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ホーム勝負の明暗小倉記念 2022【回顧】勝ち馬の走りや、ホー騎手が目立つが、、、あの若手騎手も見逃せない!

小倉記念 2022【回顧】勝ち馬の走りや、ホー騎手が目立つが、、、あの若手騎手も見逃せない!

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】小倉記念 2022 における勝負の明暗

2022年 8月14日(日) 4回小倉2日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第58回農林水産省賞典小倉記念
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝 2000m 16頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
2 マリアエレーナ 牝4 54 松山弘平 1.57.4   05-04-03-02 34.6 2 (栗)吉田直弘
12 ヒンドゥタイムズ セ6 56.5 ホー 1.58.2 5 11-11-11-09 35.0 10 *(栗)斉藤崇史
4 ジェラルディーナ 牝4 54 福永祐一 1.58.2 ハナ 09-09-11-09 35.0 1 *(栗)斉藤崇史
14 カテドラル 牡6 57 団野大成 1.58.6 2 1/2 14-13-14-12 35.1 6 (栗)池添学
7 ピースオブエイト 牡3 53 松本大輝 1.58.7 クビ 05-06-08-05 35.6 4 (栗)奥村豊
3 ムジカ 牝5 51 横山典弘 1.58.7 05-04-06-08 35.7 3 (栗)鈴木孝志
10 カデナ 牡8 57.5 今村聖奈 1.58.7 クビ 15-15-14-09 35.3 8 (栗)中竹和也
1 アーデントリー 牡6 54 中井裕二 1.58.8 クビ 09-08-08-04 35.7 15 (栗)川村禎彦
16 ヒュミドール セ6 56 藤岡康太 1.59.1 1 1/2 08-09-08-12 36.0 7 (美)小手川準
10 5 ダブルシャープ 牡7 56 幸英明 1.59.6 3 13-14-03-03 36.8 11 *(栗)渡辺薫彦
11 6 タガノディアマンテ 牡6 56 北村友一 1.59.7  1/2 02-03-03-05 36.9 5 (栗)鮫島一歩
12 11 ショウナンバルディ 牡6 57 松若風馬 1.59.7 02-02-02-05 37.0 12 (栗)松下武士
13 13 モズナガレボシ 牡5 55 荻野極 2.00.2 3 11-11-11-14 37.0 13 (栗)荒川義之
14 9 シフルマン 牡6 56 西村淳也 2.00.2 01-01-01-01 37.8 9 (栗)中尾秀正
15 15 スーパーフェザー セ7 54 川須栄彦 2.00.5 1 1/2 04-06-06-14 37.6 14 *(栗)渡辺薫彦
8 プリマヴィスタ 牡5 53 高倉稜           (栗)矢作芳人

ただただ強かった

「重賞でしたけど5馬身差。強かったです」

レース後に残した、松山弘平騎手のコメントが全てを表しているように思う。

好位抜け出しタイプのマリアエレーナが内側の2番枠をゲットし、馬場状態の良い最内を走れたという追い風はあっただろう。

それでも「(基本的には)皆が平等に戦えるように斤量設定されている」ハンデ戦において、5馬身もの大きな差は、なかなかつくものではない。

特に、4角付近の勝負どころで抜け出す際の速さは驚異的だった。

また、前半から中盤、後半にかけて終始貫禄さえ感じさせる落ち着きを見せており、まるで牡馬を見ているかのような印象も受けた。

結果だけではなく、中身も含めて日の打ちどころがない。だからこそ、私からも改めて

「強かったです」

と申し上げたい。

 

揉まれた時にどうなのか?

もちろん、今回が非常にスムーズな競馬だった分

「次走以降で揉まれるような形になった時、はたしてどうなのか?」

と思われている方もいるかもしれない。

もちろん、420キロ台という小柄な牝馬だけに、揉まれないに越したことはないと思う、

ただ、肉体的にはともかく、上でも記したように、精神面となれば話は違う。

上でも記したように、牡馬を思わせるような貫禄、落ち着きを見せていた。

ここにきて、心身両面における進化をはっきりと感じたし

「さほど心配する必要はない」

というのが、私なりの結論ということになる。

 

今週はソダシがくるの?

特に、対牡馬ほどは巨体とのぶつかりあいの心配のない、牝馬限定戦ならG1も視野に入ってくるだろう。

オープン特別とはいえ、新潟芝2200Mでも勝っているだけに【エリザベス女王杯】も楽しみにしている。

さて、そんなマリアエレーナだが

「金子真人オーナー×父クロフネ×4歳牝馬」

ご存じの方も多いだろうが、実はこれ、来週の【札幌記念】で2連覇を狙うソダシと全く同じ!

相変わらずの金子オーナーの相馬眼の鋭さには驚かされるばかりだが、ひょっとしたら、この勢いは来週のソダシにも繋がっていくのだろうか?

参考→札幌記念 2022 狙い

私たちはどのように攻めようか?

