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【回顧】阪神大賞典 2018 勝負の明暗「乗り替わりは否定しないが・・・」

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】阪神大賞典 2018 における勝負の明暗

2018年 3月18日(日) 1回阪神8日 天候 : 曇  馬場状態 : 良

第66回阪神大賞典

4歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(指定) 芝・内 3000m 11頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 上3F 単勝
6 7 レインボーライン 牡5 56 岩田康誠 3.03.6   35.8 3 5.6
6 6 サトノクロニクル 牡4 55 川田将雅 3.03.8 1 1/4 36.0 4 6.3
7 8 クリンチャー 牡4 56 武豊 3.04.0 1 1/2 36.6 1 1.9
8 10 アルバート 牡7 57 福永祐一 3.04.1 クビ 35.9 2 3.7
4 4 カレンミロティック セ10 56 池添謙一 3.04.4 2 36.7 6 29.5
8 11 ヤマカツライデン 牡6 56 松山弘平 3.04.5 クビ 37.3 7 43.5
B3 3 シホウ 牡7 56 小牧太 3.04.6  3/4 36.9 10 149.3
7 9 ムイトオブリガード 牡4 55 藤岡佑介 3.04.7  1/2 37.5 5 19.3
2 2 スーパーマックス 牡4 55 山口勲 3.04.7 36.7 9 135.0
10 1 1 トミケンスラーヴァ 牡8 56 秋山真一 3.05.4 4 37.8 8 61.6
11 5 5 コウエイワンマン 牡7 56 四位洋文 3.05.8 2 1/2 36.8 11 396.0

 

 

さて、リンク先でもご紹介しているが、お蔭様で1週前から予告した4番人気の伏兵★サトノクロニクルが2着に激走!馬連1,290円&3連単6,530円のダブル的中に成功!
配当こそ少々堅めだが「クリンチャーで決まり(単勝1.9倍)」という風潮の中、迷うことなくサトノクロニクルから勝負し、尚且つ勝利できたという「内容」においては価値があるのではないかと自負している。

 

ハッキリ言って、今回のクリンチャーは苦戦の可能性が大きいと考えていた。では、何故そういう考えに至ったのか?実際にご利用中の会員様にご紹介した解説文を転載しておきたい。本当に、解説の通りの結果となった。

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■キングの功労馬 
クリンチャーの評価
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今回、断然の1番人気に推されている武豊騎乗のクリンチャー。実はこの馬、当時4番人気だった【京都記念】の際に☆穴馬として指名!1番人気レイデオロらを退けて優勝を収め、キングスポーツに馬連2830円&3連単万馬券のダブル的中をプレゼントしてくれた。

要するに、私達にとっての功労馬。だから「当然、今回も指名するだろう」と思われていた会員様は多いのでは?

だが、そうはしなかった。

功労馬だからこそ、他のどの馬よりも深く研究したし、それだけに「強さも弱さも分かっている」。自身初めてとなる1番人気のここはマークも集中するだろう。「人馬一体」で強くなってきた馬だけに鞍上交代もどうなのか?元々ムラっぽいところもある。ハッキリ言って、前走よりも不安要素が多い。唯でさえ、馬券的な旨味も減っており、あくまでも相手までというのが結論だ!

 

?3着クリンチャー・・・まだ終わっていない

クリンチャーが敗れた今になって「鞍上・藤岡のままで勝負していたらどうだったか・・・」といったような声が競馬ファンから聞こえてくる。

その件に関して、私の思いを伝えておきたいのだが、私は乗り替わりという行為自体が悪いとは思わない。結果は別にして、より勝利の可能性を高めるために最善を尽くすことは当然。馬主や調教師にとって、競馬は「ビジネス」なのだから。

 

無念の敗戦、クリンチャー

問題は「人間が考える最善が、必ずしも馬にとっての最善とは限らない」という点。そして「そのあたりを正確に見極める目を人間の側が備えているか」という点だろう。

私たちは、解説文で「人馬一体で強くなってきた馬だけに鞍上交代もどうなのか?」と記した通り。クリンチャーは乗り替わりはマイナスになる馬だと確信していた。

手前味噌で恐縮だが、管理する陣営もわからなかったことをキッチリと見抜く!これが、40年近くに渡って業界の先頭を歩み続けてきた「真のプロの目」なのだ。

 

