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ホーム勝負の明暗フェアリーステークス 2022【回顧】ずば抜けていた勝ち馬の素質!クラシックが楽しみになってきた!

フェアリーステークス 2022【回顧】ずば抜けていた勝ち馬の素質!クラシックが楽しみになってきた!

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】フェアリーステークス 2022 における勝負の明暗

2022年 1月10日(祝) 1回中山4日 天候 : 曇  馬場状態 : 良
【11R】 第38回フェアリーS
3歳・オープン・G3(別定) (牝)(国際)(特指) 芝 1600m 16頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
4 8 ライラック 牝3 54 M.デム 1.35.2    16-09-10 34.7 5 7.1 420 -4 (美)相沢郁
2 3 スターズオンアース 牝3 54 石橋脩 1.35.3 クビ  05-05-04 35.1 1 4.3 474 +6 (美)高柳瑞樹
1 2 ビジュノワール 牝3 54 大野拓弥 1.35.5 1 1/4  12-12-10 34.9 7 17.8 438 -4 (美)中舘英二
8 16 フィールシンパシー 牝3 54 坂井瑠星 1.35.5 クビ  01-02-02 35.5 10 35.0 440 -10 (美)小島茂之
4 7 ブルトンクール 牝3 54 菅原明良 1.35.6 クビ  03-03-03 35.5 13 78.9 444 -2 (美)新開幸一
3 5 スクルトゥーラ 牝3 54 横山武史 1.35.6 クビ  03-03-04 35.5 4 6.2 436 +12 (美)鹿戸雄一
2 4 ニシノラブウインク 牝3 54 三浦皇成 1.35.7 クビ  07-07-08 35.3 6 8.4 456 +4 (美)小手川準
7 13 ヴァンルーラー 牝3 54 戸崎圭太 1.35.7 クビ  05-05-04 35.5 9 29.4 450 +2 (栗)吉岡辰弥
1 1 エバーシャドネー 牝3 54 藤岡佑介 1.35.9 1 1/4  10-09-08 35.4 3 5.3 454 -2 (栗)藤岡健一
10 5 9 エリカヴィータ 牝3 54 ルメール 1.36.0  3/4  14-13-13 35.3 2 5.3 438 -6 (美)国枝栄
11 8 15 テーオーシャルマン 牝3 54 横山和生 1.36.2 1 1/4  15-16-16 34.6 15 220.6 480 +4 (栗)奥村豊
12 3 6 スピードグラマー 牝3 54 木幡育也 1.36.3  3/4  10-13-13 35.6 11 38.1 466 -2 (美)藤沢和雄
13 6 12 ユキヤナギ 牝3 54 勝浦正樹 1.36.4  1/2  07-07-04 36.1 16 240.2 446 +6 (美)的場均
14 6 11 ウラカワノキセキ 牝3 54 津村明秀 1.36.5  3/4  02-01-01 36.6 14 133.1 456 -6 (美)田島俊明
15 7 14 ポケットシンデレラ 牝3 54 菱田裕二 1.36.8 1 1/2  12-13-13 36.1 12 56.1 426 -2 (美)青木孝文
16 5 10 スプリットザシー 牝3 54 丸山元気 1.37.2 2 1/2  07-09-10 36.7 8 28.1 388 -6 (栗)西村真幸

 

ありがとう!ライラック!

手前味噌となり恐縮だが、まず初めに、私達の3連単の軸馬、5番人気ライラックが優勝してくれたこと、それにより3万馬券を射止められたことをご報告させてほしい。

ライラック&関係者の方々には、ただただ感謝あるのみだ。

おめでとう!そしてありがとう!

豪脚炸裂!

人気が拮抗した混戦とはいえ、5番人気馬だから、いわゆる本命サイドではない。

それでも、迷うことなく軸馬に指名できるほど、ズバ抜けた素質を感じていた。

だから、勝利自体は想定内と言ってよいだろう。

一方で、今回のレース内容は「私たちの想像以上」かもしれない!

今回のコラムでは、そんなライラックに対する期待や今後の展望を中心に、プラスしてもう1頭、今後が楽しみな馬をピックアップすることにした。

最後までお付き合いいただけると幸いだ。

参考⇒1/8-10 成績速報

 

1着ライラック⇒モノの違いは明らか!

改めて、優勝おめでとう!

