こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。
もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください！
勝負の明暗 はここだった！
【回顧】北九州記念 2021 における勝負の明暗
【11Ｒ】 第56回テレビ西日本賞北九州記念
３歳以上・オープン・Ｇ３(ハンデ) (国際)(特指) 芝 1200m 18頭立
| 着 | 枠 | 馬 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 | 単勝 | 体重 | ± | 調教師 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| １ | 8 | 17 | ヨカヨカ | 牝3 | 51 | 幸英明 | 1.08.2 | 03-03 | 34.4 | 5 | 8.8 | 458 | +4 | (栗)谷潔 | |
| ２ | B3 | 6 | ファストフォース | 牡5 | 55 | 鮫島克駿 | 1.08.4 | 1 1/4 | 03-03 | 34.7 | 4 | 8.3 | 520 | +2 | *(栗)西村真幸 |
| ３ | 6 | 12 | モズスーパーフレア | 牝6 | 56.5 | 松若風馬 | 1.08.4 | クビ | 01-01 | 35.2 | 2 | 5.8 | 504 | +6 | *(栗)音無秀孝 |
| ４ | 5 | 9 | シゲルピンクルビー | 牝3 | 52 | 和田竜二 | 1.08.4 | ハナ | 07-06 | 34.4 | 6 | 9.1 | 462 | 0 | (栗)渡辺薫彦 |
| ５ | B7 | 14 | レッドアンシェル | 牡7 | 58 | 武豊 | 1.08.5 | 3/4 | 07-06 | 34.5 | 9 | 24.3 | 472 | -8 | (栗)庄野靖志 |
| ６ | 1 | 1 | ボンセルヴィーソ | 牡7 | 55 | 富田暁 | 1.08.6 | 頭 | 02-02 | 35.0 | 12 | 37.8 | 482 | -2 | (栗)池添学 |
| ７ | B4 | 7 | ジャンダルム | 牡6 | 57.5 | 福永祐一 | 1.08.6 | ハナ | 12-13 | 34.1 | 1 | 4.3 | 510 | +8 | (栗)池江泰寿 |
| ８ | 8 | 16 | アスコルターレ | 牡3 | 52 | 藤岡康太 | 1.08.6 | 頭 | 11-10 | 34.3 | 11 | 34.7 | 442 | 0 | *(栗)西村真幸 |
| ９ | 1 | 2 | エングレーバー | 牡5 | 54 | 浜中俊 | 1.08.6 | ハナ | 14-10 | 33.9 | 8 | 13.7 | 450 | +8 | (栗)中内田充 |
| 10 | 8 | 18 | ボンボヤージ | 牝4 | 52 | 岩田望来 | 1.08.7 | 1/2 | 06-06 | 34.8 | 7 | 10.5 | 446 | 0 | (栗)梅田智之 |
| 11 | 4 | 8 | メイショウケイメイ | 牝5 | 51 | 藤懸貴志 | 1.08.7 | クビ | 17-16 | 33.9 | 16 | 104.5 | 440 | +4 | (栗)南井克巳 |
| 12 | 2 | 4 | ノーワン | 牝5 | 53 | 川又賢治 | 1.08.8 | 1/2 | 14-16 | 34.2 | 10 | 33.2 | 482 | +4 | (栗)杉山佳明 |
| 13 | 5 | 10 | メイショウカリン | 牝7 | 51 | 酒井学 | 1.08.9 | 1/2 | 14-16 | 34.2 | 14 | 72.2 | 510 | 0 | (栗)笹田和秀 |
| 14 | 6 | 11 | アウィルアウェイ | 牝5 | 55.5 | 松山弘平 | 1.09.0 | クビ | 12-14 | 34.6 | 3 | 7.2 | 502 | +12 | (栗)高野友和 |
| 15 | 2 | 3 | コンパウンダー | 牡6 | 53 | 荻野極 | 1.09.2 | 1 1/4 | 17-14 | 34.3 | 17 | 108.9 | 464 | +2 | (栗)石橋守 |
