
6 6 シャドウディーヴァ 牝4 54 内田博幸 1.49.0 3  07-05-06 36.0 6 18.1 482 +8 (美)斎藤誠
8 8 サムシングジャスト 牝4 54 松山弘平 1.49.2 1 1/4  08-08-08 35.9 8 20.9 514 +6 (栗)松田国英
7 7 トロワゼトワル 牝5 54 横山典弘 1.49.2 クビ  01-01-01 36.9 4 7.0 462 -2 (栗)安田隆行
5 5 ラヴズオンリーユー 牝4 55 M.デム 1.49.3  1/2  04-03-03 36.5 1 2.3 486 +12 (栗)矢作芳人
2 2 ダノンファンタジー 牝4 54 川田将雅 1.49.6 1 3/4  02-02-02 37.2 2 4.0 470 +4 (栗)中内田充
1 1 シゲルピンクダイヤ 牝4 54 幸英明 1.49.9 1 3/4  04-05-06 36.9 5 15.4 474 0 (栗)渡辺薫彦
3 3 フェアリーポルカ 牝4 54 和田竜二 1.49.9 クビ  03-03-03 37.1 3 4.7 498 -12 (栗)西村真幸

 

まずは何より、冷たい雨の中、レースを戦い抜いた騎手、各馬、関係者、また競馬場に足を運ばれた皆様に対して、心から「お疲れ様」と言いたい。

朝から本当に寒かったね。

どうやら、12月上旬並の気温だったとか。

私は久々に冬物のコートを着たが、それでも寒かった。

これからますます、こういった気候の日も増えてくるだろう。

お互い、くれぐれも体調管理には気をつけようじゃないか!

 

獲った!3連複勝負で2万馬券的中!

体は寒かったが、実は心は熱かったんだ!笑

キングスポーツが1週前よりコラムやYoutubeでイチオシした穴馬!

8頭中➡8番人気(最低人気)のサムシングジャストが堂々3着に激走!

上位2頭も7番人気&6番人気ということで高配当が飛び出した。

3連複21点勝負で2万3160円の的中に成功!

サムシングジャストには心から感謝したい。

 

▼参考➡サムシングジャストの激走を断言したYoutube▼

 

さて、ここで当然のように次の疑問が浮かんでくるだろう。

どうして最低人気のサムシングジャストを1週前から予告できたの?

 

細かい話より大事なことがある

細かい指名理由についてはコラムやYoutubeでも公開している。

念のため、コラムでご紹介した内容を転載しておこう。

以下、転載。

「イチオシの大穴」その正体は!?

さあ、皆様お待ちかね【府中牝馬ステークス】における「イチオシの大穴」!

ご紹介したい。

激走必至 ➡ 8番サムシングジャスト(松山・松田国)

名手も高評価

古馬になってから初めての重賞挑戦となった前走【クイーンS】だが、苦しいレースになってしまった。小回りの札幌にもかかわらず、4コーナーで14頭中14番手、しかも大外を回される形では勝負にならない。

それでも!勝ち馬レッドアネモスを0.4秒差(9着)まで追い込んだ点を高く評価する必要があるのではないだろうか。
スムーズに走れたらどうだったか?少なくとも重賞で通用する力はハッキリ示したと判断したい。

そんなサムシングジャストにとって、ここ東京芝1800Mはベストコースと言って良いのではないだろうか。2走前、3勝クラス【初音ステークス】をこの舞台で勝っているが、上がり最速の脚で突き抜けた姿は圧巻だった。

管理する松田国英調教師「直線の長いコースは合う」と語っているし、満を持しての参戦ということになるだろう。

今回は2ヶ月半ぶりの実戦にはなるが、この中間は意欲的に追われた。
1週前の栗東CWでも軽快な動きを見せるなど「ここを叩き台」としてとらえている印象の他の有力馬とは仕上げ方が違う!

ならば条件は整った。狙い撃ち!

 

補足)武豊騎手も絶賛

ちなみに、前走時の鞍上だった武豊騎手はレース後、次のようなコメントを残している。

「直線は内にモタれながらも伸びていたし重賞でも通用する馬

武豊騎手は、自身が名騎手であるだけでなく

馬を見る目が圧倒的に優れている

という印象を持っている。

これまで、武豊騎手が絶賛➡後に大活躍」という馬を数多く見てきた。

そういった点からも、サムシングジャストへの期待は大きくなる。

 

この通り、確固たる指名理由がある。

だから、最低人気を争うレベルだということは1週前の段階でわかっていたが、私たちの中では「自信をもっての☆穴馬」だった。

今回に関しては、道悪が向いた部分はあるだろう。

とはいえ、G1馬ラブズオンリーユーなど上位人気馬に先着したことも事実。

引き続き、彼女には期待したい。

 

だが!!

そういった細かい指名理由よりもっと大事なことがあると私たちは思う。

ここで皆様にお聞きしたい。

重賞で自分の狙っていた軸馬が「単勝最下位人気」
それでも自信をもって勝負できる?

 

穴を攻めてきた経験が生んだ勝利!

最下位人気ということは、専門紙やスポーツ紙の馬柱では「無印」

情報を仕入れることを重視する現代の競馬ファンは、無印という情報を仕入れた途端

こんなに評価が低いんじゃ無理そうだな・・・

と感じて勝負に挑めないと思う。

 

だが、私たちには迷いはなかった。何故なら

これまでに何度も超人気薄からの勝負に挑み!
実際に馬券を獲ってきた経験があるから!

