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ホーム勝負の明暗アンタレスステークス 2021【回顧】率直に言って勝ち馬は強い!次走への一言メモも!

アンタレスステークス 2021【回顧】率直に言って勝ち馬は強い!次走への一言メモも!

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】アンタレスステークス 2021 における勝負の明暗

2021年 4月18日(日) 2回阪神8日 天候 : 晴  馬場状態 : 重
【11R】 第26回アンタレスS
4歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(指定) ダート 1800m 16頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
2 4 テーオーケインズ 牡4 56 松若風馬 1.49.0 06-06-05-02 37.0 1 2.9 494 0 (栗)高柳大輔
4 8 ヒストリーメイカー 牡7 56 内田博幸 1.49.3 1 3/4 08-08-07-05 37.2 2 4.3 530 +2 (栗)新谷功一
7 14 ロードブレス 牡5 58 幸英明 1.49.6 2 09-10-11-08 37.2 6 12.3 512 +2 (栗)奥村豊
B5 9 ダノンスプレンダー 牡5 56 斎藤新 1.49.8 1 09-10-09-05 37.6 8 23.7 510 -2 (栗)安田隆行
1 2 アルドーレ 牡6 56 横山典弘 1.50.0 1 1/4 16-16-15-16 37.2 12 45.3 500 0 (栗)昆貢
6 12 ロードゴラッソ 牡6 56 岩田康誠 1.50.0 クビ 15-15-15-13 37.4 13 47.1 470 -8 (栗)藤岡健一
5 10 ミヤジコクオウ 牡4 56 和田竜二 1.50.2 1 1/4 09-09-07-08 38.1 15 51.6 518 +2 (栗)川村禎彦
2 3 レピアーウィット 牡6 57 石橋脩 1.50.4 1 02-03-02-01 38.7 4 9.4 552 -12 (美)堀宣行
8 15 ケンシンコウ 牡4 57 丸山元気 1.50.4 クビ 12-14-12-13 37.9 11 34.2 488 +4 (美)小西一男
10 7 13 レーヌブランシュ 牝4 55 団野大成 1.50.6  3/4 12-12-12-08 38.3 16 115.9 470 +12 (栗)橋口慎介
11 3 6 モズアトラクション セ7 56 藤岡康太 1.51.1 3 12-12-12-08 38.8 9 24.4 490 0 (栗)松下武士
12 3 5 グリム 牡6 56 浜中俊 1.51.1 クビ 05-05-05-04 39.2 5 12.3 508 -6 (栗)野中賢二
13 8 16 ナムラカメタロー 牡5 56 石川裕紀 1.51.4 1 3/4 02-03-04-02 39.6 7 18.3 506 -4 (美)稲垣幸雄
14 1 1 ケイアイパープル 牡5 56 藤懸貴志 1.53.6 大差 02-01-01-05 41.9 14 49.5 510 -10 (栗)村山明
15 B6 11 メイショウカズサ 牡4 56 国分優作 1.53.7 クビ 01-02-02-12 41.9 10 32.3 488 -4 (栗)安達昭夫
16 B4 7 アナザートゥルース セ7 57 藤岡佑介 1.54.4 4 06-07-09-13 42.0 3 8.1 482 -1 (美)高木登

 

G1【皐月賞】直前に行われたこともあり、重賞としては、注目されないレースとなってしまったかもしれない。

しかし、非常に見応えのある一戦だった。

もちろん、特に素晴らしかったのは優勝してテーオーケインズだ!

まずは見事な重賞初勝利、おめでとう!

だが、単なる重賞勝ちという以上に、価値のある走りだったと私は考える。大げさではなく

物凄い馬で出てきたな

そんなことを思っている。

そのあたりについて、お話してみたい。

 

皆様もご存知の通り、現在の古馬ダート路線は非常に混戦だ。

例えば2月のG1【フェブラリーステークス】。

2&3着馬には8&9番人気の8歳馬が飛び込んでいる。

また先月行われた重賞【マーチステークス】も馬連83倍の高配当に!

幸い、両レース共に射止めることができたが、荒れたからこそ、穴のキングスポーツにチャンスが向いたのだと考えている。

参考⇒マーチS 馬連83倍的中

 

そして、能力拮抗の混戦において、厳しい立場に追い込まれるのが「上位人気馬」

能力差は他馬とは開きがないにもかかわらず、人気に推されたことで、能力以上にマークが集中してしまうからだ。

だが、今回1番人気に推されたテーオーケインズは勝った。

それも2着馬には1馬身3/4差の完勝!

「ダート=混戦」の評価をあざ笑うような走りっぷり。

少なくとも、今回のメンバーの中では、頭ひとつ、いや2つは抜けていることの証明だ!

 

理想的なダート馬

混戦どころか能力は抜けていた!

