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ホーム勝負の明暗【先週の重賞回顧】秋華賞 2026 など→結果以上に大事な「各馬の将来」今回の結果を受けて「今後に期待したい馬」とは?

【先週の重賞回顧】秋華賞 2026 など→結果以上に大事な「各馬の将来」今回の結果を受けて「今後に期待したい馬」とは?

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、私たちなりの視点で、レース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

秋華賞 2026 の回顧

2026年10月18日(日) 4回京都7日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第31回秋華賞
3歳・オープン・G1(馬齢) (牝)(国際)(指定) 芝・内 2000m 17頭立

着 枠 馬 馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 人 調教師
1 4 8 モンローウォーク 牝3 55 戸崎圭太 1.56.1 05-05-05-04 34.5 1 (栗)上村洋行
2 1 1 ギャラボーグ 牝3 55 横山和生 1.56.1 クビ 03-02-02-02 35.2 7 (栗)杉山晴紀
3 7 13 ドリームコア 牝3 55 ルメール 1.56.3 1 1/4 15-13-11-11 34.0 2 (美)田中博康
4 B2 4 エンネ 牝3 55 坂井瑠星 1.56.4  1/2 07-07-06-06 34.5 6 (栗)吉岡辰弥
5 7 14 サムシングスイート 牝3 55 松山弘平 1.56.5 クビ 16-16-14-13 33.8 8 (美)伊藤大士
6 3 6 ラベルセーヌ 牝3 55 荻野極 1.56.7 1 1/4 09-09-08-08 34.6 3 (美)鹿戸雄一
7 8 15 フェスティバルヒル 牝3 55 浜中俊 1.56.8  1/2 17-17-17-15 33.8 15 (栗)四位洋文
8 2 3 マスターソアラ 牝3 55 武豊 1.57.0 1 1/4 11-09-08-08 34.9 5 (美)蛯名正義
9 8 16 ハヤブササキチャン 牝3 55 吉田隼人 1.57.3 2 12-12-11-12 35.0 9 (栗)東田明士
10 3 5 タイセイボーグ 牝3 55 西村淳也 1.57.4  3/4 07-08-08-08 35.3 12 (栗)松下武士
11 6 11 ガーネットフレア 牝3 55 北村友一 1.57.6  3/4 03-04-04-04 36.2 10 (栗)杉山佳明
12 4 7 バースデイフライト 牝3 55 田山旺佑 1.57.6 頭 13-13-13-13 35.1 16 (栗)新谷功一
13 6 12 カナルサンマルタン 牝3 55 岩田望来 1.57.9 1 3/4 06-05-06-06 36.0 4 (美)宮田敬介
14 1 2 テイエムアイラン 牝3 55 富田暁 1.58.0  3/4 01-01-01-01 37.3 13 (栗)宮地貴稔
15 8 17 ロザーンジュ 牝3 55 今村聖奈 1.58.8 5 13-13-16-16 35.7 14 (栗)寺島良
16 5 10 ナイスプレーアスク 牝3 55 岩田康誠 2.00.0 7 02-02-02-03 39.0 17 (美)中舘英二
止 5 9 スウィートハピネス 牝3 55 佐々木大 09-09-14-17 11 (栗)北出成人

 

お見事!モンローウォーク

まずは、単勝1.3倍という圧倒的な評価に応えてしっかりと勝ちきったモンローウォーク、そして陣営に対して、心からの祝福を申し上げたい。

陣営は自信を感じさせるコメントを何度も出してはいたが、そうは言っても何が起きるかわからないのが競馬。胃が痛い日々が続いていたに違いない。

傷んだ胃に、いきなりお酒を注入すると大変そうだから、祝勝会はほどほどに(笑)

 

そんな冗談はともかく、恐らくこんなことを思った競馬ファンもいると思う。

「勝ったことは素晴らしい。でも、意外とライバルたちとは差がないのか!?」

2着とはクビ差、その他、モンローウォークを大きく上回る上がり3ハロンの脚で掲示板まで追い込んできた馬もいる。

そのあたりをどう考えるのか?
モンローウォークは、勝ったとはいえ、イメージほどの強さは備えていないのか?

今後の馬券にも繋がっていく部分だから、今日は少しポイントを細かく分けて考えていこう。

 

クビ差でも、、評価は不動!

