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ホーム勝負の明暗チャンピオンズカップ 2020【回顧】競馬に絶対はない!年内残り3週「まだ穴馬券は転がっている」

チャンピオンズカップ 2020【回顧】競馬に絶対はない!年内残り3週「まだ穴馬券は転がっている」

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】チャンピオンズカップ 2020 における勝負の明暗

2020年12月 6日(日) 3回中京2日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) ダート 1800m 16頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
6 11 チュウワウィザード 牡5 57 戸崎圭太 1.49.3   08-07-05-04 36.4 4 13.3 486 +3 (栗)大久保龍
1 2 ゴールドドリーム 牡7 57 和田竜二 1.49.7 2 1/2 11-10-08-07 36.6 3 9.9 532 +2 (栗)平田修
7 13 インティ 牡6 57 武豊 1.49.7 クビ 02-02-01-02 37.4 10 57.5 518 +7 (栗)野中賢二
8 15 クリソベリル 牡4 57 川田将雅 1.49.9  3/4 07-03-03-03 37.3 1 1.4 554 +12 *(栗)音無秀孝
6 12 モズアスコット 牡6 57 横山武史 1.50.0  3/4 14-14-13-12 36.4 11 67.9 492 +2 (栗)矢作芳人
4 7 カフェファラオ 牡3 56 ルメール 1.50.2 1 10-07-08-09 37.1 2 6.0 504 -6 *(美)堀宣行
3 6 エアスピネル 牡7 57 福永祐一 1.50.2 クビ 13-13-13-12 36.6 12 91.0 492 -2 (栗)笹田和秀
1 1 タイムフライヤー 牡5 57 藤岡佑介 1.50.3 クビ 08-10-10-07 37.1 7 36.6 482 +6 (栗)松田国英
5 9 アルクトス 牡5 57 田辺裕信 1.50.3 ハナ 04-07-05-04 37.4 9 51.5 544 +2 (美)栗田徹
10 2 4 エアアルマス 牡5 57 松山弘平 1.50.4  1/2 01-01-02-01 38.1 8 38.9 494 -4 (栗)池添学
11 3 5 クリンチャー 牡6 57 三浦皇成 1.50.5  1/2 11-12-12-10 37.2 5 19.9 494 +4 (栗)宮本博
12 4 8 サンライズノヴァ 牡6 57 松若風馬 1.50.9 2 1/2 14-15-15-15 37.0 6 22.9 534 +4 *(栗)音無秀孝
13 5 10 アナザートゥルース セ6 57 M.デム 1.51.1 1 1/4 03-03-03-04 38.4 13 91.1 486 -7 (美)高木登
14 B8 16 サトノティターン 牡7 57 藤岡康太 1.51.6 3 16-15-15-15 37.8 16 546.9 592 +8 *(美)堀宣行
15 2 3 メイショウワザシ 牡5 57 高倉稜 1.52.8 7 04-05-10-12 39.6 15 371.5 542 +6 (栗)南井克巳
16 7 14 ヨシオ 牡7 57 亀田温心 1.52.8 クビ 04-05-05-10 39.9 14 313.0 490 +4 (栗)森秀行

 

既に皆様もご存知の通り、2020年の秋G1では

「1番人気が7連勝中」

それも、開幕戦となった【スプリンターズS】のグランアレグリアから、先日の【ジャパンカップ】アーモンドアイまで、殆どのレースが

危なげのない勝利

だった。

そんな中、今回の【チャンピオンズカップ】において、「1番人気8連勝」の重責を担ったのがクリソベリル

 

信頼度はかなり高いと思われたが・・・

単勝1.4倍の評価からもわかるように、今回のメンバーの中では「別格の存在」と言っても過言ではない。

昨年の【チャンピオンズカップ】の勝利を含め、デビュー以来、国内では無敗!

確実に好位をとれる安定した脚質を含め、スキらしいスキはほぼない。

私たち自身も、レース前に公開した「狙いの記事」の中で

競馬は絶対のない世界だから、必ず勝つとまでは言いたくないが、それでも馬券圏内を外すとは考えにくい。

と書いた。

非常に信頼度の高い1番人気馬だと考えていた。

▼参考⇒チャンピオンズカップ 2019 回顧▼

 

それほどの馬が、4着に負けたのだ。

正直に言って驚きとショックを同時に感じたし

敗因は何か!?

