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ホーム勝負の明暗【先週の重賞回顧】府中牝馬S&しらさぎS 2026→道悪の影響は大きかったけど「それだけにとらわれずぎずに」各重賞の未来の主役も

【先週の重賞回顧】府中牝馬S&しらさぎS 2026→道悪の影響は大きかったけど「それだけにとらわれずぎずに」各重賞の未来の主役も

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、私たちなりの視点で、レース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

府中牝馬S 2026 の回顧

2026年 6月21日(日) 3回東京6日 天候 : 曇  馬場状態 : 稍重
【11R】 第74回府中牝馬S
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (牝)(国際)(特指) 芝 1800m 16頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
4 7 セキトバイースト 牝5 56 浜中俊 1.45.5  01-01-01 35.1 5 (栗)四位洋文
1 2 ウイントワイライト 牝4 53 横山典弘 1.46.0 3  13-13-13 33.9 9 (栗)西園翔太
2 4 ミアネーロ 牝5 55 大野拓弥 1.46.0 クビ  05-07-07 34.5 14 (美)林徹
1 1 マカナ 牝4 50 松岡正海 1.46.2  3/4  11-11-10 34.4 10 (美)伊藤大士
6 12 コガネノソラ 牝5 56.5 菊沢一樹 1.46.3 1  11-11-12 34.4 3 (美)菊沢隆徳
5 10 ホールネス 牝6 55 三浦皇成 1.46.4 クビ  05-06-05 35.1 12 *(栗)藤原英昭
2 3 ブラウンラチェット 牝4 54 丸山元気 1.46.7 2  02-04-02 35.5 15 (美)手塚貴久
3 5 エストゥペンダ 牝4 54 荻野極 1.46.7 ハナ  16-15-15 34.4 4 (美)高柳瑞樹
7 14 パラディレーヌ 牝4 56 原優介 1.46.9 1 1/4  13-13-13 34.8 8 (栗)千田輝彦
10 4 8 ニシノティアモ 牝5 56 津村明秀 1.47.0 クビ  07-07-07 35.4 2 (美)上原佑紀
11 7 13 ビップデイジー 牝4 54 西村淳也 1.47.0 クビ  07-07-07 35.5 13 (栗)松下武士
12 8 15 ルージュソリテール 牝4 55 西塚洸二 1.47.2 1  07-02-02 36.1 6 *(栗)藤原英昭
13 8 16 セントメモリーズ 牝5 52 木幡巧也 1.47.7 3 1/2  15-15-15 35.4 16 (美)松尾卓哉
14 3 6 ヴァルキリーバース 牝4 55.5 ルメール 1.48.0 1 3/4  04-04-05 36.6 1 (美)田中博康
15 6 11 テレサ 牝4 55 戸崎圭太 1.48.4 2 1/2  07-10-10 36.6 11 (栗)杉山晴紀
16 5 9 テリオスララ 牝4 54 ゴンサル 1.50.9 大差  02-02-02 39.7 7 (美)田島俊明

 

道悪が発生する割合って?

いきなりだが、皆さまは

「どのくらいの割合で道悪(稍重・重・不良)のレースが発生するか」

という点をご存知だろうか?

知っているようで、意外と知らないというか、意識することのない部分だと思うので、ぜひ考えてほしい。

 

結論から申し上げると、昨年、2025年の芝・ダートの重賞においては

道悪発生率は約2割

決して多くはない。

芝・ダートの合計131の重賞中、道悪で行われたのは25回(つまり良馬場が106回)

要するに、5回に4回は良馬場という計算になるのだ。

 

道悪だけに集約せずに

このように、発生確率の少ない道悪の重賞が東西で揃ってしまったのが今週。

【府中牝馬ステークス】と、後ほどご紹介する【しらさぎステークス】になる。(梅雨時だから仕方のないことではあるが)

 

前日の雨の影響は大きかった

さて、両重賞ともに、内容を見れば、道悪がレースに及ぼした影響は小さくないことは明らか。

当然のことながら

「発生確率の少ない道悪、その影響が大きかったレースを掘り下げることは、はたして今後に繋がるのだろうか?」

という考え方もあるだろう。それは本当に一理あると思う。

だから、今週に関しては、各馬(特に上位だったり人気サイドの馬)の

「狙い時がわかった。評価の下げ時がわかった」

という視点を重視してレースを振り返ればよいのではないだろうか。

 

