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ホーム勝負の明暗ヴィクトリアマイル 2020【回顧】勝ち馬に酔いしれた1分半!但しライバルたちにも魅力あり!

ヴィクトリアマイル 2020【回顧】勝ち馬に酔いしれた1分半!但しライバルたちにも魅力あり!

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】ヴィクトリアマイル 2020 における勝負の明暗

2020年 5月17日(日) 2回東京8日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
4歳以上・オープン・G1(定量) (牝)(国際)(指定) 芝 1600m 18頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 Ave-3F 上3F 単勝 体重 ± 調教師
6 12 アーモンドアイ 牝5 55 ルメール 1.30.6      04-04 34.62 32.9 1 1.4 486 0 (美)国枝栄
8 18 サウンドキアラ 牝5 55 松山弘平 1.31.3 4    03-03 34.50 33.8 4 12.9 460 +2 (栗)安達昭夫
8 16 ノームコア 牝5 55 横山典弘 1.31.3 クビ    07-06 34.86 33.2 5 17.4 466 -12 (美)萩原清
7 13 トロワゼトワル 牝5 55 三浦皇成 1.31.4  1/2    01-01 34.02 34.7 12 123.8 466 -16 (栗)安田隆行
4 7 ダノンファンタジー 牝4 55 川田将雅 1.31.5  1/2    06-06 34.80 33.5 6 18.4 466 -20 (栗)中内田充
2 4 シゲルピンクダイヤ 牝4 55 和田竜二 1.31.6  3/4    08-08 35.04 33.2 11 100.6 456 -2 (栗)渡辺薫彦
1 1 ラヴズオンリーユー 牝4 55 M.デム 1.31.8 1    08-08 34.98 33.5 3 9.5 466 -6 *(栗)矢作芳人
3 5 プリモシーン 牝5 55 レーン 1.32.0 1 1/4    08-11 35.16 33.4 2 7.5 496 -4 (美)木村哲也
1 2 ビーチサンバ 牝4 55 福永祐一 1.32.0 クビ    13-11 35.16 33.4 9 38.1 468 0 (栗)友道康夫
10 2 3 シャドウディーヴァ 牝4 55 池添謙一 1.32.2 1 1/2    12-13 35.28 33.4 10 86.0 472 +8 (美)斎藤誠
11 7 15 アルーシャ 牝5 55 北村宏司 1.32.3  1/2    15-15 35.46 33.2 15 288.4 442 +4 *(美)藤沢和雄
12 3 6 トーセンブレス 牝5 55 柴田善臣 1.32.3 ハナ    15-15 35.40 33.3 13 223.0 474 +2 (美)加藤征弘
13 6 11 サトノガーネット 牝5 55 吉田豊 1.32.4 クビ    14-14 35.34 33.5 16 293.1 428 -12 *(栗)矢作芳人
14 8 17 コントラチェック 牝4 55 武豊 1.32.4    02-02 34.20 35.4 8 31.9 466 -6 *(美)藤沢和雄
15 7 14 スカーレットカラー 牝5 55 石橋脩 1.32.8 2 1/2    08-08 34.98 34.5 7 21.0 482 -8 (栗)高橋亮
16 5 10 メジェールスー 牝5 55 岡田祥嗣 1.33.3 3    04-04 34.62 35.6 14 280.0 474 -10 *(栗)藤原英昭
5 9 セラピア 牝4 55 田辺裕信                   (栗)藤岡健一
4 8 ディメンシオン 牝6 55 松田大作                   *(栗)藤原英昭

 

圧倒的なレース内容で、史上最多タイとなるG1・7勝目を挙げたアーモンドアイ。

そんな彼女に対して、私たちはご利用中の会員様に対して以下のような解説をしていた。

▼自信の不動の軸で勝負!
━━━━━━━━━━
文句なし!格が違う
12番アーモンドアイ
━━━━━━━━━━
改めて申し上げるまでもなく、私たちは「穴のキングスポーツ」として、長年競馬予想に挑んできた。どれほど力のある馬が出走しようとも
「どこかにスキはないだろうか?」「激走の可能性のある伏兵はいないか?」
そういったことを模索してきたし、その姿勢が、これまで射止めてきた無数の高配当馬券を生んできたのだと自負もしている。

だが、そんな私たちでも「アーモンドアイの軸指名!3連単の1着固定」に関しては、一切迷うことがなかった。
アーモンドアイというのは、それほどのレベルにいる馬なのだ。
改めて「どこが強い、あそこが強い」などと解説する必要はないだろう。

