キングスポーツへのお申し込みはこちら
ホーム勝負の明暗阪急杯 2020【回顧】開幕週だからこそ!

阪急杯 2020【回顧】開幕週だからこそ!

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】阪急杯 2020 における勝負の明暗

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
7 14 ベストアクター セ6 56 浜中俊 1.20.3      10-10 34.0 6 22.3 448 -6 (美)鹿戸雄一
2 3 ダイアトニック 牡5 57 北村友一 1.20.3 クビ    04-04 34.5 1 3.4 470 -14 (栗)安田隆行
3 6 フィアーノロマーノ 牡6 56 川田将雅 1.20.4  1/2    06-07 34.4 2 4.2 556 +8 (栗)高野友和
8 18 スマートオーディン 牡7 56 秋山真一 1.20.4 ハナ    15-13 33.8 8 25.0 504 -8 (栗)池江泰寿
4 7 ステルヴィオ 牡5 57 丸山元気 1.20.5 クビ    10-10 34.2 4 6.8 492 +6 (美)木村哲也
5 10 ストーミーシー 牡7 56 松若風馬 1.20.5 クビ    13-13 33.9 15 163.3 546 +6 (美)斎藤誠
3 5 クリノガウディー 牡4 56 森裕太朗 1.20.7 1 1/4    02-02 35.1 3 6.1 496 0 (栗)藤沢則雄
6 12 レインボーフラッグ 牡7 56 松山弘平 1.20.8 クビ    17-18 33.9 12 56.1 472 -2 (栗)小崎憲
8 17 ラヴィングアンサー 牡6 56 和田竜二 1.21.1 2    13-13 34.5 13 59.3 502 0 (栗)石坂正
10 5 9 ディープダイバー 牡4 56 酒井学 1.21.3 1 1/4    06-06 35.4 17 253.2 452 0 (栗)大久保龍
11 7 13 ハッピーアワー 牡4 56 吉田隼人 1.21.3 ハナ    17-16 34.5 11 40.5 452 0 (栗)武幸四郎
12 B2 4 マイスタイル 牡6 56 田中勝春 1.21.3 クビ    02-02 35.7 5 7.0 468 -6 (栗)昆貢
13 1 2 ライラックカラー 牡5 56 木幡育也 1.21.4 クビ    16-16 34.6 7 24.1 460 -8 (美)藤沢和雄
14 B1 1 ジョイフル 牡6 56 川又賢治 1.21.7 1 3/4    12-10 35.3 9 27.4 520 +4 (栗)吉村圭司
15 7 15 ニシノラッシュ 牡8 56 松田大作 1.21.7 クビ    01-01 36.2 16 202.0 496 +6 (栗)宮本博
16 8 16 アンヴァル 牝5 54 藤岡佑介 1.21.7 ハナ    09-09 35.5 14 104.1 470 -2 (栗)藤岡健一
17 6 11 ロジクライ 牡7 56 岩田康誠 1.21.8  1/2    06-07 35.8 10 39.3 522 +2 (栗)須貝尚介
18 4 8 サフランハート 牡7 56 幸英明 1.23.8 大差    04-04 38.0 18 355.0 454 -2 (栗)北出成人

 

いかにも開幕週

といった競馬だったのではないだろうか。

馬場状態が良好な開幕週。前にいった馬が簡単には止まらない。

ならば、皆が前にいこうとする。

そうなれば、当然ペースが速くなる。前の馬たちがやりあうことになる。

結果的に浮上するのは、、、

後方でじっくりと脚を溜められていた馬

ということになる訳だ。

皆様も開幕週だからといって、前の馬ばかりに注目しないように!!!

 

おめでとう!ベストアクター

そういった展開を活かして、堂々の重賞初制覇を成し遂げたのがベストアクター。

今週が怪我からの復帰週となった浜中騎手も含め、本当におめでとう!

 

流れが向いたことは確かだが、実力は

紛れもなく本物

だと断言して良さそうだ。

というのも、今回が2勝クラス&3勝クラスを連勝しての昇級初戦。

路線こそ違えど、先週の重賞【小倉大賞典】において、単勝1.4倍だったヴェロックスが惨敗するなど、近年の日本競馬界は本当に能力が拮抗している。

 

そういった中で、初めて重賞を戦う馬が活躍するのは至難の業だと考える。

だが、ベストアクターは勝った!

