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函館スプリントステークス 2020【回顧】勝ち馬は別格!その他では?

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】函館スプリントステークス 2020 における勝負の明暗

2020年 6月21日(日) 1回函館4日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(特指) 芝 1200m 16頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
3 6 ダイアトニック 牡5 58 武豊 1.07.5      02-02 33.9 1 2.5 474 +2 (栗)安田隆行
8 16 ダイメイフジ 牡6 56 菱田裕二 1.07.8 2    01-01 34.4 10 34.4 534 +2 (栗)森田直行
5 10 ジョーマンデリン 牝4 54 岩田康誠 1.07.9  1/2    04-04 34.0 3 7.5 482 0 (栗)清水久詞
5 9 フィアーノロマーノ 牡6 57 藤岡康太 1.07.9    07-07 33.8 4 9.3 558 +2 (栗)高野友和
B4 8 シヴァージ 牡5 56 藤岡佑介 1.08.0 クビ    13-13 33.5 6 10.8 498 -2 (栗)野中賢二
4 7 ライトオンキュー 牡5 56 古川吉洋 1.08.1  1/2    04-04 34.3 2 5.1 512 +4 (栗)昆貢
2 3 エイティーンガール 牝4 54 坂井瑠星 1.08.2  1/2    11-12 33.8 5 10.2 448 0 (栗)飯田祐史
3 5 ティーハーフ 牡10 57 国分優作 1.08.2 ハナ    14-13 33.6 12 74.2 472 0 (栗)西浦勝一
1 2 マリアズハート 牝4 54 大野拓弥 1.08.2 クビ    14-15 33.6 7 17.4 492 +4 (美)菊沢隆徳
10 8 15 メイショウショウブ 牝4 54 池添謙一 1.08.3  1/2    04-04 34.4 9 24.3 492 -4 (栗)池添兼雄
11 6 11 アリンナ 牝6 54 丹内祐次 1.08.4  3/4    11-11 34.0 13 90.2 448 +4 (美)上原博之
12 2 4 スイープセレリタス 牝4 54 丸山元気 1.08.5 クビ    16-15 33.8 8 23.0 510 +8 (美)藤沢和雄
13 6 12 グランドボヌール 牡6 56 城戸義政 1.08.5 ハナ    03-03 34.8 11 40.7 488 0 (栗)鈴木孝志
14 B1 1 スリーケープマンボ セ5 56 竹之下智 1.08.7 1 1/4    07-07 34.6 15 185.0 484 -8 (栗)武英智
15 B7 13 リュウノユキナ 牡5 56 横山和生 1.08.7 クビ    07-07 34.6 14 140.9 496 -6 (美)小野次郎
16 7 14 ミキノドラマー 牡7 56 勝浦正樹 1.09.0 1 3/4    07-07 34.9 16 402.8 496 +2 (美)南田美知

 

梅雨のない北海道らしい、爽やかな好天の中で行われた【函館スプリントステークス】。

優勝したのは1番人気のダイアトニックだった。

 

レース回顧といえば、普通は「勝ち馬の勝因は?」といったような話が中心になるはず。

だが、ダイアトニックに関しては、そういったことを語る必要はなさそうだ。

位置取りだとか、展開だとか、細かいことを語る必要性を全く感じない。

シンプルに言って、ここでは力が全く違った。

 

メンバー中で唯一となる58キロを背負いながら!

余裕たっぷりで後続に2馬身もの差をつけた。

私たちは、レース前の段階で会員様にご提供した解説文(当然、ダイアトニックは軸馬だった)の中で

スムーズなら勝っていた!とまでは言わないが「内容では勝ち馬に極めて近かった」ということは十分に言えるはず。
しかも、その【高松宮記念】はデビュー以来初の1200Mだったのだ。いかにスケールの大きな馬であるかがわかるのではないだろうか。
要するに、ここではモノが違う。

といった旨を記した。

まさしく、この通りだったのではないだろうか。

 

これだけの走りを見せながら、今回がまだ「芝1200M2戦目」。

更に進化できる余地は大きく、秋のG1【スプリンターズステークス】では間違いなく主役候補の1頭だろう。

名門・安田隆行厩舎から!ダイアトニックの父でもあるロードカナロアやカレンチャンに続き、またも短距離王が誕生するか!?

