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ホーム勝負の明暗【回顧】スプリングステークス 2018 勝負の明暗「皐月賞の楽しみが大きくなってきた」

【回顧】スプリングステークス 2018 勝負の明暗「皐月賞の楽しみが大きくなってきた」

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】スプリングステークス 2018 における勝負の明暗

2018年 3月18日(日) 2回中山8日 天候 : 曇  馬場状態 : 良

第67回 フジテレビ賞 スプリングS

3歳・オープン・G2(馬齢) (牡・牝)(国際)(指定) 芝 1800m 13頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 上3F 単勝
6 8 ステルヴィオ 牡3 56 ルメール 1.48.1   34.1 1 2.3
4 5 エポカドーロ 牡3 56 戸崎圭太 1.48.1 ハナ 34.7 3 5.3
8 12 マイネルファンロン 牡3 56 柴田大知 1.48.7 3 1/2 35.0 6 16.0
1 1 バールドバイ 牡3 56 北村宏司 1.48.7 ハナ 34.7 10 48.9
4 4 レノヴァール 牡3 56 北村友一 1.48.7 34.5 7 24.8
7 10 カフジバンガード 牡3 56 内田博幸 1.48.8 クビ 34.4 9 30.3
7 11 ゴーフォザサミット 牡3 56 田辺裕信 1.48.8 クビ 34.4 4 7.8
5 6 ハッピーグリン 牡3 56 大野拓弥 1.48.9 クビ 35.1 5 10.9
2 2 ルーカス 牡3 56 M.デム 1.49.4 3 35.3 2 4.6
10 5 7 ビッグスモーキー 牡3 56 浜中俊 1.49.8 2 1/2 36.0 8 25.1
11 3 3 コスモイグナーツ 牡3 56 津村明秀 1.50.1 1 1/2 38.4 12 194.5
12 8 13 ライトカラカゼ 牡3 56 丸山元気 1.50.8 4 37.2 11 115.4
13 6 9 フォルツァエフ 牡3 56 ミナリク 1.51.9 7 37.5 13 383.4

 

今回のスプリングステークスの最大のポイントは

「世代最強ダノンプレミアムに待ったをかけられる馬が出現するのか?」という点にあったと思う。

昨年末の【朝日杯フューチュリティステークス】そして先日の【弥生賞】を見る限り、この世代において、ダノンプレミアムが抜けた力の持ち主であることは間違いない。
だが、このままダノンに独走されてしまっては、クラシック本番が極めて味気ないものになってしまう。何より「ダノンから適当に流せば当たるんだろ」といったような構図は、予想家である私たちにとっても非常に困るのだ。笑

 

そんなことを考えながらレースを見ていたが、馬券を的中できたこと(軸馬ステルヴィオの優勝と共に、1週前より予告した6番人気の伏兵・☆マイネルファンロンが3着に激走!3連単7440円をゲット)はもちろん良かったが、それと同時に、今後への希望を感じさせてくれた上位2頭には感謝!その2頭について、ここでは言及する。

 

?1着ステルヴィオ・・・魅力あふれる勝負根性で!

まずは、実際に会員様にご紹介した解説文から、一部抜粋の形で掲載したい。

▼自信の不動の軸で勝負!
━━━━━━━━━━
ライバルへ果たし状を! 
8番ステルヴィオ
━━━━━━━━━━
(省略)特に【サウジアラビアRC】では、ダノンが楽にいく中で、ステルヴィオは最後方に近い位置取りで「本当に届くのか?」と絶望的な位置からの競馬だった。結果的にダノンには敗れたが、2着まで猛追した内容はダノン以上のものを感じたほど。もう少し距離があれば勝利もあっただろう。

つまり、この馬にとってベストはマイル戦ではなく、1800mから2000mが適距離。そういった意味では、今回の1800m戦への距離延長は大歓迎!当然、皐月賞でも有力…いや!!あのダノンプレミアムが相手でも逆転する可能性もある。キッチリと勝ち、勝負付けは済んでいない!と果たし状を突きつけるんだ!

 

1800M~2000Mならダノン超えも!

