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ホーム勝負の明暗【先週の重賞回顧】マイルチャンピオンシップ 2023 など⇒ナミュールへの感謝と共に!「未来の勝利」へ向けて、決して忘れてはいけないことがある

【先週の重賞回顧】マイルチャンピオンシップ 2023 など⇒ナミュールへの感謝と共に!「未来の勝利」へ向けて、決して忘れてはいけないことがある

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、私たちなりの視点で、レース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

マイルチャンピオンシップ 2023 の回顧&未来の主役

2023年11月19日(日) 3回京都6日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第40回マイルチャンピオンシップ
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝・外 1600m 16頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
8 16 ナミュール 牝4 56 藤岡康太 1.32.5    14-15 33.0 5 (栗)高野友和
B1 1 ソウルラッシュ 牡5 58 モレイラ 1.32.5 クビ    09-08 33.6 3 (栗)池江泰寿
3 5 ジャスティンカフェ 牡5 58 坂井瑠星 1.32.6  1/2    09-11 33.6 7 (栗)安田翔伍
4 7 エルトンバローズ 牡3 57 西村淳也 1.32.7  3/4    06-08 33.9 4 (栗)杉山晴紀
3 6 ダノンザキッド 牡5 58 北村友一 1.32.8 クビ    14-13 33.5 6 *(栗)安田隆行
8 15 イルーシヴパンサー 牡5 58 岩田望来 1.32.8 クビ    13-13 33.5 11 (美)久保田貴
5 9 シュネルマイスター 牡5 58 ルメール 1.32.9  1/2    16-15 33.4 1 (美)手塚貴久
6 11 セリフォス 牡4 58 川田将雅 1.32.9 ハナ    03-05 34.4 2 (栗)中内田充
6 12 レッドモンレーヴ 牡4 58 横山和生 1.33.0 クビ    09-11 34.0 8 (美)蛯名正義
10 2 4 エエヤン 牡3 57 M.デム 1.33.7 4    06-05 35.1 10 (美)伊藤大士
11 1 2 ビーアストニッシド 牡4 58 和田竜二 1.33.8  3/4    09-08 35.1 16 (栗)飯田雄三
12 4 8 ソーヴァリアント 牡5 58 池添謙一 1.33.8 ハナ    03-02 35.4 9 (美)大竹正博
13 2 3 ダノンスコーピオン 牡4 58 団野大成 1.34.0 1 1/4    06-05 35.4 15 *(栗)安田隆行
14 5 10 マテンロウオリオン 牡4 58 横山典弘 1.34.2 1    03-04 35.8 13 (栗)昆貢
15 7 14 バスラットレオン 牡5 58 鮫島克駿 1.34.6 2 1/2    01-01 36.4 14 (栗)矢作芳人
16 7 13 セルバーグ 牡4 58 松山弘平 1.34.8 1 1/4    02-02 36.5 12 (栗)鈴木孝志

 

おめでとう!ありがとう!

いや〜、いつもにも増して絶叫したから喉が痛い。笑

本来、回顧のコラムは、客観的な目でレースを振り返り、明日の夢馬券獲得の糧とすることが目的だ。

だが、今回ばかりは、私たちの不動の軸馬☆ナミュールへの感謝から伝えさせてほしい。

大外枠、直前での乗り替わりという苦しい条件をものともせずに、5番人気の評価を覆す形で堂々の優勝!

特大の17万馬券を筆頭に、あらゆる馬券を射止めることができた。

心からの祝福と共に、感謝を申し上げたい。

参考→マイルCSの大勝利など先週の的中速報

 

感謝はここまでにして、、、

実は今回のコラムでは、シンプルに「私たちがナミュールを指名した理由」を、自分自身への備忘録のような形でまとめ、皆様にご紹介しようと思うのだ。

 

完全に同じ条件のレースはないかもしれないが

恐らく、皆様の中には

「今回ナミュールを指名できたことは凄いけど、理由をまとめたところで、今後同じ条件で行われるレースは2度とないのだから、役立てる場面はないのでは?」

とお考えの方もいるだろう。

確かに「全く同じ」とまで言われればそうかもしれないが「近いシチュエーション」ならどうだろう?

人馬共にお見事!