まず注目したいのが、前半1000m57.8秒という速い流れ。前半3ハロン35.0秒、その後も11秒台が続き、道中で息を入れる余裕はほとんどなかった。

(もちろん、この日の芝1400Mの新馬戦で1分20秒台の好時計が出るほどだから、かなり高速馬場だったことは確かだが、それでも速いラップだと思う)

モンローウォークは逃げ馬から離れた5番手付近。厳密に言えば、厳しい流れを演出した先行争いに完全に加わったわけではないが、速い流れを前で受け止める位置にいた。

それでも最後まで脚を使い、上がり34.5秒で差し切ったことに価値があると考える。

戸崎騎手もレース後、前が流れて折り合いがつき、いいリズムで運べたことを振り返っている。

瞬発力勝負の前走ほど他馬との能力差を見せつけられなかったことも事実。とはいえ、持続力が要求される厳しい競馬にも対応できたという意味で、今後の展望も大きく広がったとは思う。

改めて、この先、令和のファインモーションとしての真価を見せてほしい。

 

2着馬も「本物」

栄光へ向けてのスタート

そして今回、着順や着差のみならず、中身においても勝ち馬に近い評価をすべきなのがギャラボーグ。

最内1番枠から好位を確保し、4コーナーでは2番手。直線で一旦は先頭に立ち、最後までモンローウォークに抵抗した。

確かに距離ロスの少ない競馬ができたことはプラス。しかし、これほど速い流れの中、終始2番手あたりを走りながら、最後まで踏ん張ったことを単なる展開利とは片づけられない。

しかも、今回は【桜花賞】2着以来、約半年ぶりの実戦。初の2000mという課題も克服した。上がり35.2秒という数字は目立たないが、それは速い流れを前で追走していたからこそ。

今回は勝ち馬が一枚上だったものの、ギャラボーグ自身の能力もGⅠ級であることを改めて証明した一戦だった。

 

差し馬をどう考える?

さて、改めてここまで名前が出てきた2頭、勝ち馬は4角5番手。2着馬は4角2番手。

それに対して、例えば5着に敗れたサムシングスイートは、スタートで立ち遅れたこともあり、4コーナー14番手から追い込むも前に届かな語ったが、上がり3ハロンでは、上位2頭を大きく上回る、最速の「33.8」をマークしている。

こうした位置取りをみると

「前の馬に戦いやすかった流れであり、展開ひとつで後ろの馬の台頭もあったのでは?」

という考えも出てくるだろう。

だが、必ずしもそうとは言い切れない。

今回、先頭で逃げたテイエムアイランは14着。また先程も記したが、馬場が良かったとはいえ、前半1000Mは57.8。その後連続で11秒台のラップが続くことになる。

そして、ラスト2ハロンは連続で12.0(後半1000mはトータルで58.3)。つまり先行勢の脚も鈍っている。

要するに、前にいった馬たちにとっては本当に厳しい流れだったのだ。そこを前で踏ん張った面々は高く評価がすべきだし、素直に「1番モンローウォーク、2番ギャラボーグ」で良いと思う。

 

それでも未来の主役は!

その上で「明日に期待したい未来の主役」なら私はサムシングスイートを指名したい。

理由は極めて単純で、不慣れな大きく出遅れる形になっても、最後まで諦めずに集中して、末脚を爆発させたから。

これは持論になってしまうので、違う考え方をされる人もいるとは思うが、、、

予想家としての経験上、走力(スピードやスタミナ)は調教や実戦を重ねたり、年齢を重ねることで真価するが、集中力、闘志などのメンタル面は、生まれ持ってのものが大きいと考えている。(特に牝馬は)

サムシングスイートは、そういった意味で、非常に頼もしい天性の素質の持ち主なのだ。

そういえば前走【紫苑S】も、直線で非常に窮屈になる場面がありながら、諦めることなくラストで脚を伸ばして【秋華賞】への出走権を勝ち取っている。

こういった馬は、どんな条件だろうが、相手だろうが、必ず力を出す。いつでも狙える馬だと思う。

尚、前走、今回ともに内回りだったので「外回りだとどうかな?」と、走力適性の部分で心配する人もいるかもしれない。

だが、今回も上がり3ハロンのタイムこそ速かったが、瞬発力もさることながら、しっかりと脚を伸ばし続けた「息の長さ」が見られている。外回りも問題なし!

今後のローテはわからないが、仮に【エリザベス女王杯】に出走でも、侮れない存在になるぞ!

富士S 2026 の回顧

2026年10月17日(土) 4回東京6日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第29回富士S
3歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(指定) 芝 1600m 14頭立