とにかく、怪我をしないことだけを祈りたい。

 

その他で魅力的な馬はいたか?

勝ち馬は別格だが、当然、その他にも魅力的な馬はいた。

中でも1頭を挙げるなら、3着のジョーマンデリンだろう。

実は、今回の条件での激走は容易ではないと考えていた。

確かに、3勝クラス快勝となった前走【UHB杯】(今回と同じ函館芝1200M)は勝ちっぷりも走破時計時計(1分7秒5は今回のダイアトニックと同じ)も良かった。

 

重賞でも好走!

素材そのものは、重賞でも通用するレベルであることは明白。

だが、ここは相手関係のレベルが高い。

ダイアトニックはもちろんだが、その他にも今後はG1での活躍も狙えそうなライオンキューやフィアーノロマーノが出走していた。

それだけに!

周囲からの圧力の違いで苦労するのでは?

今回、強豪に揉まれる経験&苦戦をすることで、次走以降に飛躍するのでは?

などと考えていたが、、、そういった心配は必要なかったようだ。

 

センス抜群

スタートが上手い、そして鞍上の指示に対して非常に素直。

わかりやすく言えば、競馬センス抜群!

それだけに、圧力を受けるような位置でレース運びをしなくてすむ。

つまり、自分の力を十分に出し切れる。

だとすれば、上でも記した通り素材そのものは重賞でも通用するのだから、好走して当然だったのかもしれない。

 

さて、前走&今回こそ函館でのレースだったが、元々新馬勝ちは東京。

また、今年の4月には阪神コースでも好走しているように、コース云々が問題になるタイプではない。

今回見せた抜群のセンスやレース運びなども含め、現状では

スキらしいスキがない馬

と言えるのではないだろうか。

今年9月の【スプリンターズS】は、賞金の都合もあるだろうから現段階では出走できるかどうかはわからないが、近い将来はG1での勝ち負けも可能!

そのように考えている。

 

未来の主役は誰だ?

ダイアトニック、ジョーマンデリン、この2頭は間違いなく素晴らしい。

だが、あともう1頭だけ!紹介しておきたい馬がいる。

その馬を今回の「未来の主役」としたい。

 

9着・マリアズハート

現状、重賞で戦うには、スタートがやや遅いのかもしれない。

前半から、最後方に近い位置でのレース運びを余儀なくされた。

実はオープンクラスで2着に好走した前走【春雷S】もスタートで遅れて最後方から。それでも2着まで追い上げたが、さすがに重賞初挑戦となるここは勝手が違ったようだ。

それでも、上がり3ハロンでは2番目のタイムをマーク!

力がなければ、こういった脚を使うことはできない。

もう少し経験を積んで、スタートが改善されるようになってくれば!

大一番での活躍も見えてくるのかもしれない。

まだ4歳馬だ!追いかけていこうじゃないか。

 

レースを見逃した方はこちらからどうぞ

 

【函館スプリントステークス 2020】のレース後の関係者のコメント

レース後のコメント
1着 ダイアトニック(武豊騎手)
「ハナを切っても良いくらいの気持ちもありましたから、スタート良く迷うことなく、前に行きました。初めて騎乗しましたが、高いスプリント能力を感じます。今後が楽しみですね」

2着 ダイメイフジ(菱田裕二騎手)
「良いリズムで逃げられました。勝ちたかったですが、よく頑張ってくれました」

3着 ジョーマンデリン(岩田康誠騎手)
「3勝クラスを勝ったばかりで、よく走っています。ずるい所があるので、そういったところが解消すればもっとやれると思います」

4着 フィアーノロマーノ(藤岡康太騎手)
「スタートは良かったのですが、1200mで促しながらになってしまったので、あの位置になりました。もう一列、前が欲しかったのですが、よく追い上げています」

5着 シヴァージ(藤岡佑介騎手)
「枠なりの競馬になってしまいました。もう1つ2つ内へ入れていれば、2着争いは、際どかったと思います」

6着 ライトオンキュー(古川吉洋騎手)
「レースの間隔が開いた分でしょうか。この馬の能力からいって、ここまで動けないわけがありません」

(via ラジオNIKKEI 

 

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