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ホーム勝負の明暗中山記念 2020【回顧】勝ち馬は中距離路線の主役に!その他では?

中山記念 2020【回顧】勝ち馬は中距離路線の主役に!その他では?

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】中山記念 2020 における勝負の明暗

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
3 3 ダノンキングリー 牡4 56 横山典弘 1.46.3   03-03-03-03 34.2 1 2.5 458 +6 (美)萩原清
7 7 ラッキーライラック 牝5 55 M.デム 1.46.6 1 3/4 03-04-04-04 34.2 2 3.0 518 +11 (栗)松永幹夫
4 4 ソウルスターリング 牝6 54 北村宏司 1.46.6 クビ 02-02-02-02 35.2 6 38.6 512 +18 (美)藤沢和雄
1 1 インディチャンプ 牡5 58 福永祐一 1.46.7  1/2 06-05-05-06 34.1 4 5.4 478 +16 (栗)音無秀孝
5 5 ペルシアンナイト 牡6 57 池添謙一 1.46.9 1 07-07-07-04 34.0 5 9.3 502 +8 (栗)池江泰寿
6 6 マルターズアポジー 牡8 56 武士沢友 1.47.1 1 1/2 01-01-01-01 36.1 7 65.5 534 +6 (美)堀井雅広
8 8 ウインブライト 牡6 58 ミナリク 1.47.2  1/2 05-05-05-07 34.5 3 5.1 484 -2 (美)畠山吉宏
8 9 ゴールドサーベラス 牡8 56 横山和生 1.47.7 3 09-09-09-09 34.4 9 228.8 454 -2 (美)清水英克
B2 2 エンジニア 牡7 56 大野拓弥 1.47.8 クビ 07-07-07-08 34.9 8 217.0 484 -2 (美)牧光二

 

優勝したのは1番人気のダノンキングリー。

2着馬ラッキーライラックには1馬身3/4差だったが、手応えを見る限り、恐らくどこまで言っても詰まらないであろう、完全な勝利だった。

今年初戦での堂々の完勝ということで、まずは関係者の皆様に対して、心からの祝福を申し上げたい。

 

尚、ダノンキングリーは、1週前の段階から、ご会員様に対して、あるいはYoutubeチャンネルにおいて

「勝つのはこの馬」

と断言していた馬でもあった。

だから、正直に言ってホッとしている部分も大きい。笑

(以下、実際にダノンを公開していた動画。キングSのYoutubeチャンネルでは、レース攻略へのヒントを公開しているので、ぜひチェックしてほしい)

 

では、どういった理由でダノンを指名できたのか?

そのあたりを振り返ることが

ダノンキングリーの今後

を考える点に繋がってくるので、ぜひお付き合いいただきたい。

 

では、実際に会員様にご提供した解説文をご紹介したい。

━━━━━━━━━━
文句なしの軸馬!
3番★ダノンキングリー
━━━━━━━━━━
敢えて「★」をつけるほど信頼している馬だということを大前提としてお伝えしたい。
その上で!強調したいポイントが「4つ」ある。順番にいこう。

物差しはサートゥルナーリア。間違いなく現役屈指の実力を誇る馬を相手に【皐月賞】で勝ちに行って僅差の走りは素直に評価すべき。

⇒少頭数のため各馬の出方が読みにくい面もある。それだけに、位置取りを問わずレースが運べるセンスは高く評価。もちろん、メンバー中で最も中山を知り尽くしている鞍上なら完璧な位置取りをしてくれるはず。

地元・中山で戦える。前走【マイルCS】での5着、レース前から心配されていた初輸送が大きかったと考えている。やや気性に若さがあるだけに、中山なら文句なし!

⇒G1を勝っていない分、56キロで戦える。高いレベルでの能力拮抗だけに僅かな斤量差が大きい。

以上の4つだが、更に極めつけは調教の内容!1週前には南ウッドで65.2⇒11.7と意欲的な併せ馬を消化して最終追い切りは馬なりで単走。いずれも全身を大きく使い迫力満点!

この馬は基本的に最終追い切りはポリトラックで走るのが通常のパターンだが、今回はウッド調教で走っていたという事は、古馬になって体質の強化も現れている。能力、そして状態も文句なしとなれば、負けるシーンは想像できない!

