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ホーム勝負の明暗福島牝馬ステークス 2020【回顧】勝ち馬は本物!そう言い切れる理由とは?

福島牝馬ステークス 2020【回顧】勝ち馬は本物!そう言い切れる理由とは?

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】福島牝馬ステークス 2020 における勝負の明暗

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
7 14 フェアリーポルカ 牝4 54 和田竜二 1.46.8   12-12-11-09 34.5 3 5.4 492 -4 (栗)西村真幸
3 5 リープフラウミルヒ 牝5 54 丹内祐次 1.46.9  3/4 06-07-06-04 35.0 13 84.5 424 0 (美)相沢郁
8 16 ランドネ 牝5 54 西村淳也 1.47.1 1 1/4 02-02-02-01 35.7 15 114.3 522 +4 *(栗)角居勝彦
3 6 カリビアンゴールド 牝6 54 秋山真一 1.47.1 ハナ 09-09-11-11 34.8 5 16.1 478 0 (栗)鮫島一歩
2 3 サラキア 牝5 54 吉田隼人 1.47.2  3/4 11-09-08-09 35.1 4 6.4 460 +12 (栗)池添学
5 9 レッドアネモス 牝4 54 酒井学 1.47.4  3/4 06-09-10-11 35.2 9 23.2 460 -14 (栗)友道康夫
1 2 フィリアプーラ 牝4 54 丸山元気 1.47.6 1 1/4 13-13-13-13 35.0 6 17.1 452 -6 (美)菊沢隆徳
7 13 リュヌルージュ 牝5 54 団野大成 1.47.8 1 1/4 06-06-06-04 35.9 7 19.6 470 0 (栗)斉藤崇史
4 7 マルシュロレーヌ 牝4 54 坂井瑠星 1.47.8 クビ 13-13-13-14 35.2 8 20.4 452 -8 (栗)矢作芳人
10 5 10 ハーレムライン 牝5 54 柴山雄一 1.47.9  1/2 04-04-03-02 36.2 16 122.7 460 -16 (美)田中清隆
11 2 4 アロハリリー 牝5 54 中谷雄太 1.48.0  3/4 04-04-03-04 36.3 12 61.3 464 0 (栗)高野友和
12 1 1 エスポワール 牝4 54 池添謙一 1.48.0 クビ 09-07-08-04 35.9 1 2.8 474 -12 *(栗)角居勝彦
13 6 11 デンコウアンジュ 牝7 55 柴田善臣 1.48.2 1 1/4 15-13-13-14 35.6 2 5.0 460 -2 (栗)荒川義之
14 8 15 ショウナンバビアナ 牝4 54 鮫島克駿 1.48.2 ハナ 03-03-03-02 36.5 11 59.5 464 -12 (美)上原博之
15 4 8 ダノングレース 牝5 54 斎藤新 1.48.6 2 1/2 15-13-13-14 36.0 10 36.3 422 -8 (美)国枝栄
16 6 12 モルフェオルフェ 牝5 54 木幡育也 1.49.7 7 01-01-01-04 38.3 14 109.4 444 -6 (美)大江原哲

 

いかにも、牝馬限定重賞といった荒れ方だったね。

レース前から、15番人気ランドネの蹄鉄の打ち替えがあるなど、何か起こりそうな予感が漂ってはいたが、、、

そのランドネが3着に入るなど、3連単は驚異の227万馬券だ!

しかも1&2番人気の2頭は、共に二桁着順に沈んでいる。

 

恐らく、全ての競馬ファンが、テレビやパソコンの前でざわついたと思うが(笑)

そういった喧騒をよそに

勝ち馬フェアリーポルカが本物の強さを見せたレース

でもあった。

 

どのあたりに強さが出ていた?

上で「フェアリーポルカが本物の強さを見せたレース」と記したが、決して大げさではない。

恐らく次走になるであろう【ヴィクトリアマイル】での好走も見えてきたと思う。

では、どのあたりから強さを感じたか?

ご紹介していこう。

 

1⇒馬場不問の強さ

まず、思い出してほしいのが、今回の4着馬カリビアンゴールドのことだ。

3着馬にはわずかハナ差。上がり3ハロンでも全体で2番目のタイムをマーク。外から追い込んできた姿が印象に残った方も多いだろう。

前走【中山牝馬S】で15着に惨敗したほどの馬が、どうして好走できたか?

 

理由は極めて単純で

馬場状態が「不良⇒良」にかわったから

不得手な道悪では全く力が発揮できなかったものの、切れ味が活かせる良馬場なら本領発揮。

それほど、馬場状態の違いというのは競走馬にとっては重要なのだ。

だが!フェアリーポルカは、そういった違いを問題にさえしなかった!

