こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。
もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!
勝負の明暗 はここだった!
【回顧】福島牝馬ステークス 2018 における勝負の明暗
2018年 4月21日(土) 1回福島5日 天候 : 晴 馬場状態 : 良
第15回 福島牝馬S
4歳以上・オープン・G3(別定) (牝)(国際)(指定) 芝 1800m 12頭立
馬 | 馬 名 | 騎手 | タイム | 着差 | 上3F | 人 | 単勝 | 体重 | ± |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
7 | キンショーユキヒメ | 秋山真一 | 1.46.8 | 35.4 | 7 | 16.3 | 512 | 0 | |
4 | カワキタエンカ | 池添謙一 | 1.46.8 | クビ | 36.1 | 1 | 2.8 | 458 | -2 |
12 | デンコウアンジュ | 蛯名正義 | 1.46.9 | クビ | 35.7 | 4 | 7.7 | 450 | -14 |
5 | トーセンビクトリー | 田辺裕信 | 1.47.3 | 2 1/2 | 36.3 | 2 | 3.9 | 464 | -6 |
3 | レイホーロマンス | 岩崎翼 | 1.47.4 | 3/4 | 36.2 | 3 | 5.7 | 416 | +8 |
11 | ワンブレスアウェイ | 津村明秀 | 1.47.5 | 3/4 | 36.3 | 6 | 12.1 | 478 | -6 |
10 | ロッカフラベイビー | 北村宏司 | 1.47.6 | 1/2 | 36.1 | 10 | 69.3 | 462 | -4 |
9 | ブラックオニキス | 吉田隼人 | 1.47.8 | 1 1/4 | 36.5 | 8 | 18.7 | 422 | 0 |
6 | ゲッカコウ | 丹内祐次 | 1.47.9 | 1/2 | 36.9 | 5 | 10.1 | 474 | 0 |
2 | ベアインマインド | 菱田裕二 | 1.49.0 | 7 | 37.3 | 9 | 46.9 | 430 | 0 |
8 | ノットフォーマル | 黛弘人 | 1.49.3 | 2 | 38.5 | 12 | 197.0 | 472 | -10 |
1 | サルサディオーネ | 丸山元気 | 1.52.9 | 大差 | 42.0 | 11 | 80.2 | 496 | +8 |
レースも馬券も腹を括った者ガチ!
小回りな福島コース、しかも開幕2週目で前が有利にも関わらず、差し馬である12番デンコウアンジュを予告の軸馬で指名し、見事3連単で、6万3,340円を射止めました!!
以下が、実際に会員様にお届けしていた指定買い目です!!
┏━━━━━━━━┓ ┃★夢馬券を狙う ┃ 3連単の勝負 ┗━━━━━━━━┛ ≪軸1頭マルチ≫ 12番デンコウアンジュ⇒3着 ≪相手≫ 9番☆ブラックオニキス 4番カワキタエンカ⇒2着 5番トーセンビクトリー 3番レイホーロマンス 6番ゲッカコウ 7番キンショーユキヒメ⇒1着 ┗10万券の超穴馬 ≪上記6頭⇒90点≫ ≪3連複⇒15点≫ ┗⑦④⑫⇒6万3,340円×百円=6万3,340円獲得
そんな、大混戦だった福島牝馬ステークスでの勝負の明暗はどこだったのか?
そして本番の【G1・ヴィクトリアマイル】にて着目すべきポイントとは?!
?1着キンショウユキヒメ・・・作戦通り、ジッとして!!
ズバリ、今回は作戦勝ち!!状態が抜群に良かった愛馬の力を信じ、腹を括った騎乗が功を奏したレースだった!!
実はキングスポーツの調教班も、彼女のここへ来ての充実ぶりに目を光らせていた。
────────── 調教班「三井タケシ」の好調穴馬 ↓↓↓ 7番キンショーユキヒメ 先週&今週と2週続けて栗東CWに登場。いずれも、負荷のかかる「一杯」で追われたが、それをあっさりとこなした点に、体調の良さがうかがえる。 ━━━━━━━━━━
▶やはり調教で見せていた動きに間違いはなかった!!上がり3ハロンでは、最速となる35.4秒の末脚で突き抜けた!!残り4ハロンのラップが、11.7-12.2-11.7-12.2と言うラップを差し切るのだから、彼女が長く良い脚を使っていたことがよくわかる!!
