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ホーム勝負の明暗札幌記念 2021【回顧】注目の2強対決!明暗を分けたポイントとは?

札幌記念 2021【回顧】注目の2強対決!明暗を分けたポイントとは?

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】札幌記念 2021 における勝負の明暗

2021年 8月22日(日) 2回札幌4日 天候 : 曇  馬場状態 : 良
【11R】 第57回札幌記念
3歳以上・オープン・G2(定量) (国際)(特指) 芝 2000m 13頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
8 13 ソダシ 牝3 52 吉田隼人 1.59.5   02-02-01-01 35.4 2 3.8 472 0 (栗)須貝尚介
4 4 ラヴズオンリーユー 牝5 55 川田将雅 1.59.6  3/4 07-07-06-05 35.1 1 1.9 470 -8 *(栗)矢作芳人
5 7 ペルシアンナイト 牡7 57 横山武史 1.59.6 05-04-04-03 35.2 8 28.2 502 +10 *(栗)池江泰寿
3 3 マイネルウィルトス 牡5 57 団野大成 1.59.9 1 3/4 08-07-08-07 35.2 11 65.8 470 0 (栗)宮徹
8 12 ブラストワンピース 牡6 57 岩田康誠 2.00.0  3/4 11-11-02-02 35.9 3 12.3 540 -8 (美)手塚貴久
6 8 ユーキャンスマイル 牡6 57 藤岡佑介 2.00.3 1 1/2 09-09-08-07 35.5 9 32.2 516 +6 (栗)友道康夫
6 9 アイスバブル 牡6 57 水口優也 2.00.3 クビ 10-10-10-10 35.3 12 87.1 462 +4 *(栗)池江泰寿
7 10 ディアマンミノル 牡4 57 泉谷楓真 2.00.5 1 1/4 12-12-10-10 35.5 10 61.9 464 -2 (栗)本田優
7 11 ウインキートス 牝4 55 丹内祐次 2.00.6  3/4 03-04-04-03 36.2 5 14.5 486 +18 (美)宗像義忠
10 4 5 トーラスジェミニ 牡5 57 横山和生 2.00.8 1 1/4 01-01-03-05 36.5 7 16.4 472 +6 (美)小桧山悟
11 2 2 サトノセシル 牝5 55 ルメール 2.01.5 4 05-06-06-09 37.0 4 13.5 476 +10 (美)堀宣行
5 6 バイオスパーク 牡6 57 池添謙一         13 90.8 478 0 (栗)浜田多実
1 1 ステイフーリッシュ 牡6 57 坂井瑠星     03-03-10-12   6 14.7 474 +4 *(栗)矢作芳人

 

夏競馬の最高峰!札幌記念

【札幌記念】といえば、誰もが認める夏競馬の最高峰だ。

振り返ってみれば、数々の名馬がこのレースを駆け抜けていった。

エアグルーヴは2連覇を達成した。

アドマイヤムーンは3歳で優勝した。

彼らをはじめとした数多くの名馬の存在が【札幌記念】を「夏競馬の最高峰」へと昇華させたのだ。

そして迎えた今年、歴代の名馬に勝るとも劣らぬほどの魅力的な馬が集結。

中でも「ラヴズオンリーユーVSソダシ」

世界レベルの実力派と白毛初のクラシックウイナー。

彼女たち2頭の初対決に注目された方は多かったはずだ。

 

2強の明暗を分けたポイントとは?

もちろん、私たちは穴のキングスポーツだ。

いくら2強が強くても、最後まで穴馬券の発掘にこだわった。

その結果、8番人気の伏兵ペルシアンナイト(3着)をイチオシ好調教馬としてYoutubeなどで公開できたことは、ひとつの成果だろう。

参考⇒ペルシアンナイトを紹介した札幌記念のYoutube番組

その一方で、プロの予想家だからこそ

「2強の優劣」はハッキリとさせるべきだと考えた。

結果、私たちはソダシを指名。3連単の万馬券を射止めることができた。

ではどうして1番人気のラヴズオンリーユーよりソダシを上に見たのか?

