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ステイヤーズステークス 2020【回顧】やはり長距離戦は騎手だ!鞍上の衰えない情熱に感動!

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】ステイヤーズステークス 2020 における勝負の明暗

2020年12月 5日(土) 5回中山1日 天候 : 小雨 馬場状態 : 稍重
3歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(特指) 芝 3600m 15頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
6 11 オセアグレイト 牡4 56 横山典弘 3.52.0   03-03-03-03 34.8 7 13.8 496 +2 (美)菊川正達
7 13 タガノディアマンテ 牡4 56 津村明秀 3.52.0 01-01-01-01 35.2 8 17.3 474 +4 (栗)鮫島一歩
2 3 ポンデザール 牝5 54 ルメール 3.52.3 1 1/2 03-03-03-03 35.0 1 3.3 496 -4 (美)堀宣行
6 10 タイセイトレイル 牡5 56 坂井瑠星 3.52.5 1 02-02-02-02 35.5 9 20.7 494 +4 (栗)矢作芳人
5 9 ヒュミドール セ4 56 吉田豊 3.52.6  3/4 07-07-07-05 34.9 6 10.8 462 0 (美)小手川準
3 4 ボスジラ 牡4 56 横山武史 3.52.7 クビ 05-05-05-05 35.2 3 6.2 518 +12 (美)国枝栄
7 12 ステイブラビッシモ セ7 56 江田照男 3.53.2 3 10-09-05-05 35.7 13 220.6 464 0 (美)久保田貴
4 6 リッジマン 牡7 56 古川吉洋 3.53.3 1 06-06-07-08 35.7 11 108.2 456 -8 (栗)庄野靖志
2 2 シルヴァンシャー 牡5 56 戸崎圭太 3.53.4 クビ 08-08-09-09 35.5 2 5.3 476 +4 (栗)池江泰寿
10 5 8 アドマイヤアルバ セ5 56 大野拓弥 3.54.1 4 13-13-13-11 35.7 12 178.4 480 -2 (美)宮田敬介
11 8 14 ゴールドギア 牡5 56 田辺裕信 3.54.1 ハナ 15-15-15-13 35.5 10 25.1 488 +6 (美)伊藤圭三
12 1 1 オーシャンビュー 牡7 56 嘉藤貴行 3.54.8 4 11-12-13-11 36.4 14 372.7 466 +8 (美)伊藤伸一
13 3 5 アルバート 牡9 56 岩田康誠 3.55.4 3 1/2 09-09-10-10 37.3 5 7.4 472 -16 (栗)橋口慎介
14 4 7 メイショウテンゲン 牡4 56 池添謙一 3.55.8 2 1/2 11-09-10-13 37.7 4 7.4 462 +8 (栗)池添兼雄
15 8 15 ルミナスウォリアー 牡9 56 黛弘人 3.56.2 2 1/2 14-13-12-15 38.0 15 592.3 476 +2 (美)萱野浩二

 

幸い、私たちキングスポーツは、軸馬に指名した8番人気の2着馬タガノディアマンテが激走してくれたことで、馬連万馬券&3連複も万馬券のダブル的中に成功した。

もちろん、重賞で高配当を獲れるのは嬉しいことだ。

有料会員様にはもちろん「指定買い目」という形でご提供している。

だが、Youtubeでも「ヒント」という形でタガノディアマンテをご紹介していたので、喜んでくださった方も多いだろう。

 

もちろん、忘れてはいけないことがある。

こうした勝利を得られたのも、出走各馬たちの頑張りがあればこそ。

小雨による稍重という難しいコンディションの中、3600Mというマラソンレースを走りきった各馬に対して「お疲れ様」そして、感謝の思いを伝えたい。

 

さて、今回のレースでは「どの馬」というよりも

全体を通して印象に残った点が2つあった

順番に記してみようと思う。

尚、全体を総括するという意味で、敢えて次走への一言メモは記さないことにした。ご了承いただきたい。

 

前置きが長くなったが、まずは1&2着馬の年齢について。

 

1)上位2頭は長期での活躍が期待できるかも!?

今回のレースで何より印象に残ったのが

上位2頭がいずれも4歳馬だった

という点だ。

 

長年、予想家として様々なレースを目の当たりにする中で強く感じるのは

長距離戦は経験が非常に重要

だという点だ。

 

ある程度は勢いで押し切れる短い距離のレースとは違う。

細かく言えば色々とあるが、そもそも3分以上も走り続けなくてはいけないこと自体、競走馬にとっては容易ではない。

だからこそ経験が重要であり、必然的に高齢の活躍馬が目立つ。

 

例えば、今回も出走したアルバートは、5歳~7歳までこのレースを3連覇。

また、昨年も2着に激走していた。

▼参考⇒ステイヤーズステークス 2019 回顧▼

 

そんな長距離戦を4歳馬がワンツー!