| 16 | B7 | 15 | メイショウキョウジ | 牡6 | 54 | 斎藤新 | 1.09.2 | ハナ | 09-09 | 35.1 | 13 | 45.5 | 480 | +8 | (栗)藤岡健一 |
| 17 | 7 | 13 | ファンタジステラ | 牡7 | 54 | 藤井勘一 | 1.09.2 | クビ | 03-03 | 35.4 | 15 | 92.0 | 428 | -6 | *(栗)音無秀孝 |
| 18 | 3 | 5 | ロジクライ | 牡8 | 56 | 秋山真一 | 1.09.3 | 1/2 | 10-10 | 35.1 | 18 | 115.9 | 532 | +6 | (栗)須貝尚介 |
小倉の短距離戦は任せてくれ！
「キングスポーツは【北九州記念】でそういった予想をするのか？」
楽しみにされていた方は多いのではないだろうか。
というのも、異例の小倉開催となった先月の【ＣＢＣ賞】において、８番人気ながら優勝した☆ファストフォースを１週前から予告した実績があるからだ！
ご会員様に対してはもちろん、Youtubeでも公開していた。
それだけに、私たち自信も今回の舞台、そして条件に対する手応えを感じながらの勝負になった。
そういった中で臨んだ【北九州記念】だったが、、、
結論としては、また勝った！
１週前から予告した５番人気の伏兵☆ヨカヨカが優勝してくれた！
まずはヨカヨカなど、馬券に絡んでくれた各馬に感謝したい。
参考⇒8/21.22 成績速報
【ＣＢＣ賞】に続いて穴馬が優勝したのだから、改めてハッキリと申し上げても良さそうだ。
ということで、レースを振り返ってみよう。
おめでとうヨカヨカ！
まずは、私たちの予告の☆穴馬でもあり、５番人気ながら堂々の優勝を果たした３歳牝馬ヨカヨカに、心からの祝福と感謝を伝えたい。
もちろん、51キロの軽ハンデに恵まれた部分もあっただろう。
それでも、スプリント戦における１馬身1/4差は完勝と言って良いだろう。
これで、熊本県産馬としてはＪＲＡ重賞の初勝利になったそうだ。
また、鞍上の幸騎手も同じ九州の鹿児島県出身なのだ。
ちなみに、レース後、幸騎手はこんなことを語っている。
（尚、ヨカヨカを管理するのは谷八郎元調教師の息子、谷潔調教師だ）
ドラマがあるじゃないか！
ヨカヨカを指名できた理由は？
では、どうして私たちは１週前からヨカヨカを指名できたのか？
細かいことを言えば色々とあるのだが、シンプルに一言で申し上げるなら
「前走のレース内容に凄みを感じた」
ということになる。
前走【ＣＢＣ賞】は、初めての古馬相手の1200Ｍ戦。
世代限定では実績を残していたものの、やはり古馬相手では勝手が違ったのだろう。
レース後、当時の鞍上だった和田騎手は
というコメントを残している。
確かに、私たちの目にも、楽な戦いではないように思えた。
だが！そういった状態の中でも、レコード決着の中、勝ち馬から0.4秒差でまとめたのだ！
（１分６秒４の時計で走破していた）
当然の前進だった
道中での雰囲気からは、直線ではバタバタになっても驚けなかった。
だが、そこからの踏ん張りがこの馬は違った！
そこに「凄み」を感じたし、ヨカヨカに待っているはずの輝かしい未来をハッキリと感じた。
だから【ＣＢＣ賞】が終了した時点で
「次走、体調面を崩すことさえなければ、必ず軸で買う」
と決めていたのだ。
案の定、古馬相手に慣れた今回は、前走とは比べ物にならないほど、前半から手応えが良かった。
道中での動きを見た時、もう勝利を確信できた。
平坦だけの馬じゃない
古馬相手に重賞を勝った以上、やはりＧ１が視野に入ってくる。
もちろん、体調の部分もあるから何とも言えないが、順調なら、今秋【スプリンターズＳ】か、来春の【高松宮記念】で、スプリントＧ１デビューが見られるはず。
非常に楽しみだが、、、気になる点もある。両会場共に「直線に坂」があるのだ。
今回の勝ちっぷりが鮮やかだっただけに
「坂のあるコースでも同じように力を出せるの？」
という見方をする人も出てくるに違いない。
その点に関して申し上げるならば、結論は「ＯＫ」
ご注目いただきたいのは、２走前の重賞【葵Ｓ】（中京）
位置取りの差もありハナ差２着に敗れはしたが、直線での動き、伸びは驚くほどスムーズ！
個人的には、今回のレースに匹敵するほどのインパクトがあった！
Ｇ１でも買わなきゃ！
ということで、坂がある舞台でも十分に対応できると判断！
重賞勝ち馬が、坂にも対応できるなら、期待せずにはいられないだろう。
さて、ヨカヨカの場合、２歳６月にデビュー。