今回の【マイルCS】の主だった特徴といえば

「大混戦」「ルメール&川田が2強に騎乗」「(京都の)タフな馬場」「紅一点」あたりだろうか。

こんなケースは、いくらだって起こり得る!そうなった時に、私たちがナミュールを指名した理由が活かせるかもしれない。

競馬予想は、こうした細かい作業の繰り返し。地味で大変だ。

だが、私たちプロの予想家が、一般の競馬ファンの皆様よりも高い勝率を誇れるのは、こういった部分こそが大きな理由だと自負している。

勝ちたかったら、地味に(地道に)がんばろう!

 

マイルCS 2023 備忘録

では、私たちの備忘録だ。

最も大きな指名理由

マイラーとして大物感とトラックバイアスを相殺できるスピードとパワー。

直近の調教も大事だが、外厩で仕上がっている場合は緩い場合もあるので要注意。

公開記者会見の高野調教師のコメントに感銘を受けていたことで1軸にできたことも大きい👇

悲願のGⅠ制覇へ
「ファンの方からも熱い応援が届いている。GⅠでは2着、3着があるので、今回は残る1着のピースを獲りにいかないといけない」

またレース後に「勝たなければならないレースと、自信にプレッシャーをかけていた」とのこと。

まずは、冒頭で記した「マイラーとして大物感とトラックバイアスを相殺できるスピードとパワー」

という部分。現在の京都の馬場は随分と荒れているが、だからこそナミュールの「重馬場のエリザベス女王杯でも好走できたパワー(スタミナも含む)」が活きたのだと確信する。

対照的に、人気のセリフォスについて、見方は色々あるだろうが、私たちは「生粋のマイラーすぎた」ことが敗因だと思う。

もちろん、来年以降のの11月3週が同じ馬場状態だとは限らないが、注視した結果「2023年の馬場状態に近そうだ」と感じたら、スタミナ型を意識してほしい。

 

大一番だからこそ「人の力」を

もう一つ大事にするのは「大一番だからこその人の力」

言うまでもないが、私たちの予想は「馬ありき」。トップジョッキーが騎乗する時でさえ、そこまで大きく意識することはない。

それでも、長年の経験上「携わる人たちの熱い思いが馬の背中を押すことはある」と信じている。

上でも記した「牝馬の高野調教師」の熱い思い。
(注:高野調教師は、今回を含む全G1・5勝をいずれも牝馬でゲットしている)

字面ではそこまで伝わらない部分もあるかもしれないが、映像で見ると

「他陣営とは熱量が全く違った」

もちろん、レース1週前の段階で穴馬としてナミュールを指名した時点で、軸馬にしようという思いは強かったが、それを決定づけてくれたのが、このインタビューだったかもしれない。

今はどのG1でも、多くの有力馬の関係者インタビューを見ることができる。必ずチェックすることをオススメしたい。

 

藤岡康太を侮るな

備忘録はここまでにして、最後に藤岡康太騎手について。

ムーア騎手の負傷により、まさかの乗り替わり。発表された時は、ナミュールの馬券を握っていた方の大半は青ざめただろう(笑)

だが、私たちはそうでもなかった。

実は、有料会員様向けの解説として、以下の通り、レース直前の正午頃に「追記」した。

ムーア騎手の落馬によるまさかの鞍上交代。確かに残念だ。
だが、藤岡康太騎手は、かつて初騎乗だったダービー馬・ワグネリアンを【神戸新聞杯】で勝利に導くなど、乗り慣れていない馬を全く苦にしない技術の持ち主。
むしろ「ここで俺が勝たせたらヒーローになれる!」それくらいの思いを持っているのではないだろうか。楽しみにしている!

正直、はじめから有力馬を任されている藤岡康太騎手を全面的に信頼することは難しいが(笑)

まさに上で記した「似たシチュエーション」ではないが、今後も、彼が急遽乗り替わりで騎乗することがある場合は、決して侮らない方が良いと思う。というか、頼りになるぞ!

