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ホーム勝負の明暗有馬記念 2019【回顧】全ての出走馬に伝えたい!心からのありがとうを!そして今後に期待した馬とは?

有馬記念 2019【回顧】全ての出走馬に伝えたい!心からのありがとうを!そして今後に期待した馬とは?

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】有馬記念 2019 における勝負の明暗

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
3 6 リスグラシュー 牝5 55 レーン 2.30.5   10-10-11-09 34.7 2 6.7 468   (栗)矢作芳人
5 10 サートゥルナーリア 牡3 55 スミヨン 2.31.3 5 13-13-11-07 35.4 3 7.8 504 +2 *(栗)角居勝彦
4 7 ワールドプレミア 牡3 55 武豊 2.31.4 クビ 15-16-16-16 35.0 4 13.4 492 +8 *(栗)友道康夫
3 5 フィエールマン 牡4 57 池添謙一 2.31.6 1 1/2 10-10-09-04 36.0 6 18.4 482   (美)手塚貴久
6 11 キセキ 牡5 57 ムーア 2.31.6 クビ 12-12-11-09 35.8 7 27.1 506   *(栗)角居勝彦
8 16 シュヴァルグラン 牡7 57 福永祐一 2.31.9 1 3/4 14-14-14-13 35.8 14 135.4 470 +6 *(栗)友道康夫
B4 8 レイデオロ 牡5 57 三浦皇成 2.32.1 1 1/4 15-14-14-13 36.0 9 35.8 494 +8 (美)藤沢和雄
7 14 ヴェロックス 牡3 55 川田将雅 2.32.3 1 08-08-09-09 36.7 8 33.7 494 +4 (栗)中内田充
5 9 アーモンドアイ 牝4 55 ルメール 2.32.3 ハナ 08-08-07-04 36.9 1 1.5 486 +6 (美)国枝栄
10 B2 3 エタリオウ 牡4 57 横山典弘 2.32.4 クビ 05-05-05-04 37.2 10 85.0 462 0 *(栗)友道康夫
11 7 13 アルアイン 牡5 57 松山弘平 2.32.8 2 1/2 04-04-03-03 38.0 15 160.6 526 0 (栗)池江泰寿
12 1 2 スワーヴリチャード 牡5 57 マーフィ 2.33.6 5 06-06-06-07 38.3 5 17.5 526 +10 (栗)庄野靖志
13 2 4 スティッフェリオ 牡5 57 丸山元気 2.34.0 2 1/2 02-02-02-02 39.9 13 133.4 456 +8 (栗)音無秀孝
14 8 15 アエロリット 牝5 55 津村明秀 2.35.0 6 01-01-01-01 42.1 12 107.1 514 -2 (美)菊沢隆徳
15 1 1 スカーレットカラー 牝4 55 岩田康誠 2.35.3 1 3/4 07-06-07-13 39.8 11 104.6 474 -12 (栗)高橋亮
16 6 12 クロコスミア 牝6 55 藤岡佑介 2.35.3 クビ 02-03-03-12 40.6 16 207.1 444 -4 (栗)西浦勝一

 

まずは何より、出走し、そして激闘を終えた全ての馬たちに対して、心から敬意を表したい。

改めて申し上げるまでもなく【有馬記念】は誰もが出られるレースではない。

皆、何度も大レースを戦い、実績を積み重ね、ここに辿り着いた超一流馬たちなのだ。

残念ながら着順はついてしまったが、勝った馬も負けた馬も、胸を張ってほしい。

 

おめでとう!リスグラシュー

それにしても、リスグラシューの走りには度肝を抜かれた。

2番人気という高い評価から、全ての競馬ファンがその強さを認めてはいたが、さすがに

5馬身差の圧勝

という場面を想像できていた方は少なかったに違いない。

 

さて、残念ながら彼女はこれで引退だ。もう走りを見ることはない

だから、その強さを敢えて分析することもないだろう。ただただ、その美しく、強い走りに酔いしれればいいような気がする。

引退レースを有馬記念優勝で飾ったという意味では、オグリキャップやディープインパクトらと同じ。

間違いなく、将来

競馬史に残る歴史的な名馬

として語り継がれることになるだろう。

そんな馬の走りを令和元年という記念すべき年に見られたこと、競馬に携わする人間の一人として感謝したい。

 

レーン騎手の最大の魅力は「体内時計」

馬は引退でも、騎手はこれからも現役なのだ。

今回の圧勝劇の最大の要因はリスグラシューの実力だが、それを引き出した鞍上・レーン騎手の腕前については、確認しておく必要があるだろう。

実は、彼について、日本での重賞初勝利を挙げた今年5月「新潟大賞典のレース回顧」において以下のように書いた。

転載してみよう。

最後に、今週から短期免許で来日、伏兵・メールドグラースを勝利に導いたレーン騎手について。

日本でも活躍したウィリアムズ騎手を師とあおぐ、豪州の若手トップジョッキー。今回の結果を別にしても、将来的にはかなりのレベルにまで到達しそうな気がする。

一流ジョッキーにとって最大の要素は
体内時計
だと言われる。時計が正確、つまりペース判断が正確だから、位置取り&仕掛けどころにミスがない。自然と結果は出る。ちなみに、全盛時代の武豊騎手などはその象徴ともいえる存在だった。武豊騎手とエアグルーヴでコンビを組んだ伊藤雄二元調教師なども絶賛いていた。

