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富士ステークス 2022【回顧】たまには「こんなレース」もある!

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】富士ステークス 2022 における勝負の明暗

2022年10月22日(土) 4回東京6日 天候 : 曇  馬場状態 : 良
【11R】 第25回富士S
3歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(指定) 芝 1600m 16頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
10 セリフォス 牡3 54 藤岡佑介 1.32.0      10-11 33.2 1 (栗)中内田充
13 ソウルラッシュ 牡4 57 松山弘平 1.32.1 クビ    07-10 33.5 3 (栗)池江泰寿
14 ダノンスコーピオン 牡3 56 川田将雅 1.32.1 クビ    05-08 33.6 2 (栗)安田隆行
15 ピースオブエイト 牡3 54 三浦皇成 1.32.4 1 3/4    12-13 33.5 8 (栗)奥村豊
1 エアロロノア 牡5 56 岩田望来 1.32.5 1    10-08 34.0 6 (栗)笹田和秀
5 ピースワンパラディ 牡6 56 戸崎圭太 1.32.7 1 1/4    14-11 33.9 4 (美)大竹正博
2 タイムトゥヘヴン 牡4 56 福永祐一 1.32.7    12-15 33.6 5 (美)戸田博文
12 ラウダシオン 牡5 57 菅原明良 1.33.1 2    03-05 34.9 10 *(栗)斉藤崇史
8 アオイクレアトール 牡5 56 田辺裕信 1.33.1 ハナ    01-01 35.3 11 (美)古賀慎明
10 11 リレーションシップ 牡5 56 石橋脩 1.33.1 ハナ    07-05 34.8 13 (栗)須貝尚介
11 7 アルサトワ 牡5 56 横山武史 1.33.2 1    02-02 35.3 7 *(栗)斉藤崇史
12 3 ノルカソルカ 牡5 56 内田博幸 1.33.4 1    05-03 35.4 14 (栗)藤岡健一
12 4 ルフトシュトローム セ5 56 横山和生 1.33.4 同着    07-05 35.1 12 (美)堀宣行
14 6 ダイワキャグニー セ8 56 M.デム 1.33.7 2    03-03 35.6 9 (美)菊沢隆徳
15 9 レインボーフラッグ 牡9 56 小牧太 1.33.8 クビ    14-13 34.8 15 (栗)小崎憲
16 スマートリアン 牝5 54 ルメール           (栗)石橋守

やはり強かった人気3頭

今回のレースを振り返る中で、最初に頭に浮かんだ感想は

「やはり3強が強かったか」

ということだ。

単勝オッズでも3番人気のソウルラッシュ(4.4倍)と4番人気ピースワンパラディ(14.8倍)では大きく離れていたが、実際のレースでもそうだった。

やはり3強で決着!こんなレースもある!

3着ダノンスコーピオンと4着ピースオブエイトの差は0.3秒(1馬身3/4差)だから物凄く大きいということもないのだが、走りを見る限り、少なくとも現状では少し差があるように感じた。

「もう少し荒れてくれよ、、、」と嘆かれた方は多いかもしれない。

それでも、上位人気馬がキッチリと力を発揮することで「質の高い締まったレース」になる。

実際に非常に見応えがあったし、間違いなく来月のG1【マイルチャンピオンシップ】へ繋がる一戦になるだろう。

 

レース回顧の目的とは!?

ただ、こうした締まったレースに嘆いているのは穴党の方だけではない。

実は、レース回顧を書いている私のような人間も同様だ(苦笑)

というのも、毎週のレース回顧は

「客観的にレースを振り返ることによって、明日の夢馬券獲得への糧にしたい」

という目的の元で書いている。特に【富士ステークス】の場合は、やはり【マイルCS】に繋げたいのだ。

その点、今回は力のある3頭が順当に結果を出した。

・3歳にして【安田記念】4着に入った大器が、ひと夏を越して順調に力を伸ばした。
・【安田記念】で大きな不利を受けた実力派は、スムーズならやっぱり強かった。
・3歳マイル王は、G1勝ちの分だけ斤量が重かったこともあり、無理せず次に繋げた。

彼らは、誰がみたって力があるし、本番でも楽しみだ。

一方で、上でも記したが、4着以降の馬との差は現状では大きい。

それだけに「こんな馬がいたぞ!」という真新しい発見はあまりなかったのだ

 

こんなレースだってあるさ

だが、毎週毎週レース回顧を書いていれば、こんな週だってある!

