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ホーム勝負の明暗【先週の重賞回顧】NHKマイルC 2024 など⇒調教は「メンタルチェック」の時代へ!各重賞の未来の主役もご紹介

【先週の重賞回顧】NHKマイルC 2024 など⇒調教は「メンタルチェック」の時代へ!各重賞の未来の主役もご紹介

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、私たちなりの視点で、レース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

NHKマイルC 2024 の回顧&未来の主役

2024年 5月 5日(祝) 2回東京6日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第29回NHKマイルカップ
3歳・オープン・G1(馬齢) (牡・牝)(国際)(指定) 芝 1600m 18頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
8 16 ジャンタルマンタル 牡3 57 川田将雅 1.32.4      03-03 33.9 2 (栗)高野友和
7 14 アスコリピチェーノ 牝3 55 ルメール 1.32.8 2 1/2    05-03 34.2 1 (美)黒岩陽一
3 6 ロジリオン 牡3 57 戸崎圭太 1.32.9 クビ    08-06 34.0 10 (美)古賀慎明
6 12 ゴンバデカーブース 牡3 57 モレイラ 1.32.9 クビ    09-09 33.9 4 (美)堀宣行
2 4 イフェイオン 牝3 55 西村淳也 1.33.2 1 3/4    06-06 34.4 13 (栗)杉山佳明
4 7 チャンネルトンネル 牡3 57 岩田望来 1.33.3 クビ    11-10 34.2 12 (栗)福永祐一
2 3 ディスペランツァ 牡3 57 鮫島克駿 1.33.3 ハナ    12-10 34.1 6 *(栗)吉岡辰弥
5 10 ウォーターリヒト 牡3 57 菅原明良 1.33.4  1/2    12-10 34.2 14 (栗)河内洋
8 18 アルセナール 牝3 55 横山武史 1.33.4 ハナ    17-17 33.8 5 (美)木村哲也
10 B4 8 エンヤラヴフェイス 牡3 57 菱田裕二 1.33.4 クビ    06-06 34.6 18 (栗)森田直行
11 8 17 ユキノロイヤル 牡3 57 石橋脩 1.33.5 クビ    15-14 34.1 17 (美)小野次郎
12 1 2 ノーブルロジャー 牡3 57 松山弘平 1.33.5 クビ    09-10 34.3 7 *(栗)吉岡辰弥
13 1 1 ダノンマッキンリー 牡3 57 北村友一 1.33.6 クビ    12-14 34.2 8 (栗)藤原英昭
14 6 11 アレンジャー 牡3 57 横山和生 1.33.6 クビ    15-14 34.2 15 (栗)昆貢
15 7 15 マスクオールウィン 牝3 55 岩田康誠 1.34.0 2 1/2    02-02 35.7 16 (美)牧光二
16 7 13 シュトラウス 牡3 57 北村宏司 1.34.0 ハナ    18-18 34.1 9 (美)武井亮
17 3 5 ボンドガール 牝3 55 武豊 1.34.9 5    03-03 36.4 3 (美)手塚貴久
18 5 9 キャプテンシー 牡3 57 M.デム 1.35.7 5    01-01 37.4 11 (栗)松永幹夫

まずは、心からの感謝を!

私たちキングスポーツにとっては、忘れられない【NHKマイルC】になった。

「2強対決ならコチラ」として、自信の不動軸に指名した16番ジャンタルマンタルが優勝!

「穴の激走があるならこの馬」として、レース1週前の段階より予告の☆穴馬に指名した、10番人気の伏兵ロジリオンが3着に好走!