レーン騎手のこの3日間の騎乗ぶりを見ていると、まさにかつての武豊を見ているかのようで驚かされた。ぜひ、皆様も彼のこれからに注目してほしい。

 

上は【新潟大賞典】のレース回顧だが、当然6月のG1【宝塚記念】を制した時にも同じことを感じた。

改めて、本当に彼には位置取りと仕掛けどころのミスがないと思う。

レース全体の流れを読む力、そして馬自体の状態・雰囲気を読む力

これらがずば抜けているのだろう。

 

世界No1級といっても過言ではない

彼はまだ25歳と若いから、実績では、いわゆる「トップジョッキー」には及ばないかもしれない。

だが、長年競馬を見ている中でも、彼ほど抜群の体内時計を持ち、コチラが安心して競馬を見ていられる騎手というのは、他に数えるほどしかいなかったように思う。

世界No1級と言っても過言ではない。

 

今回は1日限定での特例騎乗(特例をJRAに申請した矢作師のファインプレー!)だったが

日本が大好き

とのことなので、今後も短期で来日するケースは増えるだろう。

例え人気薄の馬でも、彼が乗ったら1~2割増し!

そういったイメージで見ていく必要があるだろう。

 

無念、ディープインパクト産駒

2019年はディープインパクトが死亡したという意味でも、競馬界にとっては歴史的な1年なのかもしれない。

そんな年だからということもないだろうが、産駒たちは頑張った。

3着&4着はいずれも彼の産駒!

だが、肝心の1着をハーツクライ産駒に持っていかれたという部分で、彼が歴史的な勝利を掴むはずだった(無敗での有馬制覇がかかった)2005年、ハーツクライに敗れたことを思い出す。

競馬には、思わぬめぐり合わせがあるのだろうか。

 

今後という点においては

さて、そのディープインパクト産駒たち。

3着ワールドプレミアは、3歳馬ながらよく戦った。来年以降に繋がる走りだったように思う。

だが「内容」という点では4着フィエールマンが負けていない。

 

海外帰りというただでさえ難しい条件、しかも前にいった馬たちが軒並み崩れる中、自ら勝ちにいってマクリ気味に位置をあげ、4コーナー4番手から、粘って粘ってゴールした。

競馬にタラレバは禁物だが、流れや条件ひとつで、もう少し上の着順があったかも!?

 

【凱旋門賞】こそ敗れたが、さすがは国内では「オール馬券圏内」だった馬。モノが違う。

来年以降のローテーションはわからないが「欧州以外なら」どんなレースに出走でも、狙う必要がある馬。

この馬を「次は買い」ということで文句なしに指名したい。

 

最後に、どうしたアーモンドアイ

やはりアーモンドアイついて触れておかない訳にはいくまい。

単勝1.5倍。「歴史的な名馬の誕生」を多くの競馬ファンが予想する中での惨敗となった。

これまで歴史的と言われてきた馬たちは、例え負けても大負けはなかった。それだけに残念。

一体どうしたのだろう。レース後、ルメール騎手は

「スタートして最初のスタンドでスイッチが入った。冷静に走れなかった。最後は疲れていました。フィジカルも状態もよかったのですが、これも競馬。馬のリズムもよくなかったです」

とコメントした。

鞍上は、陣営をかばってなのか「フィジカルも状態もよかった」と語ったが、やはり香港での熱発回避は多少なりとも影響があったのかと推測する。

これまで見せてきたパフォーマンスを思えば、例え冷静に走れなかったにせよ、ここまで崩れるとは考えにくいからだ。

だから、とにかく元気にターフに戻ってきてほしい。

 

そして、今年最後に、改めて

競馬に絶対はない

ということを教えられた気がする。

それは、いつでもどこにでも「穴馬券のチャンスは転がっている」ということの裏返しだろう。

2020年も(厳密に言えばホープフルSが残ってはいるが)難しいレースは続くだろうが、とにかくキングスポーツらしく攻めの勝負に挑んでいくつもりだ。

これからも、キングスポーツの勝負を、そしてレース回顧を含めたコラムも、どうぞお楽しみ!

