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ホーム勝負の明暗フィリーズレビュー 2020【回顧】敢えて今週も「今年の3歳牝馬は一筋縄ではいかない」

フィリーズレビュー 2020【回顧】敢えて今週も「今年の3歳牝馬は一筋縄ではいかない」

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】フィリーズレビュー 2020 における勝負の明暗

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
3 5 エーポス 牝3 54 岩田康誠 1.21.0      10-10 35.1 5 13.8 446 -6 (栗)北出成人
4 7 ヤマカツマーメイド 牝3 54 池添謙一 1.21.2 1 1/4    05-03 35.9 2 3.8 472 +2 (栗)池添兼雄
3 6 ナイントゥファイブ 牝3 54 松田大作 1.21.3  1/2    02-02 36.2 12 45.9 464 +4 (栗)西園正都
1 1 カリオストロ 牝3 54 松山弘平 1.21.4  1/2    01-01 36.4 1 3.7 458 +4 (栗)加用正
2 3 フェアレストアイル 牝3 54 坂井瑠星 1.21.4 クビ    07-07 35.9 7 16.9 434 0 *(栗)中内田充
2 4 メルテッドハニー 牝3 54 斎藤新 1.21.5  1/2    07-07 35.9 16 200.5 394 +2 (美)大江原哲
1 2 パフェムリ 牝3 54 西村淳也 1.21.7 1 1/4    03-03 36.5 14 77.8 434 +10 (栗)岡田稲男
6 11 ケープコッド 牝3 54 M.デム 1.21.9 1 1/4    06-06 36.5 4 7.8 470 +8 *(美)高柳瑞樹
7 14 アヌラーダプラ 牝3 54 三浦皇成 1.21.9    11-10 35.9 3 4.7 462 -2 (美)萩原清
10 7 15 マテンロウディーバ 牝3 54 藤岡佑介 1.22.2 2    14-13 36.0 6 13.8 406 0 *(栗)中内田充
11 7 13 ミズリーナ 牝3 54 武豊 1.22.5 1 3/4    09-09 36.8 13 63.4 464 -8 (栗)坂口智康
12 8 17 ソフィアバローズ 牝3 54 菱田裕二 1.22.5    17-16 35.9 17 210.9 420 -6 (栗)角田晃一
13 8 18 エヴァジョーネ 牝3 54 和田竜二 1.22.7 1 1/4    11-10 36.8 11 43.6 434 +6 (栗)安田翔伍
14 5 9 クーファイザナミ 牝3 54 シュタル 1.22.8  3/4    11-14 36.6 10 42.5 396 -6 (栗)武幸四郎
15 4 8 ソーユーフォリア 牝3 54 浜中俊 1.23.0 1 1/2    18-18 35.8 9 30.2 448 +4 *(美)高柳瑞樹
16 6 12 ルーチェデラヴィタ 牝3 54 幸英明 1.23.3 1 3/4    14-14 36.9 15 100.1 446 +8 (栗)西村真幸
17 8 16 ラボエーム 牝3 54 秋山真一 1.23.4 クビ    16-17 36.7 18 384.0 448 -5 (栗)大根田裕
18 5 10 ヴァラークラウン 牝3 54 古川吉洋 1.24.5 7    03-03 39.3 8 27.8 476 +8 (栗)鮫島一歩

 

毎週、キングスポーツの「レース回顧」をチェックして下さる方なら、今回のコラムのタイトルを見て「あれっ!?」と思われたのではないか?

実は先週【チューリップ賞】の回顧でも同じ様なタイトルをつけた。

以下の通り。

 

敢えて今週も、同じ様なタイトルをつけたくなるほど

今年の3歳牝馬は一筋縄ではいかない

と考えている。

 

勝ち馬の強さには本当に驚いた

まずは何より、重賞初勝利となったエーポス、そして関係者の皆様には心からの祝福を伝えたい。

ゴールした瞬間、岩田騎手が小さくガッツポーズをしていたが、それほど会心の勝利だったのだろう。

おめでとう!!

 

率直に言って、圧倒的なレース内容だった。

4コーナー10番手通過から、前にいった馬が上位を占める中、豪快に差し切り勝ち!

上がり3ハロンのタイムは、2位の馬を「0.8秒」も上回るもの。

1400Mという短い距離のレースで、ここまで差がつくことはなかなかない。

ましてや、ハイレベルな馬が揃った重賞だ。衝撃的と言っても差し支えないだろう。

 

条件がはまったのか?

もちろん、競馬にはこういった考え方もある。

あまりに圧倒的な走りを見せた場合

「条件がドンピシャでハマっていたのではないか?」

もちろん、今回のエーポスを見て、そういった考えをもたれる方もいるだろうし、そこは人それぞれだから否定するつもりはない。

だが、私はそうは思っていない。

 

むしろスタミナあり!

