宝塚記念 2019【データ血統】ディープインパクトなど有力種牡馬の産駒成績は？

2019年6月22日

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takarax2 — 宝塚記念【データ血統】ディープインパクト産駒唯一の勝利は2016年マリアライト。他の有力種牡馬はどうだ？（via netkeiba）

上半期の総決算！春のグランプリ【宝塚記念 2019】が目前に迫ってきた。

枠順も確定！あなたの注目馬はどこに入っただろうか？

宝塚記念 2019 枠順確定

枠	番	馬名	性齢	替騎手	斤量	調教師
1	1	キセキ	牡5	川田将雅	58	(栗)角居勝彦
2	2	レイデオロ	牡5	ルメール	58	(美)藤沢和雄
B3	3	エタリオウ	牡4	*横山典弘	58	(栗)友道康夫
B4	4	アルアイン	牡5	北村友一	58	(栗)池江泰寿
5	5	タツゴウゲキ	牡7	秋山真一	58	(栗)鮫島一歩
5	6	スティッフェリオ	牡5	*丸山元気	58	(栗)音無秀孝
6	7	マカヒキ	牡6	岩田康誠	58	(栗)友道康夫
6	8	ショウナンバッハ	牡8	吉田豊	58	(美)上原博之
7	9	クリンチャー	牡5	三浦皇成	58	(栗)宮本博
7	10	ノーブルマーズ	牡6	高倉稜	58	(栗)宮本博
8	11	スワーヴリチャード	牡5	*Ｍ．デム	58	(栗)庄野靖志
8	12	リスグラシュー	牝5	*レーン	56	(栗)矢作芳人

ところで、あなたは【宝塚記念】をどういった考え方で予想しているだろうか？

馬の近走成績？
コース適性？
あるいはジョッキー？

様々あるだろうが、最も重要な要素のひとつが

血統

であることは間違いないのではないか。

ということで、キングカメハメハやディープインパクトなど有力種牡馬の、過去の【宝塚記念】における「産駒成績」を調べてみた。

ぜひ、参考になさってほしい。

キングカメハメハ産駒
（今回の主な出走予定馬・レイデオロ）

【短評】２番レイデオロ（ルメール・藤沢和）予想➡１番人気

▼最近の主な戦績
ドバイシーマクラシック６着
３走前【天皇賞秋】での圧勝、また２走前【有馬記念】での２着など、国内のレースにおいては圧倒的な能力と、安定感の高さを示してきた。

前走の【ドバイシーマクラシック】で６着に敗れた事実をどう見るか。

【長所】⇒２走前の【有馬記念】でラスト伸びきれなかったのは道悪の分だろう。本来、強さだけではなく器用さも備えているだけに、阪神内回りという舞台は追い風になりそうだ。

【短所】⇒ドバイではパドックでエキサイトして平常心を失っていたようだ。何となく、若い頃より気性の荒さが目立つようになってきた印象だが、、、

▼ドバイシーマクラシック▼

まずは、１番人気候補・レイデオロの父親であるキングカメハメハ産駒の過去の成績からチェックしていこう。

キングカメハメハ産駒　過去の宝塚記念成績

年度	勝ち馬	産駒着順
2009	ドリームジャーニー	出走なし
2010	ナカヤマフェスタ	出走なし
2011	アーネストリー	４着、５着、13着
2012	オルフェーヴル	２着、11着、12着
2013	ゴールドシップ	11着
2014	ゴールドシップ	４着
2015	ラブリーデイ	１着、６着、10着、16着
2016	マリアライト	２着、４着、10着、13着
2017	サトノクラウン	６着、10着、11着
2018	ミッキーロケット	１着

過去に２勝を挙げているが、惨敗も多い。

【宝塚記念】においては「勝つか、負けるか」といったタイプなのかもしれない。

ディープインパクト産駒
（今回の主な出走予定馬・アルアイン）

【短評】４番アルアイン（北村友・池江）予想➡５人気

▼最近の主な戦績
大阪杯１着
⇒前走のＧ１【大阪杯】では９番人気という低評価を覆して、堂々の優勝！もちろん【皐月賞】勝ち馬だから、馬の能力が高いことは確かだが、鞍上の北村友一騎手も評価すべきだと思う。

集中力を欠きやすい弱点を出させずに、上手くゴールまで導いた。頼れるパートナーと共にＧ１・２連勝へ！

【長所】⇒３走前にマイルＧ１を使っていたように、スピードはメンバー中屈指。それだけに、スタート直後から、理想時な位置取りを確保できそうだ。

【短所】⇒管理する池江寿調教師は「少し緩いくらいならこなすが、元々は硬い馬場を得意とするタイプ」だと語っていた。梅雨時だけに、雨が大量に降ると厳しいか。

▼大阪杯　2019▼

【みんなのKEIBA 次回4月7日(日)】
芝2000ｍ「大阪杯・ＧⅠ」を制したのは9番人気③アルアイン！
北村友一騎手はデビュー14年目にしてGⅠ初勝利！
2着は2番人気の⑥キセキ、3着は4番人気②ワグネリアン。
3連単は93560円の払い戻し。#フジテレビ競馬 pic.twitter.com/ISdrKFsapS