 

レースを見逃した方はコチラからどうぞ

 

【有馬記念 2019】のレース後の関係者のコメント

~レース後のコメント~
1着 リスグラシュー(D.レーン騎手)
「アーモンドアイなど強い馬が相手でしたが、この馬に乗るのは3度目で、矢作調教師が”コックスプレートの後もさらに成長しているよ”と言われたので、今日は自信満々で乗りました。いいペースの流れになるだろうと思っていましたが、レースはその通りで、ラチ沿いのいいポジションをロスなく行けました。うまくスペースも出来て進んで行けました。本当に強い勝ち方をして、これが引退レースとは残念です。素晴らしい有馬記念に参加することが出来てありがたく思っています。特に、特例で騎乗出来る措置を取ってくれたJRAには感謝しています。皆さん、ありがとうございました」

(矢作芳人調教師)
「感無量です。やはり有馬記念は競馬ファンにとって1年の集大成ですし、日本人として特別な思いがあります。言葉では言い表すことが出来ません。コックスプレートの後は有馬記念に向けて逆算してやってきましたし、また一段と馬体が成長していました。悔いを残さないように、先週、今週と併せ馬をして、最高のパフォーマンスを見せてくれたと思います。宝塚記念もコックスプレートもレーン騎手で勝ちましたし、リスグラシューの鞍上に一番いいのはレーン騎手だと思って、JRAに申請をしました。(申請が通った時には)JRAはやるな、と思いました(笑)。スタートがカギだと思っていましたが、駐立する格好を見ていて、これは大丈夫だと思っていたら出てくれましたし、道中は(騎手に)任せていたので安心して見ていられました。オーストラリアで勝って、5歳の暮れにしてさらに進化していると思いましたが、自分の見立てが間違っていなかったと分かって嬉しいです。年度代表馬のタイトルを一生に一度は取ってみたいと思っていましたが、それが近づいたと思います。リスグラシューは史上稀に見る名牝です。ありがとうとしか言えません。スタッフもよく考えてやってくれて、牧場スタッフの皆さんもよくやってくれました。みんなのおかげです」

2着 サートゥルナーリア(C.スミヨン騎手)
「勝った馬は強すぎました。大事なのはいかにレース前に冷静でいられるかでしたが、それはうまく行きましたし、ゲートに入った時に、”よし、これは”と思いました。強いて言えば、もう少し前のポジションが取れれば良かったのですが、ただ、仮に前から伸びていても、リスグラシューが来ていたのではないでしょうか。勝ち馬はこれで引退ですし、来年はこの馬が日本で一番強いということになるのではと思います。最後まで止まっていませんが、2500mよりは2000mの方がいいのかもしれません。この馬は日本でトップクラスの馬であるという気持ちは変わりません」

(角居勝彦調教師)
「落ち着いてレースをしてくれました。右回り、左回りは特に気にしていなくて、それよりも落ち着きの方がポイントでした。現段階の力は出し切ることが出来ましたが、勝った馬が強かったです。次走については未定です」

3着 ワールドプレミア(武豊騎手)
「ラストはいい伸びでした。ある程度、決め打ちするしかチャンスはないと思って、じっくりとためるだけためて行きました。4コーナーからの伸びは良かったですし、来年が楽しみです」

4着 フィエールマン(池添謙一騎手)
「今日は勝ちに行く競馬をしました。1周目のスタンド前でしっかりとポジションを取ることが出来て、アーモンドアイをマークしながらレースを進めて、勝負どころから仕掛けて行きました。4コーナーではいけるかもと思いましたが、自分よりさらに後ろにいた馬に交わされてしまいました。直線はジリジリとなりながらもよく踏ん張っています。勝ちに行っての4着ですから、フランス帰りでもよく頑張っています」

(手塚貴久調教師)
「いい競馬でした。勝ちに行って、オッと思わせるほどでした。まだまだこれから良くなるでしょうし、これくらいの距離は合っています。池添騎手がうまく乗ってくれました」

5着 キセキ(角居勝彦調教師)
「最近は道中あまり行けなくなっています。その中でもよく盛り返してくれています」

6着 シュヴァルグラン(福永祐一騎手)
「形としては悪くありませんでしたが、勝負どころで内にモタれて苦しいところを見せていました。それでももう1回ファイトしてくれて、最後までしっかり走ってくれました」

7着 レイデオロ(三浦皇成騎手)
「うまくゲートを出ることが出来ず、後ろからになってしまいました。それでも最後はよく来ていますし、よく走ってくれました」

8着 ヴェロックス(川田将雅騎手)
「いい雰囲気でレースに臨めて、この馬としてはいい形で競馬を組み立てることが出来ました。この経験が今後に生きればと思います」

9着 アーモンドアイ(C.ルメール騎手)
「スタンド前で冷静さを欠いてしまいました。2500mでリラックスしていないと最後は疲れてしまいます。アーモンドアイも最後は疲れてしまいました。フィジカルや状態は大丈夫でしたが、リズムが良くありませんでした」

(国枝栄調教師)
「レース前の精神状態は良く、スタート直後もいい感じに見えました。ただ、1周目のスタンド前で他の馬が動いたこととファンの歓声に反応してしまい、ポンと外へ出てしまいました。そこから1周スイッチが入ったままになってしまい、ガス欠になりました。あの位置でもリラックスしていれば良かったのですが、気が入っていていつもの走りではありませんでした。レース後、馬に異常はなかったです。今は呆然としていて、次走については何も考えられていません」

15着 スカーレットカラー(岩田康誠騎手)
「内枠でポジションを取りに行って、うまく折り合うことも出来ました。この馬のレースは出来ました」

16着 クロコスミア(藤岡佑介騎手)
「3番手は想定通りでした。厳しいペースになって、最後は一杯一杯になってしまいました」

(via ラジオNIKKEI 

 

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