着 枠 馬 馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 人 調教師
1 8 13 シュガークン 牡5 57 吉村誠之 1.32.2    11-10 33.7 12 (栗)清水久詞
2 6 10 アンパドゥ 牡5 57 岩田望来 1.32.3  3/4    09-08 34.1 2 (美)木村哲也
3 8 14 エコロアルバ 牡3 55 坂井瑠星 1.32.4 クビ    03-03 34.9 4 (美)手塚貴久
4 5 8 マジックサンズ 牡4 57 横山和生 1.32.5 1    11-10 34.0 5 (栗)須貝尚介
5 4 6 デビットバローズ セ7 57 池添謙一 1.32.8 1 3/4    13-13 34.1 10 (栗)上村洋行
6 4 5 アドマイヤズーム 牡4 58 武豊 1.32.8 ハナ    04-03 35.2 3 (栗)友道康夫
7 5 7 ウォーターリヒト 牡5 57 幸英明 1.32.9  3/4    09-10 34.5 7 (栗)石橋守
8 7 11 ファーヴェント 牡5 57 三浦皇成 1.33.4 2 1/2    06-06 35.5 8 (栗)藤原英昭
9 6 9 キープカルム 牡5 57 荻野極 1.33.5 1    06-08 35.3 9 (栗)中竹和也
10 1 1 ファンダム 牡4 57 戸崎圭太 1.33.5 頭    06-07 35.4 6 (美)辻哲英
11 2 2 ミトノオルフェ 牡4 57 菅原明良 1.33.6  3/4    04-05 35.8 13 (栗)前川恭子
12 3 4 トロヴァトーレ 牡5 57 ルメール 1.35.4 大差    14-14 36.5 1 (美)鹿戸雄一
13 3 3 シンフォーエバー 牡4 57 岩田康誠 1.36.6 7    01-02 39.9 14 (栗)森秀行
14 7 12 エンペラーズソード セ4 57 木幡巧也 1.36.9 2    02-01 40.2 11 (美)高木登

率直に「驚いた」

近年の【富士ステークス】は「マイルCSに直結するレース」

例えば2023年は、ここを勝った牝馬のナミュールが、そのまま大一番も連勝している。

その後もソウルラッシュ、ガイアフォースがここでの好走を本番に繋げている。

「力のある馬が、大一番に向けて勢いをつけるレース」

そんな印象が強くなっていただけに、マイル実績の全くない、単勝41.6倍、12番人気のシュガークンが優勝したことには驚かずにはいられなかった。

2024年【青葉賞】を勝っているように、むしろ中長距離寄りの馬だというイメージを抱いている競馬ファンが大半だと思う。

では、どうしてそういったタイプの馬がハイレベルなマイル重賞を勝てたのか?

決してシュガークンを貶める意味ではなく、事実として「レースの流れの追い風」は小さくなかったように思う。

 

勝敗を分けた前半1000m

まず見逃せないのがレースの流れだ。

前半600mは33.5秒、1000m通過は56.7秒。東京芝1600mとしても相当に速いペースだった。シンフォーエバーとエンペラーズソードが先行争いを演じ、後続を引き離す展開。結果、両馬は13、14着に大敗した。

一方、シュガークンは4コーナー10番手。前が激しく競り合うのを尻目に、後方で脚を温存できたことは間違いなくプラスだった。つまり、今回の勝利には明確な展開利があった。

とはいえ!!展開に恵まれただけでGⅡは勝てない。

シュガークンの上がり3ハロンはメンバー最速の33.7。しかも、レース全体のラスト2ハロンは11.6-11.7秒。単に前が止まったところを拾っただけではなく、速い脚が求められる局面で力強く差し切った。

吉村誠之助騎手も、スタートが決まらず道中の進みも良くなかった一方、直線では想像以上の末脚だったと振り返っている。

屈腱炎による長期休養を経て、復帰2戦こそ大敗だったが、使われつつ、重賞ウイナーであり、あのキタサンブラックの弟という、本来の能力が戻ってきたということだろう。

 

じゃあマイルCSは?

おめでとうシュガークン

ただし

「【富士S】で結果が出た以上、近年の馬と同様、本番でも期待ができそうだね!」

と問われたら、それに関しては、もう少し待ってほしいと素直に言う。

繰り返しになる恐縮だが、今回は速い流れで前が苦しくなり、豊富なスタミナと末脚が生きた面がある。

逆に平均的な流れで先行勢が余力を残せば、同じ位置から差し切れる保証はない。

加えて、次の舞台は東京より直線が短い京都外回り。

マイルの追走スピードと位置取りへの対応力が、改めて問われることになる。

とはいえ、初距離で今回の走りを見せた事実大きく、今後も注目すべき存在になったことは間違いない。

未来の主役なら「一択」

じゃあ今後に期待すべき馬は?

各馬、賞金の都合などもあるだろうから、ひとまず【マイルCS】どうこうは抜きにしてもらい、高く評価したのは素直に3着エコロアルバ。

上でも記した通り、前の2頭が非常に厳しい流れを演出した。そして彼らは失速している、

そんな中、4コーナー3番手から運び、最後まで踏ん張って勝ち馬と0.2秒差でゴール。

後方勢が上位を占めた結果を考えれば、その粘りには大きな価値がある。

元々、3歳世代でも屈指のマイラーと期待されてきた馬。

その本領をいよいよ発揮し始めた、ということだろうか。

今年よりも「来年のマイル路線」でさらに期待できると思う。ぜひ、頭れに入れておいてほしい。

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