正直に言って、非常に迷っているが、、、笑

例えば昨年も1&2人気の2頭で決まりながら3着には8番人気馬が突っ込んでいる。

特に3連単では高配当のチャンスを最後まで諦めずに攻めていくつもりなので楽しみにしていてほしい。

 

率直に言って、ホー騎手は素晴らしい

勝ち馬の話はここまでにして、引き続き、レースの中で印象に残った点を少しご紹介したい。

まずは2着のヒンドゥタイムズだ。

約9ヶ月ぶりの実戦、また去勢明けの初戦ということで、決して楽な条件ではなかった。10番人気の低評価も致し方ないところ。それでも、終わってみれば堂々2着!勝ち馬にこそ離されたが、1番人気馬との2着争いをしっかりと制した。

現在6歳ながら、順調に使えなかったこともあり、今回がデビュー以来ようやく16戦目。

その分、馬体減りも少なく伸びしろもありそうだし、G2、G3あたりなら、引き続き十分に期待ができそうだ。

だが、そんな馬の実力もさることながら、驚かされたのは鞍上ホー騎手の手綱捌きだ。

まず、ホー騎手がレース後に残したコメントからご紹介してみよう。

「追い切りに乗って馬の感触は掴んでいました。道中は折り合いを重視して我慢していました。小倉のレースはみんな早めに動きますが、勝った馬が先に抜け出していて動けなかったです。でもすごく良い馬です。2000mが一番得意なのではないかと感じました」

 

難しい状況でも動じない

JRAの公式サイトでレース映像がみられるので、ぜひ3角から4角あたりにかけての部分をチェックしてほしい。

2着に激走!ヒンドゥタイムズ

確かにホー騎手が言うように、周囲の馬がどんどん上がっていく中、ヒンドゥタイムズは前が狭かったこともあったのか、動けない部分があった。

周囲の有力馬が続々上がっていく中、ましてやホー騎手にとっては乗り慣れない小倉。焦るのが当然の状況ではないだろうか。

しかし、少なくとも映像を見る限り、ホー騎手からそういった様子は伝わってこない。

想像にはなるが

「動けないなら脚を溜めて、前が開いたらしっかり追えばいいじゃないか」

そんな、前向きな開き直り、腹の括りを感じずにはいられなかった。

技術的に素晴らしいというのは当然あるのだろうが、こうしたメンタル的な部分こそが、彼を香港のトップに押し上げた要因だと感じる。

まだ数週間、日本競馬に騎乗するようだし、引き続き、彼の騎乗馬には要注意!

 

重賞初騎乗、松本騎手も頑張っていた!

尚、そんなホー騎手だが、当初は3歳馬のピースオブエイトに騎乗予定だった。

ただ、ハンデの関係で乗れなくなり、その代わりに騎乗したのが2年目の松本騎手。

代打騎乗のような形だったとはいえ、これが重賞初騎乗、ましてや重賞ウイナーの素質馬を任されたのだから、プレッシャーもあっただろう。

だが、非常に良いレースをしていたと思う。レース後

行く馬を行かせて思った通りの競馬はできましたが、直線伸ばし切れませんでした。ゲートをしっかり出て、3コーナーから4コーナーまではやりたい競馬はできましたが、伸ばし切れなかったのは距離なのか馬群に包まれている分なのでしょうか...。チャンスを頂いていただけに、悔しい気持ちが大きいです」

と語っているが、落ち着いていて、ミスらしいミスは見られなかった。

現時点で、上で記したホー騎手のようなトップジョッキーと比べるのは酷かもしれないが、まだ19歳、経験を積めば、かなり有望ではないだろうか?

期待も込めて、松本騎手を未来の主役として、皆様にお伝えしておきたい!

【小倉記念 2022】のレース後の関係者のコメント

1着 マリアエレーナ(松山弘平騎手)
「重賞でしたが5馬身差ということで本当に強かったと思います。スタートもしっかり出てくれて、取りたい位置を取ることが出来たので、自分のイメージ通りの競馬が出来たと思います。最内だけ馬場の状態が綺麗だと感じていたので、そこを絶対取りたかったので、逃げ馬の後ろで良い形で位置を取れたと思います。手応えも良かったですし、馬自身良い脚を使ってくれるので、そのあたりも心配なく本当に楽な競馬でした。本当に強かったと思います。暑さが吹き飛ぶくらいの良い競馬でした。スタートはどんどん良くなっています。レース自体もどんどん上手になっています。これからの可能性も楽しみで、頑張ってもらいたいです」

2着 ヒンドゥタイムズ(C.ホー騎手)
「追い切りに乗って馬の感触は掴んでいました。道中は折り合いを重視して我慢していました。小倉のレースはみんな早めに動きますが、勝った馬が先に抜け出していて動けなかったです。でもすごく良い馬です。2000mが一番得意なのではないかと感じました」

3着 ジェラルディーナ(福永祐一騎手)
「前に行きたかったのですが行けませんでした。スタートは五分に切ったのですが、そこを改善しないといけないですね。競馬もタイトで厳しかったです。スムーズな競馬が出来ませんでした」

4着 カテドラル(団野大成騎手)
「2000mでも折り合いはスムーズでした。ポジションを取りに行けましたし、直線をスムーズに迎えることが出来ましたが、ロスがあったのが痛かったです」

5着 ピースオブエイト(松本大輝騎手)
「行く馬を行かせて思った通りの競馬はできましたが、直線伸ばし切れませんでした。ゲートをしっかり出て、3コーナーから4コーナーまではやりたい競馬はできましたが、伸ばし切れなかったのは距離なのか馬群に包まれている分なのでしょうか...。チャンスを頂いていただけに、悔しい気持ちが大きいです」

(via ラジオNIKKEI

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