その理由をご紹介してみたい。

 

考え方のヒントにしてほしい

お見事!ソダシ!

もちろん、この先、彼女たち2頭が「断然の2強」といった立場で同じレースに出走するケースはまずないだろう。

だが「似たような構図のレース」は必ずあるはず。

そういった時に、今回の私たちの考え方が、馬券を買う人にとっての参考材料のひとつになると思う。

今回、残念ながら馬券を外してしまった人はもちろん、的中された方でも、私たちとは違う考え方で、同じ頂上にたどり着いた方もいるに違いない。

参考までに、目を通していただけたら幸いだ。

 

指名理由の前にひとつだけ

指名理由の前に、ひとつだけ申し上げておくべきことがあることを思い出した。

結果的に、今回のレースは1&2番人気でのワンツーフィニッシュ!

ラヴズオンリーユーは少々危なかったが、最後は力を見せてくれた。

さて、今回のような2強でのワンツーフィニッシュの確率がどれほどのものか、皆さまはご存知だろうか?

実は直近1年(今年の8月9日~昨年の8月16日)の重賞(芝・ダートの130レース)を対象にチェックしたところ、わずか16レースだけ!

割合でいうと、たった12%だ!

主なところでは、G1【大阪杯】において馬連270円の2頭が崩れている。(コントレイル&グランアレグリア)

上位人気に推される馬には、当然多くのマークが集まる。能力が拮抗している現代の競馬において、それを乗り越えて好走するのは容易ではないのだ。

逆に言えば、期待に応えている馬は「本物」

ソダシ、ラヴズオンリーユーが並の馬ではないことは、改めて受け止めておくべきだろう。

 

評価は互角!ポイントは枠

ではソダシを上位に評価した理由について。

結論としては「大外13番」という枠にポイントがある。

実際に有料会員様にご提供した解説文に、私たちの思いは詳しく記したので、転載してみよう。

期待するのは3歳牝馬ソダシだ!

正直に言って、4番ラヴズオンリーユーとの評価は互角。
能力的な話に関しては、改めてご紹介するまでもないだろう。単純な能力なら古馬&世界を経験している分だけややラヴズかもしれないが、一方でソダシは斤量が軽い。やはり3歳牝馬の52キロは有利。また距離適性に関しても、ソダシは2000Mまでなら耐えられるだろう。

では、最後の決め手となった部分は?私たちは「枠」に注目した。
どちらかというと掛かりやすいと言われる馬。前に壁を作りやすい内枠が歓迎では?と思われる方もいるだろう。だが、私たちは「むしろ外枠がプラス」だと判断。
好素材とは言っても、初めての古馬との対戦。年長の馬に内で揉まれたら、逆に落ち着きを欠いて、力を出し切れないケースもあると考えていた。
むしろ、外枠でリラックスしながら走れることで、潜在能力がより一層引き出されるのではないだろうか。その分をプラスアルファと考えて、ソダシを評価した。

尚、13番は、彼女にとっての重賞初勝利となった【札幌2歳ステークス】の際と同じ。
ラッキー馬番を味方につけて、歓喜の瞬間に期待する!

 

「精神的に若い馬=壁が作れる内枠」ということではない

では、皆さまに覚えておいていただきたい部分をまとめてみよう。

◆「精神的に若い馬=壁が作れる内枠」ということではない
◆特に経験の浅い3歳馬の場合、リラックスできる外枠に魅力あり

ソダシは、気性面から「2000Mは保たないのでは?」と考えた方もいたようだ。

しかしながら、全くそんなことはなかった。

レース後、鞍上の吉田隼人騎手が残した

道中は折り合いもついていましたし、『いつでも動けるぞ』というのが馬から伝わってきて、手応え十分でした。

というコメントこそが「外枠に魅力」の何よりの証明だろう。

 

