このコラムでは【菊沢一樹騎手】の「傾向&特徴」をご紹介します
さて、既に皆様もご存知だとは思うが、今月11日の中山6レースにおいて、藤田菜七子騎手が騎乗するエンドーツダが快勝!
これがデビュー以来の101勝目となり、遂に見習い騎手を卒業することになった。
本当におめでとう!!
デビュー当初の名前先行から、昨年は43勝を挙げて関東リーディングのトップ10入りを果たすなど、名実共にトップジョッキーの座が近づきつつある。
見習いの減量特典が無くなることで、ひょっとしたら厳しい道程が待っているかもしれないが、頑張ってほしい。
菜七子騎手だけじゃない!2016年組
一方、その藤田菜七子騎手の同期にも、見逃したくないジョッキーがいる。
美浦・菊沢厩舎所属の菊沢一樹騎手だ!
藤田騎手、また同じく同期の坂井瑠星騎手らに現状では置いていかれた印象もある。
それでも、昨年7月の【七夕賞】では、自厩舎のミッキースワローで重賞初勝利を挙げるなど、しずつ、しかし着実に階段を上っているようだ。
これから先、ますます彼の騎乗馬が出走するレースを予想するケースが増えてくるかもしれない。
そこで、皆様と共に「彼のデータ」を学んでおこうというのが、今回の記事の趣旨。
若手騎手にも「傾向」がある
どの競馬場で活躍しているのか?
芝で出している?
良馬場と道悪ならどちらが得意?
などなど、先入観をなしにして、素直に「デビューから残してきた数字」を確認していこうと思う。
※ちなみに、同じ2016年デビューの森裕太朗騎手については以下のコラムをチェックしてほしい。
尚、このコラムは【2020年 1月版】とさせていただく。(1月19日までの数字を採用)
時折、数字は更新していくので、お時間のある方はチェックしてほしい。
それでは、チェックしていこう。
菊沢一樹騎手の傾向・特徴は?
競馬場別成績(2016年から)
場所 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
札幌 | 1- 2- 7- 55/ 65 | 1.5% | 4.6% | 15.4% |
函館 | 2- 1- 3- 77/ 83 | 2.4% | 3.6% | 7.2% |
福島 | 11- 17- 11- 225/ 264 | 4.2% | 10.6% | 14.8% |
新潟 | 20- 10- 18- 261/ 309 | 6.5% | 9.7% | 15.5% |
東京 | 11- 18- 19- 398/ 446 | 2.5% | 6.5% | 10.8% |
中山 | 18- 15- 19- 405/ 457 | 3.9% | 7.2% | 11.4% |
中京 | 2- 1- 6- 98/ 107 | 1.9% | 2.8% | 8.4% |
京都 | 0- 0- 0- 8/ 8 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
阪神 | 0- 1- 0- 4/ 5 | 0.0% | 20.0% | 20.0% |
馬場状態別成績(2016年から)
馬場状態 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
芝・ 良 | 17- 25- 17- 494/ 553 | 3.1% | 7.6% | 10.7% |
芝・稍重 | 5- 5- 7- 86/ 103 | 4.9% | 9.7% | 16.5% |
芝・ 重 | 1- 0- 1- 27/ 29 | 3.4% | 3.4% | 6.9% |
芝・不良 | 0- 1- 0- 4/ 5 | 0.0% | 20.0% | 20.0% |
ダ・ 良 | 30- 24- 38- 554/ 646 | 4.6% | 8.4% | 14.2% |
ダ・稍重 | 6- 7- 10- 213/ 236 | 2.5% | 5.5% | 9.7% |
ダ・ 重 | 5- 2- 5- 100/ 112 | 4.5% | 6.3% | 10.7% |
ダ・不良 | 1- 1- 5- 53/ 60 | 1.7% | 3.3% | 11.7% |
距離別成績 芝(2016年から)
距離 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1000m | 3- 1- 3- 24/ 31 | 9.7% | 12.9% | 22.6% |
1200m | 4- 11- 5-140/160 | 2.5% | 9.4% | 12.5% |
1400m | 3- 2- 3- 80/ 88 | 3.4% | 5.7% | 9.1% |
1500m | 1- 0- 1- 5/ 7 | 14.3% | 14.3% | 28.6% |
1600m | 3- 4- 4- 90/101 | 3.0% | 6.9% | 10.9% |
1800m | 3- 2- 4-100/109 | 2.8% | 4.6% | 8.3% |
2000m | 5- 9- 4-114/132 | 3.8% | 10.6% | 13.6% |
2200m | 1- 1- 1- 15/ 18 | 5.6% | 11.1% | 16.7% |
2300m | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
2400m | 0- 0- 0- 19/ 19 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
2500m | 0- 0- 0- 3/ 3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
2600m | 0- 1- 0- 20/ 21 | 0.0% | 4.8% | 4.8% |
距離別成績 ダート(2016年から)
距離 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1000m | 0- 0- 2- 25/ 27 | 0.0% | 0.0% | 7.4% |
1150m | 1- 3- 2- 52/ 58 | 1.7% | 6.9% | 10.3% |
1200m | 21- 13- 17-238/289 | 7.3% | 11.8% | 17.6% |
1300m | 0- 1- 3- 36/ 40 | 0.0% | 2.5% | 10.0% |
1400m | 5- 7- 1-125/138 | 3.6% | 8.7% | 9.4% |
1600m | 1- 3- 4- 89/ 97 | 1.0% | 4.1% | 8.2% |
1700m | 5- 3- 8-104/120 | 4.2% | 6.7% | 13.3% |
1800m | 7- 3- 13-201/224 | 3.1% | 4.5% | 10.3% |
1900m | 0- 0- 0- 7/ 7 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
2100m | 1- 1- 7- 30/ 39 | 2.6% | 5.1% | 23.1% |
2400m | 1- 0- 1- 9/ 11 | 9.1% | 9.1% | 18.2% |
2500m | 0- 0- 0- 4/ 4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
注目ポイント
競馬場➡いかにも若手騎手といった印象の成績で、勝率のトップは新潟。対照的にサンプル数が非常に少ないとはいえ、京都&阪神で未勝利。今後に期待したい。
馬場➡これといってわかりやすい傾向は出ていないが、強いて言えば芝の稍重の際に好成績。高いレベルとはいえないが、悪条件をものともしない技術・精神力の持ち主なのかもしれない。
距離➡芝は1000M、ダートは1200Mが勝率トップ。長い距離なら、芝2000Mの複勝率がまずまず。頭に入れておきたい。
以上。
という訳で、ぜひとも予想の参考に!
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