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ホーム勝負の明暗大阪杯 2022【回顧】ありがとうポタジェ!どうしたエフフォーリア?

大阪杯 2022【回顧】ありがとうポタジェ!どうしたエフフォーリア?

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】大阪杯 2022 における勝負の明暗

2022年 4月 3日(日) 2回阪神4日 天候 : 曇  馬場状態 : 良
【11R】 第66回大阪杯
4歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝・内 2000m 16頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
4 8 ポタジェ 牡5 57 吉田隼人 1.58.4 05-05-05-04 35.3 8 58.7 468 +2 *(栗)友道康夫
7 14 レイパパレ 牝5 55 川田将雅 1.58.5 クビ 03-03-03-03 35.6 3 9.2 434 +4 (栗)高野友和
5 9 アリーヴォ 牡4 57 武豊 1.58.5 ハナ 12-10-09-06 35.0 7 47.5 500 -2 (栗)杉山晴紀
5 10 ヒシイグアス 牡6 57 池添謙一 1.58.7 1 07-07-07-06 35.3 5 27.4 494 +9 (美)堀宣行
2 4 ジャックドール 牡4 57 藤岡佑介 1.58.9 1 1/4 01-01-01-01 36.3 2 3.7 508 +2 (栗)藤岡健一
1 1 スカーフェイス 牡6 57 岩田康誠 1.58.9 クビ 14-14-13-10 35.0 15 190.8 466 +4 (栗)橋田満
8 15 アフリカンゴールド セ7 57 国分恭介 1.59.0  1/2 02-02-02-02 36.2 11 92.9 468 0 (栗)西園正都
6 11 ステラリア 牝4 55 福永祐一 1.59.0 クビ 09-10-11-10 35.2 10 74.5 498 0 (栗)斉藤崇史
3 6 エフフォーリア 牡4 57 横山武史 1.59.1  1/2 09-08-08-10 35.5 1 1.5 522 +6 (美)鹿戸雄一
10 3 5 アカイイト 牝5 55 幸英明 1.59.2  3/4 13-13-11-10 35.5 4 20.4 514 +2 (栗)中竹和也
11 7 13 キングオブコージ 牡6 57 横山典弘 1.59.3 クビ 15-14-15-14 35.3 6 45.5 506 +10 (栗)安田翔伍
12 6 12 ショウナンバルディ 牡6 57 坂井瑠星 1.59.3 ハナ 05-05-05-06 36.0 16 298.8 452 -2 (栗)松下武士
13 B1 2 レッドジェネシス 牡4 57 藤岡康太 1.59.4 1 15-16-15-16 35.3 12 111.6 498 -4 *(栗)友道康夫
14 8 16 マカヒキ 牡9 57 岩田望来 2.00.0 3 1/2 11-12-13-14 36.0 13 145.9 510 -2 *(栗)友道康夫
15 2 3 ヒュミドール セ6 57 M.デム 2.00.3 1 1/2 07-08-09-09 36.8 14 182.3 466 -6 (美)小手川準
16 4 7 ウインマリリン 牝5 55 松岡正海 2.00.7 2 1/2 03-03-03-04 37.8 9 60.2 462 -10 (美)手塚貴久

 

おめでとう!そしてありがとう!

実は、レース回顧を書くにあたり、以前から悩んでいることがある。

それは「私たちが指名した☆穴馬が好走した場合、どうしても自慢めいた内容になってしまう」という点だ(笑)

もちろん、自慢をしようなんていう気は全くない。

とはいえ、実際に指名馬が好走しているのに、それに触れなければかえって不自然な内容になる。
その狭間で揺れていることをご理解いただけると幸いだ(笑)

ではどうして、冒頭からこんなことを記したかと言えば、、、

実は【大阪杯】において、私たちが会員様やYouTubeで公開していたイチオシ穴馬☆で8番人気の伏兵・ポタジェが優勝したからだ!

ポタジェ、そして関係者の皆様には祝福と感謝あるのみ!

おめでとう!そして激走をありがとう!

参考⇒ポタジェを断言していたYouTube

 

 

実は2週連続で

実はG1で☆穴馬が激走したのは【大阪杯】だけではない。

何と2週連続なのだ!

先々週の大一番【高松宮記念】でも、同じく8番人気の伏兵評価だった穴馬☆ナランフレグが優勝!