だから「本物」だと言い切りたい。

 

坂に対する強さを見せただけに

また、ベストアクターは、急坂を問題にせず駆け上がってきた。

ディープインパクト産駒らしい小柄な馬体(今回は448キロ)だが、パワーの部分はかつてのダート王で母父のクロフネから引き継いでいるのかもしれない。

東京コースを得意とする

「左回り巧者」

である点も含め、次走になるであろう【高松宮記念】での走りが非常に楽しみになってきた。

 

さて、現在の短距離路線は、今週の【オーシャンステークス】に出走予定のタワーオブロンドンが頭ひとつ抜けている印象。

だが、その他にはこれといった存在は見当たらない。

本番でのチャンスが十分にある馬として、頭に入れておく必要がありそうだ!

 

やはり強い!ダイアトニック

勝ち馬以外では、2着入線(降着で3着)のダイアトニックの走りが目立ったように思う。

レース後、北村友騎手は次のように語っていた。

他馬に迷惑をかけてしまい、申し訳ないです。競馬としてはマイルからの距離短縮、次の1200メートルも考えて、ゲートが決まれば前、前でと思っていました。それに応えてしっかり反応してくれましたし、内容はあったと思います

前半部分に関しては、今後は気をつけて下さいとしか言えないが、後半部に関しては、本当にその通りだと思う。

前半から好位でレースの流れに乗る姿は、本当に一流のスプリンターのようだったし、魅力的に映った。これからが楽しみ。

 

本番ではどうか?

ただ、高松宮記念という点に関してはどうか。ベストアクターとは違い

坂はこなすが本質は平坦向き

ではないかとみる。

もうワンランクのパワーアップがあれば!本番でも台風の目になるだろう。

今後の調教に注目していきたい。

 

レースを見逃した方はコチラから

今回こそ敗退するも未来で期待が持てる穴馬は必ず埋もれている!!近い将来に高確率で爆走するだろう穴馬をお知らせしています。

「この条件でよく頑張ったな!」

と素直に感じたのが

7着・クリノガウディー

良いスタートを切ってしまったため、好位2番手でレースを運ぶ格好に。

だが、デビュー戦から芝1800Mを使われていた過去があるように、

本質はマイル以上の馬

ではないだろうか。

そんな馬が、1400Mのスピードレースで、ましてや前を走ってしまえば力を出すのは容易ではないだろう。

それでも7着にまとめたのが底力であり進化!

マイル~1800Mに特化してレース選択をしてくれたら、かなりの活躍が見込めそうだ!

 

【阪急杯 2020】のレース後の関係者のコメント

レース後のコメント
1着 ベストアクター(浜中俊騎手)
「本当に嬉しいです。スタートが良くて理想的なポジションでした。進路を上手く見つけられたらと思っていました。反応も良く間を割ってこられて、差し切ってくれと思いました。ケガをしてしまって、皆さんに心配をかけて申し訳ない気持ちです。良い形で終われて、皆さんに安心していただけたらと思います」

2着(3位入線後繰り上がり) フィアーノロマーノ(川田将雅騎手)
「4コーナーまで良いリズムで走れていました。あんなこと(進路が狭くなった)があった後も、しっかり脚を使ってくれました」

(高野友和調教師)
「以前は馬群の中でレースのできない馬でしたが、今日は最後に内からまた良い脚で追い上げました。あの脚を使ったからこその(繰り上がり)2着なのだと思います」

3着降着(2位入線) ダイアトニック(北村友一騎手)
「競馬として迷惑をかけてしまったことは申し訳なく思います。馬に関しては1600mを使ってきたところから今回1400mになり、200m距離短縮ということもあるので、ゲートが決まればいつもと違うリズムで前々で運ぶレースをしたいと思っていたので、それに応えてくれて、しっかりと反応してくれて内容のある競馬だったと思います」

4着 スマートオーディン(秋山真一郎騎手)
「最後はよく来ていましたが、止まってしまいました。このレースがきっかけになってくれれば良いですね」

5着 ステルヴィオ(丸山元気騎手)
「休み明けを考えたらよく走っています。課題はゲートですね。中で行儀が悪い所があるので、短いところ(のレース)を使っていくならば今のままでは厳しいかもしれません。競馬自体は頑張っています。順調に使えていけば、もっと良くなるでしょう」

7着 クリノガウディー(森裕太朗騎手)
「流れが速くなりました。抜け出せる位置を取ってレースをしたのですが、位置取りが少し前過ぎたかもしれません。最後は脚がなくなりました。上手く乗ることができませんでした」

15着 ニシノラッシュ(松田大作騎手)
「思ってたよりも楽に行けませんでした。つつかれる形になりましたからね。馬は少しずつ良くなっています」

(via ラジオNIKKEI 

 

勝負の明暗バックナンバーは下記をクリック

勝負の明暗はどこにあったのか?そして次なる栄光へのヒントはここにある!!

 

関連記事

最新記事

カテゴリー

YouTube

よく読まれている記事