ご存知の方も多いだろうが、彼女は向こう正面で行きたがる場面を見せた。

鞍上がすぐに対処したとはいえ、スタミナロスがあったことは間違いない。

その状況から、あれだけの脚を使えたのは

豊富なスタミナがあればこそ

だと推測する。

もちろん、気性の改善という課題はあるだろうが

マイルはもちろん1800Mくらいまでは十分にこなせる

と評価したい。

 

想像を超えた急成長

さて、今回の結果に関してもうひとつ強調したいのが

【阪神JF】5着・ヤマカツマーメイドをあっさり退けた

という事実だ。

エーポスは、わずか1ヶ月前にはオープン特別でも4着に敗れていたほどの馬が。

そんな馬が、たった1ヶ月の間に、G1好走馬をアッサリ逆転した!つまり世代トップクラスの能力を備えたということ。

 

先週【チューリップ賞】で二桁人気ながらG1馬レシステンシアと差のない競馬をしたイズジョーノキセキにも言えることだが

想像を超えた急成長を見せる馬がいるのが3歳馬の特徴

だと思う。

特に、今年の3歳牝馬はそういった馬が多い。だから

一筋縄ではいかない

のだ。

 

まだまだ!何が起こるかわからない!

2週続けて、とんでもない成長を遂げた馬が出てきた。

これだけ立て続けに出てくるということは

他にもまだそういった馬が出現する可能性がある

ことの裏返しだろう。

今年の3歳牝馬クラシック路線は、例年以上に難解になるはず。

だからこそ、プロの予想家の腕の見せどころだろう。

Youtubweチャンネルなどでは、次々と「限定・有力情報」をお届けしていこうと考えているので、どうぞお見逃しなく!

 

レースを見逃した方はコチラから

今回こそ敗退するも未来で期待が持てる穴馬は必ず埋もれている!!近い将来に高確率で爆走するだろう穴馬をお知らせしています。

既にそれなりの実績のある馬だが

「今後も期待したい存在」

という思いに嘘をつかず、素直に

2着・ヤマカツマーメイド

を指名しようと思う。

今回のレースで彼女を見ていて、特に強く思ったのが

「鞍上の思った通りに動ける馬なんだろうな」

ということ。

恐らく、位置取りから何から、殆ど鞍上の計算通りだったのではないか。

唯一、勝ち馬の末脚だけが計算外だったか、、、

こういったタイプは、条件を問わずに安定して力を出し切れる。

「1着」というよりは「2着、3着」をイメージして馬券を買いたい馬だ。

 

【フィリーズレビュー 2020】のレース後の関係者のコメント

1着 エーポス(岩田康誠騎手)
「初めて乗せてもらいましたが、狭い所でも行ってくれて、勝負根性を見せてくれました。3コーナーまでは結構位置を取りに行っていましたが、ペースが速いと思って抑えました。そこで馬自身が息を入れて良い感じで運べました。人気馬を見ながら、どこでも割って行けるぐらいの脚は残っていました。良い走りを見せてくれました。牝馬でカリカリしていると思ったのですが、そうでもなく、落ち着いて走ってくれる女の子でした。次も頑張ってくれると思いますし、期待できるのではないでしょうか」

2着 ヤマカツマーメイド(池添謙一騎手)
「久々でしたが、落ち着いて返し馬をしてくました。レース自体もふつうにスタートを切ってポジションもいいところを追走できました。良い形で追い出しもできたと思ったのですが、一瞬の脚がある馬に敗れてしまいました。よくこの馬は踏ん張ってくれました。あと少しでした。上手に走ってよく頑張ってくれました」

3着 ナイントゥファイブ(松田大作騎手)
「スタートが良くて、スッといいところにつけられました。この馬の競馬はできました。もう少しでした。しんどくなってからも踏ん張ってくれているのですが...」

4着 カリオストロ(松山弘平騎手)
「前走とは馬場が違うので、そのあたりが苦しかったかもしれません。できれば良い馬場でやりたかったです。風が強くて逃げ馬には苦しい形になりました。その中でよく頑張ってくれました」

5着 フェアレストアイル(坂井瑠星騎手)
「良い形で運べて、直線はジワジワ伸びていました。そこまで差はなかったですし、成長に期待です」

6着 メルテッドハニー(斎藤新騎手)
「スタートセンスが良く、1400mも良かったです。上手く溜められていて、内容は良かったのではないでしょうか」

7着 パフェムリ(西村淳也騎手)
「良い位置にはつけられましたが、休み明けの分でしょうか」

8着 ケープコッド(M.デムーロ騎手)
「一番良い位置につけられましたが、伸びませんでした。距離というよりは休み明けの分でしょう」

9着 アヌラーダプラ(三浦皇成騎手)
「折り合いもついてペースも丁度良かったです。4コーナーでうまく外に出せたのですが、そこから(うまく)体を使えていなかったのです。不可解です。人気をしていただけに申し訳なかったです」

10着 マテンロウディーバ(藤岡佑介騎手)
「コンディションが良くて、馬のリズムも良かったのですが、内枠の先行馬に有利な流れで厳しかったです。この馬の脚は使っています」

11着 ミズリーナ(武豊騎手)
「スムーズなレースができましたが、直線に向いて余力がありませんでした」

12着 ソフィアバローズ(菱田裕二騎手)
「リズムよくレースを運びました。外枠だったのでロスのないレースをしようと思いました。心身ともに成長してもらいたいですね」

13着 エヴァジョーネ(和田竜二騎手)
「外枠だったので出して行きましたが(内に)潜り込めませんでした。追走余裕がありませんでした。ただし良い馬なので、経験を積めばもっと良くなりそうです」

17着 ラボエーム(秋山真一郎騎手)
「イレ込んでいました」

(via ラジオNIKKEI 

 

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