２歳８月終わりまでの段階で、早くも３戦に出走していた。
それだけに、さすがに晩成という可能性は高くはないだろう。
ならば、この馬が旬の内に、できるだけ早い段階で狙うべき！
今年か来年、スプリントＧ１に出走してくれることを祈りたい。
３着までなら十分にチャンスのある馬として、お伝えしておきたい。
未来の主役を１頭指名！
ヨカヨカの話が長くなってしまったが、最後に１頭だけ！
勝ち馬以外で、今後が楽しみだと感じられた馬をお伝えしておきたい。
今回は順当に２着馬を！
２着ファストフォース
冒頭でも記したが、前走【ＣＢＣ賞】では私たちの期待に応えてくれた。
だが、今回はハンデが３キロ増えた。当時とは立場も変わるからマークもされる。
どうなるかと見ていたが、前走と何ら変わることのないフットワーク。
ハンデが増えても動きが変わらないというのは、当たり前だが
前走後も力を伸ばしている
ということになる。今回２着に敗れたのは相手が強かっただけ。
２戦連続での小倉での好走だけに「コースが向いているのでは？」という見方も出るだろうが、私たちはそうは思わない。
適性を超越した力をつけているように感じた。
秋のスプリント戦線でも活躍が見込めると信じて、未来の主役に指名したい！
レースを見逃した方はコチラ
【みんなのKEIBA次回8月29日(日)午後3時】
ハンデ戦「北九州記念・GⅢ」
5番人気⑰ヨカヨカが
最軽量を生かし一気に突き抜け快勝！7度目の重賞挑戦で
熊本県産馬初の快挙となりました！2着は⑥ファストフォース
3着は⑫モズスーパーフレア3連単は5万1840円の払い戻し pic.twitter.com/EgTF7PR1GR
— フジテレビ競馬 (@fujitvkeiba) August 22, 2021
【北九州記念 2021】のレース後の関係者のコメント
レース後のコメント
１着 ヨカヨカ（幸英明騎手）
「最後は必死でした。道中もずっと手応えが良く、スムーズな走りでした。４コーナーを回る時の手応えから、これだったら勝てるのではないかという手応えがありました。内の馬や、後ろから、またはもっと外から他の馬が来ないか心配でしたが、最後は無我夢中でした。ラスト１ハロンぐらいからすごい歓声があがっていて、聞こえていました。谷潔調教師には昔からお世話になっていて、九州産馬にもたくさん乗せてもらっていました。その父の谷八郎先生も九州産馬をたくさん管理していましたが、亡くなって、今年一周忌があったばかりなので勝てて嬉しいです。重賞には届きそうで届かなかったですが、今日勝てたので上に行っても頑張れると思います。また応援していただければと思います」
２着 ファストフォース（鮫島克駿騎手）
「ＣＢＣ賞と違って斤量も重く、多頭数でＧＩホースも出ているレースでしたが、馬が充実してきていて、しっかり対応してくれました。この馬の力は出してくれました。よく頑張っています」
３着 モズスーパーフレア（松若風馬騎手）
「この馬のいつもの競馬で前へ行かせました。午前中、馬が走っていない内ラチ沿いを走らせました。毎回頑張って走ってくれる馬ですが、今日もよく頑張ってくれていると思います」
４着 シゲルピンクルビー（和田竜二騎手）
「スタートからイメージ通りの位置でレースができました。ただ思ったほど馬群がバラけず、あれ以上は外に出せませんでした。今日のような馬場も苦にせずよく頑張っています」
５着 レッドアンシェル（武豊騎手）
「思い通りのレースはできました。ヨカヨカをマークしながら進めたのですが、直線で伸び切れませんでした。重い斤量を背負って今日の馬場はきつかったですね」
６着 ボンセルヴィーソ（富田暁騎手）
「スタートが良かったですし、１枠ですから思い切って前へ行かせました。今日の馬場もこなしましたし、１２００ｍの適性もありそうです。７歳ですがまだまだ衰えていません」
７着 ジャンダルム（福永祐一騎手）
「ゲートの中でうるさいところがあると以前から聞いていましたが、やはりうるさいところがあって、トモを落とした時にゲートが開いてスタートで遅れました。今日はそこに尽きます。ゲートが互角だったら勝つ力はある馬です」
１４着 アウィルアウェイ（松山弘平騎手）
「直前にあれだけ雨が降ると差すことができる馬場ではなくなってしまいますね。展開が厳しかったです」
１８着 ロジクライ（秋山真一郎騎手）
「他の馬が速かったですね」
（via ラジオNIKKEI ）
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