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ホーム勝負の明暗秋華賞 2020【回顧】「史上初」を目の当たりにして今思うこと&次走への一言メモも

秋華賞 2020【回顧】「史上初」を目の当たりにして今思うこと&次走への一言メモも

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】秋華賞 2020 における勝負の明暗

2020年10月18日(日) 4回京都4日 天候 : 晴  馬場状態 : 稍重
3歳・オープン・G1(馬齢) (牝)(国際)(指定) 芝・内 2000m 18頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
7 13 デアリングタクト 牝3 55 松山弘平 2.00.6   13-13-08-05 35.8 1 1.4 480 +14 *(栗)杉山晴紀
6 12 マジックキャッスル 牝3 55 大野拓弥 2.00.8 1 1/4 11-11-11-13 35.8 10 56.9 432 +10 (美)国枝栄
4 8 ソフトフルート 牝3 55 藤岡康太 2.00.9  3/4 18-18-18-12 35.7 9 54.7 470 0 (栗)松田国英
8 16 パラスアテナ 牝3 55 坂井瑠星 2.00.9 ハナ 15-15-15-05 35.8 12 81.1 444 -8 (美)高柳瑞樹
7 15 ミスニューヨーク 牝3 55 長岡禎仁 2.01.5 3 1/2 07-08-08-15 36.7 16 197.0 462 +2 *(栗)杉山晴紀
7 14 オーマイダーリン 牝3 55 幸英明 2.01.5 ハナ 17-17-11-05 36.6 14 145.7 472 +6 (栗)河内洋
2 3 マルターズディオサ 牝3 55 田辺裕信 2.01.6 クビ 01-01-01-01 37.4 4 16.0 446 0 *(美)手塚貴久
4 7 ムジカ 牝3 55 秋山真一 2.01.7  1/2 14-13-15-15 36.7 11 70.2 444 +4 (栗)鈴木孝志
3 5 ウインマイティー 牝3 55 和田竜二 2.01.9 1 1/2 11-11-11-05 37.1 3 15.4 480 +10 (栗)五十嵐忠
10 6 11 フィオリキアリ 牝3 55 北村友一 2.02.1 1 1/4 06-06-05-05 37.5 15 189.1 442 +2 (栗)清水久詞
11 8 18 アブレイズ 牝3 55 藤井勘一 2.02.2  1/2 09-09-11-17 37.2 17 253.7 494 -2 (栗)池江泰寿
12 3 6 ダンツエリーゼ 牝3 55 太宰啓介 2.02.2 クビ 15-15-17-17 37.0 18 316.1 526 +6 (栗)本田優
13 1 2 リアアメリア 牝3 55 川田将雅 2.02.4 1 1/4 05-05-05-03 37.8 2 6.7 484 -4 *(栗)中内田充
14 1 1 ミヤマザクラ 牝3 55 福永祐一 2.02.9 3 03-04-04-03 38.4 6 18.3 488 +20 (栗)藤原英昭
15 8 17 ウインマリリン 牝3 55 横山武史 2.03.1 1 1/2 03-02-02-02 38.7 5 17.2 464 +12 *(美)手塚貴久
16 5 9 サンクテュエール 牝3 55 ルメール 2.03.2 クビ 07-06-05-13 38.6 8 46.3 456 -2 (美)藤沢和雄
17 5 10 クラヴァシュドール 牝3 55 M.デム 2.03.8 3 1/2 09-09-08-05 39.0 7 30.8 460 +2 *(栗)中内田充
18 2 4 ホウオウピースフル 牝3 55 池添謙一 2.04.8 6 02-02-02-05 40.4 13 119.4 484 -4 (美)大竹正博

 

強かった!とにかく強かった!

ただただ、そう思う。

 

「史上初めての無敗の3冠牝馬へ!」

そんな中で行われた今回の【秋華賞】。

歴史的な瞬間を目の当たりにした時、私を待っているのはどれほどの感動だろう?

レース前はそんなことを考えていた。

 

そしてレースが終わった。

もちろん感動した。

また、馬連の厚め1点勝負での2,670円&3連単4万馬券を的中できたことへの喜びや、激走してくれた上位の各馬&常に支えて下さる会員様への感謝も生まれた。

 

だが、それ以上に

デアリングタクトの強さばかりが私の頭を埋め尽くした。

要するに!!

「デアリングタクトは牝馬3冠程度で終わるレベルの馬ではない」

長年、予想家として生きてきた中で培われた私の感性が、私自身にそのように訴えかけているのだ。

 

まずは偉業への祝福を!

デアリングタクトの強さが印象的すぎて、少々興奮してしまったかな。笑

まずは冷静に、デアリングタクト陣営の皆様に対して、心からの祝福を贈りたい。

今後、無敗の3冠牝馬は再び生まれるかもしれない。

だが「史上初」の称号はデアリングタクト以外には得られない。

紛れもなく唯一無二の偉業!