 

ということで、ぜひ、今回記した内容を頭に入れて、今後の皆様の競馬ライフに活かしていただきたい。

 

東京スポーツ杯2歳ステークス 2023 の回顧&未来の主役

2023年11月18日(土) 5回東京5日目 10頭 [15:30発走]
【11R】  第28回東京スポーツ杯2歳S (単勝5%UP/予定)
2歳・オープン・G2(馬齢)(国際)(指定) 芝1800m (C)

馬名 性齢 替 騎手 斤量 調教師 馬主
1 1 シュバルツクーゲル 牡2 西村淳也 56 (美)鹿戸雄一 G1レーシング
2 2 *サークルオブジョイ 牡2 北村友一 56 (栗)池添学 サンデーレーシング
3 3 ファーヴェント 牡2 *横山武史 56 (栗)藤原英昭 キャロットファーム
4 4 ミカエルパシャ 牡2 松山弘平 56 (栗)橋口慎介 迫田三果子
5 5 ショウナンラプンタ 牡2 鮫島克駿 56 (栗)高野友和 国本哲秀
6 6 ガイアメンテ 牡2 *マーカン 56 (栗)須貝尚介 サンデーレーシング
7 7 シュトラウス 牡2 *モレイラ 56 (美)武井亮 キャロットファーム
7 8 シャンパンマーク 牡2 戸崎圭太 56 (美)蛯名正義 青山洋一
8 9 フォルラニーニ 牡2 ルメール 56 (美)手塚貴久 サンデーレーシング
8 10 テリオスルル 牝2 *三浦皇成 55 (美)田島俊明 鈴木美江子

 

2歳馬の将来性

競馬の世界には「出世レース」と呼ばれる2歳戦がいくつもある。

例えば、1週前に行われた【デイリー杯2歳ステークス】などは、代表的なレースの一つだろう。

一昨年の優勝馬セリフォスは、翌年(つまり昨年)3歳にして古馬相手に【マイルCS】を優勝!

連覇を狙った今年は休み明けの影響もあってか苦しんだが、次走以降、本来の状態を整えれば、また結果を出すだろう。

ただ、一方で、昨年の優勝馬オールパルフェは、その後、結果を出せずに苦しんでいる。

【デイリー杯】の時点では、セリフォスに負けないくらいの輝きを放っていたのに。

また、昨年のレースぶりでいえば2着ダノンタッチダウンも大器だと感じさせるものだったが、当時集めた期待ほどの活躍を現状はできていない。

このように、2歳馬の将来性というのは、本当に読めない部分がある。

ただ、それでも【東スポ杯2歳ステークス】に関しては、少々話が違うかもしれない。

 

あの馬も、この馬も

もしお時間ある方は、参考までに、直近2年のレース回顧(昨年からはマイルCSの回顧の中に東スポ杯の話題も組み込んだ)をチラ見してほしい。

 

一昨年の場合は、さすがにイクイノックスが結果、中身共に別格すぎたが(笑)

昨年の場合は、勝ち馬以上の中身があると感じたハーツコンチェルトを未来の主役に指名したところ、案の定、今年の【日本ダービー】で3着に好走。この先も、十分な活躍が見込めそうだ。

やはり、デビュー間もない2歳馬にとっては、ただ走り切るだけでもタフな東京芝1800M、ましてや重賞で輝きを放つような馬は、やはりモノが違うのだろう。

ということで、問題は今年だ。私たちが最も評価する馬とは?

 

勝ち馬も良いけど

勝ったシュトラウスを含めた上位3頭は当然素晴らしいし、敬意を表した上で、私たちは、上がり3ハロンで最速タイムをマークした

4着ショウナンラプンタ

を推したい。

恐らく、陣営にとっては良いレースではなかっただろう(笑)

ゲートで出遅れるし、道中の進みは決して良くはないし、、、

ただ、ゲートはともかく、道中の動きに関しては、昨年のハーツコンチェルトを彷彿とさせる面があり「いかにもクラシック型だな」などと思いながらレースを見ていた。1800Mは短い。

そして、直線に入ると「こっちのもの」と言わんばかりに鋭く伸びる。上がり3ハロンは最速となる33秒9で、他馬を圧倒する迫力があったものの、モタれていた面もあったし、まだまだタップリ伸びる余地はありそう。

実際にレース後、鞍上・鮫島駿騎手は次のようなことを語っている。

「能力のある馬です。調教ではしっかりゲートを出てくれる馬が、今日は上手くスタートを切れませんでした。道中の進みも良くありませんでした。直線ももたれて走っているので、良化の余地があると思います。今日は距離が短かったと思います」

ジョッキーは、新馬戦の後にも「大物感がある」という旨を語っていたが、かなり惚れ込んでいるのだろう。そして、距離面に現級している点からも、私の感想と同様に「クラシック型」という思いがあるのではないだろうか。

もちろん、イクイノックス級とは言えないが、第2のハーツコンチェルトなら十分に狙えると思う。楽しみを持って、引き続き注目したい。

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