 

昨年のクラシック路線で活躍した実力に加えて、上の通り条件が揃い、また追い切りでも素晴らしい走りを見せていたのだから、勝利したのは当然。

一方で「大丈夫だろう」とは思いつつ、唯一少々に気になっていたのは

3番でご紹介した気性面について

 

気性面だけが気になっていたが

気性の若さ故に、高く評価された【マイルCS】では5着に敗戦。

集中力を欠いていたのか、力が発揮できなかったようだ。

気性の若い馬というのは、年齢や経験を重ねることで改善されるケースがあれが、悪化するケースも少なくない。

もしもダノンキングリーが後者だったら、例え地元中山でも、意外な苦戦もゼロではないと考えたが、、、終始落ち着きを保った中で勝利を掴んだ。

ひょっとしたら、無観客による静かな場内が追い風になった可能性もあるが、それでも、昨年のこの馬とは違うと思う。

 

中距離路線の主役へ

今回のレース内容から

心身共に大きな進化を遂げていることを確信!

もはや、弱点らしい弱点はないと思う。

 

この先のローテーションはまだわからないが(恐らく次は大阪杯か)

「今回、期待に応えてくれたから」といった情は一切抜きにして

中距離なら近い将来G1馬になる可能性大

ということだけは、はっきりと申し上げておきたい。

 

レースを見逃した方はコチラから

今回こそ敗退するも未来で期待が持てる穴馬は必ず埋もれている!!近い将来に高確率で爆走するだろう穴馬をお知らせしています。

せめて、引退レースのソウルスターリングは差してほしかったという思いはあるが。

それでも、冷静に次走以降への期待を考えれば

4着・インディチャンプ

しかいないだろう。

4コーナーを回ってきたあたりまでの手応えは悪くなかったし、このままいけば悪くても3着は確保するだろうと思った。

そこから、意外にも伸びなかったわけだが、、、

こういった状況での失速の理由の大半は、仕上がりか距離。

個人的には仕上がり途上だったことに加え、斤量の58キロも少々応えたのかと思う。

条件一変の次走以降は、改めて国内マイル王の実力を信頼して良さそうだ。

【中山記念 2020】のレース後の関係者のコメント

レース後のコメント
1着 ダノンキングリー(横山典弘騎手)
「行く馬がいて、考えていた通りの位置になりました。直線に向いての手応えも良く、1頭になってからはフラフラしていましたが、その分伸びしろがありそうです。(無観客について)嬉しいですけど、勝っても寂しいです。やっぱりファンあっての競馬だと強く思いました。GIを勝つ力は十分あるので、このまま無事に行ってくれたらと、期待も大きいです。一日も早く収束して、大勢のお客さんの前で、大きいレースを勝ちたいです」

2着 ラッキーライラック(M.デムーロ騎手)
「残念でした。忙しい感じでしたし、3コーナーから4コーナーの反応が、よくありませんでした。直線に向いて手前を替えて伸びていましたが、勝った馬が楽勝でした。それでもスタートして良いところにつけられましたし、折り合いも良かったです」

3着 ソウルスターリング(藤沢和雄調教師)
「久々でしたが良い競馬をしていました。勝ち馬に早めに来られましたが、最後までしぶとかったです。2回連続で出走を取消していましたから、もしもう1回走れるのであれば走りたいです。ここまでよく頑張ってくれました」

4着 インディチャンプ(福永祐一騎手)
「初めてのコーナー4つの競馬で上手く立ち回ってくれました。スタートを五分に出て、道中は我慢がきいて、勝ち馬を見る形で行きました。4コーナーを回る時、手応えが良かったので、どれくらい伸びるかと思いましたし、2着は楽にあるかという手応えでした。そこが1800mだからなのか、58kgもあったかもしれません。中間は調教を積んで、動ける体つきでしたし、次はきっちりと万全の態勢で臨めると思います」

5着 ペルシアンナイト(池添謙一騎手)
「元々スタートは上手でなくて、今日も良くなくて後方からになりました。このメンバーにしてはペースが遅いと感じたので、3コーナーから動いていきましたが、直線は伸び切れない感じでした。休み明けだった分もあるかもしれません」

6着 マルターズアポジー(武士沢友治騎手)
「行かせてもらって、自分の競馬ができました。踏ん張っていましたし、ああいう形で毎回できれば良かったです。それでも無事終わって良かったです。少頭数もありましたし、最近の中ではよく頑張ったと思います」

7着 ウインブライト(F.ミナリク騎手)
「レース前は落ち着いていました。ポジションも問題ありませんでした。しかし、ペースが速くなった時にウインブライトらしさがありませんでした。3コーナーから4コーナーで手応えがなくなって、直線では伸びませんでした。謎ですね」

8着 ゴールドサーベラス(横山和生騎手)
「上手に競馬をしてくれました。ペースが流れなかったので、これならスタートが上手だっただけに前の位置にいても良かったです。それでもメンバーが強い中、頑張っています」

(via ラジオNIKKEI 

 

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