まさに、この解説の通りではないだろうか。

【サウジアラビアRC】では、ダノン以上のものを感じた破壊力。それほどの馬が、ましてや距離がベスト付近の1800Mに延びたのだから、簡単に負ける筈がない。

結果はハナ差だが、測ったかのように捕えた脚と、キッチリ競り落とした勝負根性は、現時点での力の差を感じさせるものだった。

 

特に勝負根性については強調しておきたい。本番でもダノンとゴール前で並ぶケースにあるだろう。そうなれば、この勝負根性で栄光を手繰り寄せる可能性も十分!
打倒ダノンプレミアムへ!一か月後が本当に楽しみになってきた。

 

?2着エポカドーロ・・・さすがは藤原厩舎!!

お母さんのダイワパッションが3歳に重賞を制していることなどもあり、その血統背景から大きな期待を寄せられていた馬。
とはいえ、前走でようやく500万を勝ったばかりの馬(それも強敵の少ない小倉で)いきなり重賞で2着、それも世代最強クラスの馬からハナ差でまとめるのだから驚いた。

さすがは、今年の全国リーディングを圧倒的な数字で独走する、藤原厩舎の管理馬だ。

 

絶好調!藤原厩舎の所属馬

結果もさることながら、内容が良い。2走前はひたすら逃げたが、今回は2番手追走からの抜け出し。レースの幅が広がった点から魅力を感じる。

ステルヴィオの解説でも記した通り、現時点では着差よりも能力差がある印象だが、こちらはまだまだ経験も少ない。【皐月賞】までの一ヶ月の間に、その力が詰まる可能性はある。そうなった時に、中山向きぼ先行脚質を活かせれば、ひょっとしてと思わせる。

成長途上の分、本番では少しでも人気が落ちてくれるといいのだが、果たしてどうだろう。馬券的な妙味があれば、迷わず指名したい。

 

余談だが、ダノンプレミアムを管理する中内田調教師の、日本競馬における師匠格が、藤原調教師だ。
弟子の馬に、師匠の馬が挑む。勝つのは果たして!?そんな視点で本番を楽しむのも、良いかもしれない。

 


 

【スプリングステークス 2018】を見逃した方は下記からご覧下さい。

【スプリングステークス 2018】のレース後の関係者のコメント

1着 ステルヴィオ(C.ルメール騎手)
「この馬は最後にすごく良い脚を使います。良い瞬発力があります。去年はまだ体が全体的に緩く、位置取りが後ろになっていました。今年はそうした面がなくなりいい位置でレースができるようになりました。初の中山コースもリズム良く走れました。距離が200m伸びても問題ありません」

2着 エポカドーロ(戸崎圭太騎手)
「良い感じでいけたのですが、僅かに及びませんでした。ただ乗りやすくて良い馬です」

3着 マイネルファンロン(柴田大知騎手)
「ゲートを練習していたおかげで今日はうまく出られました。1800mで前に行かせようと思っていたので、ある程度のポジションを取りに行ったところ力んでしまいました。もう少しフワッと折り合いをつけながら走れたら良かったのですが、それにしても3着に残っているから強い馬ですね」

4着 バールドバイ(北村宏司騎手)
「スタートを出てからロスなく行くことができて、4コーナーの手応えもよかったです。ただ直線でよれてくる馬がいたので、そこが少し影響したかもしれません。あの差だっただけに残念です。まだ完成しているわけではないですし、伸びしろはまだまだありそうです」

5着 レノヴァール(北村友一騎手)
「1コーナーで人気の2頭が前にいたので、そこを見ながらレースを進めました。4コーナーで勝った馬はスッと反応していましたが、こちらは馬場の悪いところに脚をとられ反応しきれませんでした。馬場の悪いところでもエンジンがかかるようになればもっと良くなります。ただ、新馬戦の時以来この馬に乗りましたが、とても成長を感じました」

9着 ルーカス(M.デムーロ騎手)
「返し馬の時は良くて、全体の状態も良い感じでしたが、レースではうまく反応できませんでした。もしかするとメンタル面なのかもしれませんが、明確な敗因はわかりません」

(via ラジオNIKKEI 

 

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