皆様が、これまで見てこられたアーモンドアイのパフォーマンスをいま一度思い出してほしい。
それだけで十分ではないか。

前走【有馬記念】こそ惨敗に終わったが、海外遠征を熱発で回避した影響で仕上がりも十分ではなかったし、それによるものなのか、馬が気負いすぎていた。

今回は調教の段階から「本来のアーモンドアイ」
ましてや、紛れのない広い東京コースであれば、凡走を心配する方が時間の無駄だろう。
勝って当然!「どれほど強烈な勝ち方をしてくれるか?」それだけを楽しみにしたい。

 

このように、まず間違いなく勝つだろうと思っていた。

上の解説文の中で

「皆様が、これまで見てこられたアーモンドアイのパフォーマンスをいま一度思い出してほしい」

と記したが、他馬とは、歩んできた道のりが全く違うのだから。

 

それでも、陣営には不安があったはずだ。

ハッキリとした理由があったにせよ、前走【有馬記念】は9着に敗れているのだから。

結果は予想通りだったとしても、ここに至るまでの過程、不安を乗り越えて万全の仕上げを施した過程に対して、心から敬意を表したい。

 

直線でも、ほんのわずか、鞍上が腕を動かした程度。

ほぼ、馬なりでゴール板を駆け抜けた。

いくら牝馬限定戦だったにせよ、ここまでのパフォーマンスはなかなかお目にかかれない。

多くの地域で緊急事態宣言が解除されたとはいえ、まだまだ競馬場は無観客。

テレビ、あるいはパソコンの前で、悶々としながらレースを観戦されている方が多いだろうが、全てを忘れるほどの、力強い絶叫をされたのでは?

叫んで免疫力アップ!ますますのコロナ収束に繋がったら最高だね。笑

 

レースを振り返る必要はない。見据えるは「先」のみ

彼女のレースぶりに関しては、改めて振り返る必要もないだろう。

桁違いの馬に対して「ここが強い、あそこが魅力」などと事細かに語ることほど、間抜けなものもないと思うからだ。

一方で、今後のローテーションは気になる。

正直言って、国内ではこれ以上、目標を見つけるのは難しいだろう。

とはいえ、海外遠征でも万全の力を発揮できるほど、体質の強い馬ではないようだ。

 

クラブ馬なので、色々と難しい面があるだろうことを承知で、独断と偏見で書くなら、秋は【天皇賞秋】(恐らくベスト条件)での連覇に挑むくらいで、早めに繁殖にあげるのはどうか。

ウオッカにせよブエナビスタにせよ「現役時代に出し切った名牝」が、繁殖としては思ったような活躍をできていない面があるだけに、、、

 

オークス馬の先輩であるシーザリオ(3歳の段階で引退)がエピファネイアを産み、そのエピファネイアから今年の【オークス】大本命・デアリングタクトへと繋がっているように

「名馬から名馬」

は、全ての競馬ファンにとってのロマンでもある。

 

現役ホースとしての彼女はもちろん、近い将来「第2の馬生」を歩むはずの彼女からも、目を離す訳にはいかない。

いずれにせよ、非常に楽しみだ。

 

アーモンドアイとはレベルが違うにせよ

勝ち馬が別格すぎたが故に目立たないが、2着サウンドキアラも、例年なら優勝馬になれるほどのレベルではないか。

不利な大外18番枠をものともせずに、前半から好位を確保。

直線ではアーモンドアイにあっさり交わされ、馬が戦意喪失する可能性も想像したが、むしろ闘志を掻き立てられたかのように、この馬なりに渋太く伸びた。

底力の違いで2着をもぎとった印象。

さすが、前走【阪神牝馬S】など、重賞3連勝の実績は伊達ではなかった。

 

大一番で活躍できる要素とは?

考え方は人それぞれだとは思うが、私が個人的に思う「大一番で活躍できる馬」とは

・レース運びの上手さ

・何が起きても動じない精神力

できれば両方、少なくとも片方の要素備えている馬だと考えている。

例えばアーモンドアイの場合も、圧倒的な走力ばかりが注目されがちだが、実は鞍上の指示にしたがって、確実に理想の位置を狙いにいける上手さ、センスがある。

そして、サウンドキアラに関しても、2つの要素を高いレベルで備えている馬。

 

アーモンドアイが出走しなければ!

という条件つきにはなるが、コース適性&距離適性も含め、例え牡馬相手でも

11月のG1【マイルチャンピオンシップ】

がベストではないだろうか。

その頃まで、彼女が今の強さをキープ、あるいは上昇させてくれていたら!