競馬は生き物だ。私たちの思う通りにいかないから難しく、しかし楽しく魅力的なのだ。

そんなこともあって

「今日は短いですが、3強の本番での活躍を楽しみに、ここで終わります」

としようかとも思ったが、、、それではあまりにも寂しいので(笑)

最後に簡単ではあるが、今回のレースに挑む中での

「私たち自身の考え方が正しかったのか」

という点について検証してみようと思う。何といっても【富士ステークス】は来年も続くのだ。

「1年後の自分へのアドバイス」ということでお付き合い願いたい。

 

キングのキーワード「東京マイルは悩むな」

今回のレース攻略におけるキングのキーワードは

「東京マイルは悩むな」

とさせてもらっていた。

以下、実際に皆様にご紹介している、キーワードの理由について。

これが例えば、中山のマイルだったら、枠がどうだといったような要素が入ってくる余地があるのかもしれない。

だが、東京マイルに関しては、全く別物だと私たちは考えている。

細かいことを抜きに、今一番「強い」と思える馬。そして「状態が良い」と思える馬。

その点に注力して予想に挑めば自然に結果はついてくる。

それが、この舞台で結果を出し続けてきた私たちの結論だ。

その点を前提に、今回は3番人気のソウルラッシュを中心に勝負した。

 

最大の問「3歳馬2頭の選択」

結果は皆様も御存知の通り。

勝ち馬のセリフォスには斤量差の分なのかわずかに競り負けたが、改めての能力の高さを示してくれた。

一方で相手関係に関しても、当然キーワードは適用される。力のある馬をシンプルに指名していく必要があると考えていた。

ただ、ひとつ問題があった。それは

3歳馬2頭の選択

当然、どちらかを馬連の相手1番手にもってくることは決めていた。だが、単に的中するということではなく「儲ける」という点を考慮すると、両方は買えない。

結果としてはセリフォスを相手1番に指名し、ダノンは「来ても3着までの危険な人気馬」として有料会員様に公開!しっかり射止めることができた。

参考⇒先週の的中実績

 

3歳馬2頭の選択の決め手は状態!

では、どうしてセリフォスを上に見たのか?

もちろん、斤量面に2キロの差があったことも大きいが、それ以上に

「状態面に差があった」

という部分を重視した。

実は、レース後、元騎手のアンカツこと安藤勝己さんが次のようなツイートをしていたのを目にした。

まさに同感で、セリフォスは狙いにきた仕上げをしていたが、ダノンはそうではなかった。

上で記したキーワードの理由を改めて見直してほしい。

細かいことを抜きに、今一番「強い」と思える馬。そして「状態が良い」と思える馬。

強い(と私たちが思った)ソウルラッシュと、状態が良いが良いセリフォスがしっかり決めてくれたのだ。

 

来年も、この考え方で

要するに、結果としては、私たちの見解はドンピシャだったのだ(笑)

だが、言うまでもないが「どうだ!凄いだろう」などということが言いたい訳ではない。

繰り返しになるが【富士ステークス】は来年以降も続くのだ。

再びあなたが【富士ステークス】に挑まれる際に、ぜひ、今回の私たちの考え方を参考にしてほしい!

ただ、それだけだ。

いつもとは違うテイストの回顧にはなったが、最後までお付き合いいただいた感謝した。

大分早いが、来年の【富士ステークス】も一緒に勝つぞ!!!」

 

【富士ステークス 2022】のレース後の関係者のコメント

レース後のコメント
1着 セリフォス(藤岡佑介騎手)
「春から確かに成長している感じはありました。テンションはどうかと思いましたが、春よりも落ちついていて、ポジションは決めずに行きました。レースは、緩急がついた流れで楽な流れではなかったのですが、ダノンスコーピオンやソウルラッシュを見る形で進めて、直線に向いた時には負けないだろうという手応えでした。欲を言えば、次にGIを目指す馬としては、もう少し反応が欲しかったところですが、成長は感じられました。あとはGIタイトルだけです。GIホースとなる資格がある馬だと思っているので、次は頑張ってほしいです」
(中内田充正調教師)
「良い内容で走ってくれました。道中リキんでいるところもありましたが、まだ3歳馬でこれからというところでしょう。体はしっかりしてきました。夏を越して1つ成長してきたところは調教でも見られ、今日のレースでもやっぱり成長していると思いました。次はマイルCSですが、阪神コースに変わることは気にしていません。今日は重量が54キロでしたから、次に同じ負担重量になった時、今日と同じ脚が使えるのか、次が本当の力試しだと思っています」
2着 ソウルラッシュ(松山弘平騎手)
「ダノンスコーピオンの後ろで、いい形でリズム良くレースを選ぶことができました。直線では手応え十分で脚を使ってくれたのですが、勝ち馬の決め手にやられた形です。とてもいい馬です」
4着 ピースオブエイト(三浦皇成騎手)
「外枠からリズム良くレースを進めることができて、マイルの距離でもしっかり脚を使えることを示してくれました。前の馬とは離れましたが、この馬もしっかり脚を使っています」
5着 エアロロノア(岩田望来騎手)
「しっかりと馬群の中を縫ってくるという、これまでと違った形の競馬で頑張ってくれました。上位馬が外枠の馬という中で、内枠からよく頑張っていると思います」
6着 ピースワンパラディ(戸崎圭太騎手)
「スタートを出て両側から挟まれる形になって、ブレーキをかけることになりました。その分リズムが悪くなりました。最後に盛り返しているだけにもったいないレースでした」
7着 タイムトゥヘヴン(福永祐一騎手)
「一歩目は上手にゲートを出たのですが、二の脚がなくいつもの後方の位置になりました。流れも落ち着いて今日は内枠でしたから、長く良い脚を使うこの馬向きの形になりませんでした」

(via ラジオNIKKEI

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