— フジテレビ競馬 (@fujitvkeiba) March 31, 2019

続いて、リーディング種牡馬のディープインパクト産駒にいってみよう。

ディープインパクト産駒　過去の宝塚記念成績

年度	勝ち馬	産駒着順
2009	ドリームジャーニー	出走なし
2010	ナカヤマフェスタ	出走なし
2011	アーネストリー	出走なし
2012	オルフェーヴル	５着
2013	ゴールドシップ	２着、３着、５着
2014	ゴールドシップ	３着、５着、９着
2015	ラブリーデイ	２着、３着、８着、12着
2016	マリアライト	１着、５着、７着、８着 12着、16着
2017	サトノクラウン	３着
2018	ミッキーロケット	４着、６着、７着、10着 14着

優勝しているのは2016年のマリアライトのみ。その他の年では惨敗している馬も多い。

【大阪杯】に続いてのＧ１・２連勝を狙う『アルアイン』にとっては厳しいデータだ。

ステイゴールド産駒
（今回の主な出走予定馬・エタリオウ）

【短評】エタリオウ（横山典・友道）予想➡７番人気

▼最近の主な戦績
天皇賞春４着
【日本ダービー】での４着、更に【菊花賞】でのハナ差２着など、ハイレベルと言われてきた４歳世代の中でも、常にトップクラスで走り続けてきた１頭。

【天皇賞春】では４着に敗れたが、レース後に友道師が語った「今の馬場ではあの位置取り（前半は最後方）は厳しかったですね」というコメントがすべてだろう。

【長所】⇒デビューから前走までの11戦において、一度も掲示板を外したことがない。上でご紹介したリスグラシューを思わせる安定感の持ち主。

【短所】⇒2200Ｍ以下のレースを走るのは、デビュー３戦目だった500万条件（２着）以来１年半ぶり。予想されるペースの違いに戸惑わなければいいが。

▼天皇賞春　2019▼

【みんなのKEIBA 次回5月5日(日)】
平成最後のＧＩ天皇賞（春）を制したのは1番人気の⑩フィエールマン。
6戦目で天皇賞（春）制覇という最少キャリアＶを成し遂げました。
またルメール騎手は史上3人目の8大競走完全制覇を達成しました！
2着は⑦グローリーヴェイズ、3着は⑧パフォーマプロミス。 pic.twitter.com/mAgFMMs2JO

— フジテレビ競馬 (@fujitvkeiba) April 28, 2019

続いてステイゴールド産駒。ゴールドシップ連覇のイメージから

「宝塚記念といえばステイゴールド産駒！」

とお考えの方も多いかもしれない。実際の数字はどうだろう？

ステイゴールド産駒　過去の宝塚記念成績

年度	勝ち馬	産駒着順
2009	ドリームジャーニー	１着
2010	ナカヤマフェスタ	１着、４着
2011	アーネストリー	10着
2012	オルフェーヴル	１着、８着
2013	ゴールドシップ	１着、４着、６着
2014	ゴールドシップ	１着
2015	ラブリーデイ	14着、15着
2016	マリアライト	出走なし
2017	サトノクラウン	５着
2018	ミッキーロケット	９着

何と過去に５勝！この数字は圧倒的であり「宝塚記念といえばステイゴールド」の印象は事実。

一方で近４年は馬券圏内馬すら出ていない。

これをどう見るか？

ルーラーシップ産駒
（今回の主な出走予定馬・キセキ）

【短評】キセキ（川田・角居）予想➡２番人気

▼最近の主な戦績
大阪杯２着
勝利こそ、一昨年10月のＧ１【菊花賞】以来遠ざかっているが、昨秋以降の高いレベルでの安定感は、この馬の実力を証明するものに他ならない。

中でも前走の【大阪杯】は素晴らしく、３ヶ月ぶりの実戦ということで楽なローテーションではなかったはずだが、２番手追走から粘り、堂々２着でゴールした。

【長所】⇒能力の高さはもちろんだが、今回でコンビ６戦目となる鞍上・川田との息もピッタリだし、また直線の短い阪神コースもピッタリ。

【短所】⇒コースは合うが「展開」はどうか。逃げ・先行脚質のため、どうしてもライバル達からの目標にされやすい。そういえばあのキタサンブラックも宝塚は勝てなかった。

実は、ルーラーシップ産駒が【宝塚記念】に出走しているのは「昨年のみ」

敢えてデータを出すまでもないかもしれないが、上位人気が確実視されるキセキの父親ということで、念の為チェック！

ルーラーシップ産駒　過去の宝塚記念成績

年度	勝ち馬	産駒着順
2018	ミッキーロケット	５着、８着

ちなみに昨年の８着馬はキセキ自身。

当時とは力が違うとはいえ、決して向いているとは言えないのかもしれない。

産駒成績のまとめ

４種牡馬　過去の宝塚記念成績

年度	勝ち馬	キンカメ	ディープ	ステゴ	ルーラー
2009	ドリームジャーニー	出走なし	出走なし	１	出走なし
2010	ナカヤマフェスタ	出走なし	出走なし	１、４	出走なし
2011	アーネストリー	4,5,13	出走なし	10	出走なし
2012	オルフェーヴル	2,11,12	5	１、８	出走なし
2013	ゴールドシップ	11	2,3,5	１、４、６	出走なし
2014	ゴールドシップ	4	3,5,9	１	出走なし
2015	ラブリーデイ	1,6,10,16	2,3,8,12	14、15	出走なし
2016	マリアライト	2,4,10,13	1,5,7,8,12,16	出走なし	出走なし
2017	サトノクラウン	6,10,11	3	５	出走なし
2018	ミッキーロケット	1	4,6,7,10,14	９	5,9