上位争い候補として、自信をもって買い目に加えるつもりだ。

皆様も、どうぞ覚えておいてほしい。

 

今回こそ敗退するも未来で期待が持てる穴馬は必ず埋もれている!!近い将来に高確率で爆走するだろう穴馬をお知らせしています。

 

5着・ダノンファンタジー

彼女が前走【阪神牝馬S】で5着に敗れた際、私はレース回顧の中で、以下のように記した。

一部抜粋でご紹介したい。

直線にそれなりの手応えで入りながら、全く弾ける気配を見せなかった点はどうか。

闘志が感じられなかったというか、、、

これで、前走【秋華賞】に続いて、2戦続けての凡走となってしまった。

ここで頭をよぎるのが、短距離馬のラブカンプーのこと。

一昨年のG1【スプリンターズS】で2着に激走するほどの走りを見せながら、その後の13戦中、なんと12戦で二桁着順に終わるなど、苦戦を続けている。

長年競馬を見ている中で感じるのは

「一度リズムを失った牝馬の脆さ」

どれほどの素材でも、一度の敗戦をきっかけに再浮上できずに終わる。そんな馬を何頭も見てきた。

ダノンファンタジーは、そうはあってほしくない。だが、どうだろうか?

次のレースが全てを決めるだろう。

再びの凡走なら、今後の競走生活はかなり苦しくなるかもしれない。

だが復活の激走なら!素材は確かなのだから、大きく浮上するに違いない。

良くも悪くも、彼女の次走は絶対に見逃せないぞ!

 

結果、今回は5着。

だが2着馬サウンドキアラからはわずか0.2秒差。

しかも、直線で苦しくなりながら、最後まで粘っていた。

この走りは「闘志の復活」がなければ不可能な芸当だと思う。

 

なかなかG1での勝ち負けとなると簡単ではないかもしれないが、牝馬限定のG2、G3なら十分に勝てる馬!

改めて彼女の存在を心に刻んでおきたい。

 

【ヴィクトリアマイル 2020】のレース後の関係者のコメント

レース後のコメント
1着 アーモンドアイ(C.ルメール騎手)
「今日はパドックからスタートまで、良い感じでした。道中でもリラックスしていて乗りやすく、最後もパワフルなストライドで走っていました。この馬のレースはスタートによって決まります。今日は好スタートで、サウンドキアラの後ろの良いポジションにつけられました。やはりこの馬は特別な馬です。すでに、レジェンドホースですが、彼女の現役生活はまだ続くので、これからもGIを勝つことができると思います。最後に三浦騎手に感謝申し上げたいと思います。私は新型コロナウイルスの感染防止のため、美浦に行けず、三浦騎手が代わって調教に乗って仕上げてくれました。彼に感謝します」

(国枝栄調教師)
「色々と運がないことばかりだったので、ホッとしています。装鞍所で時々暴れることがあるのですが、今日は全くそんな素振りもなく、すごくリラックスしていたので、随分大人になったと思いました。レースは騎手に任せていました。ゲートでの立ち遅れだけが心配でしたが、ポンと出てくれてホッとしました。道中は鞍上と上手く折り合って、滑らかな走りをしていたので安心して見ていました。(GI7勝目について)数々の名馬が築いてきたところに並ぶことができて嬉しいです。今日は暑いので心配していましたが、レース後は今までより全然楽で、上がってきて尻っぱねをするぐらい元気だったので、そういう点でも馬がしっかりしたのだと思います。今後は具体的にこれ、というものはなく、オーナーサイドと、馬の具合を見ながら決めることになると思います」

2着 サウンドキアラ(松山弘平騎手)
「スタートが良かったです。立ち回りの上手い馬で、大外枠も関係なくこなしてくれました。自分の思った通りのポジションを取って、思った通りの競馬ができました。前残りの競馬が今日は続いていましたが、前目のポジションで、最後まで集中力を切らさずに走ってくれました。相手も強かったですが、この馬も力をつけています」

3着 ノームコア(横山典弘騎手)
「馬の状態は前回と変わらなかったです。もう少しゲートを出てくれれば...。思った通りの競馬ができれば、2着はあったと思います」

4着 トロワゼトワル(三浦皇成騎手)
「前で運ぶつもりでしたが、思っていた以上にスピードがあって、楽にスムーズな競馬をすることができました。良い形で運べて、よく頑張ってくれました。」

6着 シゲルピンクダイヤ(和田竜二騎手)
「機嫌が良かったのか、ゲートにスッと入ってくれて、スタートも決まり、見せ場を作れました。勝負どころでは、相変わらずズブいですが、良い競馬でした。勝ち馬は別次元として、最後も差を詰めていますから、噛み合えば上位に来られると思います」

7着 ラヴズオンリーユー(M.デムーロ騎手)
「スタートは出ましたが、すぐに内に馬が殺到してきて、ゴチャゴチャになってしまいました。距離はそれほど問題なかったです」

9着 ビーチサンバ(福永祐一騎手)
「今日はスタートが全てですね。ゲートが開くちょっと前にうるさくなって、暴れてしまいました。そこに尽きます」

(via ラジオNIKKEI 

 

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