レース直後から、こればかり考えている。

とりあえず、レース終了から数時間後の今の段階で、私なりに思うことを記してみたい。
(故障はないことが前提で)

 

そもそも能力面はどうなんだ?

馬券圏内を外すほどの敗戦。

となると、まず最初に考えなくてはいけないのは

そもそも思われているほど力が抜けていなかったのではないか?

という点だろう。このコラムの読者様の中にもこうした考えをお持ちの方もいるかもしれない。

だが、この点に関しては

能力はやはり十分だった

と断言したい。

 

例えば、前走【JBCクラシック】は、今振り返ってみても余裕タップリの勝利。位置取りを含め、文句のつけようがないレースぶり。これは力のある馬でなくてはできない。

何より!

今回の上位3頭は、そのまま昨年の2~4着馬(順番の違いはあるが)

実際に倒したことのある相手なのだから、能力が足りない云々を議論する必要はないだろう。

 

ならば体調面か!?

どうしたクリソベリル

前走からここまで約1ヶ月。

これが、デビュー以来、最も短い間隔での出走ということになる。

実際「唯一の懸念材料」として、この点を心配する声は聞かれた。

そこで私たちも調教は十分にチェックした。

「決してベストの動きとまでは言わないが、それなりに力は出せる態勢」

というのが私たちの結論。期待できると判断した。

 

だが、結果論を承知で申し上げるなら、今回のレースでは

これまでにないほどレースに集中できていないように見えた

 

肉体に精神が追いつかなかった

いつものような軽快な行きっぷりがない。

もちろん、それなりの位置でレースを運んではいるのだが、鞍上が何とか導いているように見えた。

レース後、川田騎手は

「今の具合でよくここまで来てくれたと思います。能力の高さで4着まで辛抱してくれました。またこの馬の走りができるようになればと思います」

というコメントを残しているが「今の具合」というのは、精神的な部分も含んでのものではないだろうかと推測する。

完璧とまでは言わないがそれなりに仕上がっていた肉体面に精神が追いつかなかった

異論反論はあるかもしれないが、これが私なりの結論。

 

改めて思う!競馬に絶対はない

精神的な部分は、調教では見えにくい面もある。

だから、この馬を狙う際はローテーションにはかなり注意が必要なのかもしれない。

 

いずれにせよ、一つだけ確かなことは

競馬に絶対はない

ということ。私たちも改めて学ばせてもらった。

今回は悔しいが、これは同時に

年内残り3週にも高配当馬券はいくらでも転がっている

という点の裏付けにもなるはずだ。

 

今週の阪神JFでも無敗の面々に注目が集まるようだが!

キングスポーツらしく攻めて、高配当を狙い撃ちする!

穴党の皆様、ぜひ、一緒に勝負しようじゃないか!

 

キングスポーツ流「次走へ向けての一言メモ」

ここからは「私の独り言」だととらえていただきたい。

今後へ向けて、気がついたことをメモ帳に走り書きしているようなイメージ。

せっかくなので、それを皆様と共有してみようかと考えた。

 

「今回はクリソベリルの敗戦のショックでお腹いっぱい」

という方もいるかもしれないが(笑)2頭についてだけ記したので、お付き合いいただけると幸い。

数行程度の解説にはなるが、どこかで皆様のお役に立てる内容だと思う。

ではいこう。

 

1着チュウワウィザード

クリソベリルの敗戦の話だけでは失礼だ。

中央G1で初勝利を挙げたチュウワウィザードのレースぶりは本当に素晴らしかった!

私たちはこれまでのレースぶりから、クリソベリルとの勝負付けはすんでいるのではないかとみていた。

だが、鞍上の戸崎騎手は次のように語っている。

馬の状態は良くて雰囲気も良く、あとは先生とレースのプランを組み立てながら、作戦を練りました。目標にするクリソベリルが前にいてマークできたので、その手応えを見ながらでしたが、チュウワウィザードも追ってしぶとい馬なので、こちらから外を回す形で動かしていきました。力を出してくれて、馬の力で僕も勝たせてもらいました

クリソベリルをマークする競馬、つまり陣営は勝ちに行く競馬に挑んでいたということ。

馬の力を信じぬいた陣営こそが最大の勝因なのかもしれない。

さて、どちらかと言えば、脚抜きの良い道悪ダート向きかと見られていたが、そうではない中で結果を出した。元々の能力に加え、成長もしているのだろう。

立ち回りの上手さもあるし

今後、状態の良いクリソベリルと勝負しても面白いのでは?