 

経験が糧となり、そしていざ人気薄の馬と向き合った際の

「この馬なら人気薄でも必ずいける」

という冷静な判断力に繋がるのだ。

競馬に限った話ではないのかもしれないが

 

穴馬券が獲りたいなら攻めるんだ!

だから、もしもこのコラムをご覧の方の中で

俺も高配当を獲ってみたい、けど獲れたことがあまりない

と悩まれている方がいるなら

悩む前に攻めの予想にチャレンジしてほしい!

これこそが、今回のコラムで皆様に最もお伝えしたいことだ。

きっと、新しい「何か」が見えてくるはず。

もちろん、手っ取り早いのは私たちキングスポーツに夢を託していただくこと!

そちらもお待ちしている。笑

 

キングスポーツ流「次走へ向けての一言メモ」

ここからは「私の独り言」だととらえていただきたい。

今後へ向けて、気がついたことをメモ帳に走り書きしているようなイメージ。

せっかくなので、それを皆様と共有してみようかと考えた。

 

面白いなと感じた馬が2頭いた。

数行程度の解説にはなるが、どこかで皆様のお役に立てる内容だと思う。

頭に入れておいてほしい。

 

1着・サラキア

昨年のG1【エリザベス女王杯】で6着に入っているほどの馬が、G1よりレベルが低いここで7番 人気にとどまるのだから、人気というのはわからないもの。

それはともかく、実績からすればここを勝っても何ら驚けない馬。

ちなみに、同じ東京芝1800Mの重賞【エプソムC】2着の実績もあるようにコース適性も高い。

だが、今回はそれ以上に

道悪により行きたがる面が抑えられた

という部分が大きいかもしれない。

 

レース後、鞍上の北村友騎手は次のような話をしている。

この馬場でも良い意味で行きっぷり、前進気勢があって良かったです。どちらかというと、折り合いに気を付けなければいけない馬ですが、脚をとられるぐらいの馬場でかえってリラックスできて良かったです。

どうしても馬場が悪いと馬は慎重に走ろうとする。

中でも、日頃行きっぷりの良い馬は、慎重さの方に意識が向くから、かかることもない。

結果、リラックスした走りに繋がるのだ。

いわゆる、走力的な道悪適性とは別に、道悪が各馬のメンタルに及ぼす影響については、頭を入れておく必要がありそうだ。

 

5着・ラブズオンリーユー

結果は5着。だが、前半での落ち着いたレースぶり、軽快な動きはさすがはG1馬。

格の違いがハッキリと出ていたように思う。

敗因については、レース後の鞍上デムーロのコメント通りだろう。

久々であったことに加えて、今日のような馬場、さらに他の馬からのプレッシャーもあり厳しかったです。

一度使われ、恐らく次は【エリザベス女王杯】だろうか。

順当に状態が良化すればチャンスは十分!

既に実績十分の馬ではあるが、次走への期待という意味で「未来の主役」に指名しておきたい。

 

【府中牝馬ステークス 2020】のレース後の関係者のコメント

レース後のコメント
1着 サラキア(北村友一騎手)
「良い状態を維持していました。この馬場でも良い意味で行きっぷり、前進気勢があって良かったです。どちらかというと、折り合いに気を付けなければいけない馬ですが、脚をとられるぐらいの馬場でかえってリラックスできて良かったです。特に位置取りは気にせず、出たところでリズム良く競馬をしようと思っていました。馬場の良い所を終始通れたというのもありましたが、4コーナーからいつも一瞬良い脚は使いますが、長く良い脚を使えないタイプです。手応えが良くても坂を上がる時は心配でしたが、最後まで走り切ってくれました。特に変わったところはありません。距離自体は去年も2200mを走ってくれているので、その経験を生かしてほしいです。適性かどうかわかりませんが、頑張ってほしいです」

(池添学調教師)
「硬さが無くなって、5歳をむかえて精神的にどっしりとしてきました。何よりも北村友一騎手と手が合っているのだと思います。リズム重視で乗ってもらい、馬場の綺麗な外へと出して、後は何とか伸びてくれという気持ちでした。3歳の時からなかなかタイトルを取ることができなかったので、勝つことができて良かったです。(次走について)無理はさせませんが、調子がよかったら(エリザベス女王杯へ)向かおうと思います」

2着 シャドウディーヴァ(内田博幸騎手)
「馬がよく頑張ってくれました。この馬場でしっかりと走っています。有力馬を前に見ながら良い形で進められました。やはり東京コースは走りますね。勝った馬は強かったですが、この馬も大したものです」

3着 サムシングジャスト(松山弘平騎手)
「こういう馬場は得意で、最後しっかりと脚を使ってくれました。よく踏ん張ってくれました」

4着 トロワゼトワル(安田隆行調教師)
「よく頑張っていましたが、相手も強かったし、距離も1800mでしたから。時期的に寒くなると硬くなるところもある馬です」

5着 ラヴズオンリーユー(M.デムーロ騎手)
「マイルよりは行きっぷりが良かったです。ただ、久々であったことに加えて、今日のような馬場、さらに他の馬からのプレッシャーもあり厳しかったです。一回使ってから良くなりそうです」

(via ラジオNIKKEI 

 

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