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ホーム勝負の明暗【回顧】ターコイズS 2017 勝負の明暗「その先には栄光がある」

【回顧】ターコイズS 2017 勝負の明暗「その先には栄光がある」

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

勝負の明暗 はここだった!

 

【回顧】ターコイズS 2017 における勝負の明暗( キングS 予想含む )

 

まずは、会員様へお伝えした軸馬のコメント抜粋は下記の通りです。

 

編集長の大局観⇒予想に先入観は敵だ!

常に申し上げていることではあるが、予想に先入観は敵だということを改めてお伝えしておきたい。
例えば専門紙やスポーツ紙の解説者がしばしば語る「中山芝1600Mは外枠が不利」という話。それを信じて「大外枠なんて入ったら終わりだ!」などと考えている方も少なくないと思う。

だが、このターコイズSに当てはめれば一目瞭然だが、実際には全くそんなことはない。
例えば大波乱がおこった一昨年の勝ち馬、295万馬券の主役となったシングウィズジョイは、まさに大外の16番枠だったし、昨年の2着馬レッツゴードンキも外側の13番枠だった。

つまり、勝利を収めるためには、シンプルに馬を見ること!どの馬に地力があるか?体調が良いのはどれなのか?などなど、ひねりすぎず、シンプルな考え方をすることが、勝利するための最善策だと確信している。

能力を信じて12番☆ラビットラン

私達が、このレースにおいて「シンプルに一番強い」を考えているのが、このラビットランだ。
前走のG1【秋華賞】での4着惜敗は、距離が長かっただけ。2走前の重賞【ローズステークス】において、後のエリザベス女王勝ち馬らを子供扱いするなど、得意のマイル前後の距離なら、爆発力は現役屈指!

 

このように、私たちのラビットランに対する期待は非常に大きかった。しかし、終わってみれば4着・・・。

 

今回のレースを振り返るにあたっては、勝ち馬を含めた上位馬云々(もちろん彼女達が素晴らしい競馬をしたのは大前提だが)よりも、ラビットランに特化すべきだと考えた。ラビットラン&陣営の「自滅」だと判断したからだ。

 

では、そのあたりに関して、具体的にご紹介していこう。

 

?4着ラビットラン・・・敗因は「陣営」にあり!

お気づきの方も多いと思うが、ラビットランにおける今回のレースの最大のポイントは、3角から4角にかけて、後ろから捲り気味にあがってきたエテルナミノルに反応して、自身もペースを上げてしまったところにある。

 

率直に言って、あの時点で「今回は厳しいだろうな」と感じた。何故なら、ラビットランの最大の持ち味である爆発的な末脚は、脚を溜めるだけ溜めた時にこそ炸裂するからだ。(上がり最速で差し切ったローズステークスなどは、その象徴だろう)

 

では、何故、鞍上のCデムーロは馬を抑えなかったのか?それは、初騎乗ということもあり馬を完全には理解しておらず、馬の能力を過信していた点にあると私達は判断した。確かに能力はある。だが、競馬に限った話ではないだろうが、卓越した能力も、使い方を間違えれば効果は半減する!乗り慣れたジョッキーであれば、確実に抑えて、直線にかける戦法をとったに違いない。

 

次こそはローズSのような脚を見たい

もちろん、Cデムーロ騎手にも問題はあるが、最大の原因は、初騎乗の鞍上に、しっかりと馬のことを教え込まなかった陣営、つまり角居厩舎だろう。Cデムーロほどの名手ならば、言わなくても理解してくれると思ったのだろうか?だとしたら、とんでもない過信。

 

朝日杯FSを勝った中内田調教師など、最近はどんどん若くて有能な調教師も誕生している。実績に甘えていたら、待っているのは厳しい現実。
本当に素晴らしい厩舎だと認めているからこそ、激励の意味も込めて今回は敢えて「喝」を送りたい。

 

もちろん、ラビットラン自身には本当に輝かしい未来が待っていると思う。力を力通りに出せる態勢でさえあれば、来年のヴィクトリアマイル辺りでは面白い戦いができるはずだ。引き続き注目する!

 

【ターコイズS 2017】を見逃した方は下記からご覧下さい。

 

【ターコイズS 2017】のレース後の関係者のコメント

 

レース後のコメント

1着 ミスパンテール(横山典弘騎手)
「パドックからテンションが高かったのですが、返し馬では大丈夫でした。良いところにつけられて、思い通りのレースが出来ました。よく反応して狭いところに入れたし、素晴らしい切れ味を持っています。テンションは課題ですが、少しずつ大人になってくれれば良いですね」

(昆貢調教師)
「チューリップ賞の走りが本物だったということです。普段落ち着いているかが大事で、ローズSの時はイライラしていました。今日はリラックスしていたし、思い通りに来ていました。輸送は問題ではありません。まだ経験が浅くて、テンションが続けて2戦目くらいまでは我慢が利きますが、その先はまだ分かりません。まだ掴みかねているところもありますが、距離は2000mくらいまでは持つと思います。春はヴィクトリアマイルを焦点にして、どういうローテーションにするか、考えたいと思います。今日の結果からもう一つ上でもやれると感じています」

2着 フロンテアクイーン(北村宏司騎手)
「残念でした。良いポジションでレースが出来て、直線も待って待って前が開きました。あれだけ伸びているのに、勝った馬の切れ味はそれ以上でした」

3着 デンコウアンジュ(蛯名正義騎手)
「突き抜けたと思ったのですが、坂を上ってから少し鈍ってしまいました。ある程度流れてくれて、これ以上にない良いレースが出来ました。それだけに勝ちたかったです」

4着 ラビットラン(C.デムーロ騎手)
「道中は中団でリラックスしていましたが、最後は脚が無くなってしまいました。休み明けの分、全体的に気負っているところがありました」

7着 ディープジュエリー(内田博幸騎手)
「粘っているけど厳しかったです。差は無いので、このクラスのレースも慣れていけば良いと思います」

8着 ワンブレスアウェイ(戸崎圭太騎手)
「スタートが悪い馬ではないのですが、今日はゲートの中でチャカチャカしていました。ペースがそれほど上がらなかったことも良くなかったです」

(via ラジオNIKKEI 

 

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