脚質に関しても理想的と言って良いだろう。

確実に好位を確保できるスピードと、今回がそうであるように、流れ次第では自らマクっていける自在性も備えているのだ。

なかなか、後方一気の追い込みが決まりにくいダート戦。

それだけに、前にいけるという時点で大きなアドバンテージと言ってよいだろう。

G3を完勝!しかも脚質にもアドバンテージ!

となれば、当然これからに期待したくなるが、実は

大きなノビシロ

も感じているのだ。

 

ノビシロもたっぷり

レース後、鞍上の松若騎手が次のようなコメントを残している。

これからもっと良くなると期待しています

全くの同感だ。

個人的には、ダート馬としては良い意味で馬体が物足りなく感じる。

馬体重こそ500キロ近いが、これからの調教次第で、もっともっと迫力ある馬体に変身できるはず!

馬体が成長し、競走馬として完成した時、一体どのレベルにまで到達するのか?

楽しみでならないのだ。

 

今秋も、来春も

G1路線ではカフェファラオらと対戦することになる

今回のレースを含め、昨今は1800M~2000Mを中心に使われている。

当然、年末のG1【チャンピオンズカップ】は視野に入るだろう。

だが実は、来春の【フェブラリーステークス】も面白いのではないだろうか。

あまりイメージにないかもしれないが、この馬、元々は1400Mで新馬デビュー(3着)

そして、初勝利を挙げた次走の未勝利戦も1400Mだった。

それだけに、マイルなら十分に対応できるだろう。

同じ4歳馬で【フェブラリーステークス】を勝ったカフェファラオはもちろん素晴らしいが

同等の可能性を感じる!

ぜひ、これからも応援していきたい。

 

キングスポーツ流「次走へ向けての一言メモ」

ここからは「私の独り言」だととらえていただきたい。

今後へ向けて、気がついたことをメモ帳に走り書きしているようなイメージ。

せっかくなので、それを皆様と共有してみようかと考えた。

勝ち馬は強かったし、2着馬も人気通りの走りだから素直に評価すべきだろう。

そんな2頭以外で可能性を感じたのは

4着ダノンスプレンダー

レース前半から後方で上手く折り合いをつけたかと思えば、3角から4角にかけて勢いよくまくり気味に進出。

4角に突入した時の手応えも余裕十分で「突き抜けるのか?」と想像したほど。

少なくとも、その時点までは勝ち馬や2着馬と遜色のない内容。

それにもかかわらず意外に伸びなかったのは、時計の速いダートが合わないのかもしれない。

過去に道悪での好走もあるが、上のクラスになればなるほど、本質が問われる。

ぜひ、次走は時計のかかる良馬場で見たい。

G3くらいならアッサリまであるとみる!

もちろん、未来の主役に指名しておきたい。

 

【アンタレスステークス 2021】のレース後の関係者のコメント

1着 テーオーケインズ(松若風馬騎手)
「調教でコンタクトを取らせてもらって、良い馬だと思っていました。行く馬を見ながら好位でレースを運びました。ペースは流れていると思ったので、少し早いとは思いましたが馬の力を信じて追い出しました。この馬の能力は感じましたし、これからもっと良くなると期待しています」

2着 ヒストリーメイカー(内田博幸騎手)
「相手がスムーズでしたね。4コーナーで勝ち馬の後ろにつけられましたがこの時計は速すぎますね。それに対応できて競馬の幅が広がりました。もっと力の要る馬場が合いそうな感じです。7歳でこれだけコンスタントに走っていますし、馬に感謝です」

3着 ロードプレス(幸英明騎手)
「3コーナーで不利を受けました。勝ち馬が強かったですが、(不利がなければ)2着とは際どかったと思います」

8着 レピアーウィット(石橋脩騎手)
「状態は変わらず良かったです。ゲートは出てくれて、前走と同じで良い位置で運べてと思ったのですが、ペースが流れた中で、今回は押し上げられるような立場になり、目標にされて辛かったです」

13着 ナムラカメタロー(石川裕紀人騎手)
「速い展開を好位で運べましたが、結果的に苦しくなってバテてしまいました」

14着 ケイアイパープル(藤懸貴志騎手)
「この馬は揉まれない方が良いレースをしているので枠も枠だったのでハナという選択肢を取りました。行き切れば良かったのですが、3コーナーで他の馬に来られてしまい苦しくなりました。もう少し展開が向いてくれると良かったです」

15着 メイショウカズサ(国分優作騎手)
「良いスタートを切れたので自分のレースをしようと思っていました。課題のゲートはクリアしてくれたので次につながってくれればと思います」

16着 アナザートゥルース(藤岡佑介騎手)
「被されない競馬をしようと思っていました。早めに外めから動いて行きましたが、3コーナーからもう手応えが無くなってしまいました」

(via ラジオNIKKEI 

 

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