その結果、厚めワイド勝負や3連単など、各種馬券を射止めることができた。

まずは両馬に対して、心からの感謝を申し上げたい。

参考→NHKマイルの勝利や特大12万馬券的中など、先週の成績速報

 

そんな私たちから皆様へ、今度の馬券的中へ向けて、何かヒントになることはないか、共有できることはないか、色々と考えてみた。

その結果、結局のところ、ジャンタルマンタルやロジリオンの指名に至った「考え方」こそが、何より役立つはずだとという結論に達した。

もちろん、各馬を指名した際に、解説文という形でご紹介した部分もあるので、目にされた方もいるだろう。

だが、人間の記憶とは曖昧なもの。

「結論」の部分は頭に残っても「その過程、考え方」は、意外と記憶に残りにくいもの。本当は、そここそが一番大事だったりするのに。

だから「大事なことは何度でも」ということで、皆様もこの機会に、記憶から消えないように、頭に叩き込んでほしい。

 

調教は「メンタルチェック」の時代へ

まずはジャンタルマンタル

ここまでの戦歴から、メンバー中で1番の実力馬と言える一方で、【皐月賞】では、3着ながら従来のレコードを0秒6も上回るタイムで走破(1分57秒2)

恐らく「反動」を気にされた方は少なくないだろう。だが、私たちは全く心配をしていなかった。

理由は、管理する高野厩舎、高野調教師の存在にある。

そのあたり、実際に有料会員様にご提供した解説文を、一部抜粋の形でご紹介したい。

「牝馬の高野厩舎」と言われるが(ナミュールやレイパパレなど、牝馬のG1馬を数多く出している)さすがは、繊細の牝馬の育成に優れているだけにあり、メンタルケアが抜群なのだ。

例えば、坂路調教で51秒台というハードなトレーニングはしてこない。
ジャンタルマンタルの場合も栗東坂路のベスト時計は54秒0。また、28日の1週前追い切りは59秒1で、G1に出走する馬の追い切りとしては、極めてゆったりとしたものだった。

これは、皐月賞の疲れが残っているわけではなく、馬が気持ちよく調教ができる時計を意識しているようだ。
無理をさせないから、メンタルはもちろん、馬体の部分でもリラックスできるし、いざ実戦にいった時、フレッシュな状態で、存分に力を発揮できるのだ。

ちなみに、最終追いの栗東坂路も、全体時計56秒7と、例によって目立たない時計だったが、馬体は十分に引き締まっていたし、ラストは心地よさそうに伸びてきた。万全と言ってよいだろう、

調教というと、走破時計だったり、併走相手にどれだけ差をつけたりとか、ラストのキレはどうかとか、どうしても「走り」の部分に目が行きがち。

だが、今の時代はそうではない。

競走馬のレベルが上がり、また芝のコンディションも常に良く、どうしても高速決着になりがち。その分、馬のダメージは残りやすい。だからこそ「いかに馬をリラックスさせているか」調教で見るべきは、その点になってくる。メンタルチェックだ!

今はその筆頭格が高野厩舎だが、今後、そういった厩舎が増えてくれば、都度お伝えしていきたい。

 

5月前半G1は前が止まらない

続いては、10番人気ながら3着に頑張ったロジリオン

指名した背景には「5月前半G1は前が止まらない」という極めて重要なポイントがある。

以下、実際にご提供した解説文の一部抜粋。

前の馬が積極的に飛ばしていっても、馬場が良い分、彼らも良い上がりが使えてしまう。それを後ろの馬が差し切るには、常識ハズレの脚を使う必要が出てくることを意識したい。

例えば2020年のNHKマイルCは、レースの前半3ハロン通過が34秒1。
これは「直近5年の安田記念の前半3ハロン通過タイムよりも速い」

つまり、3歳馬としてはかなりのペースでレースが流れているのだが上位2頭は4角を先頭&2番手までで通過した2頭。特に優勝したラウダシオンは、上がり3ハロンでも34秒4の脚を使っている!

対して、唯一、4角通過二桁順位の中で掲示板に食い込んだ、5着のルフトシュトローム(14番手通過)も、頑張って追い込んだが、上がり3ハロンは34秒0。
(中略)
とにかく、ある程度の位置でレースが運べるスピードは必須条件!

