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高松宮記念 2022【回顧】おめでとう!そしてありがとうナランフレグ

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】高松宮記念 2022 における勝負の明暗

2022年 3月27日(日) 2回中京6日 天候 : 晴  馬場状態 : 重
【11R】 第52回高松宮記念
4歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝 1200m 18頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
1 2 ナランフレグ 牡6 57 丸田恭介 1.08.3    15-14 33.9 8 27.8 486 -12 (美)宗像義忠
5 9 ロータスランド 牝5 55 岩田望来 1.08.3 クビ    07-08 34.3 5 12.9 476 -8 (栗)辻野泰之
B5 10 キルロード セ7 57 菊沢一樹 1.08.3 ハナ    03-03 34.7 17 225.8 500 -6 (美)田村康仁
7 13 トゥラヴェスーラ 牡7 57 鮫島克駿 1.08.4 クビ    12-11 34.2 7 27.0 490 -2 (栗)高橋康之
8 17 メイケイエール 牝4 55 池添謙一 1.08.4 クビ    07-08 34.4 2 5.2 468 -4 (栗)武英智
4 7 レシステンシア 牝5 55 横山武史 1.08.6 1    01-01 35.2 1 2.2 516 +18 (栗)松下武士
2 3 シャインガーネット 牝5 55 田辺裕信 1.08.6 ハナ    10-10 34.5 9 30.0 482 +2 (美)栗田徹
6 12 エイティーンガール 牝6 55 秋山真一 1.08.6 ハナ    17-17 33.8 15 128.0 456 0 (栗)飯田祐史
3 6 サンライズオネスト 牡5 57 武豊 1.08.6 クビ    15-14 34.1 11 60.7 478 -2 (栗)河内洋
B7 15 ファストフォース 牡6 57 柴山雄一 1.08.6 同着    05-05 34.7 16 204.0 522 +4 (栗)西村真幸
11 B4 8 ジャンダルム 牡7 57 荻野極 1.08.7 クビ    02-02 35.3 13 65.0 514 +4 (栗)池江泰寿
12 8 18 グレナディアガーズ 牡4 57 福永祐一 1.08.8  1/2    14-14 34.3 3 5.6 460 -8 (栗)中内田充
13 B2 4 ライトオンキュー 牡7 57 横山典弘 1.08.9  1/2    03-03 35.2 14 80.5 518 +6 (栗)昆貢
14 7 14 ダイアトニック 牡7 57 岩田康誠 1.08.9 クビ    18-18 34.0 6 18.4 474 -4 (栗)安田隆行
15 B1 1 サリオス 牡5 57 石橋脩 1.08.9 ハナ    07-05 35.0 4 10.7 550 +8 (美)堀宣行
16 6 11 クリノガウディー 牡6 57 松岡正海 1.09.2 1 3/4    10-11 35.0 12 64.8 492 -2 (栗)藤沢則雄
17 3 5 レイハリア 牝4 55 亀田温心 1.09.3  1/2    05-05 35.4 10 47.2 452 +6 (美)田島俊明
18 8 16 ダイメイフジ 牡8 57 小沢大仁 1.09.4 クビ    12-11 35.1 18 389.8 530 +2 (栗)森田直行

 

心から、おめでとう!

「宗像先生にはずっとお世話になっていて、恩返しできたと思うと幸せです。ありがたいです」

レース後のインタビュー、序盤から涙声だった丸田騎手が、特に声を詰まらせたのが、師匠であり、ナランフレグを管理する宗像調教師への思いを問われた時だった。

このインタビューの後、競馬ファンのツイッターでは

「もらい泣きしてしまった」

「馬券は外れたけど、久々にグッときた」

といった旨のコメントが溢れていたようだ。

デビュー16年目のG1制覇は当然嬉しかっただろう。
彼は苦労人だ。一度、競馬学校の受験に失敗、高校に進学した後にもう一度受け直し、高校を中退して入学。そこまで覚悟をもって掴んだ騎手界の頂点であるG1ウイナーに輝けたのだから。

ただ、自信の勝利以上に「恩返し」できたことの喜びがハッキリと伝わってきた。

「人のための涙」だから本当に美しく、そしてファンの心に響いたに違いない。

 

やっぱり競馬は最高だ!