不良馬場⇒良馬場で重賞2連勝だ!!

 

2⇒外枠も乗り越えた

実はこれまで、フェアリーポルカは外枠で全く結果を残せていなかった。

・前走までの全9戦中、馬券に絡んだ5戦は全て一桁の馬番

・残りの4戦は全て二桁の馬番

もちろん、前走【中山牝馬ステークス】も2枠3番だった。

それほど外枠で苦しんできたフェアリーポルカが、14番枠の今回、遂に勝利を収めたのだ。外だろうが、内だろうが関係ない。精神的な成長によるものだろう。

 

もちろん、デビュー直後の段階から、全くスキのないスーパーホースもいるが、フェアリーポルカのように、少しずつ自らの弱点を克服していく馬も

違った形のスーパーホース候補

と言えるのではないだろうか。

 

条件不問の馬こそ真の強豪

そういえば、先日の【皐月賞】をコントレイルで制した矢作調教師が、以下のようなことを語っていた。

「最内枠や馬場のことなど、いろいろと言われていましたが、強い馬はどんな条件でも勝てるというのを証明できて良かった」

条件不問の馬こそ真の強豪!

そして、そういった部分をフェアリーポルカが見せてくれたのが、今回の【福島牝馬ステークス】なのだ。

だからこそ、冒頭から彼女への高評価を記してきたし、これからが楽しみだ。

 

鞍上の今後にも期待!

最後に、鞍上の和田騎手についても触れておこう。

ご存知の通り、先日のG1【高松宮記念】では、クリノガウディーと共に1着入線しながら、他馬に迷惑をかけたことで降着&騎乗停止となってしまった。

 

非常に真面目な男らしいから、ショックだっただろう。

だが、彼はそのショックを乗り越えた!復帰初週でのいきなりの重賞勝ち!

同期の福永騎手が【皐月賞】を制したことで、燃えた部分もあったのだと思う。

 

競馬に限った話ではないかもしれないが、逆境を乗り越えた人間は強い。

今後の和田騎手の手綱さばき、改めて注目していこうじゃないか。

 

今回こそ敗退するも未来で期待が持てる穴馬は必ず埋もれている!!近い将来に高確率で爆走するだろう穴馬をお知らせしています。

5着・サラキア

これまでにも十分に実績のある馬だが、改めて能力の高さを確認できたという意味で、ご紹介しておこうと思う。

5着に敗れはしたが、理由はハッキリしている。

レース後の鞍上・吉田隼人騎手のコメントをご覧いただきたい。

「4コーナー手前でゴチャついて、待たされました。じっとしていて切れるというより勝負どころから動いていく方が良いように思います。最後はじりじり伸びています。競馬が上手で、ゲートも安定してきました」

まさにこの通りで、切れ味がないため、待たされることが最もマイナスのタイプの馬。

惨敗の場面もあるかと思ったが、それでも、それなりに脚を使って5着でまとめるあたり、底力がある、というより

これまで以上に底力をつけている

ということではないだろうか。

今後のレースでの活躍、楽しみにしている。

 

【福島牝馬ステークス 2020】のレース後の関係者のコメント

レース後のコメント
1着 フェアリーポルカ(和田竜二騎手)
「ゲートで待たされましたが、大人しい馬でいつも通りでした。スタートも良く自分のリズムで行けました。外を回すと甘くなるので内を捌けば良いと思っていました。苦しい所に入りましたが、大丈夫でした。2走前から瞬発力がついてきて、力をつけています。距離はこれくらいが良いと思います」

2着 リープフラウミルヒ(丹内祐次騎手)
「もう少しでした。一瞬抜けたらと思いましたが。道中は良い所で、感じ良く走っていました」

3着 ランドネ(西村淳也騎手)
「能力はありますから、精神面がしっかりしてきてほしいです」

4着 カリビアンゴールド(秋山真一郎騎手)
「調教の時からハミを噛むのですが、レースでは噛み方が軽いです。力があるからここまで来ますし、リズム良く行ければいいですね。コーナー4つの1800mは合っています」

5着 サラキア(吉田隼人騎手)
「4コーナー手前でゴチャついて、待たされました。じっとしていて切れるというより勝負どころから動いていく方が良いように思います。最後はじりじり伸びています。競馬が上手で、ゲートも安定してきました」

12着 エスポワール(池添謙一騎手)
「ゲート裏で長く待たされ過ぎました。もう集中力が切れていました。スタートで立ち遅れましたし、向正面での走りのリズムも良くありませんでした。今日はスタート前のアクシデントにやられましたね」

(via ラジオNIKKEI 

 

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