ロジリオンの場合、早い段階から【NHKマイルC】を春の最大目標にしていた。

だから左回りにこだわったローテーションになったのだが、そうなると必然的に1400M中心のローテになる。(NHKマイルCへのステップとなるマイル重賞は右回りばかり)

それが結果的には功を奏したことは間違いないだろう。余裕をもって、レースの流れに乗れていた。

来年以降、皆様が【NHKマイルC】を予想する際は、「余裕をもってレースの流れに乗れるほど、スピードを鍛えられたきた馬は誰か?」という部分を大事にしてほしい!

 

タイトな競馬を乗り越えて

では最後に、今後に期待したい未来の主役をご紹介。

もちろん上位2頭の強さは抜けているし、ロジリオンも今後の飛躍が楽しみだ。

それを前提に、考え方も含めて、覚えておいてほしいという意味で、13番人気ながら5着に頑張ったイフェイオンをご紹介したい。

落ち着いた手応えでの好位追走から、直線では前にいたアスコリピチェーノらのごちゃつきに巻き込まれかけるも、見事に乗り越えて、強豪を相手に掲示板を確保した。

13番人気とはいえ、単勝オッズは148倍だから超大穴。そんな馬の頑張りに驚かれた方も多いと思うが、私たちには予感があった。

その理由は、前走【桜花賞】の敗因だ。

結果は11着。だが、初めて経験するタイトな競馬に戸惑ったようで、レース中にファイトしてしまい、全くまともにレースができなかった。

とはいえ、考え方によっては「ハイレベルなG1を経験しながら、まともに走っていない分、疲労が残らなかった」ともいえる。

そのパターンは3年前の【桜花賞】でもあった。メイケイエールの暴走に絡まれる形になったソングラインが、まともに走ることなく15着に敗戦。

だが【NHKマイルC】では、あり余った体力を爆発させるかのように2着に激走した!

このように「まともに走れず、余力が残っている桜花賞組がNHKマイルCに出てくる場合、大仕事の可能性あり」

もちろん、それ相応の底力が必要なことは大前提にせよ(ソングラインはOP勝ち、イフィオンは重賞勝ちの実績があった)この考え方は覚えておいて損はないと思う。

イフェイオンの今後に期待しつつ、頭に入れておいてほしい!

京都新聞杯 2024 の回顧&未来の主役

2024年 5月 4日(祝) 3回京都5日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第72回京都新聞杯
3歳・オープン・G2(馬齢) (国際)(指定) 芝・外 2200m 15頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
1 1 ジューンテイク 牡3 57 藤岡佑介 2.11.2   03-04-04-05 33.6 8 (栗)武英智
3 5 ウエストナウ 牡3 57 横山典弘 2.11.4 1 01-01-01-02 34.0 5 (栗)佐々木晶
4 7 ヴェローチェエラ 牡3 57 川田将雅 2.11.5  1/2 10-10-11-08 33.7 2 (栗)須貝尚介
8 14 アドマイヤテラ 牡3 57 M.デム 2.11.7 1 1/2 10-11-08-03 34.3 6 *(栗)友道康夫
8 15 キープカルム 牡3 57 武豊 2.11.7 クビ 12-13-11-08 33.9 4 (栗)中竹和也
7 12 インザモーメント 牡3 57 鮫島克駿 2.11.8  1/2 07-07-04-04 34.2 1 (栗)田中克典
7 13 タガノデュード 牡3 57 古川吉洋 2.12.1 1 1/2 15-15-15-12 34.0 14 *(栗)宮徹
3 4 ギャンブルルーム 牡3 57 浜中俊 2.12.3 1 1/4 07-07-08-08 34.4 9 (栗)大久保龍
B6 11 ライフセービング 牡3 57 田口貫太 2.12.3 クビ 12-13-13-14 34.1 15 *(栗)宮徹
10 4 6 ファーヴェント 牡3 57 松山弘平 2.12.6 1 3/4 03-05-04-05 35.0 7 (栗)藤原英昭
11 6 10 ハヤテノフクノスケ 牡3 57 和田竜二 2.12.7 クビ 03-03-02-01 35.3 11 (栗)中村直也
12 2 2 スカイサーベイ 牡3 57 西村淳也 2.13.0 2 07-07-08-12 35.0 13 (栗)池添学
13 2 3 オールセインツ 牡3 57 岩田康誠 2.13.5 3 12-11-13-15 35.2 12 *(栗)友道康夫
14 5 8 ベラジオボンド 牡3 57 岩田望来 2.13.9 2 1/2 03-05-04-08 36.2 3 (栗)上村洋行
15 5 9 プレリュードシチー 牡3 57 幸英明 2.15.7 大差 02-02-02-05 38.3 10 (栗)高橋義忠