レース後、鞍上のMデムーロ騎手が「クラシックを狙える馬」だと言い切っていたが、確かに、出遅れをものともせずに、4角10番手から差し切りを決めた姿は、古馬一線級を思わせる迫力。

また、ラストで内から2着馬が脚を伸ばしてくると、それに合わせるかのようにもうひと伸び!ライバル達との決定的な力の差の証明だ。

デムーロ騎手同様、私たちも、かなり有力なクラシック候補だと感じた。

 

では、そもそも私たちはどういった理由でライラックを指名したか?

まずは実際に有料会員様にご提供した解説文を紹介したい。

前走は牡馬相手の重賞【京都2歳ステークス】にチャレンジ。4番人気に評価されたが、結果は8着の惨敗だった。それでも、悲観する必要は全くない。そのあたりは、管理する相沢調教師のコメントをご紹介するのが最もわかりやすいだろう。
「前走は出発時に馬運車に乗る際に、また当日のゲートいるでもごねてしまった。参考外」

今回は馬運車に乗せる練習もしたようだし、調教での軽快な動きから、前走時と比べると心身共に充実していることがハッキリとわかる。ハリのある馬体を見る限り、10キロ減の馬体重も回復したように思える。(調教班も一押しの仕上がり)

何と言っても、2走前新馬戦の勝ちっぷりが強烈だった。4角3番手から、上がり3ハロン33秒台の脚で鋭く抜け出す姿には「将来の重賞ウイナー」の片鱗が感じられた。

尚、鞍上のMデムーロ騎手といえば、2歳女王サークルオブライフの主戦だ。
このレースが終わった後「この先、どちらに騎乗しようか!?」と迷ってしまうほどの激走に期待している。

一読いただければおわかりの通り、決して細かいことを考えていたわけではない。

とにかく、新馬戦のレース内容が桁違いだったのだ。

 

タラレバは禁物でも、、、

それほどの馬だったから、実は前走【京都2歳S】でも不動の軸馬だった。

結果は、上にもあるように、色々とごねてしまい、馬体も減らして力を発揮できなかったため、凡走に終わっている。

だが!タラレバは禁物であることを承知の上で申し上げるが、今振り返っても(新馬戦のレース内容や、前走直前の調教などを鑑みても)

ライラックの走力は京都2歳の上位入線馬に匹敵するレベル

だったと考えている。

つまり、それだけのレベルにある馬が「8着」という着順だけで評価を下げて、今回5番人気にとどまったのだ。

私たちに言わせれば

「美味しすぎる馬」

ということになる。昨今の競馬界において、いかに直前のレースでの着順が人気に結びつきやすいか、その証明だったと言えそうだ。

 

シンザン記念のラスールも同じ

過去のレース回顧の記事でも何度か書いてきたことだが、能力拮抗と言われる現代の競馬界において、一部のスーパーホースを除けば、常時好走を続けられる馬などほぼいない。

気性面だったり、仕上がりだったり、コース適性だったり、、、

わずかに条件が足りないだけで、あっという間に着順が落っこちてしまうもの。

逆に言えば、一度の凡走を必要以上に重く考える必要はないということ!
この点は、コラム読者様には本当に強く意識してほしい!

とにかく、冷静にレースの「内容」を見ること。
内容を精査する上では、レースぶりに加えて、ジョッキーなど関係者のコメントも注意してほしい。

そういった意味では、前日の【シンザン記念】で1番人気を裏切ったラスールも、決して見限ってはいけない。

ライラックにとっての【京都2歳S】が、ラスールにとっての【シンザン記念】かもしれない。

正直に言って、新馬戦のインパクトは、個人的には「ライラック>ラスール」だが、それでもラスールの今後の逆襲にも期待したい。

参考⇒シンザン記念 回顧 2022

 

課題が多いからこそ

さて、素晴らしい走りを見せたライラックだが、管理する相沢師にとってみれば

まだまだ課題が多くこれからの馬

ということになるようだ。レース後のコメントをご紹介してみたい。

「1600mの馬ではありません。距離は延びるほど良いと思います。能力があるから対応できましたし、あれだけ外を回って差し切るのですから、着差以上の強さでした。前走は全てがダメでした。その後、馬運車に乗る練習を1回、ゲート練習も3~4回やりました。気性面で父に似たようなところもありますし、馬がまだ子供です。飼い葉も食べてはいますが、それがまだ身になっていません。それだけに期待が膨らみます。今後についてはローテーションや鞍上など、全て未定です」

 

期待が大きいからこそ、注文も多くなるのだろうが、それだけ伸びしろを備えているということで楽しみじゃないか!