今夜は勝利の美酒に酔ってほしい。

 

どこに強さを感じるか?

具体的なデアリングタクトの強さは?

もちろん、末脚の爆発力だとか、馬場不問の点だとか、細かいところを挙げればいくらでも出てくる。

だが、それら全てを集約しているのが

秋華賞の道中で見せた鞍上・松山騎手の落ち着き

ではないだろうか。

 

ハッキリ言って、松山騎手にとっては

「プレッシャー半端ないって~」

といったような状況だ。

ただでさえ、史上初の偉業がかかっていたが、ましてや京都芝2000M。

あのブエナビスタもスムーズさを欠いて敗れたように、何が起きても驚けない舞台。

ましてや彼自身、いわゆる超一流騎手ほどは、修羅場を経験してきてはいない。

 

それでも!松山騎手からはプレッシャーの存在を微塵も感じなかった。

いつもと変わらない手綱さばきをしていた!

(厳密にいえば、プレッシャーはあっただろうが、そのプレッシャーは騎乗に影響を及ぼすほどではなかったということだろうか)

それは

デアリングタクトは絶対に負けない

という確信が彼の中にあったからだろう。

 

上のステージへ

競馬における「強さ」、あるいは「最強」といった言葉の定義は色々とあるだろうが、個人的には

鞍上に絶対の安心感を与える馬

こそが最強に極めて近い存在だと考える。

デアリングタクトは、まさにそれだ!

 

ちなみにレース後、松山騎手は次のような話をしている。

ここまで無敗で来られていますし、できればこのまま負けたくないと思います。

言うまでもなく、この先には上の世代、あるいは牡馬強豪との戦いが待っている。

それは彼も十分にわかっている。

そういった中で出てきた「このまま負けたくない」というコメント。

さあ、この先どういった走りを見せるのか?

上のステージで輝くデアリングタクトを楽しみにしている。

 

マジックキャッスルにも感謝!

2着馬で、キングスポーツが1週前の段階からご会員様やYoutube上でご紹介していた、10番人気の伏兵マジックキャッスルについても触れておきたい。

この馬の頑張りで、馬連厚め1点目で2,650円をゲットできた。

10番人気とはいえ、マジックキャッスルは

「オークスで誰よりもスムーズさを欠きながら5着にまとめた馬」

私たちからすれば、10番人気は美味しすぎたし、激走は当然だと考えていた。当然、この先も大きな活躍が望める。

G1ということもあり、ご会員様やYoutubeではいつも以上に入念に解説したし、その解説を信じて厚め勝負して下さった方も多かったようだ。

▼参考➡秋華賞 Youtube▼

 

そんなマジックキャッスルが10番人気にとどまった理由は、恐らく主戦・浜中の騎乗停止による鞍上・大野騎手への乗り替わりだろう。

実際、多くの方から「乗り替わりはどうなの?」という声もいただいた。

その気持ちもよくわかる。

私たち自信、大野騎手には抜群の信頼を持っていた。

追えるスタイルがマジックキャッスルにはピッタリだし、何よりも人気薄をG1で優勝させた経験もある。(2014年【スプリンターズS】のスノードラゴン)

とはいえ「G1での乗り替わりはマイナス」というのは競馬予想の鉄則

これまでだったら、指名を躊躇したかもしれない。

 

常識外のレースに常識は通用しない!

だが!今回は

「史上初めて」無敗の3冠牝馬が誕生しようとしていたレース。

要するに、これまでの競馬界の常識でははかれない、規格外のレースだったのだ!

 

規格外のレースにこれまでの「常識」や「先入観」を用いてどうする!?

規格外には規格外で!

冷静にマジックキャッスル&大野騎手を精査した。

その結果「文句なしで指名すべき」という結論に達したのだ。

 

菊花賞も同じだ

規格外という意味では【菊花賞】も同じだ。

史上初めて、親子2代での無敗の3冠馬

が誕生するかもしれないのだから。

 

もしも、常識的な考え方で予想に挑もうとされている方はいるなら!?

その考えを否定するつもりはないが(競馬は十人十色だから)念の為、違った角度からもレースを検討することをオススメする。

私たちも、マジックキャッスルに続いて常識外の勝負をするつもりだ!

もちろん、来週のレース回顧でも「勝利報告」ができると確信している。

 

キングスポーツ流「次走へ向けての一言メモ」

ここからは「私の独り言」だととらえていただきたい。

今後へ向けて、気がついたことをメモ帳に走り書きしているようなイメージ。

せっかくなので、それを皆様と共有してみようかと考えた。

 

上でご紹介した上位2頭以外に面白いなと感じた馬が2頭いた。

数行程度の解説にはなるが、どこかで皆様のお役に立てる内容だと思う。

頭に入れておいてほしい。

 

5着・ミスニューヨーク

この馬も、マジックキャッスル同様、キングスポーツがご会員様に予告していた☆穴馬だった。

馬券圏内には届かなかったが、16番人気での5着なら大健闘だろう。

レースは少々もったいなかった。

レース後、鞍上の長岡騎手が

4コーナーで下がってきた馬とゴチャついたところはありましたが、終いは良い脚でラストまで頑張ってくれました。

と語っていた通り。

スムーズだったらどうだったか?