 

先につながらないのか?

今年の【京都新聞杯】には、いわゆる「目玉」になるような馬はいなかった。

その証拠に、1&2番人気の2頭は、前走で条件クラスを走っていたような馬。
(1番人気インザモーメントは、以前、重賞に出走した経験はあるが、馬券に絡んだことはない)

言い方は悪いかもしれないが、実績のない馬に、夢を託したくなってしまうメンバー構成だったということ。

となると、当然皆様は

「レースのレベルが低かったのか?先には繋がらない重賞なのか?

とお考えになるかもしれないが、私の感覚からすると、決してそんなことはない。

というのも、今回は、非常に難しいレースの流れだったのだ。

前半はスローの展開から、向こう正面の下り坂から一気にペースが上がった。

京都外回りコースにありがちといえば、ありがちな流れかもしれないが、ただ、経験の少ない3歳馬にとっては、戸惑いもあっただろう。

だが、動じない馬がいた!

 

「総合力」が抜群だ!

それが、優勝したジューンテイクだ。

【朝日杯FS】で4着、前走もオープンの【若葉ステークス】で4着など、十分な実績がありながら、8番人気にとまどったのは、どうしても本気で走らない面があるという、精神的な若さを疑問視した方が多かったのかもしれない。

だが、今回はそういった若さを全く見せることがなかった。

優勝したジューンテイク

終始レースに集中しており、難易度の高い流れに全く戸惑わず。

最内1枠が良かった部分もあるだろうが、終始スムーズな走りからは驚くほどの競馬センスを感じたし、最終的に2着には1馬身差だったが、恐らく、それ以上の余裕を残してのゴールだったように感じた。

競馬は走力面が大事なのは当たり前だが、その走力を出し切れるだけの精神力、センスがなければ意味がない。

ジューンテイクは、現状、驚くほどの脚があるとまでは感じないが「総合力」という点でいえば、世代でもトップクラスではないだろうか。

だからこそ、レース後、藤岡佑介騎手は

「ダービーにチャレンジできる馬」

という趣旨のコメントを残したのだろう。

8番人気だったからと言って、フロック視は禁物。迷わずに、未来の主役に指名する!