今後の注目ポイントとしては、コースが変わることよりも、今回同様に「状態の変動」に注目して頂きたい。
?2着カワキタエンカ・・・この2着をどう評価する?!
さぁ、本番の【ヴィクトリアマイル】へ向けて、難しいレースをしてしまったのが、1番人気で2着に敗れたカワキタエンカだ。
開幕2週目、先行馬不在、マイペース。前走の中山牝馬ステークスを勝てた時と、同じぐらい有利な条件にも関わらず2着。
確かに、一見はいい成績に見えるが、ヴィクトリアマイルで勝負するには、上記条件が揃った今回の福島牝馬ステークスでは、勝たなければならなかっただろう。本番のヴィクトリアマイルでは、ミスパンテールを含め、更に先行勢のレベルが高くなるので暗雲が立ち込める。
▶そこで取り上げたいカワキタエンカの注目ポイントは「馬体重」だ!!どういう意味か?!実は、この2戦連続でマイナス8キロ、マイナス2キロ、合計10キロも減らし続けて来ているのだ。
つまり、スタミナ切れしている!!
直線が更に伸びる東京コースで激走するには、馬体重を増やすことが最低限のポイントだ!!牝馬は特に、状態の善し悪しが馬体重に出やすいので、彼女の馬体重の変動にも目を光らせて頂きたい!!
?3着デンコウアンジュ・・・大外枠の蛯名!!
まずはじめに、よくぞ3着に激走してくれた!!彼女の気まぐれさで痛い目を見たことも沢山あったが・・・(^O^;) それも彼女の魅力。ここまで信じ続け、今回も軸馬にして本当に良かった!激走をありがとう。
以下が実際に会員様に配信していたコメント。 ▼3連単はこの馬で夢馬券だ! ━━━━━━━━━━ こちらも差し脚で 12番☆デンコウアンジュ ━━━━━━━━━━ 考え方に関しては「☆ブラックオニキス」の項で解説したものと全く同じ。前にいくカワキタエンカに後続が襲いかかる流れは「後方有利」をハッキリと示すもの。これまで、自慢の末脚と共に、何度も重賞で好走を演じてきたこの馬にとっては、またとないチャンスなのだ!最後に、前走【阪神牝馬ステークス】の惨敗については、展開不向きだっただけに参考外でOKだということを付け加えておく。
今日のレースでは、向正面での位置取りで勝負あった!!いくら良い脚を持っていても、この福島競馬場では使い所を謝れば絶対に届かない!!その点で蛯名騎手は向正面で、中団馬群の中で空いたエアポケットに外からスゥッと入ることに成功!!あそこで前を壁にして折り合えたことが3着まで食い込んでこれた要因だった!
やはり、蛯名ジョッキーがピンクの帽子を被った時は要注意だ!!ディーマジェスティの皐月賞、マリアライトでキタサンブラック、ドゥラメンテを破ったあの宝塚記念も大外枠のピンク帽子!!
▶そしてデンコウアンジュも、実は大外枠を特としている。思い返せば、あの怪物牝馬メジャーエンブレムを【アルテミスS】で破った時も、同じく大外枠のピンクの帽子で差し切ったデンコウアンジュ!!本番の【G1・ヴィクトリアマイル】ではどの枠に入るのか?注目したい!!
【福島牝馬ステークス 2018】を見逃した方は下記からご覧下さい。
【福島牝馬ステークス 2018】のレース後の関係者のコメント
~レース後のコメント~
1着 キンショーユキヒメ(秋山真一郎騎手)
「(自身のJRA全場重賞制覇について)初めて人に言える記録ができました。(作戦について)『前が有利かもしれないが、末脚を生かしてほしい』と言われていて、ジッとしていました。チャンスのある馬に依頼していただき嬉しいです。22年目で初めて福島の重賞を勝てました。また来ます」
2着 カワキタエンカ(池添謙一騎手)
「マークが厳しかったです。(他馬が)第1陣、第2陣と来る中でよく踏ん張ってくれました。前走より落ち着いていました」
3着 デンコウアンジュ(蛯名正義騎手)
「いい感じで運べて理想通りでした。昨年のようにまくり切ってしまうと脚を使い切ると思い、ジワーッと行きました。最後は伸び切れませんでした」
(via ラジオNIKKEI )
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