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ホーム勝負の明暗【回顧】 秋華賞 2017 における勝負の明暗( キングS 予想含む )

【回顧】 秋華賞 2017 における勝負の明暗( キングS 予想含む )

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

勝負の明暗 はここだった!

 

【 秋華賞 2017 】における勝負の明暗( キングS 予想含む )

会員様のお伝えしたコメント抜粋は下記の通り。

▼キングスポーツ編集長の大局観

「揺るがぬ信念を貫く」

さぁ、秋華賞!会員の皆様は、私たちキングスポーツが決断した指定買い目をご覧いただき、どのような思いを抱いて頂いたのだろうか。

賛否両論があるのは当然だ。それだけ、一人ひとりの主観によって見解は、大きく変わる。それほど今年の秋華賞は混沌としているということだ。

こんな状況の時、私はあまり考えすぎないことを意識している。もちろん、「えぇい、ままよ!」と投げやりになったりするものではなく、今年の【秋華賞】はどのようなレースか正確に捉えることが大事だと思うのだ。

私の結論は、今年の【秋華賞】は荒れる。

この単純な信念を貫き、勝負をしたい。波乱の鍵を握っているのは、1番アエロリット。この馬が逃げるか、あるいは好位2番手あたりから競馬をするかの選択を余儀なくされる。それによって、今年の【秋華賞】の展開は変わってくるだろう。それに対し、どんな展開になろうとも他の上位人気馬7番リスグラシュー、16番ファンディーナあたりは自分の競馬に徹するしかない。

そんな中、実力が有りながらもアエロリットの動向を確認しながら競馬ができる穴馬が8番カワキタエンカなのだ。

 

上位3騎手の追い比べ⇒見極める「判断力」が他騎手と違いすぎる

 

キングスポーツの【秋華賞 2017】の結果については、編集長の【天声馬語】をご覧下さい。

まずは軸馬に指名した8番のカワキタエンカ&北村友騎手について。
5着という結果自体は残念だが、人馬共に「やるべきことはやってくれた」というのが率直な感想。特に北村友騎手のペース配分は絶妙だったとみています。あれより速ければカワキタ自身が早めにバテていたでしょうし、あれより遅ければ瞬発力勝負になりもう少し多くの馬にキレ負けした可能性があります。
それは十分に理解した上で「競馬は結果がすべて」です。勝利のために、何か他に方法がなかったのか?北村友騎手自身の成長のためにも、是非じっくり考えてほしいですね。(もちろん私も反省します)

 

では、ここで「勝負の明暗」というべき場面をお伝えしましょう。

それは、4番モズカッチャンの鞍上デムーロ騎手が、3角から4角にかけて誰よりも早く動いた瞬間!

 

ここから全てが始まりました。
「これ以上待ったら、カワキタを逃がしてしまう」と感じたのでしょう。さすがの判断ですが、その上をいったのが、モズカッチャンの動きを見て瞬時に反応したリスグラシュー&武豊騎手

 

モズが動いたことで空いたスペースに迷わず進み、前を行くモズを目標にして最終的に差したのですから、完璧に近い、勝利に等しい騎乗だと言えるでしょう。本人も「これなら!」と思ったでしょうね。

 

しかし勝利の女神がほほ笑んだのは、キングSのもう一頭の穴馬だった14番ディアドラ
私が考える大きな勝因は2つ。

 

・スタートが遅れたことで後方からになり、結果的に脚を溜められたこと。

・ルメール騎手が一切の無駄なく直線を走らせたこと。圧巻のコース取り。

 

G1という大一番でも、全く焦ることなく馬を完璧に導けるルメール騎手の判断力の鋭さ、精神力の強さには本当に驚かされますね。

「外国人にばかり(かつては武豊騎手もそうでしたね)質の良い馬が集まってずるいじゃないか」という声もありますが、彼らはそれだけのものを実戦の結果で示しているのです。
そして、関係者は必ずそういったところを見ています。だから当然なのだと、改めて思わされました。

 

一方、戸崎騎手や福永騎手をはじめとした若い世代の騎手たちは、決して悪い騎手ではありません。
しかし、少なくとも私は、武豊やルメールが披露した思わず唸ってしまうような騎乗を、大舞台で彼らに見せてもらった記憶はあまりありません。
はっきり言って高い壁!これをぶち破るような若手騎手が表れることを期待したいと思います。

 

最後に、1&2番人気を大きく裏切ったアエロリット(横山典)&ファンディーナ(岩田)、4着に入ったものの本来の伸びが見られなかったラビットラン(和田)に関しては、騎手云々は関係ないでしょう。明らかにノメるような走りになっており、馬場適性に尽きますね。この敗戦を糧に、更に一回り成長した姿を次のレースで(できれば良馬場で)見せてもらいましょう。

 

【秋華賞 2017】を見逃した方は下記からご覧下さい。

 


 

 

【秋華賞 2017】のレース後の関係者のコメント

 

レース後のコメント

 

1着 ディアドラ(ルメール騎手)
「今日はトップコンディションでした。いいポジションでレースをしたかったのですが、スタートが悪く、届くかどうか心配しましたが、ペースが速くなって届くことが出来ました。内の経済コースで段々位置を上げて、直線は素晴らしい脚でした。調教で乗った感触が良く、自信がありました」

2着 リスグラシュー(武豊騎手)
「スタートの悪さもリカバリー出来ましたし、道中は不利もなく、この馬のレースが出来ました。直線では勝ったと思ったのですが…」

3着 モズカッチャン(M.デムーロ騎手)
「1コーナーと2コーナーの間で右前を落鉄していました。ずっと気にしていたのですが、それでも最後まで頑張って走ってくれました。馬場も距離も合うと思い楽しみにしていたのですが…。今日はついていませんでした」

4着 ラビットラン(和田騎手)
「つけられるところにつけてレースをしました。今日は向正面で手応えが怪しくなりました。それでも直線では踏ん張っていますし、力のあることは分かりました。思ったほど動かなかったのは馬場のせいなのか、馬の中身なのかよく分かりません」

5着 カワキタエンカ(北村友騎手)
「レース前に思っていた以上に一生懸命走る馬です。それでもイメージしていたレースは出来ました。最後までよく頑張っています」

7着 アエロリット(横山典騎手)
「返し馬からいい雰囲気でした。今回は初めてづくしですからね。この馬にはいい経験になりました。それに、そんなに負けていません」

8着 ミリッサ(福永騎手)
「向正面で手前を替えた途端、これでもかというくらいノメりました。それまでは、いいスタートからいい位置でレースが出来たのですが…」

10着 リカビトス(浜中騎手)
「後ろからの馬ですからね。パワーのいる馬場は厳しいです。まだキャリアも少ないこれからの馬です。成長に期待です」

11着 ヴゼットジョリー(菱田騎手)
「後ろで脚をためてインをつこうという作戦で臨みました。道中しっかり折り合いがついたことは収穫です」

13着 ファンディーナ(岩田騎手)
「馬場も堪えたかもしれません。ペースが上がっていった時に、反応良くグッと行ってくれませんでした」

17着 タガノヴェローナ(幸騎手)
「ノメりはそれほど気になりませんでした。今回はメンバーも強力でしたからね。ペースが上がった時、対応し切れませんでした」

(via ラジオNIKKEI )

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