新潟大賞典 2024 の回顧&未来の主役

2024年 5月 5日(祝) 1回新潟4日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第46回新潟大賞典
4歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝・外 2000m 16頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
8 16 ヤマニンサルバム 牡5 58 斎藤新 2.00.1      01-01 34.4 7 (栗)中村直也
7 13 キングズパレス 牡5 56 松岡正海 2.00.1 ハナ    09-07 33.6 3 (美)戸田博文
1 1 ヨーホーレイク 牡6 59 荻野極 2.00.3 1 1/2    09-10 33.5 2 (栗)友道康夫
2 4 デビットバローズ 牡5 56 横山典弘 2.00.5 1 1/4    03-04 34.3 6 (栗)上村洋行
6 11 リフレーミング 牡6 57 丸田恭介 2.00.6  1/2    14-14 33.7 5 (栗)鮫島一歩
5 10 ファユエン 牝6 53 菊沢一樹 2.00.7 クビ    14-16 33.6 15 (美)勢司和浩
7 14 マイネルクリソーラ 牡5 56 丹内祐次 2.00.9 1 1/2    09-10 34.1 4 (美)手塚貴久
4 7 ノッキングポイント 牡4 57.5 杉原誠人 2.01.0  1/2    03-03 34.8 8 (美)木村哲也
4 8 ブレイヴロッカー 牡4 56 太宰啓介 2.01.0 クビ    14-14 34.0 9 (栗)本田優
10 3 5 ダンディズム セ8 57 富田暁 2.01.1  1/2    12-12 34.2 12 (栗)野中賢二
11 8 15 レーベンスティール 牡4 58 津村明秀 2.01.1 ハナ    07-06 34.7 1 (美)田中博康
12 3 6 セルバーグ 牡5 57 丸山元気 2.01.2  1/2    02-02 35.3 11 (栗)鈴木孝志
13 6 12 シーズンリッチ 牡4 57 大野拓弥 2.01.6 2 1/2    05-04 35.2 13 (美)久保田貴
14 5 9 カラテ 牡8 59.5 国分優作 2.01.7  3/4    07-07 35.0 10 (栗)辻野泰之
15 2 3 ヴァンケドミンゴ 牡8 54 角田大和 2.01.8  1/2    12-12 35.0 16 (栗)藤岡健一
16 1 2 ホウオウアマゾン 牡6 58 佐々木大 2.02.0 1 1/4    05-07 35.4 14 (栗)矢作芳人

 

順位=能力順

いかなるスポーツにおいても、勝利した者、活躍した者は、何をおいても、称賛されるべきだ。

それは、大前提だ。

その一方で、勝利した者、活躍した者が「必ずしも能力上位だとは限らない」ことがあるのも事実。

特に競馬の場合は、どうしても「展開」だったり「馬場状態(内有利、外不利のような)」など、諸条件がレースに及ぼす影響が小さくない。

私の長年の予想家としての経験上「順位=そのまま能力順」だと思えたケースは、意外と少ない。

だが、今回の【新潟大賞典】は、その少ないケースに当てはまる一戦だと言わせてほしい。

ぜひ、上位3頭に注目してほしい。

優勝馬は大外枠で、3着馬は最内枠。

勝ち馬は終始先頭で押し切ったが、決して前有利だった訳ではない。2着馬は4角7番手で、3着馬は4角10番手。

要するに、外だろうが内だろうが、前にいこうが、中団だろうが、後方だろうが、どの位置からでも存分に力を発揮できる条件下でのレースだったということ。

厳密にいえば、ハンデ戦ということで、多少は条件に差があったという見方ができるが、それでも私は「順位=能力順」のレースだったと考えている。

 

勝ち馬は当然だが

だから、当然、勝ったヤマニンサルバムには最も強さを感じた。

少々ムラのある馬ではあるが、得意とする左回りの中距離のG2、G3なら、今後も勝ち負けをしていく可能性は十分にある。

それを前提に、今回、その走りに目を奪われたのは、2着でゴールしたキングズパレス

実はこの馬、今回が昇級戦。3勝クラスを勝ち上がるのに7戦も要したが、実はその7戦中、6戦が「馬券圏内」

つまり「確実に安定して走るが、勝ちきれない馬」だったのだ。

そんな馬だけに、ここもボチボチ走るかとは思ったが、ボチボチどころか、2着とはいえ、勝ち馬とはハナ差!

それも、追われてからの反応の速さ、キレのあす動きは、上がり3ハロン2番目(33秒6)という実績以上に迫力を感じた。

何だか、昇級を機に、一皮むけた印象を受ける。

だとすれば、これからが楽しみではないだろうか。左回り巧者のヤマニンサルバムとは違い、得意条件には幅がある。その分、活躍のチャンスも大きそうだ。

個人的には、夏の中距離重賞あたりをひとつは勝つのではないかと考えている。未来の主役に指名し、追いかけていきたい!

 

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