セキトバイーストの得意条件を再確認

そういった意味では、優勝したセキトバイーストはわかりやすい存在だ。

これまでの戦績からも

・1800m巧者
・パワー型
・持続力勝負向き

であることは明らかであり、上でも書いた馬場の影響がレース当日もかなり残ったことで

「ここで狙わずにいつ狙う」

という状況だった。上記、3拍子が揃うレースの際は、必ず狙うべきだということが確認できたことは収穫。ただ、セキトバイーストに関してはそれだけでまとめてはいけない。

レース後、浜中騎手はこんなことを言っていた。

「GIレベルのレースに出走して揉まれたことによって、いい成績は出ませんでしたが、前走から復調気配がありましたし、得意の条件である今回はいい結果を出してくれるだろうと思っていました。」

 

改めて思う「揉まれることの重要性」

今年に入ってから戦った2戦の着順は11着と7着。

確かに、着順だけを見てしまうと物足りないかもしれない。

昨年の優勝馬であり、条件が向くと思われたレースにもかかわらず5番人気にとどまった理由がここにある。

ただ、冷静に相手関係をみると、G1でも好走できそうな馬がいるような「牡馬相手の重賞」での成績。

特に前走は、7着とはいえ、勝ち馬との着差は0.5秒しかなかった。

浜中騎手も証言している通り、こうしたローテーションの中で、確実に力をつけていたということ。

牝馬限定のレースを解説する際に、私たちも含め「牡馬相手に揉まれてきたことの有効性」を語る予想家は少なくないだろうが、それを結果で証明したのが今回のセキトバイーストだ。

だとすれば、仮に得意の条件でのレースではなくても、牝馬限定の重賞ならもっともっと活躍が見られるのでは?楽しみにしたい。まず、未来の主役はこの馬。

最後にもう1頭▶️素直に「あの馬」

セキトバイーストを未来の主役に指名した上で、せっかくなのでもう1頭。

ここは素直に、人気薄ながら2着に激走したウイントワイライトで良いと思う。

勝ち馬が常に先頭を走り、最終的には押し切りを決めたレースにおいて、4角13番手の馬が2着にまで追い込んだのだ。

ちなみに、3着馬は4角7番手。

つまり、馬場適性や内外の差云々などの細かい面はあるにせよ、概ね「前でも中団でも後ろでも、どの位置にいても上位に来られる可能性のあったガチンコの流れのレース」だったと言える。

そういった中での2着は、評価されて然るべきだろう。

とはいえ、9番人気の伏兵であるが故に、恐らく大半の競馬ファンはこう思う。

「道悪が向いたんだろうと」

それはあるかもしれない。だが、実は前走、良馬場の【京王杯SC】でも16着ながら、上がり3ハロン最速をマーク!位置取り一つで、前走も十分に勝負になっていたレースだと言えるのだ。

だから、もし次走が良馬場で、それにもかかわらず人気が据え置きだったら、迷わず狙ってみようぜ!

 