本当に各馬には感謝しかない

それと同時に、予想家という立場で言わせていただければ、改めて、私たち自信の「目」に自信が持てた。

また、今年のG1は、ここ数年とは違い「波乱の流れ」がきている。

「穴のキングスポーツ」が「好調」で「波乱の流れ」に向かっていけるなら、これほどのチャンスはないだろう。

今後のG1では、もっともっと期待していただいてOK!

まずは今週の【桜花賞】を楽しみにしていてほしい。

参考⇒G1【桜花賞】の狙い

 

どうしてポタジェを評価できた?

ということで、改めてポタジェおめでとう!

2走前までのパートナーだった川田騎手(通算7回騎乗)が乗るレイパパレを、川田騎手の同期・吉田隼人騎手と共に差し切る姿は、非常にドラマチックだった。

では、そんなポタジェをどうして私たちは指名できたいのか?

もちろん、細かいことを言えば、色々と理由はあるしキリがない。

だが、中でもひとつだけ、今後のG1へ向けても大事な考え方になりそうな部分がある!

きっと皆様のお役に立つと思うので、ぜひ頭に入れておいてほしい。

ということで、実際に会員様にご提供した解説文の中から、該当箇所を抜粋したい。

(略)
その【天皇賞秋】などで跨っていた鞍上の川田騎手(今回は吉田隼人騎手)は、今年1月の【AJCC】(0.4秒差5着)のレース後、次のような話をしていた。
「追い切りの感触からすれば、はるかに頑張った」
また、その他のレースでも、跨った騎手たちが口を揃えて「全力で走ってくれた」と労っている。
要するに、相手だとかコースだとか状態だとか、細かい条件を問わずに持っている力を出し切ってくれる馬なのだ。

 

常に出し切れる馬!

上の解説文からもわかる通り、ポタジェの最大の特徴というのは

「どんな時でも出し切れる馬」

という部分なのだ。

おめでとう!そしてありがとう!

「それって当たり前のことじゃないの?」

と思われるかもしれない。だが、馬というのは繊細な生き物だ。

あのエフフォーリアほどの馬でさえ、よもやの惨敗をすることがあるのだ。

だが、ポタジェにはそれがない。

もちろん、ポタジェのレースは全てチェックしているが、少なくとも、その時点での100%近くからそれ以上は出し続けているように感じるのだ!
(そんなこともあり、ポタジェは今回を含めた全15戦中、12戦で馬券に絡み、また掲示板を外したのも【天皇賞秋】6着のみという安定した成績を残せている)

しかも昨今は強豪に揉まれ続けたことで、能力の底力自体が上昇していることは明白だった。

上昇した底力を確実に(あるいは自分の力以上に)出せるのだから、期待して当然なのだ。

 

オーナーの引きの強さに乾杯!

今回のポタジェがそうであるように、強豪同士がガチンコ勝負をすることで、馬によっては早い段階で心身の消耗が大きくなることもある大一番ほど、安定して力を出し切れる馬にはチャンスが大きくなる。

だから、今回のG1のような混戦の際には、皆様には是非「馬のタイプのチェック」をオススメしたい。

きっとポタジェに似たタイプの馬はいるはずだし、馬券的中に役立ってくれるだろう。

尚、ポタジェ自身に関しては、鞍上の吉田隼人騎手が「もっと良くなる」とも語っている!
もっともっと底力の上昇に関して期待できそうだ。

 

また、忘れてはいけないのは、オーナーの金子真人氏。

実は、元ジョッキーの安藤勝己氏が、こんなことを呟いていた。

 

本当に相馬眼が素晴らしい形なのだと思う。

だが、金子氏のこれまでの所有馬、そしてその成績を思うと、そういった部分を超越した「何か」があるとしか思えない。

月並みな言葉になるかもしれないが、、、引きが強いということになるだろうか。

引き続き、あの格好良い勝負服を見た場合は、ポタジェに限らず注目した方が良さそうだ!

 

エフフォーリアは気にしなくていい!