それはさておき、次は、再び武豊と共に天皇賞春の出走予定だと思うが、次は再び期待してよいと思う。鞍上はコンビ2戦目で同じミスをする男ではない。人気が落ちてくれたら美味しいのだが、はたしてどうだろうか。

 

?1着レインボーライン&2着サトノクロニクル・・・2頭の差は「経験」だけ

クリンチャーについて書きすぎてしまったので、彼らに関してはコンパクトに進めていこうか。
結果的には1馬身1/4もの差をつけたのだから、圧勝のように思えるかもしれないが、着差ほど力の差はない、というのが率直な印象だ。

 

経験豊富な実力派

レインボーラインは、昨年の【天皇賞秋】での3着を筆頭に、何度も大舞台で好走してきた経験豊富な馬。

馬自身が、確実に己の力を出し切る術を知っているのでは?そう錯覚させられるほど常に安定している。5戦連続のコンビとなる鞍上の岩田も馬のことを完全に把握している印象だったし、今日のデキなりにマックスの走りをしたように見えた。もちろん、この先に待つ大一番【天皇賞春】でも、それなりの結果は出すに違いない。

 

これから、もっと良くなるぞ!

一方、軸馬にも指名していた★サトノクロニクルは、レースを通してみても、必ずしも全てがスムーズだった印象もない。それでも、直線でも渋太く伸びたあたりに奥の深さを感じる。

2走前にコンビを組んでいたデムーロ騎手からも、ステイヤーの資質を評価されていただけに、今後の古馬中長距離路線の台風の目になるかもしれない!期待している。

 


 

【阪神大賞典 2018】を見逃した方は下記からご覧下さい。

【阪神大賞典 2018】のレース後の関係者のコメント

~レース後のコメント~
1着 レインボーライン(岩田康誠騎手)
「去年も良いレースをしていたし、今年はGIに届くレースがしたいです。長丁場なので折り合いだけを頭に入れて、あとは流れに乗って進めました。流れもよく折り合いもついたので向正面から人気馬を見ながらレースをして、ちょっと早いかなと思いましたが動いていきました。去年より今年のほうが馬体も一回り大きくなっているように思います」

2着 サトノクロニクル(川田将雅騎手)
「3000mでも穏やかに走ってくれました。最後もしっかりと自分の脚を使っています。内容的にもこの距離にメドが立つ内容でした」

3着 クリンチャー(武豊騎手)
「一周目の3~4コーナーを勘違いしたようで折り合いを欠いてしまいました。その分でしょうね。最後の3コーナーでは手応えが怪しくなりながらもよく3着に残ってくれました。次は巻き返したいです」

4着 アルバート(福永祐一騎手)
「絶好の流れで満を持して追い出しました。折り合いもよくもっと切れると思ったのですが……。形としては悪くなかったのですが」

5着 カレンミロティック(池添謙一騎手)
「折り合いに不安のない馬でスムーズなレースが出来ました。3~4コーナーで少し遠慮して躊躇するところもありましたが、ジリジリ伸びてくれました。少し休み明けの影響もあったのかもしれません。10歳馬ですが、上積みありますよ」

6着 ヤマカツライデン(松山弘平騎手)
「自分のレースをしましたが同型馬がいて展開が厳しくなりました。楽にセーフティーリードをとりながらレースをできればまた違ってくると思います」

7着 シホウ(小牧太騎手)
「自分のペースで運んで3~4コーナーでは良い手応えでした。でもペースが上がった後は伸びを欠きました」

8着 ムイトオブリガード(藤岡佑介騎手)
「注文通り逃げ馬を行かせてのレース。タフな流れの中、4コーナーではいったん、先頭に立つところも見せてくれました。自己条件で力をつけてまた大きな舞台に立ってもらいたいですね」

10着 トミケンスラーヴァ(秋山真一郎騎手)
「メンバーの強い中、よく頑張って走ってくれました」

(via ラジオNIKKEI 

 

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