秋華賞が堅いとは考えていない

外枠の力もあったかもしれないが、あのラブズオンリーユー以下をあっさりと退けたことで、ソダシはまた一皮剥けるだろう。

恐らく【秋華賞】に出走するだろうが【桜花賞】に続く2冠の可能性は十分にある。

もちろん、私たちも軸候補の1頭だと考えている。

一方で、ソダシが好走しても、決して【秋華賞】が堅いとは考えていない。

例えば昨年、あのデアリングタクトが人気に応えたが、キングスポーツの☆穴馬でもあった10番人気の伏兵・マジックキャッスルが2着に好走したことで馬連26倍が出たじゃないか!

第2のマジックキャッスルは誰なのか?

最後まで諦めることなく穴馬券を狙っていくので、どうか秋を楽しみにしていてほしい。

 

今年の3歳牝馬はレベルが高い

昨年の秋華賞では伏兵マジックキャッスルを発掘して的中!

最後にひとつ、どうしてもお伝えしておきたいこと。

それは、当たり前のことかもしれないが

「世代のレベルを自分なりにイメージしておく」

という点だ。私たちキングスポーツは、今年の3歳牝馬のレベルが全体的に高いと確信していた!

だから、ソダシはもちろんだが、同日の【北九州記念】でも、迷うことなく優勝したヨカヨカを1週前から予告!馬連3780円の的中に成功している。

 

どの部分を重視した結果、3歳牝馬のレベルを高いと考えたかという点については、企業秘密ということでご勘弁いただきたい(笑)

だが、今回の結果から、キングスポーツの精度の高さを感じていただけたと思う。

改めて申し上げるが、今年の3歳牝馬のレベルは高い!

だから、ソダシは来年以降もマイル~2000Mなら大活躍する可能性は高いぞ!

自信をもって未来の主役に指名しておきたい。

 

 

レースを見逃した方はコチラ

 

【札幌記念 2021】のレース後の関係者のコメント

レース後のコメント
1着 ソダシ(吉田隼人騎手)
「ホッとしました。外枠を引いてしまったので、ゲートを出たなりに1コーナーに入ろうと思っていました。道中は折り合いもついていましたし、『いつでも動けるぞ』というのが馬から伝わってきて、手応え十分でした。今日前半のレースに乗っていて、前に行っていても止まらない馬場だったので、自信を持って追い出しました。オークスでは期待に応えられず、悔しい思いをしました。復帰戦でソダシらしい競馬をしてくれて、秋に向けて楽しみです」

2着 ラヴズオンリーユー(川田将雅騎手)
「馬の具合はとても良く、レースを迎えられました。レース中に起きたことに僕がいなすことができず、これが最後に響いたのは間違いありません。馬にも応援してくれた方々にも申し訳ないと思います。ただ、馬は最後まで精一杯頑張ってくれました」

3着 ペルシアンナイト(横山武史騎手)
「初めて乗りましたが、自分のやりたいレースはできました。道中はソダシをマークして運びましたが、最後は同じ脚になってしまいました。次はもっと良くなると思いますし、頑張ってくれました」

4着 マイネルウィルトス(団野大成騎手)
「今日は具合がとても良いと聞いていましたし、返し馬の感触も良かったです。内枠だったので変に外に出さずに、ロスなく立ち回って位置取りも良い所でした。直線まで良い感じでしたが、最後は(上位は)さすがこのクラス、という感じでした。それでもよく頑張っています」

6着 ユーキャンスマイル(藤岡佑介騎手)
「長く脚を使ってくれました。距離は2000mでも大丈夫です。休み明けで強い相手によく頑張って走ってくれました」

7着 アイスバブル(水口優也騎手)
「直線伸びているのですが、前にいた馬たちは強かったです。それでも差なく食らいついてくれました。GIIIやオープンなら良い勝負になるはずですし、良い経験になったと思います」

(via ラジオNIKKEI 

 

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