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ホーム勝負の明暗フラワーカップ 2020【回顧】勝ち馬は本物!その他に期待したい「2頭」もご紹介

フラワーカップ 2020【回顧】勝ち馬は本物!その他に期待したい「2頭」もご紹介

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】フラワーカップ 2020 における勝負の明暗

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
8 13 アブレイズ 牝3 54 藤井勘一 1.48.2   02-02-02-02 36.7 12 79.3 480 +4 (栗)池江泰寿
8 14 レッドルレーヴ 牝3 54 ヒューイ 1.48.3  3/4 08-08-08-06 36.3 4 8.6 446 +4 (美)藤沢和雄
7 12 シーズンズギフト 牝3 54 横山典弘 1.48.6 1 1/2 03-05-04-04 36.9 1 3.5 474 -4 (美)黒岩陽一
3 3 チェスナットドレス 牝3 54 石橋脩 1.48.8 1 1/4 10-10-12-11 36.1 10 39.6 458 -4 (栗)西村真幸
7 11 クリスティ 牝3 54 吉田隼人 1.48.8 クビ 03-03-03-02 37.2 2 3.9 482 +2 (栗)杉山晴紀
6 9 ミアマンテ 牝3 54 丸山元気 1.49.0 1 1/4 12-12-11-10 36.4 3 8.1 422 0 (美)木村哲也
6 10 ポレンティア 牝3 54 池添謙一 1.49.0 06-05-07-06 37.2 6 9.0 488 -4 (美)田中博康
4 6 キングスタイル 牝3 54 三浦皇成 1.49.1 クビ 14-13-14-12 36.2 11 48.7 400 -2 (栗)矢作芳人
5 8 フラワリングナイト 牝3 54 M.デム 1.49.3 1 1/4 13-13-12-06 36.6 9 20.5 432 +2 (美)金成貴史
10 4 5 ナリノクリスティー 牝3 54 石川裕紀 1.49.4  1/2 01-01-01-01 38.1 7 13.2 436 -4 (美)上原博之
11 3 4 アミークス 牝3 54 岩田康誠 1.49.5  3/4 11-10-09-06 37.1 13 79.5 450 0 (美)栗田徹
12 5 7 ショウナンハレルヤ 牝3 54 田辺裕信 1.49.9 2 1/2 06-05-04-04 38.2 5 8.9 450 -6 (美)矢野英一
13 1 1 エンジョイ 牝3 54 横山和生 1.52.2 大差 08-09-09-14 39.8 14 216.1 446 -6 (美)田村康仁
14 2 2 トリンカデイラ 牝3 54 坂井瑠星 1.53.5 8 05-03-04-12 41.8 8 17.8 430 +2 (栗)鮫島一歩

 

まずは何より!共にJRA重賞の初制覇となった人馬を讃えたい。

アブレイズ、そして藤井勘一郎騎手、おめでとう!

馬に関しては後ほど解説することにして、少し藤井騎手について触れてみたい。

 

ご存知の通り、海外競馬で活躍してきた騎手。当然、注目は大きかったが、JRA初年度となった昨年は15勝にとどまった。悔しさが大きかったと思う。

その思いが【フラワーC】後のインタビューにおける、落ち着いた受け答えに繋がったのではないか。

重賞勝ちは嬉しいが、ひとつ勝ったくらいでは満足できない!俺はもっとやれる!

そんな思いが伝わってくるかのようだった。

 

名門・池江寿厩舎の馬に乗ることが多いだけに、結果を出せば必然的に有力馬が回ってくるだろう。

これからが本当に楽しみだ。

 

低人気を覆した!アブレイズ

その藤井騎手と共に勝利を掴んだのがアブレイズ!

単に勝利したというだけではなく、内容のある勝利だったのではないか。

前半1000Mの通過は59秒2。

これは、前年までの5年間と比較しても断然速い!(前5年は60秒台以上)

そんな中、好位2番手から抜け出している。率直に言って強い。

父キズナの血統背景から、更に距離が延びても良さそうだし【オークス】あたりで台風の目になるかもしれないぞ!

