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フローラステークス 2018【回顧】第2のモズカッチャンはいたか?

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】フローラステークス 2018 における勝負の明暗

第53回サンケイスポーツ賞フローラS

2018年 4月22日(日) 2回東京2日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
3歳・オープン・G2(馬齢) (牝)(国際)(指定) 芝 2000m 16頭立

馬 名 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F
2 4 サトノワルキューレ M.デム 1.59.5    16-15-14 33.4 1
8 15 パイオニアバイオ 柴田善臣 1.59.5 クビ  06-03-03 34.4 13
8 16 ノームコア 戸崎圭太 1.59.6 クビ  02-02-02 34.6 5
1 1 サラキア 池添謙一 1.59.7  1/2  14-13-13 33.7 2
3 6 ファストライフ 大野拓弥 1.59.9 1  12-13-14 33.8 12
2 3 ウスベニノキミ 内田博幸 1.59.9 ハナ  12-11-11 34.1 8
6 12 レッドベルローズ 三浦皇成 1.59.9 ハナ  06-09-09 34.2 4
7 13 ヴェロニカグレース 柴田大知 2.00.0  3/4  09-11-11 34.1 11
5 9 ハイヒール 武士沢友 2.00.2 1 1/4  09-08-08 34.6 16
10 4 7 デュッセルドルフ 田辺裕信 2.00.2 ハナ  01-01-01 35.2 14
11 3 5 ノーブルカリナン 横山典弘 2.00.3  1/2  06-06-06 34.8 7
12 7 14 ディアジラソル 武藤雅 2.00.5 1 1/4  14-15-14 34.4 15
13 1 2 オスカールビー 蛯名正義 2.00.5  11-09-09 34.8 9
14 5 10 オハナ 石橋脩 2.00.6  1/2  03-04-04 35.4 3
15 6 11 カーサデルシエロ 北村友一 2.00.7  1/2  03-04-04 35.5 6
16 4 8 ラブラブラブ 松岡正海 2.01.8 7  03-06-06 36.4 10

 

【フローラステークス】といえば、何といっても昨年の勝ち馬モズカッチャンだろう。

12番人気という低い評価をものともせずに、上がり3ハロン最速の脚で差し切ったかと思えば、続くG1【オークス】で堂々の2着!更に秋には【エリザベス女王杯】を制し、世代を超えた最強牝馬になった。

モズカッチャンを輩出した出世レース

今年の3歳世代は【桜花賞】の人気上位3頭が、評判通りの走りで上位を占めたこともあり「【オークス】も同じように堅い結果になるのでは」という競馬ファンの声は少なくないらしい。
そんな世代だからこそ、トライアルレースから、特にモズカッチャンを輩出した【フローラステークス】から、本番で波乱を呼ぶような、新たなスター候補に登場してほしいのだ。

では、実際にそんな馬は見つけられたか?
結論から言えば、今後が楽しみなのは、優勝したサトノワルキューレ!そしてオークスは賞金的に厳しいかもしれないが素質を買えるのは4着サラキア!
ということで、彼らについて解説していこう。

 

?1着サトノワルキューレ⇒モズカッチャンとの共通点は?

改めて解説するまでもないかもしれないが、今回のメンバーの中では力が抜けていた。前にいった馬が有利な(実際に2&3着馬は好位を追走した面々だった)スローの流れをものともせずに、4角14番手から、上がり3ハロン最速の脚で差し切りを決めたのだから。

この馬の魅力は、今回の2000Mでもまだ、鞍上のデムーロから「短い」という言葉が出てくるほど、スタミナが豊富だという点だろう。

オークス適性の高さは世代2強より上かも!

管理する角居調教師も「早い時期からオークスを目標にレースを使ってきた」という旨を語っているが、実際に1800M(新馬戦の距離としては長い)でデビューしている。実は、同じように1800Mでデビューしているのが、モズカッチャン。両者の共通点は「1800Mデビューを飾るほどのスタミナ」にあった。

それだけに【オークス】が非常に楽しみだ。もちろん【桜花賞】の上位3頭、中でもアーモンドアイ&ラッキーライラックの評価は抜群だけに、良くて3番人気、といったところだろうが、上記内容からも、ハッキリ言って、適性は2頭よりもあると見た!

やっぱり競馬は「2強対決」より「3強対決」の方が盛り上がる!あと一ヶ月、更なる成長を遂げ「3強」の一角として本番に臨んでほしい。

 

?4着サラキア⇒秋は上位に追いつける

サトノワルキューレの強さは際立っていたが、一方でサラキアも今後が非常に楽しみな一頭だ。

この馬のレース内容に関しては、鞍上・池添がレース後に残したコメントをご紹介することが、最もわかりやすいだろう。

秋には主役も狙える!

池添「ゲートは3戦の中で一番まともでしたが、道中ゴチャついたことで、ポジションが下がりました。枠もあり、内にこだわりましたが、直線で目一杯追うことができなかったことが悔しいです」

まさにその通りで、直線は本当に走りにくそうにしていたね。それでも!勝ち馬から0.2秒差、上がり3ハロンでも勝ち馬に次ぐ2番目のタイムをマークするのだから驚いた。タラレバが禁物であることを承知で申し上げるが、スムーズなら勝ち負けの場面まで十分にあった。

ここがキャリア3戦目と経験が浅い点から、この先のノビシロは、今回のメンバー中No1だろう。オークスは、賞金の関係で出走が難しいだろうが、秋には世代トップクラスに追いついている可能性も十分にある。

桜花賞馬アーモンドアイを脅かすのは、同じ勝負服のこの馬かも!?

 

 


 

【フローラステークス 2018】を見逃した方は下記からご覧下さい。

【フローラステークス 2018】のレース後の関係者のコメント

~レース後のコメント~
1着 サトノワルキューレ(M・デムーロ騎手)
「スタートはいつも速くない馬なので内枠だったのを気にしていました。多分ゴチャつくだろうと思いゆっくりとレースを進めました。2000mはこの馬には短いですから早めに動くと良くないと思い、じっくり追い出しました。東京コースは合っています。本番でカンタービレとどちらに乗るかこれから相談して決めたいと思います」

1着 サトノワルキューレ(角居勝彦調教師)
「初めての長距離輸送で馬体重は少し減っていましたが、飼い葉はしっかり食べていました。早い時期からオークスを目標にレースを使ってきて、今日は勝てて本当に良かったです。本番までに、体をもう少しふくらませておきたいです」

2着 パイオニアバイオ(柴田善臣騎手)
「稽古の時から感じていましたが、以前未勝利で乗った時よりも全体的にパワーアップしていました。まだまだ良くなりそうです」

3着 ノームコア(戸崎圭太騎手)
「まだ緩いところがありますが、上手に走れています。最後もしぶとかったですし、頑張っています」

4着 サラキア(池添謙一騎手)
「ゲートは3戦の中で一番まともでしたが、道中ゴチャついたことで、ポジションが下がりました。枠もあり、内にこだわりましたが、直線で目一杯追うことができなかったことが悔しいです」

6着 ウスベニノキミ(内田博幸騎手)
「道中ゴチャついたことによりリズムが崩れてしまいました。それでもここまで来ているのですから相当な力があります」

7着 レッドベルローズ(三浦皇成騎手)
「ゲートは克服できましたが、最初のコーナーで外にはってしまいました。それでも直線では前を交わしにいくくらい勢いがありました。まだまだ良化の余地がありそうです」

14着 オハナ(石橋脩騎手)
「スタートを出てから自然な流れには乗ることができました。直線ゴーサインを出してからは左にもたれてしまいました」

(via ラジオNIKKEI 

 

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