だがそれ以上に、ごちゃつきながら怯むことなく脚を伸ばした精神的に強さに惹かれる。

世代限定戦ならともかく、今後古馬と戦っていくなら、精神的な強さは必須!

今後が本当に楽しみな馬。未来の主役に指名したい。

 

13着・リアアメリア

前日の雨による重い馬場が合わなかった面はあっただろう。

だが、それにしても前哨戦【ローズS】の完勝を思えば、走らなすぎ。

決して力がない訳ではない。

単純に前走後の疲れが抜けきらなかったのでは?と推測する

実は、ローズSから秋華賞というローテーションはあまり良くないというデータもある。(詳しく知りたい方は以下のコラムを参照)

それだけに、まだ見限りたくはない。

次走を楽しみにしている。

 

レースを見逃した方はコチラから

【秋華賞 2020】のレース後の関係者のコメント

レース後のコメント
1着 デアリングタクト(松山弘平騎手)
「ホッとした気持ちと、関係者の皆さんに感謝の気持ちで一杯です。今日はパドックでもイレ込みがありましたが、しっかりレースをしてくれると信じていました。ゲートでうるさいところがありましたけれども、上手に出てくれてました。折り合いもついて、流れに乗って、良い競馬ができました。力のある馬ですし、強い馬がたくさんいましたが、一番強いと信じていました。すごい力を発揮してくれたと思います。身体も大きくなって、良い成長をしてくれたと思います。すごくうれしく思います。こういった馬に出会えて幸せです。感謝したいです」

2着 マジックキャッスル(大野拓弥騎手)
「良いスタートが切れました。この馬場はギリギリかなと思ったので、リズム良く走りたかったですし、勝ち馬の後ろから良い形で運べました。こういう馬場でも辛抱強く走ってくれました」

3着 ソフトフルート(藤岡康太騎手)
「少しゲートの中でテンションが上がって、伸び上がるようなスタートになりました。うまく出してあげられなかったことが悔やまれます。切りかえてじっくり行ったら、長く良い脚を使ってくれました。ですから余計にスタートが悔やまれます」

4着 パラスアテナ(坂井瑠星騎手)
「勝ち馬を見ながら、思った位置取りで運ぶことができました。3、4コーナーでもたつきましたが、4コーナーでまたハミを取って、直線では一瞬やったかなという手応えでした。能力を感じました。チャンスをいただいた関係者の皆さんに感謝します」

5着 ミスニューヨーク(長岡禎仁騎手)
「外枠からのレースでしたが、内から2頭目で運べて、位置取りは良かったです。4コーナーで下がってきた馬とゴチャついたところはありましたが、終いは良い脚でラストまで頑張ってくれました。力のあることを感じました。チャンスをいただいた関係者の皆さんに感謝します」

7着 マルターズディオサ(田辺裕信騎手)
「ゲートでうるさい面を見せましたが、逆にとても良いスタートになりました。引くのももったいないので、逃げる形になりました。本当はもっとペースを落としたかったのですが、後続の追撃がありましたからね。そんなに速いペースというわけではありませんでしたが、内枠ということもあって、馬場の傷んだところを通らざるを得ませんでした。それが最後に脚が上がった要因かもしれません。桜花賞でもオークスでも秋華賞でも馬場に泣かさました。本当はもう少し距離が短い方が走れるかもしれません。これまで(長いところでも)頑張ってくれました。これからは得意な距離で頑張ってもらいたいです」

8着 ムジカ(秋山真一郎騎手)
「スタートをボコッと出て、そのロスが痛かったです。そのせいか、最後はジリッぽくなりました」

9着 ウインマイティー(和田竜二騎手)
「ゲートの中がうるさくて、落ち着かない様子でした。3コーナーで狭いところに入ったのもあるのか、最後に思ったよりも脚を使えませんでした」

13着 リアアメリア(川田将雅騎手)
「桜花賞も重たい馬場で、力を出せませんでした。これだけ乾いてきたので、こなせるかなと思いましたが、まだ乾き切っていないところが堪えました。良い位置で進めることができましたが、3コーナーで手応えが怪しくなり、直線では余力がありませんでした」

14着 ミヤマザクラ(福永祐一騎手)
「やりたいレースはできましたが、これからという時に脚をとられました。馬場が悪い中、内枠でインコースを走らざるを得ませんでしたから、辛かったですね。コンディションは良かったです」

15着 ウインマリリン(横山武史騎手)
「毎回乗るたびに本当に良い馬と思っていましたが、今日はその本来の良さが見られませんでした。久々の分の影響があったのでしょうか。本来のこの馬はこんなに負ける馬ではありません」

(via ラジオNIKKEI 

 

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