ここまで読んで下さった方の中には

「おいおい、いつになったらエフフォーリアの話が出てくるんだ?」

と思われる方もいるかもしれない。

ということで最後に少しだけご紹介しようと思うが、、、端的に言えば

敗戦は気にする必要はない

というのが私たちの結論。だから別に語ることもないので、最後になったのだ。

敗因は単純に「精神的に勝負に入っていけなかった」という部分だけだろう。

いくらベストではなかったにせよ、たった3ヶ月前に【有馬記念】を制した馬が、あれほど行きっぷりが悪くなるのは、もはや走力どうこうの問題ではない。

良くも悪くも心身が結びついている馬なのかもしれない。

仕上がり自体はベストとは言わないまでも8割程度はあったと思う。ただ、同じように気持も8割だとして、しかも今回は初めての関西遠征だったとこともあり、バランスを失ったのだろうと推測する。

また、鹿戸師によればゲートに激突もしていたそうだ。

 

王者のまさかの敗戦だが、、、

予想家として長年競馬を見てきた私に言わせれば

「こんなこともある」

だから引きずっても仕方がないし、エフフォーリア陣営もきっとそうだと思う。

次走がどこになるにせよ、評価は不変でOK!むしろ、今回の敗戦で少しでも人気が落ちてくれたら、、、美味しい思いができることを期待している(笑)

 

レースを見逃した方はコチラ

 

【大阪杯 2022】のレース後の関係者のコメント

レース後のコメント
1着 ポタジェ(吉田隼人騎手)
「強い馬が相手でしたが、一発狙っていました。前走、馬のリズムで行って進んで行かず、今日は枠も良かったので、ある程度位置を取りに行きました。ペースは早いかなと思いましたが、勝つためにはついて行くしかありませんでした。3コーナーではこのペースに耐えられる馬とそうでない馬とに分かれたのでそこからは楽でした。最後はレイパパレを見ながらがむしゃらに追いました。決して綺麗な追い方ではありませんでしたが、よく頑張ってくれました。賢くて、センスのある馬。立ち回りも上手でもう一段ギアが上がればもっと上へ行けると思います」

2着 レイパパレ(川田将雅騎手)
「この間隔、中二週の間隔でも具合よく競馬を迎えることが出来て、レースもしっかり勝ちに行って、精一杯の走りをしてくれましたし、負けはしましたが、とても良い内容でこの馬らしい走りをしたと思います」

3着 アリーヴォ(武豊騎手)
「スムーズに行って直線は手応えがありました。一瞬は勝てると思いましたが、最後は一緒の脚になりました。このメンバーでもやれる馬です」

4着 ヒシイグアス(池添謙一騎手)
「初めて乗りましたが、返し馬から緩い感じがしました。良化途上の感があり、右トモが入ってこない感じでした。内にモタレながら走っていました。この状態でも差を詰めていますし、GIでもやれる馬だと思います。良い時はもう2つくらい状態が良かったのだと思います」

5着 ジャックドール(藤岡佑介騎手)
「いつもほどダッシュがきかず出して行った分ペースが速くなりました。右トモを落鉄していて、影響があったのかもしれません」

7着 アフリカンゴールド(国分恭介騎手)
「スタートはいつも通りで、先行争いが激しくなったので道中はずっと促しつつ、瞬発力勝負は分が悪いので、強い逃げ馬を目標に運びました。最後までしぶとく全力で走ってくれました。適性距離はこれより少し長くても良いのかなと思います。よく頑張ってくれました」

9着 エフフォーリア(横山武史騎手)
「普段は金曜、土曜と調教に乗れているのですが、輸送で乗れないということで返し馬に乗ったときにピリッとさせるようにしたつもりでしたが、今日はハミを取らなかったというかこの馬らしさがなくて、終始もっと早めに踏んで3コーナーぐらいから行きたかったのですが動けるような余力がありませんでした。一週前で重かったので、メリハリが無く、そのメリハリの無さが今日もろに出てしまったのかもしれません」

10着 アカイイト(幸英明騎手)
「3コーナーから4コーナーで思った感じで動いて行けませんでした。エフフォーリアを前に見てそこから上がって行ければと思ったのですが、上手く上がって行けませんでした」

13着 レッドジェネシス(藤岡康太騎手)
「スタートからポジションを取ろうと促してはいるのですがまだ馬の気持ちが前向きになりきっていなくて進みが悪くて、切り替えて後ろから運びました。それでもブリンカーの効果もあって最後は前走より集中して走れていました」

14着 マカヒキ(岩田望来騎手)
「今日はついて行くことに手一杯で、レースは一生懸命走ってくれました。(いろいろ)合わなかったかなという感じです」

(via ラジオNIKKEI

 

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