確かに【高松宮記念】のレースを客観的に回顧すれば、ナランフレグに限らず

「あそこがポイントだった」「ここが上手かった」

などなど、色々とあるのかもしれない。

だが、この涙を見せられた後に、それ以上に何を語れば良いのだろう?

私は、今回の【高松宮記念】に関してだけは、細かいことを語るのは、かえって野暮だと感じる。

ナランフレグ陣営が私たちに届けてくれた感動のドラマをただただ堪能しようじゃないか。
ガッツポーズが決まってるぜ!

そして、改めて思う。

競馬の世界において、もちろん馬券の的中は大切だ。
しかし、馬券の勝ち負けだけの世界なら、これだけ多くの人に競馬は愛されているのだろうか?

その背景にドラマ、ロマン、夢があるから、競馬は私たちをとらえて離さないのだ。

やっぱり競馬は最高だ!!

 

ナランフレグも素晴らしいがメイケイの内容も良かった

上でも書いた通り、今回のレースに関しては、敢えて細かいことを振り返ろうとは思わない。

皆様がレースを見たままを心にとどめておけばよいと思う。
たまには、そんな回顧があってもいいだろう(笑)

ただ、実はナランフレグは、私たちが有料会員様やに1週前から予告していた☆穴馬であり、YouTubeでも好調教としてご紹介していた。(おめでとう!そして素晴らしいレースをありがとう)

参考⇒ナランフレグの激走を断言したYouTube

 

また、ナランフレグと共に期待していたのが、圧倒的に内が有利な馬場状況の中、池添騎手いわく「この馬だけ外から伸びていた」という5着メイケイエールだった。

ちなみに池添騎手のコメントは以下の通り

「内が有利の馬場で、今日の結果はしょうがない感じです。あれ以上内には行けません。直線ではこの馬だけ外から伸びています。馬は落ち着いてレースに臨めるようになり、我慢できるようになっています。力負けはしていません。悔しいです」

これは決して負け惜しみではないだろう。

期待していたから言うわけではないが、レースの中身でいえば、ナランフレグや2着ロータスランドと比べても遜色なかったと思う。

では、どうして私たちが期待した馬たちは好走できたのか?

その方向性だけは、参考までにお伝えしておきたいと思う。

 

大事にしたいキーワード(大局観)

実は今回のレースに向けて、有料会員様には、攻略へ向けてのキーワード(大局観)して、以下の内容をご紹介させてもらった。

まず【高松宮記念】へ臨む上での「大前提の考え方」をひとつ申し上げておきたい。
それは「どの馬も素晴らしい」ということ(笑)
当たり前のことなのだが、改めて出走予定の各馬の戦績、レースぶりを見直したが、G1までコマを進めてくるような馬たちは違うなと感じずにはいられない。だが「素晴らしい馬」たちの中でも、各馬のタイプが全く同じという訳ではない。
少々極端かもしれないが、敢えてわかりやすく2つの組に分けるなら、こんな感じだ。
「10回戦えば5回以上は掲示板に絡んできそうな安定感の持ち主」
「凡走も多いが、10回に1度なら突き抜ける場面までありそうな爆発力の持ち主」
野球でいえば、アベレージヒッターか、アベレージは低いが一発の魅力があるホームランバッターか、といったところ。どちらが良い悪いではない。
だが、馬によっては「生涯一度の舞台」になるであろう「G1」という歴史的な大舞台に勝つという点を考えれば、私たちは「爆発力型」「ホームランバッター」に夢を託すべきだと考える。
まさに、一発勝負に、一発回答を決めてくれそうな馬!