 

そして、その強さを誰よりもわかっていたのが、池江調教師であり、池江師とコンビを組むことが多く、アブレイズの調教にも乗ったことのある藤井騎手だ。

 

非常に強気な発言が飛び出していた

レース前、藤井騎手はアブレイズについて、以下のように語っている。

相手強化で輸送はあるが、能力は高いのでここでもヒケを取らないと思う

そして、上でも触れたように、その強さを肌で感じていた鞍上だからこそ、迷うことなく積極的な騎乗ができたに違いない。

どれほどの名手でも、知らなきゃできないこともある。

 

これらのことからわかるのは

・調教師や鞍上のレース前コメントはしっかりチェックすべし

・師弟コンビ、あるいは今回のように直接の師弟ではなくとも関係の深いコンビの場合、騎手が誰であろうとも注意すべし

上記2点は、皆様が今後予想をする際には、ぜひ、活かしてほしい。

 

上位人気馬はどうだった?

人気薄の激走を見せた勝ち馬に対し、レース前の段階から高く評価された1~3番人気の面々に関しては、1番人気シーズンズギフトが3着に入ったのが最高。

期待されたほどの結果を残せなかった。

では、彼女たちの今後はどうなんだろう?

唯一、3着だったシーズンズギフトに関しては、勝ち馬に近い「内容」で走りきったように思う。

 

評価した理由に関して、何か特別なものがある訳ではない。

レース後に黒岩調教師が残したコメントそのままだと思う。

「外枠なりに良い位置につけられましたが、ペースが遅く厳しい競馬になりました。普通なら我慢させるだけの競馬で終わるところで3着に来るのですから、評価できます。今日は枠と展開が向きませんでした」

本当に、我慢させるだけの競馬だったように見えた。

 

こちらも長距離向きではないか

それでも3着でまとられたのは、豊富なスタミナがあればこそではないか。

勝ち馬アブレイズと同様

オークス向き

の可能性が高いと推測する。

アブレイズ、シーズンズギフト、そしてこの後「未来の主役」でご紹介する3頭は、今後が非常に楽しみだ。

ぜひ、覚えておいていただきたい。

 

今回こそ敗退するも未来で期待が持てる穴馬は必ず埋もれている!!近い将来に高確率で爆走するだろう穴馬をお知らせしています。

4着・チェスナットドレス

この馬に魅力を感じた点は2つある。

ひとつは、単純に上がり3ハロンの最速タイムをマークした点だ。

時計の速さは、展開や馬場状態によるところもあるので、鵜呑みにするのは怖いこともある。

だが「上がり最速」に関しては、少なくとも出走メンバーの中ではトップだったのだから、評価してよい。素質馬揃いの中、位置取りの差ひとつでチャンスがあったということ。

 

もうひとつは、これまで好位を中心にレースをしてきた馬が、4角11番手という慣れない形でも力を出し切った点だ。

いかなる状況にもキッチリと対応できる競馬センスは、この先大きな舞台で戦うことになった時、一層効果を発揮するだろう。

ということで、注目していきたい。

 

【フラワーカップ 2020】のレース後の関係者のコメント

1着 アブレイズ(藤井勘一郎騎手)
「前目の競馬をと決めていました。スタート次第のところがあるのですが、スタートが決まって楽に2番手につけられました。キャリア2戦目でレースになれていないのか、フワフワするところがありましたが、かえって息が入りました。2戦2勝とまだ底を見せていませんし、トリッキーな中山コースや坂も経験できました。京都とはまた違ったコンディションで、結果が出せたのは大きいです」

2着 レッドルレーヴ(L.ヒューイットソン騎手)
「最後の50mで脚色が一緒になってしまいました。精神面は素晴らしいものがあり、体はこれから良くなってきそうです。将来が楽しみな牝馬だと思います」

3着 シーズンズギフト(黒岩陽一調教師)
「外枠なりに良い位置につけられましたが、ペースが遅く厳しい競馬になりました。普通なら我慢させるだけの競馬で終わるところで3着に来るのですから、評価できます。今日は枠と展開が向きませんでした」

4着 チェスナットドレス(石橋脩騎手)
「3から4コーナーの馬場が良くないところもロスなくしっかり走れていました。終いも脚を使ってくれて、上手な競馬をしてくれました」

5着 クリスティ(吉田隼人騎手)
「3コーナーで勝ち馬についていけるかと思ったのですが、手応えが怪しくなってしまいました。使いつつの方が良いタイプなのかもしれません」

7着 ポレンティア(田中博康調教師)
「スタートはしっかり出てくれたのですが、終始窮屈な競馬になってしまいました。直線でも他馬との接触がありました。ジワジワと長く脚を使うタイプだけにこうなってしまっては持ち味が生きませんでした」

(via ラジオNIKKEI 

 

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