しかも、今年は稍重の馬場だったように、通常の【ステイヤーズステークス】と比べても、はるかに条件がタフ。長距離馬としての適性が求められたのではないだろうか。

だからこそ、彼ら2頭は

本物中の本物

もちろん、ここに至るまでも長距離戦での好走経験はあったが、今回の走りをキッカケに、より一層、確固たる地位を築くことになるだろう。

かつてのアルバートではないが、長期間の活躍も期待できそうだ。

 

2)やはり長距離戦は騎手だ!

もうひとつは「騎手」について。

何と言っても、優勝馬オセアグレイトの鞍上・横山典弘騎手だ。

何と今回の優勝で

ステイヤーズステークス6勝目!

今回が19回目の騎乗だったということで、約3分の1の確率で勝っているということ!
驚異的という他ない。

 

昔から、競馬の世界には

長距離戦は騎手で買え!

といった格言があるが、通算2800勝以上の歴史的名手がきっちりと結果を残した姿を見せられると、その格言にも納得だ。

 

ただ!私たちが誤解してはいけないのは、横山典騎手は

これまで培ってきた経験だけを頼りにレースに挑んでいる訳ではない

ということ。

 

ぜひ、レース後の菊川調教師のコメントを見てほしい。

「ジョッキーが上手いですね。ジョッキーも気合いが入っていて、昨日も乗っていました。持って行かれ気味でやりすぎかというくらい気持ちが入っていました。来年の天皇賞春を目指したいですが、馬の状態次第でどこか一回叩きたいと思っています」

もちろん、中間の調教にも乗っていたし、レース前日の調整も厩舎スタッフに任せることなく、自ら跨った。

それだけ、競馬に対して熱心であり努力しているということ。

また、競馬に対しての情熱が全く衰えていないということ。

 

引退する日まで

横山典騎手というと、どうしても「個性的な位置取りをする騎手」という見方をする人も多いだろう。

もちろん、私たちもそう感じたこともある。笑

だが、今回のような裏話を聞くと

経験を積んで、尚努力を重ねる騎手だからこそ見える世界がある

のだろうと感じずにはいられない。

 

年齢を考えれば、決して引退の日は遠くないだろう。

だが、今の姿勢なら、恐らく引退するその日まで、技術が衰えることはない。

これまで以上に(長距離戦に限らず)彼の騎乗馬に注目していきたい!

 

【ステイヤーズステークス 2020】のレース後の関係者のコメント

1着 オセアグレイト(横山典弘騎手)
「疲れました。レースは何回も見ていましたし、中間の調教も乗せていただいて、昨日も乗せていただきました。状態が良さそうでした。レースはプラン通りでした。道中は気分良く走っていて、抑えるのに苦労していたので、手応えほど弾けませんでした。それでもよくつかまえてくれました。元々能力があって、走っていないときは順調さを欠いていました。今日は良い競馬ができたので、大きいところでも頑張ってくれればと思います」

(菊川正達調教師)
「ジョッキーが上手いですね。ジョッキーも気合いが入っていて、昨日も乗っていました。持って行かれ気味でやりすぎかというくらい気持ちが入っていました。来年の天皇賞春を目指したいですが、馬の状態次第でどこか一回叩きたいと思っています」

2着 タガノディアマンテ(津村明秀騎手)
「気分良く行かせて、2周目4コーナーではこれならと思ったのですが、坂をのぼったところで脚が鈍りました。それでも3600mでこれだけの競馬ができました。力があります」

3着 ポンデザール(C.ルメール騎手)
「前目の位置で冷静に運べましたが、8月末以来のレースで3600m。反応するのに時間がかかりました」

4着 タイセイトレイル(坂井瑠星騎手)
「今日の馬場は前が有利でしたから、行く馬がいなければ行くつもりでした。道中はリズムよく走れましたし、最後までしっかり頑張っています」

5着 ヒュミドール(吉田豊騎手)
「初めての距離ですから、さすがに前半は力んでいました。向正面ではそれでも落ち着きました。返し馬で馬に落ち着きが出てきていますし、これからだと思います」

9着 シルヴァンシャー(戸崎圭太騎手)
「全体的に進みが良くありませんでした。早めに行きたかったのですが、もたつくところがあって、この馬場も良くなかったと思います」

14着 メイショウテンゲン(池添謙一騎手)
「返し馬の雰囲気が良く、スタートもいつもよりも出ました。急かさずに進められましたが、いつもだったら勝負所で動いて、ステッキに反応するのですが、今日は全く反応しませんでした。気持ちの問題でしょうか。敗因がわかりません」

(via ラジオNIKKEI 

 

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