個人的に注目は「距離が延びるほど良いと思う」という点。

レースぶりなどから、2400M向きという感じはないが、個人的には2000Mあたりがベストではないかとよむ。

そういった意味では【秋華賞】までタップリと楽しませてもらえそうだ。これからも、しっかりと追いかけていきたい!

 

 

3着ビジュノワール⇒難しい流れをものともせず

基本的には、勝ち馬の力は一枚抜けているように思えるが、唯一、それに近い力を備えているなと感じたのがビジュノワール。

スタートで少々立ち遅れたことにより、前半から後方待機を強いられる難しい展開に。
内の2番枠もアダとなって、周りを囲まれ、鞍上も動くに動けなかった。

新馬戦を、好位から早めに抜け出す競馬で制した馬としては戸惑いもあっただろうが、、、

終わってみれば、直線でもしっかりと脚を伸ばして3着でゴール。

もう少しスムーズなレースができていれば、2着はあったと思える。

そんな中で収穫は「経験値が増えた」ということではないだろうか。

好位からの競馬でも、後方からの競馬でも、十分に力を出せることはわかった。

脚質に幅があるということは、何が起きても驚けない大一番ほど、大きなアドバンテージになる。

現時点では賞金的に容易ではないかもしれないが、クラシックに出走がかなったとして、意外に侮れない存在になるような気がする。

ということで、期待も込めて「未来の主役」に指名する!

 

【フェアリーステークス 2022】のレース後の関係者のコメント

レース後のコメント
1着 ライラック(M.デムーロ騎手)
「気難しく、テンションの上がりやすい馬です。ゲートに入る前は落ち着いていましたが、中ではイライラして、出遅れました。二の脚も速くありません。今回は脚を溜めていく形でしたが、流れも良く、3コーナーの手応えはものすごく良かったです。早く動きたくなかったので、外を回ることになりましたが、直線はすごい脚でした。クラシックを狙える馬だと思います。体は小さいですが、心が強い馬です。落ち着いて走れば、良い脚が使えます。楽しみですね」

(相沢郁調教師)
「1600mの馬ではありません。距離は延びるほど良いと思います。能力があるから対応できましたし、あれだけ外を回って差し切るのですから、着差以上の強さでした。前走は全てがダメでした。その後、馬運車に乗る練習を1回、ゲート練習も3~4回やりました。気性面で父に似たようなところもありますし、馬がまだ子供です。飼い葉も食べてはいますが、それがまだ身になっていません。それだけに期待が膨らみます。今後についてはローテーションや鞍上など、全て未定です」

2着 スターズオンアース(石橋脩騎手)
「調教で乗った時から良さを感じていました。前回は馬の気に乗せていった分、ギアが入りきらなかったので、今回は自分のペースでリズム重視で乗りました。直線まで良い感じでしたが、最後に内を突くことになり、のめって右にモタれました。ただ今日に関しては、この馬の力は出せたかなと思います」

4着 フィールシンパシー(坂井瑠星騎手)
「すごくセンスが良い馬です。今日は上位馬の決め手が上でしたが、しっかりと反応していましたし、良い馬です」

5着 ブルトンクール(菅原明良騎手)
「よく頑張りました。スタートを出て、そのあと折り合いがつくように、センスが良い馬です。今日はこの馬の持ち味が活かせたと思います」

6着 スクルトゥーラ(横山武史騎手)
「思い描いていた通りの競馬ができました。使える脚がそこまで長くないと思ったので、ある程度ポジションを取りに行って最後にシュッと脚を使うイメージでいました。坂がこたえたようで伸びてはいますが、脚が鈍りました。今回馬体重がプラス12kgでしたが、まだまだ増えてくると思いますし、これから良くなってくると思います」

7着 ニシノラブウインク(三浦皇成騎手)
「道中良いところで運べて、最後も前が開いた時に一瞬反応しましたが、両サイドから寄られてしまいました。上がりが速い中でよく頑張ってくれました」

(via ラジオNIKKEI 

 

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