結果としては、まさに爆発力型の筆頭格がナランフレグでありメイケエールだと考えた。

だから指名に迷いはなかった。

だが、細かい内容そのものより大事なのは、私たちが必ず、レース前に全体の大局観を見極めた上で、穴馬・軸馬の発掘に挑んでいるという事実だ。

 

ハイレベルなレースほど「キーワード(大局観)」

これは、特に昨今の重賞に言えることだが

能力拮抗のレースが非常に増えている

ということ。

まさに、上のキーワードの話の中にもある「どの馬も素晴らしい」ということだ。

そんな素晴らしい馬を冷静に一頭一頭精査すれば、皆良いところだらけ。

ハッキリ言って、決定的な差など簡単には出てこないのだ。

恐らく【高松宮記念】も、軸馬選択に相当迷われた方が多いんじゃないかな?笑

だが、皆が素晴らしくても、馬のタイプが全て同じなどということは絶対にありえない。必然的にいくつかのグループに分かれるし、そうなるだけで、一気にレースがイメージしやすくなる。

もちろん、結果に、イメージが裏目に出ることだったあるだろう。

だが、予想家としての長年の経験から責任を持って申し上げるが、キーワードが私たちを勝利に導いてくれた経験の方が圧倒的に多い!

皆様も、ぜひ大局観を意識して予想に挑んでみてほしい。

 

最後にひとつだけ

長々と書いてしまい申し訳ないが、最後にもう一つだけ、今回のレースから感じたことをお話させてほしい。それは

競馬は何が起こるかわからない

ということ。

今年は混戦だと言われていたが、それでも上位人気3頭全てが圏外に飛ぶこと、そして3着に17番人気馬が飛び込むことをイメージされていた方は少ないのでは?

だから、今週の【大阪杯】だって何が起こるかわからない。

参考⇒大阪杯 2022 狙い

 

確かにエフフォーリアは別格のような気がする。

だが、その他の馬はどうだろう?
簡単にジャックドールやレイパパレで決まるのかな?

最後まで高配当を諦めることなく(どうしても堅いと思えば点数を絞る形で)攻めていくつもりだ。

【大阪杯】もどうぞお楽しみに!

 

レースを見逃した方はコチラ

 

【高松宮記念 2021】のレース後の関係者のコメント

レース後のコメント
1着 ナランフレグ(丸田恭介騎手)
「最後の直線で抜け出せて嬉しかったです。ファンの方からもっと喜んでいいと言われて、大きくガッツポーズをしました。全体に湿った馬場で、こういう経験は少ないですが、しっかりこなしてくれました。後ろからのレースになるのはいつものことで、この馬のリズムだけを考えていました。阪神のオープンでもこういう形をこなしてくれていたので、自信を持ってインコースへ行きました。宗像先生にはずっとお世話になっていて、恩返しできたと思うと幸せです。ありがたいです。これからもナランフレグと頑張りたいです」

2着 ロータスランド(岩田望来騎手)
「初のスプリント戦、初のGIでしたが、この馬のレースセンスでよく対応してくれました。最後、よく差を詰めてくれました。馬場も枠順もこの馬に向いたこともあり、あと一歩の所まで行けました。これからもGIを狙っていければいいと思います」

3着 キルロード(菊沢一樹騎手)
「馬場もこの馬に向きましたし、状態もとてもいい感じでした。レースには落ち着いて臨むことができました。良い位置を進むことができて、頑張ってくれました。悔しい結果にはなりましたが、いい経験をさせていただきました」

4着 トゥラヴェスーラ(鮫島克駿騎手)
「中京の今のトラックバイアスを考えて、インに潜り込むことを最初から考えていました。スタートを上手く出て、インに入って1200mピッタリの距離を走ることができました。勝ち馬にマークされるような形になりましたが、最後までしっかり走ってくれました」

5着 メイケイエール(池添謙一騎手)
「内が有利の馬場で、今日の結果はしょうがない感じです。あれ以上内には行けません。直線ではこの馬だけ外から伸びています。馬は落ち着いてレースに臨めるようになり、我慢できるようになっています。力負けはしていません。悔しいです」

6着 レシステンシア(横山武史騎手)
「敗因が分かりません。したかった競馬はできましたし、前残りの馬場で、いくら負けるにしても負けすぎの結果です。海外帰りというのもあるのかもしれません」

12着 グレナディアガーズ(福永祐一騎手)
「内を回ってきた馬が勝ったレースです。外枠からあれ以上内には行けません。スタートから馬の雰囲気は良く、直線で一瞬伸びたのですが、止まってしまいました」

(via ラジオNIKKEI

 

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