ハッキリとそう感じた。

 

6着カフェファラオ

2番人気を裏切ってしまったカフェファラオだが、実は私たちは「危険な人気馬」として有料会員様にご案内していた。

その理由は以下の通り。実際にご提供した解説文だ。

素晴らしい素質を備えた3歳馬だということは十分に認めている。だが、現時点で【チャンピオンズカップ】を好走する馬としては少々物足りない。
前走の【シリウスS】を勝利したものの、レベルの高さについてはやや懐疑的。
また、追われてからの反応が微妙に遅い点が気になる。大一番だけに、こういった点が勝負を分けるのではないだろうか。
更に、砂を被るのを嫌うようだ。そんな馬が真ん中より内の7番。これは、さすがの鞍上ルメールでも厳しいのではないだろうか。これらの理由から、思い切って評価を下げる!

手前味噌で恐縮だが、本当にこの通りだったのではないか。

だが、上でも記している通り

素晴らしい素質を備えた3歳馬

これは間違いない。今回の結果を糧に、進化してくれることを祈っている。

期待も込めて、未来の主役に指名だ!

 

レースを見逃した方はコチラから

 

【チャンピオンズカップ 2020】のレース後の関係者のコメント

レース後のコメント
1着 チュウワウィザード(戸崎圭太騎手)
「非常に嬉しいです。馬の状態は良くて雰囲気も良く、あとは先生とレースのプランを組み立てながら、作戦を練りました。目標にするクリソベリルが前にいてマークできたので、その手応えを見ながらでしたが、チュウワウィザードも追ってしぶとい馬なので、こちらから外を回す形で動かしていきました。力を出してくれて、馬の力で僕も勝たせてもらいました」

2着 ゴールドドリーム(和田竜二騎手)
「ゲートは出ましたが、両隣の馬が速かったです。コーナーでは良いところにつけられ、勝ち馬を見ながら運べました。相手は強かったですが、よく頑張っています」

3着 インティ(武豊騎手)
「スタートはタイミングが合いませんでしたが、番手でも良い感じで運べました。3コーナーから4コーナーでかかってしまったので、そこをゆったり行けたら、もっと面白かったと思います。ただ、復活の兆しを見せてくれました」

4着 クリソベリル(川田将雅騎手)
「今の具合でよくここまで来てくれたと思います。能力の高さで4着まで辛抱してくれました。またこの馬の走りができるようになればと思います」

5着 モズアスコット(横山武史騎手)
「枠が枠でしたので、外を回されないように、ロスなく競馬をしました。ポジションは悪くなく、理想はもう少し流れてほしかったのですが、終いはよく来ています。手前を替えるのが苦手でしたが、今日はスムーズに替えてくれて、この馬の力を発揮することができました」

9着 アルクトス(田辺裕信騎手)
「この馬のポジションというところから運んで、3,4コーナーも有力馬の後ろをとれて、良い形で直線に向かいましたが、最後は一杯になりました。メンバーもそうですが、この距離で勝負に行って余計に止まったかもしれません」

10着 エアアルマス(松山弘平騎手)
「スタートが速く、持ったまま行く形になりました。リズム良く運べて、砂も被らずに行けたのですが、手前を中々替えませんでした。その辺りは左回りというのが影響したのかもしれません」

12着 サンライズノヴァ(松若風馬騎手)
「スタートが決まりましたし、ポジションは後ろになりましたが、良い流れで競馬ができました。ただコーナー4つの1800mということもあってか、少し力んでいる感じでした。ちょっと最後に反応が鈍くなったのは、距離もあったかもしれません」

14着 サトノティターン(藤岡康太騎手)
「状態は上向いていると感じましたが、気持ちの分なのかスタートから進みが悪く、エンジンがかかり切らないで終わりました」

(via ラジオNIKKEI 

 

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