しらさぎS 2026 の回顧

2026年 6月21日(日) 3回阪神6日 天候 : 晴  馬場状態 : 稍重
【11R】 第2回しらさぎS
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(特指) 芝・外 1600m 18頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
B5 10 エルトンバローズ 牡6 58 松若風馬 1.33.2    08-07 34.2 7 (栗)杉山晴紀
4 7 キープカルム 牡5 58 坂井瑠星 1.33.3  1/2    14-14 33.8 6 (栗)中竹和也
6 11 エコロアルバ 牡3 53 横山和生 1.33.3 ハナ    16-14 33.9 1 (美)田村康仁
5 9 ファンダム 牡4 57 北村宏司 1.33.3 ハナ    10-10 34.1 5 (美)辻哲英
8 17 スイープアワーズ 牡6 57 国分優作 1.33.4 クビ    18-14 34.0 9 (栗)宮地貴稔
7 14 ミニトランザット 牡4 57 松山弘平 1.33.4 クビ    13-10 34.2 3 (栗)杉山佳明
2 4 ブエナオンダ 牡5 58 田口貫太 1.33.5 クビ    14-14 34.1 13 (栗)須貝尚介
6 12 カズミクラーシュ 牡5 57 幸英明 1.33.5 クビ    06-06 34.6 10 (栗)吉岡辰弥
3 5 ファーヴェント 牡5 57 高杉吏麒 1.33.6 クビ    08-07 34.6 2 (栗)藤原英昭
10 B7 13 メタルスピード 牡6 57 菱田裕二 1.34.1 3    01-01 35.9 14 (美)斎藤誠
11 1 2 ファインライン 牡5 57 小崎綾也 1.34.1 クビ    10-10 34.9 16 (栗)松永幹夫
12 B8 18 タガノエルピーダ 牝5 55 亀田温心 1.34.1 ハナ    03-02 35.7 12 (栗)斉藤崇史
13 8 16 スリールミニョン 牝4 55 永島まな 1.34.3 1 1/4    02-02 36.0 15 (栗)高橋康之
14 4 8 サイルーン セ7 57 岩田望来 1.34.5  3/4    10-10 35.2 4 (美)堀宣行
15 B7 15 ショウナンアデイブ 牡7 57 池添謙一 1.34.7 1 1/4    04-04 36.1 11 (栗)高野友和
16 1 1 スマートワイス 牡5 57 川田将雅 1.34.8  1/2    04-04 36.1 8 (栗)大久保龍
17 3 6 シンフォーエバー 牡4 57 吉村誠之 1.35.0 1 1/2    06-07 36.0 18 (栗)森秀行
18 2 3 メイショウシンタケ 牡8 57 太宰啓介 1.35.3 1 1/2    16-14 35.9 17 (栗)千田輝彦

 

進路どりが勝負を分けた

【府中牝馬S】と同様に、明らかに道悪の馬場がレースに影響を及ぼすことになった。

阪神の場合は、先週の【宝塚記念】の直前にも青天の霹靂ともいうべき大雨が降ったこともあり、東京と比べても、特に「内側の馬場」がかなり馬場が傷んでいた印象。

この点を踏まえての回顧となることをご了承いただきたい。

 

そんな中、レースの前半800Mの「46.4秒」。この馬場状態を考えれば、それなりに速いというか、淀みないペースでレースが進んだといえる。

そういった点でいえば、序盤から先頭を走り、尚且つ直線では内側を走っていたメタルスピードあたりは、最も厳しい条件下でのレースだったと言えるかもしれない。

それにもかかわらず、勝ち馬から0.9秒差の10着というのはむしろ評価できるのかもしれない。

6歳の高齢ということもあり、これからのノビシロは大きくはないだろう。だから未来の主役には指名しない。

ただ、条件の合いそうなG3のマイル重賞あたりだったら、十分に勝ち負けになりそうな予感もする。

穴党の方は、是非頭に入れておいてほしい。

 

難しいけど「強い」

そんなレースで、未来の主役として最も評価したいのは、やはり3歳馬のエコロアルバになる。

前走【NHKマイルC】では2番人気を裏切る形での9着敗戦。

間違いなく流れは良くない。しかも今回は初めての古馬との対戦。1番人気に推されたことで、周囲からのマークも厳しくなる。

さらにゲートが開けば、例によって出遅れる(苦笑)

実は相当に難しい条件下だったはずだが、終わってみれば2着馬にハナ差の3着。

馬場の良いところを通れたとはいえ、道悪野中を4角14番手からしっかりと追い込んでいる。

さすが、G1で2番人気に推されるほどだなと。走力もさることながら、精神力が並の馬ではないなと実感した。

 

秋は「あのレースから」

ただ、やはりゲートが気になるし、本当に難しい馬なのだと思う。マイルでの出遅れは致命的になる。

そこで、走力面でベストかどうかは置いて、、、

気性を考慮して、当分は1800Mを使うのはどうかなと。万が一があっても、取り返せる可能性は高い。

例えば、秋初戦が【毎日王冠】なら、個人的には馬券には絡めたいなと。

そんなことを考えていることを最後にお伝えしておきたい。

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